基礎データ
全国図鑑 | No.0297 |
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ホウエン図鑑 | No.049 |
コーストカロス図鑑 | No.096 |
アローラ図鑑 | No.069 |
パルデア図鑑 | No.117 |
ローマ字表記 | Hariteyama |
ぶんるい | つっぱりポケモン |
タイプ | かくとう |
たかさ | 2.3m |
おもさ | 253.8kg |
せいべつ | 75%♂・25%♀ |
特性 | あついしぼう/こんじょう/ちからずく(隠れ特性) |
おとしもの | マクノシタのあせ |
タマゴグループ | ひとがた |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | ハリテヤマ | 張り手+○○山(四股名) |
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Hariyama | 日本語名に同じ |
韓国語 | 하리뭉 | 日本語名の音写+monster(英語でモンスター) |
中国語(簡体字) | 铁掌力士 | 铁掌(tiězhǎng、鉄の手のひら)+力士(lìshì) |
中国語(繁体字) | 鐵掌力士 | 鐵掌(tiězhǎng、鉄の手のひら)+力士(lìshì) |
中国語(大陸・香港・台湾) | 超力王 | 超級(chāojí、超・スーパー)+力量(lìliang、力)+王(wáng) |
ヒンズー語 | हरियामा | 英語名の音写 |
ロシア語 | Харияма | 英語名の音写 |
タイ語 | ฮาริเทยามะ | 日本語名の音写 |
進化
マクノシタ → ハリテヤマ(レベル24)
概要
第3世代『ルビー・サファイア』から登場したマクノシタの進化系。
体がより大きくなって横綱のような貫禄になっており、名前の由来も「張り手+○○山(双葉山など、力士によくある名前(四股名)」から。もし初代に登場していたら実在人物から名前をとられていたのだろうか。
その名の通り相撲を得意とし、毎日色んな場所で相撲の稽古に励んでは、体の大きなポケモン達と力比べをすることを好む習性を持っている。
強烈な張り手は電信柱を真っ二つにし、10トントラックをたやすく吹っ飛ばし、走ってくる列車も真正面から止めてしまうほど。
その力の秘密は、太っているような外見に反して体が筋肉の塊になっているから。全身に力を込めると筋肉は岩と同じ硬さになり、四股を踏んで地面を踏み鳴らしパワーを溜める。
しかし強さは体格で決まるものではなく、小さな個体は技を磨いて強くなるのだとか。
決して乱暴なポケモンではなく、気は優しくて力持ちを体現するかのように、戦った相手への敬意も持ち合わせている戦士の鑑。
年を取ると現役を引退するという概念が彼らにもあるようで、そうした個体は若いマクノシタ達に稽古を付けて暮らすようになる。
見た目に違わずオスの割合が多いものの、性別比率は3:1で普通にメスもいる。
ゲームでの特徴
RSE・ORAS
野生ではチャンピオンロードに生息している。マクノシタは石の洞窟でも出現するのでそこで捕まえて育てるのも手である。
BW・BW2
BW2でのみ、ヤグルマの森にある隠し穴で出現する。マクノシタは野生出現しないのでタマゴを生ませよう。
XY
11ばんどうろとフレンドサファリ(かくとう)で登場する。こちらもマクノシタは野生で出現しない。
サンムーン・ウルトラサンムーン
ポニの広野で出現する。
ストーリーでは、メレメレ島のしまキング・ハラの手持ちで登場するが、SMでは四天王戦、USUMでは彼は四天王でない為、殿堂入り後のリリィタウンでの手持ちで登場。
図鑑によるとかつてアローラ地方にはマクノシタは元々いなかったが、他の地方から連れてこられた結果メジャーなポケモンとなったらしい。実際の相撲でも過去に高見山・小錦・曙・武蔵丸とハワイ出身の力士がいたため、それが元となってると思われる。
スカーレット・バイオレット
第8世代のソード・シールドでは登場しなかったが、第9世代ではポケモンSVのパルデア地方で登場。
南3・6番エリア、東3番エリア、西2・3番エリア、北3番エリア、ベイク空洞、ナッペ山、プルピケ山道と生息している。1体のハリテヤマと共に4体群れで出没することがある。
本作ではバイオレット版のみパルデアの大穴でテツノカイナというハリテヤマの未来の姿とされるポケモンが登場するが…?
上記のテツノカイナの影響でこちらはニクノカイナなどと呼ばれているとかいないとか。
何かとネタにされる思い出し技の「しおみず」は、汗ではなく力士が取り組み前に撒く塩のイメージだと思われる……とか言ってたらポケモンSVで倒した時の素材に「マクノシタのあせ」が出てきてしまった。そして、「あさせのしお」を持たせるのが最も似合うポケモンであるが、あさせのしお自体が何の効果も持たないアイテムであるためにネタの域である。せめて「なげつける」で相撲を再現してあげよう。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
144 | 120 | 60 | 40 | 60 | 50 | 474 |
鈍足で防御の数値も少々低めだが、なんと144という非常に高いHPのおかげで、耐久面はカイリキーとほとんど変わらない。かくとうタイプらしく攻撃も十分に高い数値となっており、重戦車型のステータスと言える。ちなみにHPが極端に高いため、防御・特防に努力値を振ったほうが総合的に耐久力が高くなる。
特性はどちらも優秀で、状態異常で「こうげき」が上がる「こんじょう」と、ほのお・こおりタイプの攻撃に対しての耐性を得られる「あついしぼう」。
「こんじょう」は自ら状態異常になる持ち物「かえんだま」「どくどくだま」と怯ませ技「ねこだまし」を組み合わせ、ダメージを与えつつ状態異常になることで安全に発動させられる。
「あついしぼう」は元からある耐久力を活かし、ウルガモスやパルシェンなどに強く出ることができる。
どちらの特性もすぐには分からない上に分かった時は既に大きく戦況が傾いていることも多い。相手にしてみれば厄介なことこの上ないだろう。ダブルバトルでも有用である。
なお、隠れ特性「ちからずく」は一見すると有用そうに見えるが、対象となる技は不一致技ばかりで恩恵が薄い。「グロウパンチ」は適用技だが、せっかくの性能が無駄になってしまう。その辺はローブシンも同じなのでどっこいどっこいと言いたいが、ハリテヤマの場合「ねこだまし」も対象になるせいで「ねこだまし」で怯ませられなくなってしまい、ハリテヤマ本来の持ち味を無駄にしてしまいしかねないので対戦では非推奨だったりする。3色パンチなどを活用したいのであれば話は別かもしれないが。
見た目によらずかなり器用。三色パンチは勿論のこと、「ねこだまし」、「バレットパンチ」、「フェイント」と三種類の先制技を覚え、防御面では「ワイドガード」や「カウンター」、サポートでは「にほんばれ」や「てだすけ」といった技も覚えることができる。強いて言うなら豊富な先制技を持ちながらタイプ一致の「マッハパンチ」は覚えないのが少々惜しいところか。
また「はらだいこ」も覚え、これに味方の「トリックルーム」がかかろうものなら一気に無双ゲームの開始となる。上記の強力な特性と併せ、多くの型を作ることのできるカスタマイズ性の高いポケモンと言えるだろう。おかげで技スペースが足りなくなりがちに…。
なお関取であるが、相撲は国技じゃないッス!格闘技ッスー!といわんばかりに明らかにボクシング技の「インファイト」を自力で覚える。それどころかタマゴ技や教え技では相撲で反則行為となる上記のパンチ技まで覚える。まあ、使用する側としては困らないのでいいのだが。また、「つっぱりポケモン」であるが、決してガラが悪い方の「ツッパリ」ではない。
また、複数回攻撃するかくとう技「つっぱり」は登場後からBWまで専用技であった。威力が低すぎて対戦で採用されることはまずないのだが…。
第3世代
ねこだましやクロスチョップ、じしんやてだすけを覚える「殴れるサポーター」として、ダブルバトルで一定数使われた。
第4世代
ガブリアス対策のマンムー、ユキメノコ、グレイシア、ユキノオーといったこおり枠のこおりウエポンに対して「あついしぼう」により後出しが効いたのが強力であった。特にダブルでは霰パへの対策として一定数使われた。
第5世代
高火力と高耐久を併せ持つ上にハリテヤマと同じ「こんじょう」・「ちからずく」を持ったローブシンの登場により少々厳しい立場に立たされているが、もう一つの特性「あついしぼう」や前述の「ねこだまし」による安定した「こんじょう」発動などで充分に差別化できているため決して劣化にはならない。
ハリテヤマが覚えてローブシンが覚えられない技でも「インファイト」、「はらだいこ」、「バレットパンチ」など中々強力な技が多いため、相手によってはハリテヤマの方が有利に戦える場面も多いだろう。
第7世代
先制技を封じ込めかつ弱点まで突いてくる天敵の登場で仲良く肩身が狭い……。
第9世代
更に自身に似せたサイボーグ?であるテツノカイナが登場した。能力はこちらが負けてしまっているものの、向こうは「ぶちかまし」や「はたきおとす」や「ストーンエッジ」、「バレットパンチ」などを習得できず、タイプも特性も違うので下位互換になったとはいえない。また、今作ポケモンホーム解禁前で「ぶちかまし」を習得できるのはハリテヤマとイダイナキバのみである。
テツノカイナがテラレイドバトル要員として引っ張りだこであるが、同様の戦法ができるこちらも勿論テラレイドバトル要員として有用。旅パからそのまま使いまわせるし、特にスカーレット版はテツノカイナが登場しないのでソロだとより重要度が上がる。
地味に「とつげきチョッキ」型に喉から手が出るほど欲しかった技であった「ドレインパンチ」を獲得しているのも追い風。初のエスパー攻撃技「しねんのずつき」も習得した。
シーズン5で災厄ポケモンが解禁されたレギュレーションCルールでは、特性のあついしぼうとかくとうタイプの耐性でパオジアンとイーユイの一致技を半減にできるため、一定数需要が増加している。災厄ポケモンは全員あくタイプでかくとうが弱点のため、単純な殴り合いだと災厄ポケモン相手には負けないだろう。「ドレインパンチ」もあるため猶更である。但し、イーユイはサイコキネシス、パオジアンはサイコファングを覚えるため注意が必要。
シーズン5終盤にはいじっぱりABベースの「ゴツゴツメット」アタッカー・起点作り折衷型が上位層で使われるように。倒し切れない相手に対しては「ちょうはつ」と「はたきおとす」を入れて後続に任せるのがこの型の使い方。
シーズン5における使用率自体はシーズンの真ん中に入った頃がピークで、それを境に少しずつ低下。結局汎用性なら同じようなことができるテツノカイナの方が高いため元の木阿弥となった。ハリテヤマの場合は「バレットパンチ」との兼ね合い上どうしてもはがねテラスタルが必須に近く、テラスタルの融通性がない点で「あついしぼう」による耐性のアドバンテージを相殺してしまっているのである。
初期環境のダブルバトルで「かえんだま」の効果によって「こんじょう」の乗ったかくとうウエポンで相手を処理できる「ねこだまし」「ワイドガード」枠として偶に使われる。比較対象となるローブシンがリストラされているため「こんじょう」型でも他の劣化にならないという訳である。第5世代のシングルバトルにおいては能動性を重視して劣化を承知で「こんじょう」型を使う場合がメインであった(当時火力信仰が強かった上に差別化がそれほど重視されていなかったという時代背景もある)ため、それを考えると無理からぬことである。
シーズン1では使用率27位を記録しており、ぶっちゃけメジャー格に近い。特にリキキリンの「テイルアーマー」でハリテヤマを「ねこだまし」から守りつつ、ハリテヤマの「ねこだまし」でリキキリンの「トリックルーム」を通す型がシリーズ1当時のハリテヤマ入りの構築としては主流であった。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
漫画版
- トウキ(ポケスペ)
- ハラ(ポケスペ)
番外作品
ポケモンGO
2017年12月9日に、第三世代から最初に実装された50種類のうちの1つとして登場。
立ち位置としてはざっくり言うと「初心者から上級者まで頼れる」格闘タイプ。攻撃性能ではカイリキーやローブシンには及ばないもののそれらのポケモンに次ぐ高さを持っており、進化にかかる手間もカイリキー達より少なく済むのはうれしい。
進化前のマクノシタの出現率もワンリキーと同様巣を除けば低めだが、現在でも天候が曇りの時にはレアリティが低めな為街中でもそれなりの頻度で出現するのでアメ集めは比較的行いやすい。
また、2018年5月上旬に行われたイベント:バトルウィークではワンリキーやアサナン共々出現率が大幅にアップして遭遇しやすくなったため、この間にたくさん捕まえておいたトレーナーならば、育成にはそこまで苦労はしないだろう。
入手し易いメリットと高めの火力・HPに加え、かくとう技の組み合わせで特にダメージ効率が良いとされる「カウンター」と「ばくれつパンチ」の組み合わせを実現可能なので、カイリキー同様アブソルやバンギラスなどの強力なあくタイプポケモンのレイドバトルでは貴重な戦力になってくれる。
HPに秀で、倒されにくくヘビーボンバーも扱える為ジム防衛にも扱える。
ポケモンマスターズ
トウキ&マクノシタ
当初はマクノシタで、特定レベル、進化石、バディーズエピソードをクリアすると進化可能。
☆3恒常のテクニカルバディーズ。いわくだきにかわらわりといった威力が低い代わりに追加効果がある格闘技をメインに戦う。トレーナー技で攻撃2段階、防御・特防を1段階上げることができるので、耐久力もまずまず。傷薬で回復手段を持っているので、できることが意外と多いバディーズとなっている。
技
いわくだき | 50%の確率で相手の防御を1段階さげる |
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キズぐすり | 味方のHPを最大HPの約40%回復する |
かわらわり | 相手全体の場の物理ダメージ軽減状態や特殊ダメージ軽減状態を解除する |
驚きの嵐! | 自分の攻撃を2段階+防御と特防を1段階あげる |
バディーズ技
荒波の如き つっぱり | 相手の防御がさがっているほど威力があがる |
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パッシブスキル
ピンチ時威力上昇2 | ピンチのときは技の威力をあげる |
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アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- トウキのハリテヤマ
- テツヤのハリテヤマ
- ハマグリのハリテヤマ
- AG145話にてサトシがヤマブキの格闘ポケモンの道場主ハマグリの代理でハルカとバトルをする事になり、その前の特訓の時に登場。サワムラーのとびひざ蹴りを食らって吹っ飛ばされる。
- コゴミのハリテヤマ
- AG149話にて、バトルアリーナのアリーナキャプテン・コゴミのポケモンで登場。高い防御力と攻撃力を持ち、意外と素早く、ジュプトルの攻撃をかわしたり、よけようとするジュプトルの足を掴んで地面に叩きつけたり、攻撃してくるジュプトルに「きあいパンチ」を食らわせて倒した。
- 続くサトシのカビゴン戦では「つっぱり」や「きあいパンチ」を繰り出すが、カビゴンの高い防御力と体力に阻まれ、さらに「きあいパンチ」をかわされて手を負傷した隙を突かれ、カビゴンの「れいとうパンチ」で氷漬けになって敗れる。
- ハラのハリテヤマ
- ハラの切り札。サトシとの大試練ではピカチュウと対決。ピカチュウの技を次々と攻略し「10まんボルト」を余裕で耐えるタフさを見せ、「はらだいこ」で攻撃を最大にしてからのZワザ「ぜんりょくむそうげきれつけん」を繰り出すも、「でんこうせっか」でほとんどをかわされたことで仕留め損ね、ひざに「アイアンテール」を受けバランスを崩したところにZワザ「ウルトラダッシュアタック」をくらい敗れた。
- 116話では回想ではあるものの、リーリエの父モーンのゾロアークと対決。125話に於いて進化前であるマクノシタの頃から20年以上にわたり現役を続けている。
- ホウジのハリテヤマ
- 新無印7話のビードロカップ決勝で使ったポケモン。パントマイムで培った体幹を活かしたサトシのバリヤードに翻弄され敗れた。
その他
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- キハダのハリテヤマ
- 第46話「ドキドキ!オレンジアカデミー」で登場。リコ達はキハダ先生の授業をエクササイズをしながら受ける事となるが、まさしく張り手である。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- 4章でトウキの手持ちのマクノシタがサファイアとのジム戦中に「柔の奥義」によるエネルギーで進化する形で登場。
- 14章でハラの手持ちが登場。
関連イラスト
やっぱりこんな扱いもたまには…ある。
関連タグ
0296.マクノシタ→0297.ハリテヤマ→0298.ルリリ