データ
初出 | 第1世代 |
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タイプ | みず |
威力 | 120→110(第6世代) |
命中 | 80 |
PP | 5 |
分類 | 特殊 |
直接攻撃 | × |
範囲 | 単体 |
効果 | 通常攻撃。 |
英名 | Hydro Pump |
概要
初代から存在する技。
大量の水を激しい勢いで噴射して攻撃する技。
主な略称はドロポンだが、人によってはハイポンやハイドロと略する事もあるらしい(尤も、ハイドロだとハイドロカノンと被ってしまうので宜しくない)。稀にイドンプと呼ばれる事も。
最新作のスカーレット・バイオレットではタイムが命中が安定しているなみのりと命中が安定しないが威力が高いハイドロポンプのどちらを採用するかを考える「なみのりハイドロ問題」という略称を用いているが、ハイドロが正式な略称にされたのかどうかは不明(まぁ、ハイドロカノンは水御三家ポケモンの最終進化系のみ覚える技かつ、次のターン行動不能という両者とは違う反動効果があるため差別化されているのが大きいか)。
みずタイプ屈指の大技で、長い間わざマシンに収録されていなかったが第8世代でついにわざレコード03として登場した。
第7世代以前にもほとんどのみずタイプのポケモンが自力で覚えていた。
といってもネオラントやブロスター等、みずタイプでも習得出来ない種族もいる。
一方で、みずタイプではないボーマンダや、海の神ではあるがエスパータイプのルギア、進化してみずタイプを失ったアメモース、ドラミドロといった水辺に生息するポケモンはハイドロポンプを覚える。
また、特殊なイベントで配布されたコイキングが最初から覚えている。
第6世代では特殊技威力調整の影響を受け、威力が110へ下がったが、それでも威力の高さは申し分ない。だが、命中80の上に追加効果が全くなく、PPも5と少ないのが気掛かりなところ。せめてPPや追加効果があれば…。
命中80というのは対戦で使う上ではかなり信用ならない数字であり(ワロストーンエッジ参照)、2回連続外すこともザラにあるので、なみのりやねっとう、うたかたのアリア等の命中100の技の方が安定性が勝る。そのため、採用率は今一高くない。
しかし、みずタイプには汎用的かつ威力100を超える特殊技がしおふきしかなく、そのしおふきは自らのHPによって威力が変動するため先制出来なければ威力が下がり、また、ほのおタイプでいう所の、だいもんじよりさらに威力が高いオーバーヒートのような技がみずタイプには現状ないため、威力にこだわるなら必然的にこのわざが第1候補となる。「んんWWハイドロポンプ以外あり得ないWWW」という意見も少なからず存在するのだ。
上記の通り第8世代ではわざレコード化に伴い、かなりの数のポケモンが新規習得した。特にみずタイプ以外ではドサイドンやサザンドラ、バチンウニ、クレベースといった意外なメンツが習得できるようになった。
ほぼみずタイプ固有技であったため、これまで習得出来なかったミュウも習得出来、「全ての技を使える」という設定の実現に一歩近付いた…が、明らかにハイドロポンプを習得できそうな見た目をしているブロスターにはレベルアップどころかわざレコードで習得することすら許されなかった。増田ァ!(なお、ブロスターはメインウェポンであるみずのはどうを奪われずに済んだものの、わざマシン/レコード化は果たせず仕舞いであった)。
第9世代初期では、目の上のたんこぶであったねっとうを覚えるポケモンがいなくなってしまった(データ上には存在するが)ため、なみのりというライバルが存在するものの相対的にこの技の採用率が上がった。
上位互換として、命中率が高く追加効果もあり完全上位互換に当たるスチームバースト、同威力でほんの少し命中率が勝るがダブルバトルでは敵全体が対象となるこんげんのはどうが存在する。いずれも専用技。
ポケモン不思議のダンジョンシリーズでは高威力・長射程の特殊攻撃技として登場。
新世代では多くの長射程技が4マス先までに制限されたが、コレといくつかは射程10・貫通効果ありという高性能振り。素のPPが少ないため道具で補助しつつしっかり鍛えておきたい。
差異はあるが主人公として選べる水御三家は全員レベルで習得可能。
なお、救助隊から探検隊までのエフェクトはみずでっぽうとの差別化のためか、直線状の水流波ではなく、巨大な水の塊を勢い良く放つものとなっている。
アニメでのハイドロポンプ
レギュラーキャラクターではサトシのゼニガメ・ミジュマル・ガマガル、ヒカリのポッチャマなどが使用。初めから覚えていたガマガルを除きシリーズ後期での習得であり、ある意味成長の証である。
…時たま描写がみずでっぽうと区別が付かないという事態が起こるが…
撃ち方はポケモンそれぞれで、例えば…
- 殆どのポケモン:口から発射。
- ゼニガメ:手足と頭を引っ込め、回転しながら、身体の穴から水を吹き出す。スマブラの最後の切りふだでは従来通り、口から高圧水流を発射。
- カメックス:肩のキャノン砲より発射。ゲーム版ポケモンレンジャーでは口より吐く。ポケモンスタジアムシリーズでの演出のインパクトの為かハイドロポンプはカメックスを象徴する技となっている。
- ミジュマル:両手を構えて発射する。
- ケルディオ:蹄の穴から発射。回転する事で広範囲の敵に命中させる他、大ジャンプや水上での高速移動にも応用できる。
- ウォッシュロトム:尻尾から発射。ゲームでは腹部を展開して発射するエフェクトになっている。
- ボルケニオン:アームから発射。ゲームでも同様。
Pixivでは
ポケモンは余り使用しておらず、基本的に絵師や閲覧者が目より発射している。
また、「後で消します」と書かれた絵に発射予告されたり、たまに閲覧者の鼻からも発射される。誰が呼んだか「ハイドロドロポンプ」(※)。
また、股間から噴出している場合も稀にある。
(※)「ポケモン全キャラ2コマまんが全集」(小学館刊)では風邪を引いたカメックスがハイドロポンプを発射した所、鼻水よろしく、ハイドロポンプがドロドロベタベタしたものへ変化してしまった。
それ以外
ナバルデウス関係で頻出の単語。勿論由来となっているのはポケモンの技なのであるが。
関連イラスト
関連タグ
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ…ポケモントレーナーの最後の切りふだ『さんみいったい』でゼニガメがハイドロポンプを出す他、ゲッコウガの上必殺ワザとしても登場する。
ガメラ:サトシのゼニガメや『ポケモンユナイト』や『ポッ拳』におけるカメックスのモーションは回転ジェットへのオマージュとなっている。