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みずタイプ

みずたいぷ

みずタイプ(Water Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンのタイプの一種である。
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【注意】編集

ポケモンは沢山のキャラクターが登場するゲームですが、一部においてポケモンに対する扱いや能力、対戦での使用率を主観的、かつ過度になじる編集者が散見されます


キャラ設定は今後のシリーズで変わること、対戦環境は変化を繰り返すこと、本サイトの性質上記事の内容もあくまで個々人の見解に過ぎない旨を理解し、全てを鵜呑みとしないようご注意下さい。



概要編集

ポケモンは種族ごとに1・2種類、技には1種類のタイプが必ず付加されている。

そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の1つ。


初代から登場するタイプの1つ。

「みず」タイプのカテゴリーに分類される特徴としては、などをモデルにしたポケモンやなどに生息するポケモンが入れられる。

全体的傾向として、外見の色が系統のものが多い。

全生命の源である水がモチーフであるためか、全タイプ中一番多くのポケモンが属するタイプであり、複合タイプもフェアリーが登場した『XY』時点で全タイプとの複合が存在している(他にはひこうエスパーも同作で達成している)


ゲームの初めに貰える3匹のポケモン(ポケモン御三家)には、必ずみずポケモンが含まれている

最初から出会える属性である反面、みずポケモンの多くは水上または水中に生息するポケモンが多いため、中盤以降にならないと出会えない種族も多く、序盤における選択肢は「はがねやドラゴンよりはマシ」程度しかない。

とは言え、近年はレイドシステムの導入により運次第では序盤から様々なみずポケモンに出会えるほか、限られた選択肢の中にあめふらし持ち高速アタッカーちからもち持ちなどの殿堂入りまで連れて行ける逸材の進化前が混じっていることが多く、絶望視するほどではない。

タマゴグループは基本的に「水中」だが、「陸上」に属するものもいる。

「陸上」グループは基本的に陸上で生活するポケモンが属するがどうやら哺乳類モチーフであれば陸上生活していなくても所属出来るらしく、どう考えても陸上での生活に向いていないホエルオーナミイルカも「陸上・水中2」の分類ろなっている。


みずポケモンステータスは、総じて高い「HP」を持つものが多く、攻撃面・防御面でも「とくこう」「とくぼう」などの特殊技方向に優れて設定されている傾向がある。

とはいえ、該当ポケモンが全タイプ最多を誇るだけあり、物理攻撃に優れたポケモンも普通に多い。とくしゅかぶつりかを問わず極端な偏りの少ない珍しいタイプである。

加えて弱点もでんきくさの2種類のみなので非常に扱いやすく、冒険から対戦まで多くのトレーナーに幅広く使われている。

  • 複合タイプも多彩で、全てみずタイプという条件付きでも弱点を統一性のないチームにもしやすい。

みず技が強化される天候「あめ」があり、「あまごい」や特性「あめふらし」で発動する。

この天候下では、みず技威力が1.5倍、ほのお技威力が0.5倍になり、攻防共にみずに非常に有利となる。

加えて「すいすい」や「うるおいボディ」などの天候を生かした特性も所有者が多く、「雨乞いパーティ(雨パ)」と呼ばれる戦術が成立する。

特性が登場した『S』から常に一定数のシェアがあり、みずの安定振りが窺える。

ただし、この天候下ではかみなり」「ぼうふう」が必中となる

特に弱点でもある「かみなり」には、十分注意する必要がある

あめふらし」持ちへの一貫性が非常に高いため、こちらの雨を利用されて負けては元も子もない。


みず技には水を用いるものが多い。砂漠の上であろうが洞窟の中だろうが、「なみのり」や「ダイビング」が出来る。どこから水を持って来たのであろうか?

また、ひでんマシンに設定されたことがある技が4つ(「なみのり」「うずしお」「たきのぼり」「ダイビング」)と、ノーマルと並び、最も多い。特に「なみのり」「たきのぼり」は使いやすいため、育成も手軽である。ただし、この4つが全て同時にひでんマシンになったことはない。

性能面では、技威力は安定しているものの、威力100以上の技の中で習得者が多いのが「ハイドロポンプ」くらいしかない。威力100以上は他に4つあるが、どれもこれも習得者が少ない。

追加効果のある技もいくつかあるが、威力は控え目。

火力インフレの昨今においてはやや火力が低く、命中率が低い「ハイドロポンプ」頼みになることもしばしばある。

変化技では上記「あまごい」の他、「アクアリング」や「みずびたし」などがある。


メインウェポンとして見た場合、みず攻撃技はこおり技と極めて相性が良く、この2つのタイプだけでかなりのポケモンに対して安定して攻撃出来る。

反面、この2つだけであるとみず自身に対して攻撃がさっぱり通らない。

そのため、自力ででんき・くさ技を使えなければ、「みずの最大の敵はみずである」ということもしばしばある。

メインでの安定感がある反面、サブウェポンとしての需要はあまりなく、弱点を突けるほのおじめんいわにどうしても弱いという様な場合を除けば、採用されることは余りない。


とはいえ、みず全体のバリエーションが大変に豊富なので、みずタイプだけでパーティを組んだとしても、くさとドラゴンには「れいとうビーム」、でんきには「じしん」をぶつけられ、同じみずタイプに対してもくさやでんきの複合組がいるのでそいつらに任せれば良く、伴って非常に安定感のあるものができ上がる。

特に単みずで物理特化の場合、れいとうパンチとじしんでほぼすべてのタイプに対応できる場合が多い。

それに、じめん複合の場合はくさ以外は等倍以下にできる他、そのくさにはこおり技を使うことで弱点に対抗できる。


ポケモンカードゲームにおいては初登場時から現在に至るまでこおりタイプも内包し、青をイメージカラーとした「水タイプ」(こちらは漢字表記が公式)として収録され続けている。

唯一の例外的なポケモンとして、エスパー飛行のルギアHGSS期の『ポケモンカードゲームLEGEND』では海の神としてのイメージを反映してか、一貫して水タイプとして収録され、基本水エネルギーカードの背景にも代表ポケモンのシルエットとして描かれていたりと、徹底して水タイプとして扱われていた。



みずタイプのポケモン一覧編集


第1世代編集


第2世代編集

※マリル・マリルリはポケモンXYから単タイプからフェアリータイプ複合。

※リージョンフォーム専用の進化形態が追加。


第3世代編集


第4世代編集


第5世代編集


第6世代編集


第7世代編集


第8世代編集

No.たねNo.1進化No.2進化
0816メッソン0817ジメレオン0818インテレオン
0833カムカメ0834カジリガメ--
0845ウッウ----
0846サシカマス0847カマスジョー--
0882ウオノラゴン----
0883ウオチルドン----
0892ウーラオス(れんげきのかた)--
0902イダイトウ--

第9世代編集


メガシンカポケモン編集


ゲンシカイキ編集

No.ポケモン
0382ゲンシカイオーガ

リージョンフォーム編集

ポケモンタイプ(変化前)タイプ(変化後)
ヒスイダイケンキみずみず・あく
パルデアケンタロス(ウォーター種)ノーマルかくとうみず

フォルムチェンジ編集



タイプ相性と特性編集

タイプ相性編集

攻撃側タイプ
抜群(2倍)ほのお・じめん・いわ
今ひとつ(0.5倍)みず・くさ・ドラゴン
効果なし(無効)-
防御側タイプ
抜群(2倍)くさ・でんき
今ひとつ(0.5倍)ほのお・みず・こおり・はがね
効果なし(無効)-

タイプ特性編集


タイプ相性考察編集

ここでは、有利不利の理由となりうるものについて考察する。


有利編集


不利編集

  • くさに弱く、半減されるのは、草が水を吸収して育つから。
  • でんきに弱いのは、水が電気を良く通すから。
  • ドラゴンに対してみず技が余り効果を成さないのは、龍が水神信仰から生まれた存在であるからためと思われる。

耐性編集

  • 同タイプの技を半減するのは、水に水を与えても水かさが増すだけだからだと思われる。
  • 一般に水は凍るものというイメージがあるため、こおりが半減対象と聞いて困惑したという初心者プレイヤーが後を絶たない。半減対象となった理由は、水は氷を溶かすからか、氷は水の一形態に過ぎないからであろうか。
    • これに関しては、乾燥させて水分を奪うフリーズドライの登場で幾分か解決している。
  • はがねの攻撃を半減するのは、水で金属を錆びさせるからか。
    • 形状を自在に変化させる水には、鋼が生み出す物理攻撃は効かないからなのかもしれない。

作品ごとの変遷編集

ポケモン赤緑編集

登場当初からかなりの数がいた。

加えて、ひでんマシンなみのり」が非常に使いやすく、みずポケモンレベル上げは「なみのり」を覚えさせてどうくつにいるいわポケモンを倒せば簡単にできるなる方法があるほどであった。


当時から沢山のみずポケモンの種族が存在していたのは、ひでんわざ「なみのり」を使うポケモンの用意に困らないための配慮であったと一部で推測されている。赤緑は発売2週間前に対戦機能が実装されたというのだから、恐らく開発当初は対戦環境を考慮せずみずポケモンを大量に実装したということなのだろう。



対戦では、当時みずタイプ最速でかつとくしゅも高いスターミーが大活躍を見せていた。


ヤドラン

この他、初代御三家のカメックス、ブイズの一員シャワーズ、スターミーと同じエスパー複合のヤドラン、こおり隆盛を支えたラプラス、ステータスで優れながらでんきタイプが4倍弱点ギャラドス、当時の151種類ではステータスでぼうぎょが最も高かったパルシェンなどがいる。

……当時から優遇冷遇争いが激しかったタイプでもある。


ポケモン金銀編集

特訓すいすい

金銀からの初登場組は水御三家で最終形態のオーダイルの他に、ファンシー枠マリルリニョロゾからの分岐進化ニョロトノシードラから進化したドラゴン複合のキングドラがいる。

……だが、この3匹が本気を出すのはまだ先の話。

中でもこの作品の新規追加で目を引くのは、みずタイプ初の伝説ポケモンであるスイクンだろう。ずば抜けた耐久力と低くないとくこう、すばやさで、みずタイプの持つ安定感の象徴のような存在である。『金銀』当時は厳選が困難だったが、『クリスタル』ではいわゆる「固定シンボル」となり、厳選が容易になった。また「れいとうビーム」も覚えられるようになったことで一段と強化された。


パルシェンの つららばり!勝てる気がしない

既存勢ではパルシェンが「まきびし」を、ドククラゲが「つるぎのまい」や「ヘドロばくだん」を手に入れたことで、急激に躍進した。一方で、ふぶきの弱体化も祟ったラプラスは鳴りを潜めた。


ひでんマシンに「うずしお」と「たきのぼり」が追加され、みずの秘伝技が何と3つに増えた。といっても、「たきのぼり」は前作にも登場してはいる(元トサキント系統専用技)。

対戦では技「あまごい」の登場で、火力を強化する手段を手に入れた。


『RS』編集

ラグラージポケモンイラスト・ミロカロス/メイキングトドゼルガ

この作品の初登場組は、御三家最終形態にしてバランスの取れたステータスと技を持つじめん複合のラグラージミクリの切り札でもあり持久戦が得意なミロカロス、こおり複合でタイプで無効化されない一撃必殺技「ぜったいれいどを持つトドゼルガなど。


特性が付与され、多くのみずタイプにすいすいが行き渡った。これによって、「あまごい」を使っただけで火力と機動力の両方が上昇するというとんでもない増強方法を確立した。この戦法でキングドラが一大強化を受けたほか、ハリーセンオムスターなども躍進し、新登場のルンパッパもこの戦法で名を馳せた。

だが、それだけならまだ大人しいほうである。

雷雨

『サファイア』のパッケージにもなったみずタイプ初の禁止伝説であるカイオーガは、なんと登場しただけで天候を「あめ」に変える(しかも戦闘中は永続!)というとんでもない特性「あめふらし」を引っ提げて登場した。出しただけで自分のタイプ一致技の威力が常時1.5倍になるだけでなく、当時初登場のダブルバトルにおいてこの特性は反則級の強さで、初手でカイオーガと特性「すいすい」のポケモンを同時に出せばそれだけで場を支配できるため、対策必須レベルであった。このカイオーガが出場できた公式大会では、どこもかしこもカイオーガだらけ。そりゃそうじゃ。


ギャラドス深海

一方、「あめ」に関係しない特性を得たポケモンについては、ギャラドスが「いかく」を手に入れ、新技「りゅうのまい」を引っ提げて対戦環境に躍り出た。

ランターンは「ちくでん」を手に入れ、でんきキラーのみずタイプとなった。

そして、スイクンは「プレッシャー」を手に入れ持久戦にさらに磨きがかかった。

ダイビング

また、ひでんマシンから「うずしお」が消えた代わりに「ダイビング」が追加され、数は変わらず3つとなった。


ポケモンDP編集

エンペルトフローゼルトリトドン

この作品の新規登場組は、御三家最終形態にしてはがねタイプ複合のエンペルト、「すいすい」持ちで最速を更新したフローゼル、じめんタイプ複合で独特な鳴き声で話題を呼んだトリトドンなどがいる。ただし、既存ポケモンから進化したみずタイプは登場していない(進化前は登場しているのに)。この現象は他にドラゴンタイプが該当する。

ポケモンイラスト:パルキア


伝説ポケモンでは、『パール』のパッケージにもなったドラゴン複合パルキアがタイプ相性・種族値・専用技のどれにも恵まれて大活躍を見せた。

蒼海の王子


みず初の幻のポケモンマナフィは、積み技「ほたるび」を生かし、「あめ」の時に発動する「うるおいボディ」を持つためカイオーガとの相性が良い。

Phione

……フィオネのことも、たまには思い出してあげて下さい


また、ひでん技から「ダイビング」が削除され、「うずしお」がHGSSで復活した。

この頃の特徴は物理特殊分化であるが、みずは「なみのり」が特殊、「たきのぼり」が物理に分かれたため、技威力がそこまで偏ることなく、寧ろそれまで不遇であった物理主体みずポケモンが一気に強化された


一日一匹金銀ポケモン描いていこう〜No.184ギャラドス

これによって一大強化を受けたのが、マリルリである。前作品に手に入れた特性「ちからもち」に加え、今作品で「たきのぼり」「アクアテール」「アクアジェット」と優秀なタイプ一致技を手に入れ、サブも「れいとうパンチ」や「ばかぢから」が加わり、「はらだいこ」による火力増強も手伝って一気に前線に躍り出た。

とはいえ、当時は同時習得の壁があったため、最前線というわけではなかった……ポケモンBWまでは。

この他、ギャラドスも念願のみず物理技を手に入れ、一度だけでんきタイプの技を半減できるアイテム「ソクノのみ」も加わり攻守ともに安定した強さを誇った。


この他、既存勢力ではミロカロスさいみんじゅつの強化で一躍最メジャーポケモンの一角に躍り出たが、後期に修正されて以降は鳴りを潜めた。

HGSS』でキングドラのタマゴ技にだくりゅうが、オクタンのタマゴ技にしおふきが加わり、ダブルバトルで新たな活躍を見せるようになった。

虹の北風

またカイオーガアイテム「こだわりスカーフを、スイクンが配布限定でまさかの「ぜったいれいどを手に入れてしまい、手のつけられない強さになった。



ポケモンBW編集

しんかいのブルンゲルアバゴーラ【ポケモン言えるかな?描いてみた ver.BW】Keldeo!

新規追加組は、御三家最終形態のダイケンキ、「おにび」が使えるみずタイプであり高い耐久と特性「のろわれボディ」の相性が抜群なブルンゲル、下記「からをやぶる」の使い手でいわ複合のアバゴーラ、幻のポケモンでかくとう複合のケルディオなどがいる。


パルシェンがからをやぶった!

既存組ではパルシェンが超強力な積み技「からをやぶる」と強化されたつららばりを引っ提げ、前線に復帰した。「からをやぶる」は他のポケモンにも加わり、特にハンテールサクラビスバトンタッチとのコンボで注目を集めた。

washing time!

ロトムのフォルムチェンジ形態が対応する技に依存するようになり、伴って「ハイドロポンプ」を覚えたウォッシュロトムがみずタイプを得ることになった。これにより、このポケモンはでんき・みず複合かつ特性「ふゆう」で弱点が何とくさタイプのみとなり、安定したステータスも手伝って一躍メジャーポケモンに名を連ねた。


梅雨とニョロトノ

また、この作品で隠れ特性が初登場し、ニョロトノがまさかの「あめふらし」を手に入れた。

これにより使用率が急上昇しただけでなく、「雨パーティ」がシングルでもダブルでも大暴れする一大全盛期が訪れた。

その他、3つの天候も永続特性が存在しているために安定するとは言い難いが、対策していない相手には一方的に勝ててしまうことも多かった。

ヤドラン待ちうけ用w

そして、ヤドラン隠れ特性さいせいりょくを、ヌオーが隠れ特性てんねんを手に入れ、シングルで独自の役割を持つようになった。


また、みずタイプの技なのに3割の確率で「やけど」を負わせる「ねっとう」、相手をみずタイプに変えてしまう「みずびたし」といった従来にはない効果を持つ技も登場した。

ちなみに、ひでん技は「うずしお」が削除されて「ダイビング」が復活した。

どっちのぽわぐちょー(ショー)

前作品に登場した特性「よびみず」が「みずタイプの技を吸収かつ無効化し、『とくこう』が1段階上がる」という仕様に変更されたことでトリトドンが大躍進を遂げたが、同時に他のみずタイプはこの特性を警戒しなければならなくなった。


ポケモンXY編集

新規勢は御三家のケロマツ系統、いわ複合のカメノテ系統、進化後はみずタイプがドラゴンタイプに変化するどく複合のクズモー、みず単のウデッポウ系統が新たに登場。

Volcanion - Heat & Vapor

そして2016年、幻のポケモンにして、初のほのおタイプとの複合であるボルケニオンが登場し、全タイプとの複合が実現した。


ゲッコウガ再投稿

何と言っても、今作初登場組で目を引くのは御三家最終形態でもあるゲッコウガだろう。みずタイプ最速、比較的高い「こうげき」「とくこう」に加え、隠れ特性「へんげんじざい」で出した技と同じタイプになるというトリッキーかつ強力なポケモンである。スマブラの参戦キャラにも選ばれ、アニメにてサトシゲッコウガなる姿にもなり、遂にはポケモン総選挙で1位に輝いた。


ゲンシカイオーガ

メガシンカは計5匹可能で、カイオーガゲンシカイキを手に入れた。

青い悪魔シザリガー


既存ポケモンでは、マリルリが自身のタイプにフェアリー?フェアリータイプが追加されたことや技の同時遺伝条件の緩和ではらだいこ」と「アクアジェット」の両立が可能になったことで、はがねが弱点でない高火力フェアリーとして大活躍を見せた。

少しずつ強化されてきたシザリガーが、ここに来てはたきおとす」超強化「クラブハンマー」強化でクレセリアまでも射程に入れる高火力アタッカーとなった。

一方、初代から活躍を続けていたスターミーは火力不足が祟って第一線から退いた。


技方面では、ひでん技は「ダイビング」がXYで削除されたものの、ORASで復活した。

さらに永続天候が終了し、「なみのり」「だくりゅう」「ハイドロポンプ」の威力が下がってしまった。強化点と言えば、「クラブハンマー」の威力が10上がったくらい。それでも多少弱くなった程度であり、不遇とはとてもいえない。


ちなみにこの作品では、他タイプからみずプに対して絶大な影響を与える新技「フリーズドライが登場。こおりタイプの技であるにもかかわらず、みずタイプの弱点を突けるというとんでもない効果を持った技である。もともと、こおりタイプを弱点としていたタイプはドラゴン・ひこう・くさ・じめんの4タイプで、いずれも耐性面が優秀、雨天候下で有用な特性などの恩恵を受けていたポケモンが多く、「通常のこおり技はみず複合のおかげで等倍に抑えられた」ことも大きなメリットだった。これらの4倍弱点を突くことが出来るこの技は、雨パにさらなる追打ちを与えた。


習得者がそれほど多くはないが、自身がこおりでもありこの「フリーズドライ」をタマゴ技で覚え、かつ特性「ちょすい」によって相手のみず技を吸収出来る上に素の耐久も高いラプラスが、雨パキラーとしての立ち位置を確かなものとした。


『SM』編集

新規勢は御三家アシマリ系統、みず単ヨワシナマコブシ、どく複合ヒドイデ系統、むし複合シズクモコソクムシの2系統、エスパー複合ハギギシリ、伝説ポケモンカプ・レヒレが追加された。

サトシゲッコウガァ・・・

この作品ではサトシゲッコウガがゲームに逆輸入されており、特性「きずなへんげ」によって変化でき、メガシンカと同等かそれ以上の強化を与えられた。

また、「みずしゅりけん」が物理技から特殊技に変更となったため、特殊寄りステータスのゲッコウガとは相性抜群となった。また、今作でファイアロー弱体化により、本格的に躍進。さらに、Zわざを駆使したげきりゅう型も登場し、御三家最強のトップメタにまで上り詰めた

今作品の水御三家最終形態として、フェアリー複合アシレーヌも登場。ゲッコウガと並ぶシングルバトルにおける水御三家のトップメタとして活躍した。

オニシズクモtwitterまとめ


むし複合オニシズクモが、特性「すいほう」で2倍になった新みず技「アクアブレイク」で「ちからもち」マリルリをも超えるダメージを放てる。同じ複合のグソクムシャは、特性「ききかいひ」と技「であいがしら」でトリッキーな動きを得意とする。

ドヒドイデ


どく複合ドヒドイデはかなりの耐久を誇り、特性「ひとでなし」や「さいせいりょく」で嫌らしい動きを見せる。

バイト


単みずで登場したナマコブシはその見た目や性能もさることながら、1日1回で2万円貰えるナマコブシ投げバイトの何ともいえない感じや補助技が豊富なことから、サポーターや耐久型が意外と強いことが話題となった。

ヨワシ


同じく単みずヨワシは、単体ではヒマナッツをも下回る全ポケモン中最低種族値を更新してしまう程の貧弱さ。

ヨワシの群れが集まった!


しかし、群れることで600族をも上回る合計種族値620ろなるという極端なフォルムチェンジを持つ。


カプ・レヒレ

伝説のポケモンでフェアリー複合カプ・レヒレは、当初こそ微妙と評されるも安定したステータスに強力な技、特性の効果で状態異常が無効となることが評価され、トップメタの一角として猛威を振るった。


既存勢力では、ペリッパーまさかの特性「あめふらし」を第2特性で獲得*し、かつとくこうも10上昇したことで必中「ぼうふう」・超火力「ハイドロポンプ」・サポート技「おいかぜ」・自主退場技「とんぼがえり」を1匹でこなすというとんでもないポケモンに化けた。しかし、ペリッパーもひこう複合であったため、ラプラスが『ポケモンXY』から輪を掛けて雨パ対策として採用される様になった。

一方でスイクンは「ぜったいれいど」を自力で覚えられる様になった反面、同技の命中率が下げられてしまった上に役割がやや被るカプ・レヒレに押されてしまい後退している。


ちなみに、この作品ではひでん技が廃止となっている。その代わりを務めるライドポケモンには、ラプラスとサメハダーが抜擢された。

なお、「たきのぼり」「なみのり」の技マシンはちゃんとある。


『剣盾>ポケモン剣盾』編集

ジムリーダーのルリナ&カジリガメ

御三家の最終進化であるインテレオンカムカメ系統、サシカマス系統を武器にするウッウ、さらにカセキメラウオノラゴンウオチルドンが追加された。

また、DLCで追加されたダクマが進化するウーラオスもれんげきのかたが水の型ということでみずタイプとなっている。

キョダイマックス持ちはラプラス、キングラー、インテレオン、カジリガメ、ウーラオスの5匹。

みずタイプのダイマックス技「ダイストリーム」は5ターンの間、雨を降らす追加効果を持つ。


今作品ではメガシンカとZワザ廃止に加え、使えるポケモンも制限され、段階を経て増えていくという方針を採っているため、同作品内でも段階によってみずタイプの地位は絶妙に変化している


ウオノラゴンカマスジョー可愛い

新規勢のウオノラゴンが準専用技「エラがみ」の超火力で暴れまわっている他、サシカマスの進化形であるカマスジョー水ポケモン最速を更新した。

カジリガメのキョダイマックス技「キョダイガンジン」は、ダメージを与える他に「ステルスロック」を相手の場に撒ける。

ウッウと謎の獲物ねらいうち

他には上位勢で話題となったウッウや、御三家初の高速特殊アタッカーであるインテレオンがシングルではゲッコウガの火力を上回る「げきりゅう」型で、ダブルではトリトドンの「よびみず」を無視できるため、ゲッコウガとはまた違った役割で顔を見せている他、そのスタイリッシュな容姿が話題となった。


既存勢では環境最上位ウォッシュロトムを始め、ダイジェット+じしんかじょうが強いギャラドス、「からをやぶる」が相変わらず強いパルシェン、前述のウオノラゴンとの組合わせが増えたペリッパーナットレイと並ぶ受けループの代表格ドヒドイデが一定数いる他、ダイマックスの火力上昇が流行し、その結果てんねんの中でも特に硬いナマコブシヌオーが数を増やし、一方でダブルではキョダイマックスを得てシングルでも数を増やしつつあるラプラスを始め、よびみずを持つトリトドンなどとかなり多様化し、新規勢ともども一定の躍進を見せている。


鎧の孤島編集

「鎧の孤島」ではスターミー、原種ヤドラン、マリルリといったおなじみの面々が復帰。

ポケモンHOME解禁後は、カメックスとアシレーヌが先行して連れて行けるようになった。

追加された教え技「クイックターン」は、みずタイプ版「とんぼがえり」といった性能。

しかし、威力がなぜか10低く、「テクニシャン」持ちが覚えるわけでもないのになぜに?

とはいえその強力ぶりは変わることがなく、「こだわりスカーフ」や後攻での交代など様々な戦術が編み出されている。

カメックス-キョダイマックスver.

カメックスはメガシンカを失ったものの、キョダイマックスを獲得。

キョダイマックス技の「キョダイホウゲキ」は、みずタイプ以外に4ターンの間スリップダメージを与える効果を持ち、使用者が場を離れても効果は持続する。

アシレーヌは専用Zワザが廃止されたが、水御三家トップメタとしての強さは未だ健在。

インテレオンもキョダイマックスを獲得、専用キョダイマックス技「キョダイソゲキ」で特性を無視出来る様になった。

…だが、隠れ特性が解禁された同御三家が最メジャーポケモンとなってしまっており、肩身が非常に狭かった

水流連打

ウーラオスは専用特性「ふかしのこぶし」で接触技が「まもる」などで防がれないだけでなく、自分に不利な能力変化の影響無視+確定急所の3連撃「すいりゅうれんだ」を備え、一部の耐久型にとってはいやらしい性能になっている。

特にきあいのタスキ持ちやミミッキュに対して優位に立てるのも大きい。

れんげきのかたの専用キョダイマックス技「キョダイレンゲキ」は、まもるやダイウォール貫通の追加効果を有する。

ちなみにランクバトルのシリーズ6では、ギャラドスがシリーズ7まで禁止ポケモンとなった。


DLC『冠の雪原編集

DLC『冠の雪原』ではスイクン・ラグラージ・カプ・レヒレなどが復帰。

スイクンは「しんそく」「エアスラッシュ」が全個体に解禁されたことで、レヒレとの大きな差別点を手に入れた。

ラグラージはメガシンカを失いながらも前述のクイックターンの習得により器用さを増し、準伝説が蔓延る環境にもかかわらず使用率を伸ばしている。

一方、カプ・レヒレは他のカプ神に比べて弱体化の影響が少なく、未だトップメタの地位にいる。

また、禁止伝説が1匹だけ使用可能なランクバトルの竜王戦ルールでは、カイオーガとパルキアが参戦。

カイオーガはゲンシカイキが廃止されたものの、シングルバトルでもダブルバトルでもザシアンと並ぶトップメタの一角として猛威を振るった。

ダイマックスすることにより、「こだわりスカーフ」のデメリットを打ち消せるのも追い風。


歴代御三家(ポケモン御三家)のほとんどが姿を消したにもかかわらず、今作でも需要の高いみずであるが、ファイアローブレイブバードと同等の火力で草原高速で滑るゴリランダーの登場により相対的に最も厳しい時代になった(あくまで「相対的」であり需要が高いことには変わりないが)


『BDSP』編集

パワーアップした第4世代。フェアリー参戦後の世界で…


第9世代編集

テラスタルの導入、変わる世界

新規はウェーニバルイルカマンウミトリオミガルーサ

ヘイラッシャシャリタツと未来種テツノツツミ


また、みずテラスタルはフェアリーテラスタルと並んで2トップで使用率が高い非常に強力なテラスタイプとなっている。

基本的にはタイプ受けのために使われることが多く炎技や鋼技、環境に多い水ウーラオスに強く出れるので利便性が高い。また電気を無効にするちくでんひらいしんや草技を無効にするそうしょくとも相性が良い。

攻めに使われる場合はタイプ一致テラスでの使用が多い。雨補正もさらに乗せることが出来るので威力はとんでもないことになる。(水ウーラオス、イルカマン、カイオーガなど)


SV初期編集

新ポケモンで目立つのはヘイラッシャ。トップクラスの物理耐久と「てんねん」を合わせ持つ他、シャリタツと強力なコンボを展開出来るため、シングルでもダブルでも対策必須となっている。


他のポケモンは物理アタッカーが多く、専用技「アクアステップ」を持つ御三家・ウェーニバル、種族値は高いが1度控えに戻さないと真価を発揮出来ないイルカマン、既存ポケモンではマリルリもこれに当たる。

上記のヘイラッシャも調整次第では物理アタッカーも十分可能なため、かなり競争が激しい。


シリーズ2ではパラドックスが解禁。

テツノツツミはあのハバタクカミより素早い高速特殊アタッカー。一見技範囲は狭いが、「フリーズドライ」と「ハイドロポンプ」で複合含め全タイプに等倍以上を取れる。


シリーズ4ではイダイトウ♂が活躍。最初は評価が低かったが研究が進むにつれて徐々に対面性能や抜き性能が評価され、ヒスイ組の最メジャー格の1体に昇格。


DLC前編『碧の仮面編集

シリーズ5ではミロカロス・エンペルトが解禁。特にエンペルトは隠れ特性が「まけんき」から「かちき」に変更され、単タイプの「かちき」アタッカーであるミロカロスの立場を脅かすのではないかと予想された。


実際の環境ではミロカロス・エンペルトが、シングル・ダブル共に根本的な技違いから、「かちき」型として需要を分け合っている状況である。


他では『碧の仮面』メインポケモンであるオーガポンいどのめん)がみず複合。テラスタイプはみずで固定されている。


DLC後編『藍の円盤』編集

過去作御三家がブルーベリー図鑑に登録されたことにより、レギュレーションFで他のみず御三家が揃って解禁となった。

なお、2月以降複数度イベントレイドに登場していた古代パラドックスのウネルミナモもブルーベリー図鑑に登録されるポケモンとなり、レギュレーションFで解禁されることとなった。


ウネルミナモは晴れであるとかえって威力が高くなる専用技「ハイドロスチーム」を持ち、みずポケモンとしては独自の立ち位置にいる。


シングルバトルではアシレーヌが解禁早々アタッカーから耐久型までをこなす環境の最前線ポケモンとなった。それ以外にも、ラグラージがいつもの如く起点作り型として、スイクンが耐久型として早速活躍している。シーズン15辺りからはクッションとしてママンボウが急浮上した。ダブルではアシレーヌとウネルミナモがアタッカーとして良く使われるように。


レギュレーションHシングルではアシレーヌヘイラッシャママンボウペリッパーイダイトウ♂がみずの主戦力となっている。ダブルでもその内ママンボウ以外は概ね環境にいる。



水御三家一覧編集

マジコスBLUE



みずポケモンの主な使い手編集

第6世代までは、みず使いの主な女性はカスミのみであった。

青や水色の髪や服装を着用している人物が多い。優雅さを求めたり、副業として料理人をしていたり、使い手のジムのある町自体が水が豊富であったりする場合が多い。

一般トレーナーでは、かいぱんやろうビキニのおねえさんつりびとふなのりなど、水着を着用していたり、肌を露出させている服を着用しているトレーナーが多い。




余談編集

近年では水棲生物モチーフや実際に水辺に生息するポケモン(ゲーム上では水上や釣りでないと野生個体に対面出来ないポケモンもいる)であっても、みずが付かないというケースが多い。

こういったケースは『RS』から見られたが、近作では増加傾向にある(中には「陸での戦闘が絶望的」な生物がモチーフのポケモンもいる)。


こうした背景にはポケモンが実在生物をモチーフとする関係上、水棲生物が増えてしまうのは必然であり、そうしたポケモンにみずをやたらと付加してしまうと、みずポケモン総数が他タイプを大きく越えてしまうといった事情もあると思われる。

中にはみず攻撃技をレベルアップで覚えるポケモンも少なくないが。


ポケモンモチーフタイプ
リリーラユレイドルウミユリいわ / くさ
アノプスアーマルドアノマロカリスいわ / むし
フカマルガバイトガブリアスサメドラゴン / じめん
ヒポポタスカバルドンカバじめん
グレッグルドクロッグヤドクガエルどく / かくとう
メグロコワルビルワルビアルインドカビアルじめん / あく
シビシラスシラスウナギでんき
シビビールシビルドンデンキウナギ/ヤツメウナギでんき
マッギョガラルマッギョヒラメ/オニダルマオコゼじめん / でんき(はがね)
マーイーカカラマネロイカあく / エスパー
ドラミドロウィーディーシードラゴンどく / ドラゴン
マケンカニヤシガニかくとう
ケケンカニイエティクラブかくとう / こおり
ダダリン海藻ゴースト / くさ
ガラルサニーゴサニゴーンサンゴゴースト
コオリッポペンギン/オオウミガラスこおり
タタッコオトスパスヒョウモンダコかくとう
バチンウニウニでんき
ヒスイハリーセンハリーマンハリセンボンあく / どく
パルデアウパードオーサンショウウオ/イベリアトゲイモリどく / じめん
ホゲータアチゲータラウドボーンワニほのお / (ゴースト)
ズピカハラバリーフクラガエル/ベルツノガエルでんき
カイデンウミツバメでんき / ひこう
タイカイデングンカンドリでんき / ひこう
ガケガニケガニいわ
オトシドリシュバシコウ/コウノトリひこう / あく
カラミンゴフラミンゴかくとう / ひこう
アルクジラハルクジラセミクジラ/ホッキョククジラこおり

上記の面々とは逆にスイクン(ヒョウやチーターの様な大型ネコ科動物)やマリル(ネズミ)・マリルリ(ウサギ)・ヒヤップ系統(猿)・ケルディオ(馬)・ウネルミナモ(獣脚類)の様に水棲生物でない生物がメインモチーフとなっているものも存在する。

また、『剣盾』においては本来は海に生息するみずポケモンでも、ワイルドエリアの湖に生息していることが判明しており、クジラであろうが、タコであろうが、アンコウであろうが普通に泳いでいる

エイも一応淡水性が存在するが、ポケモン世界ではまだそれに該当する種が登場していないので、普通にマンタイン族が出現する。

ポケモンの生命力の高さが、改めて実感出来ることであろう。



その他のタイプ編集



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