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ポケモンリーグ(アニポケ)

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あにぽけにおけるぽけもんりーぐ

テレビアニメ版「ポケットモンスター」シリーズに登場するポケモンの最高機関のこと、およびポケモンリーグ本部が主催する試合のこと。

※ゲーム版「ポケットモンスター」におけるポケモンリーグは「ポケモンリーグ」を参照。

概要

テレビアニメ『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの最高機関で、第1シリーズから第6シリーズまで登場している。

ポケモンリーグ本部の最高責任者はタマランゼ会長が務めており、主な仕事は「各地のポケモンリーグ公式試合の開催・運営」である。

また、収益源の一つとして「公式グッズの制作・販売」もおこなっているようで、第1シリーズでサトシが被っていた帽子はポケモンリーグ公式キャップである。

このポケモンリーグが主催する各地方大会で優勝すること…つまり「ポケモンリーグ優勝」が主人公サトシの各地方での最終目的であり、リーグ編が始まるとたいてい新シリーズまたは新章が始まるフラグである。

余談だが、アニメでのポケモンリーグ開催中はいつもサトシ達にちょっかいを出してくるロケット団も観戦しているか、弁当やグッズを売って生計を立てている等、基本的に大人しくしていることが多い(例外は無印くらい)。

ゲーム版との大きな違い

「ポケモンリーグ本部が各地で定期的に開催する大会」という扱いになっており、対戦も予選と本選からなる各トーナメント形式で行われる。

リーグの優勝者は「リーグチャンピオン」の称号が与えられるも、あくまでも「アマチュア級のトレーナー達のチャンピオン」という意味合いが強く、各地方ポケモンリーグチャンピオンはおろかポケモンリーグ四天王にも遠く及ばないものとなっており、チャンピオンや四天王への正式な挑戦権自体もまだ得られない。

ポケモンリーグの上位版として、各地方で開催されたリーグを制覇した歴代チャンピオンだけが参加を許されるトーナメント戦「チャンピオンリーグ」と呼ばれる大会も存在。その大会で優勝する事で初めてポケモン四天王への正式な挑戦権を得る事が出来るのだが、四天王ならば何処の地方の者でも挑戦できる訳ではなく、あくまでも優勝したチャンピオンリーグの開催された地方での四天王に限定される。

わかり易く例えるなら、「カントーでのチャンピオンリーグへの参加は、カントーのポケモンリーグを制した歴代チャンピオンしか認められず、優勝してもカントーの四天王にしか挑戦を申し込めない」といった所である。

そして四天王の4人全員に勝利すれば、その地方のトレーナーの頂点である「チャンピオンリーグマスター(原作におけるポケモンリーグチャンピオン)」への挑戦権が得られ、地方チャンピオンの座をかけたバトルが行われる事になる。

これらに関しては、『アニポケDP』の35話にて、シンオウ四天王の一人であるゴヨウによって語られている。

上記の内容からも推察出来る通り、一トレーナーから地方のチャンピオンになるまでの道程は、「地方のバッジをコンプリートすれば四天王に挑める」という原作とは比べ物にならない程過酷な内容となっており、サトシシンジの様に各地方を回ってでもポケモンリーグを制しようとしているトレーナーでも、ポケモンリーグの時点で敗退してしまう展開が多くなっている。

なお、一部例外(ワールドトーナメントジュニア大会でのシューティーVSアデク)を除き、最後にチャンピオンとバトルしたりはしない。

※エキシビションマッチとしてチャンピオンVS四天王の戦いが行われる場合がある(例:ベストウイッシュ)。

各シリーズにおけるポケモンリーグ

第1シリーズ(無印編)

  • ポケモンリーグ・セキエイ大会

カントー地方編の終盤にカントー地方で開催された大会。

逆算すると256人ものトレーナーが参加しており(勿論、全員がジムバッジを8個獲得)、アニメのポケモンリーグの中でも規模は最も大きいものとなっている。

ポケモンリーグ予選1回戦から4回戦は水、岩、火、草といったフィールドで行われる。3vs3(シゲルは4回戦敗退でベスト32)、5回戦からはポケモンリーグ会場で3VS3である(サトシは5回戦敗退でベスト16)。6回戦からは6VS6の戦いとなる(ヒロシは6回戦敗退でベスト8)。

※オーキド講座によるとキャタピーで優勝したトレーナーがいた模様。

第2シリーズ『オレンジ諸島編』の舞台となるオレンジ諸島で行われているリーグ戦。

オレンジ諸島内にある4つのジム戦に勝利した者だけが、ウィナーズカップに出場できる。

6VS6でオレンジリーグのヘッドリーダー(他の地方でいうチャンピオン)・ユウジに挑戦し、勝利すると「オレンジリーグ名誉トレーナー」として認定され、殿堂入りを果たす事となる。

各地方のリーグよりもローカルなリーグという扱いになっており、名誉トレーナーになれてもリーグチャンピオンには及ばない事になっている。

ただしオレンジリーグは、開設から300年以上の歴史があり、文化としての歴史がある上、ユウジも世界に通用するレベルの実力者という描かれ方をされているため、殿堂入り自体が十分な実力のある証とみなされることも少なくない。

ちなみに、セキエイ大会や今後のシリーズでサトシが挑戦するポケモンリーグとは違い、ジム戦ではトレーナーがどのような状況で手持ちポケモンと協力しあえるかを重点においている。

サトシはユウジとのバトルに勝利し、殿堂入りをした。

この後はしばらく成績が振るわず、ベスト8止まりになることが多かったため、ファンの間ではオレンジリーグでの「殿堂入り」がサトシの最大の戦績とされることも多かった。

ジョウト地方編(金銀編)の終盤に開催。

ポケモンリーグ予選は3人1組で行い、一番成績の良い者が本戦に出場できる。

放送当時の2002年は日韓ワールドカップで盛り上がっていた時期でもあり、ジョウトリーグのシステムにも影響を受けたと思われる箇所が見られる。

サトシはハヅキに敗退し、ベスト8となった。

第2シリーズ(AG編)

本戦は全てフルバトルで行われる。

サトシはテツヤに敗退し、ベスト8となった。その後テツヤは、決勝戦でも勝利し優勝した。

第3シリーズ(DP編)

シンオウ地方で開催された大会。出場選手は64人

サトシは伝説のポケモンダークライを持つトレーナー、タクトに敗退し、ベスト4に終わった。タクトはその後ダークライ一体で決勝戦を圧勝し、優勝した。

第4シリーズ(BWBW2編)

  • カゴメタウン・ポケモンワールドトーナメントジュニアカップ
  • イッシュリーグ・ヒガキ大会

イッシュ地方で開催された大会。出場選手は128人

サトシは、コテツに敗退し、ベスト8となった。

第5シリーズ(XYXY&Z

カロス地方で開催された大会。出場選手は64人

※準決勝からフルバトル。手持ちが先に3体倒されればフィールドチェンジされる。

※上位のトレーナーの殆どがメガシンカポケモンを1体手持ち兼切り札にしている。

サトシは、初めて決勝戦まで進んだが、アランに敗退し準優勝となった。

第6シーズン(SM編)

当初はリーグそのものが存在しなかったが、ククイ博士によって開催が発表された。エーテル財団が協賛、出資した洋上に浮かぶマナーロ・スタジアムで行われる。審判はしまキング・しまクイーンの4人、決勝戦ではククイが務める。

まだ発足されたばかりのリーグである為、これまでのポケモンリーグと比べると、ルールや全体的なレベルが緩い。優勝についてはそこまで重要視されておらず、更にその先のロイヤルマスクとのエキシビションマッチが重く見られており(実質これが真の決勝戦とも考えられる)、それを終えて終了する。

しまめぐりのあかしの有無等の出場条件は全く無し。

※出場人数は151人。予選はバトルロイヤル方式で行い、16人が残った時点で決勝進出となる。知りあいをスルーしたり誰かと共に戦っても良し。逃げ回って生き残るのも可。

※ポケモンを1, 2匹しか持たない島民が多いため、1,2回戦は1VS1、準決勝は2VS2、決勝戦は3VS3で行われる。フルバトルは(UB騒動後、ロイヤルマスクの正体が発覚し、互いに同意の上で)優勝後のエキシビションマッチのみ。

※一部を除き、上位トレーナーはZリングを所持している。

サトシはこの大会で優勝し、リーグチャンピオンの称号を得た。さらにはアローラ地方一番の実力者とも言われるククイ博士にも勝利し、名実共にアローラ地方のナンバーワンとなった。詳しくはチャンピオンサトシ生誕祭の項を参照。

近年の扱いの変化

初期のアニポケは「ポケモンリーグ=各シリーズのゴール」という意味合いが強かったが、アニポケの歴史が長くなることで次第にシナリオの多様性が生まれてきており、近年では物語におけるポケモンリーグの扱いにも変化が出てきている。

第4シリーズにあたるベストウイッシュ(ベストウイッシュS2)と第5シリーズにあたるXY(XY&Z)では、ポケモンリーグ編が終わっても次のシリーズにいかず、新たに同シリーズ内での新エピソードが制作された。

これまでのシリーズでは「各シリーズの冒頭で各地方のリーグ戦についての言及があり、サトシがそれに出場することを決める」という流れがテンプレ化していたが、このサン&ムーン編ではアローラにリーグが無かったという設定の都合上、サトシがリーグに出場することを決めた時期はアローラリーグ編が始まる割と手前である。

また、中盤以降になるとリーグの建設シーンなどのカットが入ったり、サトシが少年時代のククイに出会うエピソードでリーグのことについて触れられるなど、リーグに関する描写自体も過去のシリーズに比べると遅めである。

とうとう「ポケモンリーグ」自体が物語からフェードアウトした。

この新無印編では、サトシはポケモンリーグではなくポケモンWCSに挑戦しているため、リーグに関する直接の描写自体が登場しなかった。

シリーズだけでなく主人舞台一新されたため、旅の目標もあくまで「冒険」がメインとなった。

その影響か、パルデア地方のポケモンリーグが登場したものの、あくまで「組織」としての一面を軽く紹介する程度にとどまっており、戦闘もあくまでポケモンリーグ四天王との交流戦というかたちで描写されるに留めており、これまでのようなリーグ戦は繰り広げられていない。

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