概要
対流圏では空気が何らかの理由で上昇することがしばしばあり、これを上昇気流と呼ぶ。
例えば地上の一部が温められるとその場所の空気が軽くなり、上昇気流が発生する。また、山などの高台に気流が当たると上昇気流となる。暖かい空気の塊が冷たい空気とぶつかった際にも前線が発生し、暖かい空気は冷たい空気の上に入り込んで上昇気流となる。
上昇気流は雲、特に積乱雲の発生の原因である。グライダーが上昇気流に乗ることで上昇や加速(ソアリング)に活用することができるが、積乱雲への接近は(雷撃、乱気流などがあり)危険なため避けなければならない。