基礎データ
全国図鑑 | No.0148 |
---|---|
カントー図鑑 | No.148 |
ジョウト図鑑(GSC) | No.242 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.247 |
マウンテンカロス図鑑 | No.146 |
アローラ図鑑(SM) | No.282 |
ポニ図鑑(SM) | No.097 |
アローラ図鑑(USUM) | No.380 |
ポニ図鑑(USUM) | No.127 |
カンムリ雪原図鑑 | No.195 |
パルデア図鑑 | No.348 |
ローマ字表記 | Hakuryu |
ぶんるい | ドラゴンポケモン |
タイプ | ドラゴン |
たかさ | 4.0m |
おもさ | 16.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | だっぴ:ターンの終わりに1/3の確率で状態異常が治る |
隠れ特性 | ふしぎなうろこ:自分が状態異常になると、防御が1.5倍になる |
タマゴグループ | すいちゅう1/ドラゴン |
各言語版での名称
ドイツ語・英語・スペイン語・イタリア語 | Dragonir |
---|---|
フランス語 | Draco |
韓国語 | 신뇽 |
中国語(簡体字) | 哈克龙 |
中国語(繁体字) | 哈克龍 |
中国語(香港) | 哈古龍 |
進化
ミニリュウ → ハクリュー(Lv.30) → カイリュー(Lv.55)
概要
『ポケットモンスター 赤・緑』(第1世代)から登場した、中間形態にあたるドラゴンポケモン。
細長く四肢の無いヘビのような体型で、全体的に青く腹部は白いと、体型および体色は進化前のミニリュウと変わりはない。
しかし幼くキュートなイメージから、神秘的で美麗さを醸し出す容姿に成長し、頭部にあった鰭は翼に、小さな出っ張りは立派な角へと変わっている。
全身の肌は見た目通りツルツルしている様だが、隠れ特性を見るに鱗で覆われたものにはなっている模様。
また首に1個、尻尾に2個、水晶のような玉を持つようになり、ここから体内に貯める大きなエネルギーを放出する事で、周囲の天候を意のままに操ることができる。
その際、放出されたエネルギーはハクリューの全身を覆うオーラになり、その身をほのかに輝かせ、より神秘的な雰囲気を際立たせている。
この性質から農家からは神のごとき存在として崇められていたという、現実の龍伝説を思わせる歴史を持つ。今でもお供え物をされるぐらいには信仰が根強く、年明けに空を舞う姿を見た者に健康を約束するという伝承も存在している。
強い力を得たため、ミニリュウのように隠れ棲む必要も無くなり、水質の綺麗な海や湖などの水辺を好んで生息している模様。
耳にある翼は伸ばして羽ばたかせる事が出来るが、これだけでは空を飛ぶ力として弱く、「そらをとぶ」も覚える事が出来ない。
しかし、上記の能力で上昇気流を作り出し纏う事で飛行する事が可能となり、嵐が去った後の空を泳ぐ様に移動する姿がたまに目撃されている。
とはいえ進化してすぐ飛べるようになる訳ではないらしく、アニメ版では練習を重ねる事で身についてゆく技術であると描写されている。サン&ムーンではウルトラガーディアンズのスイレン専用のライドポケモンとなっていたが、こちらは人を乗せられるほど熟練した個体なのだろう。
オーキド博士のミニコーナーでは、発生させた雨雲を博士の傘の下に移動させてから雨を降らせるという器用さも見せた。
こうしたミニリュウやカイリューとは違う、麗しさと可愛さを兼ね備えた独自の雰囲気から、人気の高いポケモンである。
高さの設定が進化後のカイリューより、こちらのハクリューの方が高くなっているが、これはそれぞれの測定方法の違いから生まれた問題である。
ハクリューが"頭から尻尾まで"を測定したのに対して、カイリューは"頭から足まで"を測定したに過ぎず、カイリューの"尻尾の部分"は計測には含まれていない。
名前について
名前の由来は恐らく「白竜」だと思われる。
よく間違われる名前でも有名で、正式には「ハクリュー」が正しく、「ハクリュウ」は誤りである。
間違いの主な理由としては、進化前がミニリュウであることや、竜を片仮名にした時の弊害からくるものである。
これは製作者の側でも、初期のポケモンカードでハクリュウと誤植された事もあるくらい間違いやすい。
ゲーム上の特徴
- 青版のみタマムシシティのゲームコーナーの景品で交換ができる。ピカチュウバージョン・FRLGでは、サファリゾーンで「すごいつりざお」を使うと極稀に釣れる。
- 以降のシリーズも、金銀クリスタルで「りゅうのあな」と45ばんどうろ、HGSSではサファリゾーン「みずべのもりエリア」で水辺のブロックを15個置いて、DPt・BDSPではテンガン山の4Fで、BW及びBW2ではリュウラセンの塔外部の影、XYでは21ばんどうろで、「すごいつりざお」を使うと釣れる。
- ただ、6世代からは釣り以外でも出現する様になり、XYではフレンドサファリ、SM・USUMではポニ島でミニリュウの仲間呼びで乱入、LPLEでは10ばんどうろの水上、ソード・シールドではボールレイクの湖畔、SVではオージャの湖と西一番エリアに出現する。
- ポケモンSVで西一番エリアに出現する個体は「でんきテラスタル」する。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 61 | 84 | 65 | 70 | ※ | 70 | 350 |
第2世代から | 61 | 84 | 65 | 70 | 70 | 70 | 420 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
- 進化した事で全体的にステータスが上昇した。また進化途中のポケモンであるが、ステータスは全体的に平均以上を満たしている。
- またとくせいの「だっぴ」を生かして面白い戦い方もできる。だが、「ふしぎなうろこ」は、しんかのきせきと相性が良くない…。
- ただ、一般的にはハクリューで進化を止めず、カイリューに進化させてしまう人がほとんどである。だがしんかのきせきの登場であえてハクリューのまま戦うトレーナーも少なからず存在する。
- 耐久型対策としてりゅうのいかりを入れても良い。サブウェポンとして鋼に弱点を突けるだいもんじ、先制技のしんそくあたりが有力。
- 岩地面複合など水が良く刺さる相手対策にアクアテールを入れても面白い。ただしじしんはこの段階ではまだ覚えられない。
- 99カップ当時は予選でたまに見かけるポケモンであったという。こおり抜群に目を瞑ればそこそこの良耐性の上に、広い技範囲が武器であった。「こうそくいどう」+「まきつく」による無限ハメ、「こうそくいどう」+「つのドリル」による確殺コンボなど、とにかく「こうそくいどう」を絡めた芸が達者であった。ただ、種族値が低いのは如何ともしがたく、「こうそくいどう」を積んだ後には手遅れというケースも少なくなかった。
- 第2世代VC版オフライン環境では、唯一のドラゴン単タイプかつレベルの融通がきくということで、カイリューと差別化する形で本気で使われることも。主に「でんじは」や「リフレクター」で味方をサポートしつつ「つのドリル」で微妙な火力を補う型が使われる。
使用トレーナー
ゲーム版
- ワタル:四天王(カントー)/カントーチャンピオン
- イブキ:ジムリーダー(ジョウト)
- カスミ:ジムリーダー(カントー)※1
- ナギ:ジムリーダー(ホウエン)
- シゲマサ:ハクリューマスター
- リュウイチ:テラレイドバトルサポートトレーナー
- エレナ:ポケモンレンジャー
- ランマル:ブショー
※1:ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
- イブキ
- アメリア(XY)※色違い
- スイレン※ライドポケモン
漫画版
- ワタル(ポケスペ)
- イブキ(ポケスペ)
- 旅人(トライアドベンチャー)
番外作品
『ポケモンGO』
- リリース当初から実装されている。進化後のカイリューが当時から強力だった。
- ハクリュー自身はカイリューへの橋渡しのような存在……かと思いきや、goバトルリーグが実装されてから注目されるようになる。特にシャドウポケモンを愛用する人が少なからずいる。
- 硬直が短く高いダメージ効率とそこそこのエネルギー回収率をもつ「りゅうのいぶき」で相手のHPをゴリゴリ削り、12回連射した後に「アクアテール」か「のしかかり」のどちらかを撃つことが出来る。ハクリューの攻撃力が高いためにゴリ押し性能が高く、シールドを使ってあげれば一気に強力なポケモンに成り上がる。ゲージ技の相性補完が優れているのも評価ポイントである。
『ポケモンマスターズ』
- ワタル&ハクリュー
- 2023年5月9日、「カントー四天王 後編」に合わせて実装。ドラゴンタイプのテクニカル。後述のタマゴを除く通常バディーズで、1人が同じ種族系統から2匹目を持ち出してくるのは今回が初めて。
- 当たった相手をまひさせる「でんじは」とパッシブスキルドラゴンチェンジでドラゴンタイプ化した「はかいこうせん」を持つ。
- 主人公&ハクリュー
- 報酬で貰えるタマゴから孵化するミニリュウを主人公のバディにする事が可能で、ハクリューへ進化させる事ができる。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
- スイレンのライドポケモン
- ウルトラガーディアンズとしての出動の際に使用するライドポケモンとして登場。
- 新無印10話のハクリュー
- カイリュー系統の島で暮らす個体で、周りの仲間たちが次々に飛べるようになっていく中、なかなかコツが掴めず飛べないままでいた。
- そんな時迷い込んできたサトシたちと出会い、彼との「エレキネット」を用いた特訓を経て「りゅうのまい」と飛行技術の習得に成功。
- その後ロケット団に捕まった兄貴分のカイリューを助けに行った際、サトシを救うべくカイリューに進化を果たす。その後の詳細はサトシのカイリューを参照
- ちなみに同話ではハクリューからカイリューへの進化に関して、ゴウが「もっとミロカロス的になってもいいよな」と疑問を口にするシーンがあり、後にサトシはハクリューが進化して自分を抱きしめて助けてくれたことからカイリューに手が生えるのは誰かを助けるためという仮説を立てている。
- なおハクリューにしていた特訓に関して、後の新無印128話(総集編)では「カイリューに空の飛び方を教えたのはサトシ選手との事です。」「ん!?サトシちゃんって空飛べるの!?」と言われていた。
〈ゲストなど〉
- 無印35話
- 30年前、ミニリュウの噂を聞きつけたトレーナー達がサファリゾーン内のポケモンを乱獲したため、オーナーのカイザーはトレーナーたちに見つからないようにとミニリュウを龍の谷へ移して30年間隠し続けていた。悪どい手を使ってカイザーから話を聞いたロケット団が池に投げ込んだしびれ爆弾を潜って回収したサトシをハクリューが助けだす。このハクリューこそ30年前カイザーと一緒にいたミニリュウから進化した個体であり、カイザーは30年ぶりの再会を果たした。
- イブキのハクリュー
- 無印251話から登場したイブキの一番のパートナーであるミニリュウが、イブキがソーナンスが倍返しにしたピカチュウの10まんボルトの電撃から庇ってくれた直後にハクリューへと進化しロケット団を倒した。
- 水源で竜の牙を清める「みそぎの儀式」をし、その後聖域でカイリューの怒りを鎮めた後、サトシとのジム戦ではロケット団撃退後の2回目・3体目で使用。
- 「はかいこうせん」でピカチュウに勝利し、リザードンとは激闘を繰り広げるが、リザードンに尻尾を掴まれて「ちきゅうなげ」が発動し、すかさずハクリューが「りゅうのいかり」で反撃しようとしたが、逆に「ほのおのうず」と「ちきゅうなげ」の合わせ技で地面に落とされ敗北した。
- AG152話
- かつては釣りの名所と言われ、釣り人やポケモン達で賑わっていた湖に住む個体。昔からヒサメと親交があるらしい。
- しかし、湖はかつて釣りをしていた際に湖に引き込まれた恐怖体験から逆恨みしたナミダバシにより、彼のシザリガーが暴れて釣り人や湖に住むポケモン達を追い出し、湖が潰されそうになっていた。
- しかし、実は湖に落ちて溺れかけたナミダバシ少年を助けたのは、ヒサメとハクリューであり、数十年後であるこの話で再びナミダバシが湖に落ちて溺れかけた時に現れて彼を助ける。その真相を知ったナミダバシはレジャーランド計画を中止すると約束した。
- アメリアのハクリュー
- フレイシティの名家出身のポケモンパフォーマー・アメリアのポケモンで、なんと色違いで登場。エーフィとの合わせ技で会場を包み込んだりと、ハイレベルなパフォーマンスを披露した。
- SM31話
- サトシ達がアーカラ島へ向かう途中に群れに遭遇し、そのうちの一体が天候を変化させている。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 2章でワタルの手持ちの2体が登場。はかいこうせんのエネルギー波の軌道を自在に操るてん天候を支配し呼び寄せた風と雷雲と一体化して攻撃力を高める・2匹による連携も得意とする等、かなり強力である。
- 3章ではイブキの手持ちでも登場している。
関連イラスト
関連タグ
0147.ミニリュウ→0148.ハクリュー→0149.カイリュー
同ドラゴン単タイプ
600族
世代 | ポケモン |
---|---|
1 | ミニリュウ→ハクリュー→カイリュー |
2 | ヨーギラス→サナギラス→バンギラス(メガバンギラス) |
3 | タツベイ→コモルー→ボーマンダ(メガボーマンダ) |
゛ | ダンバル→メタング→メタグロス(メガメタグロス) |
4 | フカマル→ガバイト→ガブリアス(メガガブリアス) |
5 | モノズ→ジヘッド→サザンドラ |
6 | ヌメラ→ヌメイル/ヒスイヌメイル→ヌメルゴン/ヒスイヌメルゴン |
7 | ジャラコ→ジャランゴ→ジャラランガ |
8 | ドラメシヤ→ドロンチ→ドラパルト |
9 | セビエ→セゴール→セグレイブ |
関連ポケモン等
- 進化すると小さくなるポケモン
- ※厳密には測定の違いと思われる。
他の言語
.