基礎データ
全国図鑑 | No.0200 |
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ジョウト図鑑 | No.214 |
シンオウ図鑑 | No.072 |
アローラ図鑑 | No.372 |
ヒスイ図鑑 | No.197 |
パルデア図鑑 | No.114 |
ローマ字表記 | Muma |
分類 | よなきポケモン |
タイプ | ゴースト |
高さ | 0.7m |
重さ | 1.0kg |
性別比率 | 50%♂・50%♀ |
特性 | ふゆう |
タマゴグループ | ふていけい |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ムウマ | 夢魔 |
英語・スペイン語・イタリア語 | Misdreavus | mischievous(悪戯好きな)+dream(夢) |
ドイツ語 | Traunfugil | traum(夢)+unfug(迷惑な行為)+evil(英語で「邪悪な」) |
フランス語 | Feuforêve | feu follet(ウィルオウィスプ)+rêve(夢) |
韓国語 | 무우마 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 梦妖 | 夢+妖怪 |
中国語(繁体字) | 夢妖 | 夢+妖怪 |
名前の由来は「夢魔」からと思われるが、後述する通り生態は実にゴースト然としており、一般的なサキュバスやインキュバスのイメージからは離れている。
また、分類名は「夜泣き婆」や「夜泣き石」といった東洋の妖怪を想起させる「よなき」が付けられている。
進化
概要
『ポケモンGSC』(第2世代)で登場したゴーストポケモン。唯一の先輩ゴーストなゴース系統はどく複合であったため、初の単ゴーストに当たる。
二頭身の妖精のような可愛らしい姿が特徴で、体色は全体的に暗い青緑で、末端が少し紫色に光った形となっている。
ウェービーヘアのような頭部は横方向に、ローブを着たような下半身は縦方向にそれぞれ揺らめき、それらの境目付近には赤い宝玉がネックレスのような形で連なる。
洞窟や墓場などの薄暗い場所に現れ、昼間は暗がりで眠っている夜行性。
夜中に活動し人間を驚かせては、その恐怖心を宝玉に吸収して、自らの栄養分に変えている。そのため宝玉に耳をあてると、中から悲鳴が聞こえてくるらしい。
自身も誰かの驚く姿を見るのが大好きというイタズラ好きで、驚かせることを生きがいとし、そのための練習は欠かさない。
人気がない暗い所で、すすり泣くような声を出して相手の肝を冷やしてから忍び寄る。そしていきなり目の前へ飛び出したり、後ろ髪に食い付き引っ張ったり、泣き叫ぶような声を上げておどろかすのがムウマの好み。逆に肝が据わっており驚かない者は嫌いである。
色違いは緑がかかった金色とオレンジ色の組合わせへ変わる。
開発途上に「ノロワラ」を名乗っていた時期がある。
その後「マーベラ」を経て現在の名称で定着している。
「ノロワラ」は元々「呪いの藁人形」のポケモンを作ろうとしていた名残り、「マーベラ」は「驚かせる→マーベラス」という連想と考えられる。
ゲーム上の特徴
「最終ダンジョンであるシロガネ山洞窟最奥の部屋に、夜のみひっそりと出現する」というポケモンとして登場していた。
第2世代でゴーストジムリーダーとして登場したマツバも、専らゴース系を重用するという有様であった。そうした傾向は第2世代の他ジムリーダー達にあり、他の各タイプでも初代ポケモンの方が目立っていたという事例は多い。
『ポケモンスタジアム金銀』の強化パーティでは、マツバの手持ちに入っている。
その後は出番も増やされて行き、シンオウ地方のロストタワーやアローラ地方のハウオリ霊園など、道中の比較的見付けやすい場所に出現するケースも増えてきている。
当初は無進化の独立した種族であったが、『DPt』(第4世代)で進化が可能となり、『SV』(第9世代)では古代の姿とされる存在が登場している。
2024年のハロウィンシーズンには『SV』のゴーストタイプの大量発生イベントがピックアップされている。シンボルが大きくて目立ちやすい上に色違いが通常色と全く異なるので、色違い厳選はしやすいのが幸い。
対戦での評価
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 | |
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ムウマ | 60 | 60 | 60 | 85 | 85 | 85 | 435 |
ムウマージ | 60 | 60 | 60 | 105 | 105 | 105 | 495 |
金銀の無進化ポケモンとしては比較的高めなステータスを有する。
前半3つと後半3つで綺麗に揃った値が特徴。
技も「シャドーボール」「サイコキネシス」「10まんボルト」といった一通りのラインナップに、「あくのはどう」「マジカルシャイン」「こごえるかぜ」などを順当に追加して行った。
特に宝玉由来の「パワージェム」は今なお希少な個性となっている。
変化技もこのタイプとして目ぼしいものは粗方持っており、器用な種族といえる。
第2世代
当時のゴーストは事実上本種とゲンガーの2択であったため、ガチ環境でも普通に候補に上げられていた。
猛威を振るっていたカビゴンが「じしん」を持っていることが多かった一方、当時のゲンガーは特性「ふゆう」もなく「じしん」をまともに喰らってしまっていたため、ある程度受けられるムウマの方が需要がありさえした。
「くろいまなざし」「ほろびのうた」「いたみわけ」「みちづれ」辺りを組合わせたサポートや耐久を兼ねる型が比較的多く使われており、基本的な発想は現在まで通用するものもある程。
3DSVC版第2世代環境では、サイクル戦の中で「いたみわけ」で相手を削り、スイーパー型ケンタロスで一掃する構築も使われる場合がある。
第3世代
ゴーストタイプの増加で流石にガチ環境からは遠ざかって行ったものの、オープンレベル(Lv.100戦)となる『エメラルド』の「バトルファクトリー」などでは一定の需要が残った。
第4世代
ムウマージに進化できるようになり、通常対戦からは一度引退した。
しかし、進化前扱いになった事によりリトルバトルに参加できるようになった。当ルールでのゴーストタイプ最速という地位も合わさって人気は高い。
第5世代
『BW』で「しんかのきせき」が登場したことによりムウマージ以上の耐久を持てる様になったため、再度活躍の余地が開けた。
ラッキーやポリゴン2程のトップメタにはなれなかったが、次点くらいの候補には安定的に上がり続けた(細かい話をすると、両者は「1進化ポケモン」なので、「たねポケモン」に限って見れば間違いなくトップクラスの使用率であった)。
第9世代
『SV』では、トップメタを張ったカイリューへの対抗手段として一時期注目された。
カイリューより速く、カイリューの攻撃技で多い「しんそく」「じしん」をタイプととくせいで無力化出来るという点が大きく、テラスタル前提のアタッカー型であれば完封もあり得た。
具体的には、上から「くろいまなざし」や「ちょうはつ」「おにび」などを撃って機能停止を狙って行くというもので、ムウマとしてはごく一般的な立ち回りなので汎用性を損なわないという点も魅力的であった。
次第にカイリュー側も型を多様化させ、止め切れないケースも増えたため鎮静化に向かっている。
なお、古代種と思われるハバタクカミは、物理耐久で大きく劣る上に特性「ふゆう」も「おにび」も無かったので、この役割に関しては端から考慮外であった。
使用トレーナー
ゲーム版
※1:ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
漫画版
番外作品
ポケモンレンジャーバトナージ
パートナーポケモンの1体に抜擢。レンジャークラス8で追加される「クエスト35:きまぐれムウマ こまったもんだ」で、ヌリエのいせきでキャプチャしてクリアするとパートナーになる。
ポケパークWii
つどいのひろばで写真屋を営んでおり、写真を撮るのに必要なフィルムはここで買うこととなる。
ハウスゾーンにも登場する。
ポケモンGO
金銀ポケモン実装に伴い登場。出現率が低めで入手難易度がそれなりに高かったが、レイドボスやフィールドリサーチの報酬になることもあった。
ムウマージ登場後は、戦わせるなら素直に進化させるのが無難となっている。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
〈レギュラーの手持ち〉
- ゴウのムウマ
〈ゲストやライバルなど〉
- ナオヤのムウマ
- 無印259話でエンテイを追い求める少年ナオヤのポケモンで登場。一度でも受ければ逃げられなくなる「くろいまなざし」を覚えており、エンテイに仕掛けるが「ほえる」を受けて退けられてしまう。
- マリナのムーちゃん
- カエデのムウマ
- AG128話にて、ホウエンリーグサイユウ大会決勝トーナメント1回戦でサトシと対戦したカエデのポケモンで4番手に登場。サトシのオニゴーリをみちづれにして相討ちした。
- DP90話
- ポケモンサマースクール5日目のプログラムで、山頂遺跡へ通じる山道で参加者達を脅かすために用意されたポケモン。
- サトシ達が近付くと大岩より突然現れて脅かし、夜鳴きの様な「いやなおと」を出したことでサトシ達はたまらず逃げ出した。
- ルチルのムウマ
- DP148話ではルチルのポケモンで登場。ルチルはヤミカラスを持った弟のミチルと仲直りする為、やみのいしでムウマをムウマージにして呪文を掛ければいいのではと思っていた模様。最終的にはやみのいしは発見したものの、ロケット団とのバトル後に普通に仲直りする事ができ、やみのいしはバトルで勝負して勝った方が進化させることとなった。
その他
無印 | 272話 |
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AG | 77話 |
BW | 135話(イメージ) |
SM | 8話・90話・94話・131話 |
新無印 | 32話・49話・70話・79話 |
劇場版 | 波導の勇者 |
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 9話:リコのパパ・アレックスが描いた絵本の表紙で登場。
- 46・50話:モブで登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
3章からマツバの主力ポケモンとして登場。「いたみわけ」や「みちづれ」など「相手内側に忍び込み、技や体力を奪い取る」攻撃が可能。ジムリーダー対抗戦ではマチスを翻弄するも結果は引き分けに終わる。
DP物語
主人公であるハレタがゲットしたポケモン。人を驚かせるのが好き。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンGSC ポケモンHGSS
0199.ヤドキング(ガラルヤドキング)→0200.ムウマ→0201.アンノーン