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ウォッシュロトム

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うぉっしゅろとむ

ポケットモンスターシリーズに登場するキャラクター(モンスター)であるロトムの変異体(フォルムチェンジした姿)。

基礎データ

全国図鑑No.0479
分類プラズマポケモン
タイプでんき / ゴーストみず(第5世代以降)
高さ0.3m
重さ0.3kg
特性ふゆう

各言語版での名称

言語名称
日本語ウォッシュロトム
英語Wash Rotom
ドイツ語Wasch-Rotom
スペイン語Rotom Lavado
フランス語Motisma Lavage
イタリア語Rotom Lavaggio
韓国語워시로토무
中国語清洗洛托姆
デンマーク語・ノルウェー語Vaske-Rotom
フィンランド語Pesu-Rotom
インドネシア語Rotom Cuci
マレー語Rotom Cucian
ポーランド語Rotom Piorący
ポルトガル語Rotom Lavagem
スウェーデン語Tvätt Rotom
タイ語วอชโรตอม
ベトナム語Rotom Tẩy Rửa

概要

第4世代「プラチナ」で追加されたロトムフォルムチェンジした姿(FCロトム)の1つ。

ロトムを手持ちへ入れたままマップ上のどこかにある洗濯機を調べることでフォルムチェンジする。

姿はオレンジ色のドラム式洗濯機を摸した姿に変化、体を覆うオーラは青となり、腕を思わせる部分は洗濯バサミ状になっている。また身体から伸びた排水ホース状の尻尾を抱えている。

XYでは攻撃時やポケパルレで喜んだ際にくるくる横に回るアニメーションが見られ、特に後者は中々可愛らしい。

ウォッシュロトムとはあくまで分類上の名称で種族名はロトムのままである。

そのためユーザーからは「水ロトム」「ミトム」「洗濯機」などと呼ばれている。

ゲームにおける特徴

フォルムチェンジすることで「ハイドロポンプ」が使えるようになったが、「ハイドロポンプ」以外の水タイプの技は覚えない(フォルムを戻したり変えたりすると忘れてしまう)。

ステータスは、防御面と特攻が大きく伸びるが、HPはそのままで素早さは若干下がる。ちなみに、他のFCロトムも同じ種族値である。

第4世代では、特定の場所でしかフォルムチェンジ出来なかったため対戦での需要はなかったが、第5世代ではランダムマッチなどでも使用可能となった。

また、第4世代まではノーマルロトムと同タイプであったが、第5世代からはタイプ電気/水へ変わる。ちなみに、同タイプにはランターンがいる(厳密にはあちらは水/電気)が、特性によって無効化出来るタイプが異なる(ランターンは電気であるが、こちらは地面)。

対戦ではとても安定した形態であり、FCロトムの中でも特に人気を博して来たフォルムである。

優秀なタイプ組合わせと浮遊のお陰で弱点が草のみな上、体重が軽いので「くさむすび」では対策とならないこと。FC前のゴーストを引継いでるお陰で補助技が豊富なこと。優秀な耐性に加え、一撃では中々落ちない高い耐久面から操出性能が非常に高く、メジャー所に強い点が挙げられる。

その都度の環境次第で様々な戦法のウォッシュロトムがおり、アタッカー型も耐久型もこなせる。苦手な相手にも「おにび」や「でんじは」の撒き逃げ、「リフレクター」や「ひかりのかべ」を貼っての場作り、こだわり系の「トリック」による行動制限、高い特攻からの「ボルトチェンジ」で逃げることが出来るなど、ただでは転ばない厄介な性能を持っている。

難点となると、こおり技は覚えないので欲しいなら「めざめるパワー」を粘る必要があることであるが、第6世代で威力が弱体化してしまった上に第8世代で没収されてしまったのは痛い。それに関連して草タイプや水/地面複合(特に「ミラーコート」を持つトリトドン、「パワーウィップ」を持つガマゲロゲ)の相手は分が悪いこと、上記の通り、水技が「ハイドロポンプ」のみなので水技での役割遂行には常に技外しの危険が付き纏うことが挙げられる。

対戦で初めて使用可能となった第5世代時点でかなりの人気を誇っており、第6世代では主要技威力弱体化や新技「フリーズドライ」登場などの逆風を受けつつも尚メガガルーラガブリアスと並んでトップメタ級要注意ポケモンの1匹に数えられる。

第7世代

しかし、第7世代では最大の仮想敵であったファイアローが姿を消し、メガガルーラマリルリも数を減らしたために物理受け型の需要自体が低下。またZワザか登場し気軽に超火力が放たれるようになったが、数値自体はそこまで優れた耐久力を持っている訳ではないロトムには耐えられないことも多く、役割破壊を喰らう機会が増えている。そのため若干数を減らし、ロトムの中での使用率1位はヒートロトムへ譲ることとなった。

第8世代

剣盾では使用率1位を奪還。ヒートロトムと共に環境最上位に位置することとなった。

また、「わるだくみ」を獲得したことで、長年の課題であった火力の問題が解決した。

この世代ではドラパルト対策の「あくのはどう」型が激増。

ダイマックス実装に伴いサイクル戦はしづらくなったが、ダイマックスわざ化すれば主力技の命中不安を解消出来るため、ダイマックスはウォッシュロトムにとって一長一短である。

第9世代

SVではテラスタルが登場。テラスタイプでんき状態となることで、実質弱点なしのポケモンに変わることが出来る。この時点でキョジオーンヘイラッシャの「じわれ」をスカすことが可能。さらに「とつげきチョッキ」を持つことでサーフゴーに対しても役割を持つことが可能。

この世代では「ハイドロポンプ」「ボルトチェンジ」「トリック」が概ね確定枠で、自由枠へ「おにび」「でんじは」が入る。ヘイラッシャへの打点となり「ねむる」を使うタイミングを狂わせることが可能な「ほうでん」、攻撃高ステータス物理アタッカー対策「イカサマ」、サイクル戦補助「でんじは」も偶に見られる。

持ち物はシリーズ1ではこだわり系が主流であったが、それ以降は「オボンのみ」がメインアイテムへ追加され、シーズン7以降は「ゴツゴツメット」採用も目立つように。

テラスタイプはとにかくドラゴンに強い鋼・フェアリーがメインで、次いで「ふゆう」と好相性の電気が多い。シーズン8ではガチグマの「からげんき」やカイリューの「しんそく」への対策としてゴーストテラスタルを採用した型も増えている。

シリーズ3になると四災が追加されたが、ディンルーに弱いという点が大きくのしかかるように。ただし、「トリック」でディンルーへこだわり系道具を押付ける場合は有利・不利を逆転可能。

それまで自身の微妙な耐久数値をパワーで粉砕して来た伝説・パラドックスポケモンが不在のシリーズ8では、準環境程度には戻っている。このシリーズの上位帯では「いたみわけ」型というそれまでの常識を覆す型も使われた。素早さの種族値がブリジュラスサーフゴーを微妙に上回るラインという恵まれた要素もこのシリーズではある。

その他

BW2では強化後のアクロマが使用する。ロトムがプラズマポケモン」なのは何かの偶然であろうか?

番外作品

ポケモンGO

2020年7月25 - 26日に掛けて開催された「GO FEST 2020」で実装された(ロトム系統の中では初)。

野生個体は存在せず、ドーブルと同様、GOスナップショットでポケモンを写した際に写真に写り込むとフィールド上に出現し、そのまま捕獲可能。電化製品へ入り込むという性質を上手くゲーム内へ落とし込んだといえるであろう。

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