概要
第2世代『金・銀・クリスタル』およびリメイク版である第4世代『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場。
カントー地方とジョウト地方の間に位置している。
「シロガネ」(しろがね)とは銀の別称で、リメイク版では山頂に雪が降り積もっているため「白銀」(はくぎん)ともかけていると思われる。
英語版名はMt. Silver(銀の山)。
モデルは、日本地図と照らし合わせた位置と関連イラストでの特徴的な山容から富士山であると推測できる。
現実世界の富士山もその良質で豊富な地下水を蓄えており、周囲の生態系や人間の各種産業に大きく恵みを与えている。
なお雪が降り積もる時期の富士山は非常に過酷なフィールドであり、熟練の登山家たちでさえ「ヒマラヤ級の難易度」と評する事でも知られる。
しかも3,000mを超える高山であるので、比較的安全な夏でも登山者のほぼ全員が症状が重かれ軽かれ高山病を発症する。
ポケモンシリーズ恒例のクリア後に初めて訪れるダンジョンで、
オーキド博士曰く強い野生ポケモンが多く生息しているため、彼のようなポケモンリーグの上層部などから登山許可が必要という設定である模様。
クリア後に解禁される大型ダンジョンにしては珍しく最深部に伝説ポケモンがいない。
第5世代までは唯一の例外であったが、第6世代のXY、第8世代のソード・シールド、第9世代のスカーレット・バイオレットでもクリア後に大型ダンジョンが解禁されず、伝説ポケモンの居場所も既存のダンジョン内部や小さな洞穴の中となった。
しかし、リメイクのHGSSではファイヤーがいる。
初代から登場する回復アイテム「おいしいみず」は、第2世代のアイテム説明文によればここの山の麓で採取されたものとされている(第3世代以降は、「ミネラルたっぷりのみず」とだけの表記に変更)。
具体的な地理事情
チャンピオンロードゲートから西に続く28番道路を通り抜けて、シロガネ山とさらに奥のシロガネ山洞窟に続いている。
第2世代では「シロガネやま」は洞窟手前の草むら含めた全該当エリアの総称であった。
第4世代からは変更され、
洞窟の手前側
入り口付近にはポケモンセンターが所在するが、内部には受付のジョーイさん数人と客と思われる高齢女性が1人いるのみである。
センターの西方をいあいぎりを使って裏道から回り込めば、隠居生活を送っている元アイドルの女性と彼女のオニドリルの家を訪ねる事が可能。
彼女に関しては類似する人物が第一世代にも登場しており、もし同一人物ならばカントー地方の16番道路から引っ越してきた可能性も推測できる。
今ここに住んでいる事が世間に広まって欲しくないらしく、口外しないリクエストの謝礼として主人公にわざマシン47「はがねのつばさ」を譲ってくれる。
第四世代では、彼女との因果関係は不明ではあるがマップ内にカメラおやじのゲンゾーが訪れている時もある。
出現する野生ポケモンは、手前の草むらにはギャロップやモンジャラ、ニューラなどが生息しており、特に「金・銀」ではニューラはここと28番道路でしか入手できない。
シロガネ山洞窟
リメイクによってマップ構造が大幅に変わったため分けて取り上げる。
第二世代(金・銀・クリスタル)
洞窟内は暗く、フラッシュがないと周りを見渡す事ができない。
同世代の600族枠で最終的にバンギラスへ進化するヨーギラスと、ムウマはこの洞窟にしか生息せず、さらにムウマの出現は夜限定となる。
「クリスタル」ではヨーギラスの一つ進化後のサナギラスも低確率で登場するようになった。
山頂部と思われる洞窟最深部では前作の主人公であるレッドがたたずんでいる。
話しかけても終始無口で、何の前置きもなくいきなりバトルに突入する。
彼の手持ちポケモンのうちのピカチュウはLV.81である。
第四世代(ハートゴールド・ソウルシルバー)
リメイク版ではフラッシュが不要となった代わりに、途中で洞窟を抜けて外の斜面を登るためのロッククライムが必要になった。
内部エリアも大幅に増設されて、第一世代ではチャンピオンロード洞窟にいた「伝説の三鳥」の一匹ファイヤーがたたずんでいる。
同じフロアには稀にハガネールも出現する。
今回は外の雪原となった山頂にレッドがいる。
一番手のピカチュウがLv.88と前回よりパワーアップしており、他のポケモンも全て7ずつレベルが上がり80台になった(四天王のレベルが上がったりジムリーダーと再戦出来る様になりこちらのレベルも上げやすくなっているので五分五分と言えるが)。
さらに天候は朝とダイヤモンドダストの日を除いて常時あられ状態となっており、前作でメンバーだったエーフィの代わりにラプラスが加わった。
これによりレッドのパーティは全て第1世代のポケモンとなっている。