基礎データ
全国図鑑 | No.0871 |
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ガラル図鑑 | No.353 |
パルデア図鑑 | No.321 |
ローマ字表記 | Bachinuni |
分類 | うにポケモン |
タイプ | でんき |
高さ | 0.3m |
重さ | 1.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | ひらいしん/エレキメイカー(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう1/ふていけい |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | バチンウニ | バチン(電撃の音)+ウニ+バフンウニ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Pincurchin | pincushion(ピンクッション、針刺し)+sea urchin(ウニ) |
ドイツ語 | Britzigel | Blitz(稲妻)+Seeigel(ウニ) |
フランス語 | Wattapik | watt(ワット、電力の単位)+piquant(刺す、トゲのある) |
韓国語 | 찌르성게 | 찌르다(刺す)+성게(ウニ) |
中国語(簡体字) | 啪嚓海胆 | 啪嚓啪嚓(物が落ちたり割れたりする音)+海胆(ウニ) |
中国語(繁体字) | 啪嚓海膽 | 啪嚓啪嚓(物が落ちたり割れたりする音)+海膽(ウニ) |
概要
ポケモン剣盾に登場するポケモン。
名前の由来は「ばちん!」(電撃の擬音)+『バフンウニ』。
これまでいそうでいなかったウニをモチーフとしたポケモン。外見のモデルは我々がよくウニと呼んでいる『ムラサキウニ』。設定や習得技からガンガゼの要素も入っていると思われる。
外見は正しくウニといった感じで、ウニの身に当たる部分が口に、瞳が三角状になっているのが特徴。唇は電気を通さない。
コイツやアイツを彷彿とさせる可愛らしい見た目である(特に後者はシルエットも似ている)。
ウニらしく海の浅瀬に棲み、五本の鋭い歯で岩場の海藻をこそぎ落とし食べている。そしてエサを消化する過程で発電が行われる生態。
それら電気を鋭いトゲの先端から放ち、その上一本一本に電気を蓄える性質があるため、折れても3時間は放電し続けるという、護身用の武器としてはかなりの優れ物。
性格は非常に臆病で、体に藻屑が触れただけで驚き放電してしまうというハタ迷惑な面もある。
剣盾発売当時、「キャベツを食べるウニ」のニュースが流行っていたこともあり、バチンウニがキャベツを食べているイラストも見られる。キャベツを食べたウニは、天然よりも味が良くなるらしい。本作ではカマスジョーの味について触れられていたが、バチンウニの味は如何程のものなのだろうか。
エサを探して海辺をうろつく ヒドイデがバチンウニの折れたトゲを食べようとして痺れている事があるらしい。
水棲生物モチーフな点からみずタイプが入っているのかと思いきや、マッギョやシビシラス一族同様みずタイプ複合ではない。しかし、タマゴグループはすいちゅう1に属している。
野生下では9ばんどうろの草むらにもランダムエンカウントするので、ある意味自身のタイプに忠実なヤツだとも言える。
色違い
弱冠 黒くなり、口元の黄色部分が濃くなる。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
48 | 101 | 95 | 91 | 85 | 15 | 435 |
第8世代の新ポケモンの最終形態では最も低い合計種族値435。両刀超鈍足アタッカーで、でんきタイプの技を物理技から特殊技まで幅広く習得する。
火力は特性がないと低め、耐久も低いHPが足を引っ張りそこまで高くはないとやや扱いづらい数値か。
モチーフが水棲生物なだけあり、アクアブレイクやハイドロポンプといった強力なみずタイプの技やベノムショック、じごくづきなどのサブウェポン、おまけにつぼをつくやどくびし、じこさいせいといったサポート技まで広く覚えるので物理型/特殊型どちらでも使う事が可能。詰み技にのろいがある為、物理型として使うのも手だが、特殊技に限りこおりタイプのサブウェポンが搭載できるのも地味ながら長所である。見た目通りに電気物理としてはなかなか優秀なびりびりちくちくも習得できる、ただし鈍すぎる為かボルトチェンジは覚えない、覚えれば後攻ボルトチェンジで負担がかけられただけに惜しい所である。
しかし、HPの種族値が48とかなり低め、弱点はじめんタイプのみで、前述の習得技で苦手なじめんタイプに対策はできるが、過信できる能力とは言い難い。
素早さの値もかなり低く、トリックルーム下なら、びりびりちくちくの怯みも狙えるものの、わざわざトリックルームで運用するにはやや能力不足気味。この点はタマゴわざであるふいうちでカバーすることもできるが、どの道この低すぎる素早さとどう付き合っていくかが、バチンウニ運用のカギとなるだろう。
また「じばく」も覚えるので、敵に大ダメージを与えて離脱するのもアリである。トゲのついた爆弾は創作作品ではよく見られる光景なので、ウニのような生物モチーフとはいえインパクトある退場が狙えるだろう……。
後続の事を考える際は、タマゴわざの「おきみやげ」をお薦め。
隠れ特性はエレキメイカー。他の三種類のフィールド特性も、第8世代の新ポケモンの隠れ特性として登場している。フィールド特性を持つポケモン内では最も素早さが低く、同時に出したときには最後に貼ることが可能。退場技も持ち合わせるので、エレキフィールド展開・後続の起点作り要員として使い捨てることも一応はできる。
また、鎧の孤島で非常に相性が良いライジングボルトを習得。実質威力273の電気技を耐えられる相手は殆ど居ない為、バチンウニを採用する上での強みとなる。
総じて、アタッカーをこなしつつ、後続の場作りも出来るという見た目と数値以上に優秀なポケモンと言える。
弱点は電気技以外の火力が低い事と超鈍足にもかかわらず、耐久が高くない事か。
ところがDLCの冠の雪原ではカプ・コケコが復帰。同じエレキメイカー持ちであり、ライジングボルトを習得してしまってこのポケモンの立場が薄くなるのでは…と危惧した人もいそうだが、あちらは結局ライジングボルトを習得しなかったため、まだまだ大丈夫だろう。
第9世代
第9世代でもSV発売時点で唯一のエレキメイカー要員。
この関係かライジングボルトを没収された。
なお、ミライドンは上位互換の特性ハドロンエンジンを持つが、あちらは禁止級伝説であるのとフィールド取りとしては素早さが高すぎるため差別化は不要。
猛威を払うであろうテツノツツミ、でんきタイプ仲間であるテツノカイナやテツノイバラ、互いに弱点を補い合えるテツノコウベとのシナジーが期待されていたが…。
シーズン3では圏外や3桁だったシーズン1・2と比べれば使用率が上がったが、それでもシングル・ダブル共にまだまだ低く、やはり数値の低さが祟ってしまっている模様。古代パとシナジーがあるコータスと比べてもかなりの差が出ている。
テラレイドバトルには星3.星5.星6で出現する。
たまに水テラスタルであることがあり電気技をひらいしんで無効にしてくる。星6は技範囲が広めであり、
両刀型であるために長期戦だとこちらが疲弊しやすい。
全技を半減以下に抑えるのが難しいがちょすい持ちの地面タイプ等なら可能で麻痺状態にもならず有用である。
使用トレーナー
ゲーム版
漫画版
- ホップ(ポケスペ)
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- 新無印129話・130話・131話:モブで登場。
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 16話・42話:モブで登場
GOTCHA!
ホップの個体が登場するが、ゴリランダーのドラムの上に乗っている。かわいい。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
15章にて、こちらでもホップの手持ちで登場。
ポケモンローカルActs
青森県階上町にナマコブシ・ユキハミ(+キャモメ)と共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。
ちなみに、階上町は「いちご煮」(ウニとアワビを使ったお吸い物のこと)が有名である。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0870.タイレーツ→0871.バチンウニ→0872.ユキハミ
関連ポケモン等