概要
アニメ「ポケットモンスター(無印)」の第二章で、全36話。
第1章である「カントー編」と第3章の「金銀編」の繋ぎの役割を持っているオリジナルエピソードであり、ゲームには登場しないオリジナルの舞台「オレンジ諸島」を巡る。
このシリーズでは、ポケモンリーグ四天王のカンナの登場や、言う事を聞かなかったリザードンが、サトシの言う事を聞くようになりエースポケモンの1体となるエピソードもあり、サトシがポケモントレーナーとして飛躍する重要なシリーズでもある。
また、これまでレギュラーだったタケシの代わりにアニメオリジナルキャラクターのケンジが旅を同行する。
ストーリー
ポケモンリーグのセキエイ大会終了後、サトシ達はオーキド博士のお使いでオレンジ諸島に住むウチキド博士の元へ行くが、トラブルで帰れなくなってしまう。
その後オレンジリーグの存在を知り、サトシが保護したラプラスに乗り、4つのジムを巡りながらオレンジ諸島の旅をすることとなった。
登場人物
主要人物
ポケモン研究者
ジムリーダーとヘッドリーダー
ジムリーダー
ヘッドリーダー
オレンジリーグ
本シリーズでサトシが挑戦するポケモンリーグ。
他の大会と違い規模は小さい(シゲル談)と言われているが、開設から300年以上の歴史があり、文化としてオレンジリーグの方が古い。
さらにオレンジリーグを制覇し殿堂入りしたトレーナーは、強いと評されることもある。
各島のジムリーダーに勝利し、更にウィナーズカップでヘッドリーダーに挑んで勝利することで、リーグ制覇となる。
オレンジ諸島のジム
ナツカン島、ネーブル島、ユズ島、リュウチン島にジムがあり、「サザンクロス(南十字星)」の肩書きを持っている4人のジムリーダーが待ち構えている(アニメオリジナルのジムリーダー)。
ジム戦では、セキエイ大会や今後サトシが挑戦する各ポケモンリーグのジム戦とは違い、「トレーナーがどのような状況で手持ちポケモンと協力しあえるか」を重点においてチェックしている。
- ナツカンジム
ナツカン島に存在するジムで、ジムリーダーはアツミ。
勝負はポケモンバトルではなく、「みずでっぽう射撃」や「なみのりレース」でみずタイプポケモンの技を競う。
ジムバッジはサクラ貝の「サクラバッジ」。
- ネーブルジム
ネーブル島に存在するジムで、ジムリーダーはダン。
最初にポケモンの力を一切使わない登山を行い、山を登り切ったトレーナーのみ対戦資格を与えられる。
勝負はポケモンバトルではなく、
…という、ポケモンとトレーナーのチームワークが試される「3本勝負」を行い、2勝した方が勝者となる。
ジムバッジはシラナミ貝の「シラナミバッジ」。
- ユズジム
ユズ島に存在するジムで、ジムリーダーはジギー。
最初にターゲットをポケモンの技で撃ち抜くテストを行い、それに合格したトレーナーに挑戦資格が与えられる。
勝負は、チャレンジャーが指定した3種類のタイプと同じタイプのポケモン同士をぶつけ合うシングルバトル…「タイプバトル」と呼ばれる形式で、2勝先取した方が勝者となる。
ジムバッジはリンボウ貝の「リンボウバッジ」。
- リュウチンジム
リュウチン島に存在するジム(リュウチンホテルの中にある)で、ジムリーダーはルリコ。
勝負は2対2の「タッグバトル」(※)で、相手ポケモンを1匹でも戦闘不能にした瞬間勝利となる。
ジムバッジはルリ貝の「ルリバッジ」。
(※)…ゲーム本編でいう「ダブルバトル」だが、当時は未実装のためアニメオリジナルのネーミング及びルールとして実施。
ウィナーズカップ
オレンジリーグ最後の関門で、カンキツ島にリーグスタジアムがある。
ヘッドリーダー(ゲーム本編でいうところの「チャンピオン」)を務めるユウジとの「6対6のフルバトル」を制することで、オレンジリーグ殿堂入りを果たし、名誉トレーナーの称号と、ウィナーズカップが授与される。
関連タグ
ポケットモンスター(アニポケ第1シリーズ)(無印) アニポケ(アニポケシリーズ)
サン&ムーン 「島を巡るエピソード」というコンセプトが共通しており、リージョンフォームという島の環境による特殊なポケモンが存在している。
第1シリーズ内 前後リンク
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