ピクシブ百科事典

ロケット団のニャース

ろけっとだんのにゃーす

テレビアニメ「ポケットモンスター」シリーズのキャラクター。
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CV:犬山イヌコ

概要

アニメ『ポケットモンスター』シリーズに、ロケット団(R団)のムサシコジロウのパートナーとして登場するニャース。性別は♂。

初期からレギュラーとして登場し続けている数少ない存在。
英語名は「Meowth」。

二足歩行ができる、人間の言葉が喋れるなど、他のニャース(というより後者に関しては殆どのポケモンに)はない固有の特徴を持つ(テレパシーはできても人語を「喋る」のは、浜ちゃんヤドキングくぎゅフーパなど極めて稀)。これは自身の訓練の賜物である。スゲェ。
また、普段の運動量の賜物か、二足歩行ながら全力疾走するピカチュウに引けを取らない速度で走ることができる(それでも四足歩行の通常ニャースよりは遅いらしい)。

まだポケモンがゲームや漫画でしかなかった時期、元々ニャースはピカチュウ以上に知名度の低いポケモンでしかなかった。しかしアニメの放送が開始され、本稿のニャースが活躍したことで、ニャースというポケモンの知名度は一気に高まっていくことに。
「人間の言葉が喋れる」という最大の個性から、ニャースは人間の言葉が喋れるポケモンと勘違いされてしまうことも(喋れるのはあくまでもロケット団のニャースのみ)。


昔は田舎に住む1匹の野良ニャースで(家族が居ないという彼の台詞から、どうやらトレーナーに捨てられたらしい)、学校で行われた映画の放映会で映画の舞台である都会の街に憧れ、今は無きホリウッドにやってきた。
そこで出会った「マドンニャちゃん」というメスのニャースに惚れ、アタックを試みるが「人間だったら好きになれるかも」とあしらわれた結果、健気な猛特訓の末、本来は不可能な二足歩行や人間の言葉を習得した。
しかし元々方便で言っていたに過ぎなかったマドンニャちゃんからは、努力空しく「気持ち悪い」とバッサリ吐き捨てられてしまい、グレてしまった彼は流れ者となった末にロケット団へと入団し、当時訓練生だったムサシとコジロウのパートナーとして紹介され2人と出会ったのである(サイドストーリー12話)。

ちなみに、最初に覚えたのは「『い』はイテテの『い』」、2番めは「『ろ』はロケットの『ろ』」。後者についてはロケット団に入団する際の動機にも繋がっているらしい。

性格

過去の経緯から、ポケモンでありながらも人間の言葉を話すことが可能。また、様々なポケモンの言葉を翻訳することも出来る。一人称は「ニャー」で、二人称は「おミャー」。

ロケット団で教育を受けていたのか、様々な計画の考案やメカの設計・操縦が出来る等、他のニャースは勿論、並の人間以上に高い知性を持っている。
他にもギターを弾きながら歌う、爪で錠前を開けるピッキング能力(最初は失敗)、きのみを材料にして料理を作る、ビンの王冠でバッジを作る等、多芸である。
人の言葉が喋れるのが幸いし、人間に変装するのも得意で(見た目はどう見ても不自然だが)、サトシたちを含めてそれを見た者は誰も正体に気づかない。
ムサシがポケモンコンテストやパフォーマーコンテストに出場する際、所有ポケモンとして参加することもあり、他のポケモンたちと見事な連携を見せて好成績を叩き出している。その時は極力人間の言葉を控えて普通のニャースとして振る舞っている事が多い。


同じ猫をモチーフとしたポケモンに恋をすることが多く、件のマドンニャちゃん以外にも、ニャルマーチョロネコ(実はオスだった)に惚れた事があり、ハルカの手持ちになる前のエネコに対しても「ムサシのポケモンになってしまったらいろいろと酷い目に遭うから」という理由で、ムサシにボコボコにされるのを承知で逃がしている。
他にも映画『ピカチュウとイーブイフレンズ』では、メスであるニンフィアエーフィグレイシアリーフィアに恋して尽くそうとしていた。

逆に、サカキの寵愛を受けている自身の進化形ペルシアンや、スタイリッシュなニューラ、自分を超える悪賢さを持つアローラニャースなどに対しては敵意を向けることが多い。「長靴をはいたニャース」も彼へのメタファー的な存在である。


自らが悪の組織の一員であると自覚していることから、登場する度に様々な悪巧みをすることも多い。だが過去の挫折から悪に走ったためか根っからの悪党とは言えず、仲間のポケモンや強奪のターゲットとしていないポケモンに対しては思いやりや面倒見の良いところを見せることもある。
アーボドガースと遭難した際、彼らが「ポケモンに悪い者はいない。主が悪いからポケモンも悪いことをする」と言った時は、自分から悪事を考え行おうとする自分自身は何なのかと激しいショックを受けていた。

悪事を行う中、心の底のどこかでは心の安らぎを求めている繊細な面も持ち合わせており、自分を助けてくれた女性に思いを寄せ、そのポケモンになりたいと願ったり、ロケット団を抜けてでも恋したポケモンと駆け落ちしようとしたこともあった。
また、シンジに苛烈な訓練を強いられた末に捨てられ、サトシのポケモンになってからも苛まれているヒコザルに対しても同情し、自身の辛い日々や苦悩を話しながらも立ち直るよう励ましている。
サトシの手持ちとなる前のニャビーに対しても、彼の性格や境遇から一目置き仲間に誘うが、最終的に訪れた不幸から救える存在としてサトシに託した。

活躍

長年にわたってサトシのピカチュウを「レアなポケモン」として追い回しているが、誰がどう見ても自分がそのピカチュウよりも遥かにレアなポケモンであるのは間違いない
そのことは自覚しており、実際DP編において「喋るニャースとは珍しい」との理由でポケモンハンターJに捕獲された事もある。

ポケモンたちが主役のOVAでは、ムサシらの手持ちポケモンを引き連れてピカチュウたちを妨害しようとするが、マリルチラーミィの「うたう」で眠らされたり、彼らの作戦にはまって返り討ちに遭ったりするなど大概はロクな目に遭っていない。
しかし作品によっては成り行きでピカチュウたちと協力して問題を解決することもある。また、自身が言葉を話せるためか、R団のポケモンにナレーションの通訳がつくことは一切ない

サン&ムーン』では、ミミッキュによりあの世に逝きかけた際、ゴーストたちに見せられていた幻覚には猫のポケモンはいなかった。マドンニャちゃんやニャルマー等のことが尾を引いているのだろうか?
ちなみに出てきたポケモンは紳士プレイヤーから積極的に♀を狙われるサーナイトミミロップグレイシア

人語を解せるという独自性を活かし、ムコニャを結成していなければ、今頃とっくにロケット団内でも独特の地位につけ、ペルシアンの鼻をあかせただろうという考えが浮かぶが、それは残酷な考察だろう。
もっと残酷な推察をすれば、そもそもマドンニャちゃんの事をさっさと吹っ切ってロケット団なんかに関わらなければ、元々ファンシーポケモンなので、『言葉をしゃべれる不思議なニャース』として愛される存在になっていただろうとも浮かぶが…。
元々は普通の野生のポケモンで、ただ愛されたい為に努力していただけだったのに、何がどうしてこうなってしまったのだろうか…?

なお、アニメ版で最初期にシリーズ構成を手がけていた首藤剛志氏によれば、ロケット団のニャースが人間の言葉を喋れるよう設定したのにはちゃんとした理由があり、本来は最終回へ向けての重要な付箋となっていたらしい。詳細はポケモンの没プロットの記事も参照。

BW編

ニャース解雇

長い間サトシたちの敵役を続けてきたが、ベストウイッシュでは一時的にサトシたちの仲間に加わったことがある。その際に、アイリスにゲットされそうになる。しかもサトシたちと一緒に旅をすることになった。

常に狙われていることもあり、サトシのピカチュウはニャースに対しては基本、敵意を向けていて、無印の頃には握手したときにでんきショックを浴びせたことも。しかし、互いに困ったときは一時的に協力することもあり、その際に見せるピカチュウの優しい面にニャースが感動することも。→ニャピカ

エピソードN

Nからは初対面時に「なぜ君は人間の言葉を喋るのか?ポケモンにはポケモンの素晴らしい言葉があるはず」と聞かれてマジ引きしていたが、Nなりにニャースのことを気にしている様子(同放送回の電話クイズにて)。

ニャースの能力

覚えているメインの技は「ひっかく」と「みだれひっかき」。
ニャースの主力となる「みだれひっかき」だけは十分強く、アクロマ博士のマシーンで能力が限界まで引き出され人語が喋れなくなった時はみだれひっかきで竜巻ができた上、真空状態まで発生した。ある意味これと似ていなくもない。

初期には「かみつく」や「きりさく」を使った事もある。DP編103話では「つじぎり」を練習していたが、その話以後1度も使用していない(それでも、エンペルトに膝をつかせるほどの威力。SM編の描写から結局完全には習得できなかった模様)。

オレンジ諸島編の「おニャース様の島」の内容によれば、「言葉習得」の影響でネコにこばん」などの技習得や進化等の、"ポケモンとしての潜在能力"を殆ど使い果たしてしまっている模様。
バトルに関してかなり消極的であるため、普通のニャースより力では劣っていると思われるが、ニャルマーに恋をしたときは、サトシムクホークヒカリトゲキッス、ムサシのメガヤンマゲームでガチパとされているポケモンたちを"みだれひっかき"一撃で倒したことがあり、さらにはゴウカザルハブネークも追い詰めている為に、ポケモンとしてのレベルが低いとは言い難い。

フォローを挙げるとすれば、接近しての物理攻撃がメインなので、電撃が得意なピカチュウはもちろん、ゲストも含めて飛び道具がある接近を許さない相手には相性が悪い傾向にある。
また、元々本猫が望んでいた人間のような器用さや知性で、R団兵器の道具やメカを使えるのも、十分なフォローは可能。
敵にやられた場合は「やな感じ」という呪文を唱えながら「そらをとぶ」を使ってコミカルに逃亡(?)する他、グライダー煙玉を使ったシリアスな逃走も可能。


一応ポケモンであり、それも野生ポケモン扱いなためモンスターボールに入ることは可能だが、ロケット団に入るまでの間ずっと野良として生きてきたためか、本猫は敬愛するサカキを含め、特定の誰かに所有される気はない模様。
モンスターボールに入りそうになった場面は、上記BW編43でアイリスにゲットされそうになった場面、XY編79話で工場で作られたゴージャスボールにたまたま当たってしまった場面(後者では居心地の良いゴージャスボールの誘惑に負けそうになったシーンもあった)。

なお、肉球が濡れるのが嫌でを避けており、「水タイプまで弱点と化した」とファンに推測されている。

他の技(「技」と言えるかどうかは微妙)

わるだくみ」:作戦タイム、ニャース妄想など。
どろぼう」/「よこどり」:道具やポケモンを奪うR団の悪事。
うたう」・・・EDの歌は滅茶苦茶上手い(そもそもアニメ版の最初のEDからしてニャースの歌う「ニャースのうた」であった。他にも「ポルカ・オ・ドルカ」などでその腕前を確認できる)が、相手を眠らせる効果はない。どちらかと言うとテンポの速いにぎやかな曲が得意らしいというのもあるか?
だましうち」:ニャース解雇などの作戦など。一話限りの悪事でも途中まではそれなりに成功を見る事が多い。
じこあんじ」:自力でアクロマ製洗脳マシンの洗脳ビームに耐えるために訓練したが、全開出力には耐えられなかった。しかし、ムサシとコジロウの言葉によって洗脳を自力で解いている。何気に一度でアクロマの洗脳を打ち破れなかったサトシとピカチュウ以上の絆を見せつけている(後にサトシも同等以上の絆パワーを身に着けた)。

ポケモン翻訳機

なお、技ではないが人語を話す能力を使って他のポケモンの話を通訳することが多い。ニャースの最大の存在意義ともいえるポケモン翻訳機としての役目である(ただ、劇場版『ルギア爆誕』でピカチュウとサンダーの対話を通訳するよう要求された際には、「ニャーはポケモン翻訳機じゃニャい」と苦言を呈している)。

各ポケモンのトレーナーへの本来の気持ちをサトシらに伝えたり、口調や一人称など言語化されていないキャラクター性を視聴者側に伝える役割も担っている。
ポケモンの中にも、彼が人間とコミュニケーションを取る上で格好の存在であることを理解している者もおり、無印ではドククラゲ、オレンジ諸島ではゴースト、DP編ではデオキシスなどのポケモンに操られて強制的に翻訳させられた事もある。


ニャースが物語にいない場合は、「ピカチュウの顔芸」や「字幕ナレーション」や「絵吹き出し」などスタッフが工夫してポケモンの伝えようとしていることを視聴者に伝えようと表現するころもある。次回予告の場面では石塚運昇がポケモンたちの意思を言葉で表現したことがあった。
その他にも、Nや四天王のリョウ、エスパーのリラといったポケモンの言葉がわかるキャラクターが登場してポケモンの言葉を翻訳することもある(シトロンもポケモン翻訳機を開発しているが、完成させる日がくるかどうかは不明)。

ただしニャースも、全てのポケモンの言葉を理解できるわけではなく

などの言葉は翻訳が出来ない。

実際アニメではデオキシスが話す言葉に「宇宙の言葉は分からない」と話すが、デオキシス自身の力により強制的にニャースで翻訳出来るようになっている。
また劇場版では人造ポケモンマギアナの声はおろか心をソウルハートを介して聴きわける場面があった。
その他、自分らの仲間になったミミッキュの言葉は理解できるが、その内容の恐ろしさに翻訳を拒否しているというケースもある。

その他

  • R団のニャースが有名すぎるため、ニャースは元々人語を解す能力があるポケモンだと勘違いする人も多い。
    • そのためアニポケにおいては、次第に時間調整のため、ニャースが人語を喋ることを驚いたり珍しがったりするゲストを描写することすら少なくなっていく。


  • 元々二足歩行をしないポケモンであったが、最近はゲームでも影響を受け二足歩行する姿が基本となっていった。
    • 山下たかひろの『ポケモン4コマ百科』など、R団ニャースをモデルにしたであろうニャースが登場する二次創作も多い。


また、小説『ポケットモンスター The Animation』では、ポケモン学上「いるはずのない、いてはならない存在」というイレギュラーな立ち位置にされていた。


「R団のニャース」配布

『ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2 エピソードN』において、R団再登場記念して2012年12月7日から2013年1月10日まで、『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』ユーザー向けに「みだれひっかき」、「うたう」、「わるだくみ」、「よこどり」を覚え、「けむりだま」を持った「ロケット団のニャース」(おやは「Rだん」)が、ニンテンドーWi-Fiコネクションで配布された。技構成・持ち物もアニメ版を意識したものとなっており、特に「うたう」については普通のニャースは覚えないが特別に使用可能となっている。

余談

アニポケが始動し、アフレコを行った際、当初は全てのポケモンが人語を話す予定だったのが、声優たちの演技が素晴らしく、中の人たちが「鳴き声だけで感情を十分に表現できる」と述べて今の形式になったのは有名な話。これが、もしかすると今日までのアニポケの長寿番組化&ロケット団のニャースの原形になったのかもしれない。

関連イラスト

ギターをひくねこ
「やな感じー!!」



関連タグ

ロケット団 ムサシ(アニポケ) コジロウ(アニポケ) ロケット団のソーナンス そらをとぶ
ムコニャ:3人組のグループタグ
ニャース妄想:ボス妄想生活やニャース自身の妄想タグ

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