「ポケモンの さいこう きかん ポケモン リーグ ほんぶ」
※本記事は取り扱う内容の都合上、ポケモンシリーズ各作品の中盤~終盤のネタバレを含むため、閲覧注意。
概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
『ポケモン』シリーズのほとんどの作品に登場する「ポケモンの最高機関」である。
(当然ながら、ポケモンと密接に関わる存在であるポケモントレーナーも、ポケモンリーグの管轄下である。)
同名の組織が各地に存在しており、一部作品を除いて「チャンピオンロード」を無事に突破出来た先にポケモンリーグ本部が設置されている。
第8世代以外の原作ゲーム内では、各地のポケモンリーグ本部が選んだ四天王とチャンピオンに挑む勝ち抜き戦のことを「リーグ戦」(ポケモンリーグ戦)と呼び、このリーグ戦はトレーナーにとっての最後の関門となる。
そのため、ゲーム上で「ポケモンリーグ」という単語が登場した場合には、リーグ本部自体ではなくこのリーグ戦の方を指すことが多い。
「ポケモンリーグ本部」について![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
初代からその存在が語られるポケモンリーグだが、意外にもその組織体制はあまり詳しくわかっていない。
運営体制について![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
一時期は「アローラ地方にポケモンリーグを設立するためにセキエイ高原のポケモンリーグ本部に赴いて頼み込んだ」というククイ博士の発言からセキエイ高原のポケモンリーグがリーグ全体の本部であると考えられていたが、その後のシリーズにおいてガラル地方のシュートスタジアムに入った時にも「ポケモンリーグ本部」と表示されるため、『セキエイ一箇所に本部があって他の地方に支部が存在する方式』ではなく、『各地にその地方におけるポケモンリーグの本部が存在する方式』という説が濃厚になってきた。
組織構成について![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
近年では、「ポケモンリーグ委員長」と名乗る、ガラル地方のローズや後任のダンデ、パルデア地方のオモダカなどが登場し、更にはアオキの所属する「営業部」が存在するなど、少なくとも運営を担う組織が存在する事は確かである。
アオキは委員長であるオモダカを「トップ」と呼称しており、各地方のポケモンリーグのトップが上記の委員長である事が推測されるが、それと別に「全世界のポケモンリーグを統括する人物」が存在するかは不明。
また、現在登場している委員長はみな、「マクロコスモス社の社長」「バトルタワーのオーナー」「アカデミーの理事長」を兼任しており、専任の委員長は存在しない。
人事の選出については、現状リーグ全体が腐敗しているという描写は見受けられないが、選任したジムリーダーや四天王に悪の組織の幹部や、ましてやボス自身が紛れ込むなど、身辺調査が徹底されていない部分が見受けられる。
また、ガラルのリーグにおいてローズ以前に委員長を勤めていた人物が八百長を打診していたなど、完全にクリーンな組織とは言えないようだ。
主な活動について![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
確認出来る範囲では「ポケモンジムの運営を任せるジムリーダーの選出」や最後の関門となる「四天王の選出」、「チャンピオンの認定」などがある。
ただし、各地方のリーグ設立には上記全ての役職が揃っている必要は無く、アローラ地方にはジムリーダーが、ガラル地方には四天王が、カントー地方には、グリーンもしくはシンが就任するまではチャンピオンが存在していなかった。
また、危険地域への立ち入り規制と許可も行っており、カントー地方とジョウト地方の間にそびえ立つシロガネ山や、パルデア地方のパルデアの大穴等は、本来はポケモンリーグの許可がないと立ち入る事が出来ない。
しかし、シロガネ山にはアイドルやカメラおやじなど、「ジムバッチ16個ゲット&ポケモンリーグ制覇」という本来の許可条件をクリアしたとは思えない人物も立ち入っており、パルデアの大穴にも無許可で侵入した者たちがいるなど、無許可の侵入者を阻む仕組みは設けていない様だ。
運営や活動のための資金については、ガラルのリーグの場合は企業がスポンサーとして出資しており、そこから収益を得ている模様。
ただしガラルのリーグは独自性が強い為、他地方のリーグも同様であるかは不明。
リーグ戦の基本ルール![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
リーグ戦は各地方ごとに行われており、その地方のポケモンジムに挑戦してジムバッジをコンプリートした者だけが挑む事が出来る。
四天王やチャンピオンとポケセン無しの5連戦をするというのが、基本的なルール。
また、一度進むと後に引き返せない。
そのため、回復や状態異常を治す道具は必ず事前に多めに買っておく必要がある。
基本的には、四天王とチャンピオンに勝利すると「殿堂入り」となる。
ちなみに、2周目以降は、一部作品を除いてレベルが強化されているためハードになっている。
※また、無限と言われたお馴染みの周回プレイが不可の地方、世代も存在する。
各世代ごとのポケモンリーグ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
第1世代(カントー地方)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ポケモンリーグが初めて登場したシリーズ。
四人連続の四天王戦の後、チャンピオングリーン戦が控えている。
というのが一般的な認識だが、最後の四天王ワタルが「自分に勝った君がチャンピオン、と言いたいところだが、実はもう1人戦わなければならない」と発言をしており、「グリーンに負けたチャンピオン」なる人物も登場しないため、当初はチャンピオン不在だった可能性がある。
RGBPやFRLGとは世界線が異なるLPLEでは「以前は四天王に勝利した者をチャンピオンとして記録をするだけだったが、新たにチャンピオンというポジションを置くことになった」と説明され、ラスボスであるシンこそがカントーの初代チャンピオンであると明らかにされている。
第2世代(ジョウト地方)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
第1世代から3年後という設定から四天王やチャンピオンは一新されており、前作を遊んだ人でも新鮮な気持ちで挑める。
場所はカントーだがジョウトのジムバッジを集めて挑むという仕様や、新チャンピオンである主人公の出身地などを考え、ジョウトのポケモンリーグという扱いになる場合も多い。
第3世代(ホウエン地方)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
今まで同じで、四天王とチャンピオンとの5連戦。
ORASでは、「エピソードデルタ」クリア後に四天王とチャンピオンの使用ポケモンが強化・変更される。また、チャンピオンだけでなく四天王もメガシンカを使ってくるようになる。
第4世代(シンオウ地方)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
今まで同様、四天王とチャンピオンとの5連戦。
チャンピオンはDPt・BDSPともにシロナ。
第5世代(イッシュ地方)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
リーグ手前のチャンピオンロードは『ブラック・ホワイト』ではソウリュウシティから10番道路経由で、その2年後にあたる『ブラック2・ホワイト2』ではジャイアントホールから23番道路経由で入る。
今までと異なる大きな点は、四天王と戦う順番を選べるようになった。
BWとBW2で展開が違うので分割して説明。
四天王と戦い終えた後、1周目はNにチャンピオンアデクが敗れたことでプラズマ団にリーグを乗っ取られてしまうため、チャンピオン戦が出来ない。代わりにプラズマ団との最終決戦としてイッシュ地方の平和とリーグを奪還するために戦う。
2周目では四天王が強化されており、彼らに勝つとようやく初めてのチャンピオン戦が出来る。
前回と異なり、1周目の時点でチャンピオンに挑むことが出来る。
四天王はブラック・ホワイトと同じだが、チャンピオンがアイリスに変更されている。
第6世代(カロス地方)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
リーグの建物はお城のような施設で、四天王の部屋ははがねタイプの使い手ガンピがいる「鋼鉄の間」、ドラゴンタイプの使い手ドラセナがいる「竜章の間」、ほのおタイプの使い手パキラがいる「火炎の間」、みずタイプの使い手ズミがいる「水門の間」となっており、大広間の各部屋入口から入ったところにあるエレベーターに乗ると四天王に挑める。
ここのポケモンリーグもイッシュ同様に四天王に挑む順番は任意で、すべて撃破するとチャンピオンのいる「光の間」へ行けるようになる。
光の間も入口からエレベーターでチャンピオン・カルネのいる部屋へ向か
第7世代(アローラ地方)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
前作と同様に四天王と戦う順番を選ぶことができ、その後SMでククイ博士、USUMでハウと戦う。(SMとUSUMでは、四天王が変更されている。)
ストーリー序盤はまだ建設中で、終盤になって完成する。クチナシ曰く、それまではラナキラマウンテンで最後の試練である大大試練が行われ、しまキング・しまクイーンとの連戦が行われていたと言う。
設立したばかりのためチャンピオンが不在で、勝ち進むことで主人公が初代チャンピオンとなる。
ちなみに初代チャンピオンになった後はチャンピオン防衛戦として、改めて四天王を破って主人公が挑戦者と勝負し、勝つというサイクルを繰り返すことになる。意味合いが違うだけで、リーグ周回そのものは今作も健在というわけである。前作までのファンも安心。
カントーの初代チャンピオンとなり主人公を待ち構えていたライバルのような立場と言えば想像し易いだろう。
第8世代(ガラル地方)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ガラル地方ではポケモン勝負がスポーツのような興行となっており、ガラルポケモンリーグ委員長ローズによってポケモン勝負の大会やイベントが運営されている。
1年に1度、リーグチャンピオンの座をかけたポケモンバトルが開催され、その直前には、そのバトルでチャンピオンに挑戦するトレーナーを決める大会チャンピオンカップが行われる。
ジムリーダーは無条件でこの大会に参加できるが、一般トレーナーは「ジムチャレンジ」と呼ばれる試練を突破することでのみ参加できる。
ジムチャレンジは一般トレーナーの中でもリーグ関係者から推薦状を渡された者のみがジムチャレンジャーとなり、その中でも最終的に突破できる者は一握り。
そんなシステム故、ガラル地方に四天王は存在しない。
このチャンピオンカップのバトルはテレビでも放送され、ガラル地方の全ての人々の注目を集める。
試合中、選手達は専用のユニフォームを着用する。有名になればスポンサーが付き、ユニフォームにも企業ロゴのワッペンが貼られるようになる。
こうした長い歴史と影響力故にシビアな面もあり、成績不振なジムリーダーの降格や、素行不良なチャレンジャーの資格剥奪、時には腐敗した運営の交代等、様々な自浄作用を昔より働かせてきた。
主人公がチャンピオンになりチャンピオンカップが終わった後は、エキシビションのトーナメントが行われ、ダンデやホップ、ジムリーダー等の他にジムチャレンジャーと戦える。
第9世代(パルデア地方)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
エピソード「チャンピオンロード」の総仕上げ。
本作のパルデア地方のポケモンリーグは序盤からでも行くこと自体は可能だが、挑戦できるのはバッジを8個集める必要があるのは変わらず。
特筆すべき点は四天王への挑戦前に行われる1次試験:面接。これまでは、ジムバッジ8つ全て入手していないと門前払いされていたが、本作では面接だけは受けられる(ただし適当な質問をされた挙句不合格となる。スタッフいわく「ジムバッジを8つ持ってないとまともに面接してもらえない」らしい)。面接ではごく一部のフリー質問を除き、質問に対して最適な回答ができないと、面接部屋を追い出され、受付から不合格を宣告される(特に外国の言語でプレイするトレーナーは苦戦するであろう)。なお、初回一発合格と再挑戦合格では、終了後に試験官からかけられるねぎらいの言葉が一部異なる。
1次試験合格後は2次試験として四天王との連戦が行われるが、戦闘順が固定されたDPt以前のシステムで挑むことになる。パルデア地方の四天王には個別の部屋が与えられておらず、無機質な個室の中で4人が次々と入れ替わるといった形式をとっている。四天王制覇後は、手持ちを全回復した上で屋上のチャンピオンに挑んでゆく。
なお、今作でのポケモンリーグは3つあるルートの一つの通過点にしか過ぎず、チャンピオンとして認められてもゲームクリアにはならない。「チャンピオンランク」として認定される形となり、過去作での所謂チャンピオンに相当する人物は、主人公や本編開始前のネモが倒した後もトップチャンピオンとして、オモダカがその座に残り続けている扱いとなっている。
それ故か、建物内はどの地方と比較しても簡素なつくり(ポケモンセンター/フレンドリィショップが屋外施設になったのもあるが)である。
因みに、ポケモンリーグの屋上は行きづらさはあるが一度着くと広々として移動しやすく、野生のポケモンも湧かない上にピクニックも可能なため、孵化厳選に利用できる。
ちなみに歴代のポケモンリーグといえばどのような形であれクリア後に再挑戦することが可能であったが今作ではポケモンリーグの再挑戦をすることができない。
一応ハッサク、オモダカ、ネモは学校最強大会で再戦可能。藍の円盤ではリーグ部に特別講師として招待することで1人ずつではあるが再戦可能。
余談だが、本作発売直後のバージョンでは四天王の戦闘BGMがイントロでループするという致命的なバグが高確率で発生していた。
クリア後は四天王と再戦ができないため、せっかくの魅せ場が台無しになったという意見が多いものの、一部では「これはこれで緊張感がある」といったポジティブな意見もある。
(現在はBGMの問題に関しては修正データが更新データと共に配信されたため、ひとまずはご安心を。)
外伝シリーズにおける扱い![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ポケモンマスターズ EX![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ポケモンの公式スマホゲームの一つ『ポケモンマスターズ EX』では、あくまで一個人が運営する人工島が舞台であるためか、ポケモンリーグ自体は登場しない。
その代わり、ポケマス版ポケモンリーグにあたる「ワールドポケモンマスターズ」という大会がメインストーリー「WPM編」の最後の関門として登場する。
また、高難易度コンテンツの一つである「チャンピオンバトル」に挑戦することで、従来の原作ゲームシリーズにおける四天王とチャンピオンとの勝ち抜き五連戦を味わうことが出来る。
大乱闘スマッシュブラザーズ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
任天堂(一部他社)キャラが多数参戦する格闘ゲームである『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにポケモンは初代から参戦しており、多数の関連ステージも制作されている。
その中には、ポケモンリーグ関連のステージも存在しており、『スマブラfor』から登場する「イッシュポケモンリーグ」と「カロスポケモンリーグ」が該当する。
その他の派生作品での扱い![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
テレビアニメ版![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
テレビアニメ版「ポケットモンスター」でもポケモンリーグは登場している。
詳細は『ポケモンリーグ(アニポケ)』を参照。
各漫画版![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
作品によって扱いが異なる。中にはリーグそのものが無い作品もある。
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
かつては「主人公がポケモンリーグで四天王とチャンピオンを倒し、殿堂入りすることでエンディングを迎える」という流れが定番だったが、近年ではシナリオの多様化によって「殿堂入り=エンディング」という方程式は必ずしも当てはまらなくなった。
(例:ポケモンBW、ポケモンXY、ポケモンORAS、ポケモンSVなど。)
ポケモンリーグ本部およびポケモンジム以外の各種対戦施設は、また別の各組織によって運営されているため、ポケモンリーグは一切関係がない。
関連タグ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ブルベリーグ:ポケモンSVのDLC「藍の円盤」に登場するブルーベリー学園内限定のシステム。ランキング制などのルールは学園オリジナルだが、四天王やチャンピオンの存在など、ポケモンリーグをオマージュしたような組織構成になっている。