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でんきタイプ

でんきたいぷ

でんきタイプ(Electric Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
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概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。

でんきタイプのカテゴリーに分類される特徴としては、自身で電気を生成できるポケモンが入れられる。
また、全体的に外見の配色が黄色のものが多い傾向がある。
容姿はコイルのような工業系から、ピカチュウのような可愛らしいポケモンまで様々。
アニポケの影響で大人気となったピカチュウにあやかってか、後の世代でも可愛らしいマスコット的なでんきタイプポケモンが必ず一種は追加されるのが定例となっている。だが全体の総数は多くはない。

しびれちゃう!
電気タイプ!


でんきタイプのポケモンは、高速で流れる電気のイメージから基本的に「とくこう」と「すばやさ」が高く、「ぼうぎょ」と「HP」が低めに設定されている。
耐久力が低いポケモンが多いので目立ちにくいが、弱点が一つしかないのに耐性は複数あり、状態異常も一つ無効にできる為、防御性能はかなり優秀。

初代~第3世代までのでんきタイプの分類が特殊だったためか、「こうげき」が高いポケモンでもある程度の「とくこう」を備えている事が多い。
その名残なのか今現在でも「こうげき」に極端に偏ったでんきタイプは存在しない。
「とくこう」に極端に偏ったやつならいるが。

また、高威力技である10まんボルトかみなりがわざマシンで習得可能なので、遺伝や教え技に頼らずとも増強が容易い面も非常に便利で優れている。
みずタイプひこうタイプの絶対数が多く、比較的半減、無効化されにくいこともあって攻撃属性としても中々に優秀。
加えてXYからは「まひ」状態にならなくなったことで、「すばやさ」が落ちにくくなったのも強み。

反面、自身のタイプ以外の攻撃技をあまり覚えないポケモンが多く、でんき技(ともう1つのタイプの技)が通らない相手にはとことん不利になるポケモンが多い。
物理・特殊問わず「めざめるパワー」やノーマルタイプの攻撃技すら候補に上がるのはくさタイプに似ている。
苦手であるじめんタイプに対しては、こいつとか一部のポケモンを除いて弱点を突かれる以前にこちらからの有効打を与える手段に乏しい。

これはでんき技を無効化する特性持ちに対しても言え、「ちくでん」「ひらいしん」「でんきエンジン」を持っているポケモン相手に何もできないことがしばしば。
相性補完の面では、こちらが通らないじめん、ドラゴンの弱点をつけるこおり技が優秀のため、習得する場合採用される可能性が高い。

また、天候「あめ」の時に「かみなり」が必中になる。
その為みずタイプと一緒に雨パの一員としてパーティに入ることが多い。
どちらもくさタイプに半減されてしまうので、同じく必中になる「ぼうふう」もパーティ内に入れておきたい。

変化技は、相手を「まひ」状態にするでんじはが命中率が高く「まひ」の効果も優秀なので大変使い勝手がよい。多くの世代でわざマシンにもなっており、でんきタイプ以外の使用者も多数。
ただしじめんタイプには効かない。
またでんじふゆうは5ターンの間じめんタイプの技を無効化する。
相手より素早ければじめんタイプに対して一泡吹かせることもできる。
だがそれ以外の技は場面を選ぶものが多く、でんきタイプ内でも習得者が限られるため使い勝手は今一つ。

残念な点としては、唯一の弱点であるじめんタイプが非常に突かれやすく、また「ぼうぎょ」も低いため耐久面での不安を抱えていることである。
弱点自体は一つしかないが、当の弱点であるじめんタイプ技の「じしん」がこれまた多くの種族が容易にわざマシンで習得可能な為、思った以上に突かれやすい。
じめんタイプに優秀な種族が多いのも難点。
特にこいつとかこいつとかこいつとか。

だが、逆にいえばタイプや特性でじめん弱点を打ち消しているでんきタイプは非常に優秀ということでもある。弱点が地面一つしかないため、ひこうタイプと複合した場合ひこう目線ではデメリットゼロの超良複合となり、ふゆう持ちになった際にはでんきタイプとしての弱点が完全に消え去る。(各種ロトムシビルドンなど)。その他「ふうせん」を持たせたり「でんじふゆう」などを使用して弱点を消す手段もあるが、大抵のでんきタイプはじめんタイプを強引に倒しきるだけの技を持っていない場合が多いので無理は禁物。

更に近年では「でんき技無効の特性をでんきタイプ自身が多く持つ」という現象も起きている。
でんきタイプの天敵は実はじめんタイプではなく同じでんきタイプなのかもしれない。

対戦においては準伝説の活躍が特に目覚ましく、でんきタイプの準伝説は強いと言われる程に対戦での使用率が異常に高い。

  • 初代から優秀な複合と安定した数値で活躍を残し続け、剣盾ではシングル使用率1位にまで躍進したサンダー
  • カプ・コケコに役割を取られていたものの、剣盾ではねっとう、はどうだん習得でじめんタイプにも止まらなくなったライコウ
  • 登場当初はいたずらごころでの麻痺撒き、SMではれいじゅうフォルムの超火力、剣盾ではまけんき型と時代を変えてもトップクラスで使用され続け、2つのフォルムのどちらでも対戦環境を荒らしたボルトロス
  • 高い素早さとエレキフィールドによる高火力でんき技、多彩な技で一時期総合使用率1位に輝いたカプ・コケコ
  • 特攻種族値173という禁伝級顔負けの数値に加えてビーストブーストほたるびで更に火力を上乗せして殲滅しにかかるデンジュモク
  • 全ポケモン最速の素早さ種族値200からSM時代のカプ・コケコ以上の火力のでんき技を持つレジエレキ

と言った具合に、全員が対戦にて要注意ポケモンとして名前が挙がり、厨ポケと中堅上位を行き来することはあれど不遇扱いされているポケモンは存在しない。
このように強力なポケモンが多いことから、それに対抗できるじめんタイプはパーティ構築において必須と言われる程に対戦に於いて絶大な影響を与えているタイプでもある。

しかし逆に言えば、一般ポケモンは性能面で下位互換になってしまいがちというエスパータイプと同じ欠点を抱えており、対戦で比肩しうるポテンシャルを持つのはロトムやジバコイルなどごく一部。
総数はおろか差別化の要たる複合タイプも少ない事や、性能面は二の次なマスコットじみた枠が多い事も、この傾向に拍車をかけていると言えよう。

ポケモンカードゲームでは初登場から現在に至るまで該当するタイプはでんきタイプしか存在しないにもかかわらず、雷タイプと何故かゲームとは異なる名称が用いられている。

世代ごとの変遷

第1世代

でんきタイプの出現場所は「むじんはつでんしょ」とその周辺にほとんどが集中しており、それと合わせて工業系イメージのポケモンが多かった。
だがシナリオで必ず行くような場所ではなく、伴って普通にストーリーを進めていると中々手に入らない珍しいタイプだった。

ピカチュウ


そんな中唯一序盤の「トキワのもり」に出現していたピカチュウがアニメで一躍有名になったことで、ポケモンの顔として一気に認知度が上昇した。
進化後のライチュウは後述の競合相手の陰に隠れがちで不遇だったが、ピカチュウが「ポケモンスタジアム」経由で「なみのり」を覚えられるようになったことで、苦手とするじめんタイプに唯一対抗できるという個性を得た。

サンダース
マルマイン
初代グラフィック怖かったポケモン


対戦では「すばやさ」と「とくしゅ」の高さを売りにしたサンダース、爆発仕事人で初代最速のマルマインが圧倒的人気を誇っていた。
サイコキネシス」を覚えるエレブーもそこそこ使われていた。

サンダー


そして伝説のポケモンであるひこう複合のサンダーは、唯一の弱点であるじめん技を無効化でき、後の世代でも安定した使用率を保っている。

ただし、当時「10まんボルト」の技マシンは貴重品(1つのセーブデータで入手できるのは1つのみ)であり、これ以外にろくなでんき技を覚えないポケモンが多数を占めていたことから、誰に覚えさせるかでシナリオの進行が止まることがしばしばあった。
ピカチュウバージョンでピカチュウが自力で覚えるようにはなったが、それでも改善されたとは言い難かった。

第2世代

デンリュウの日
ランターン


一般枠からはメリープチョンチーの2系統、ベイビィポケモンピチューエレキッドが登場。
中でもメリープ系列の最終進化のデンリュウは「かみなりパンチ」を、チョンチーの進化形ランターンは「スパーク」を覚えられ、「10まんボルト」がなくても戦えたのが強み。

ピチュー


また、この頃からピカチュウに似せたアイドル的なでんきタイプが登場し始めた。
進化前のピチューがそれにあたる。
ちなみにピカチュウ専用道具「でんきだま」もこの世代から登場した。

でんこうせっか


伝説のポケモンは、単でんきタイプであるライコウが初登場。
しかしレベルアップで覚えるタイプ一致の攻撃技が「かみなり」「スパーク」「でんきショック」のみ
しかもライコウは当時初登場の所謂「徘徊型伝説」で、冒険の途中で訪れる場所で遭遇した時点で能力が決まることから厳選は困難を極めた。

既存勢ではじめんタイプのガラガラが超強化され、その攻撃を受け付けないサンダー、後期には多彩な技を覚えられるエレブーが引き続き使われていた。

冒険においてもでんきタイプが以前よりは入手しやすくなっており、草むらにメリープ系列やはがね複合となったコイル系列が、釣りをすることでチョンチー系列が手に入るようになった。
しかし『金・銀』ではあろうことか「10まんボルト」の技マシンが消滅
代わりに「かみなりパンチ」が技マシン化するが、そもそも手のあるでんきタイプの方が少ないので十分な救済になっていなかった。
だが『クリスタル』で教え技として復活し、事なきを得た。
加えて、この世代で「めざめるパワー」が登場。
個体値によってタイプや威力が変わるこの技は、この世代からでんきタイプのよきサブウェポンとして採用されることになった。

第3世代

月夜に
にこいち


この世代の新ポケとしてライボルト系統が追加されたが、本気を出すのはまだ先の話。
そしてアイドル枠からはプラスルマイナンが登場。
前にも後にも2匹で登場したのは現時点でこの世代のみで、以降のネズミ枠は未進化が定番となった。
特性の効果を生かしてダブルバトルで一緒に出してあげると強くなるように設定されている。
また、ピチュー系統に専用技「ボルテッカー」が来たのもこの世代。

ダブルバトルが始まったことで、でんきタイプの需要は更に拡大した。
「すばやさ」が重視されること、「でんじは」で相手の「すばやさ」を落とせることが主だった理由である。
「10まんボルト」も晴れて技マシンに復活し、より一層強さに磨きをかけた。

反面、特性「ちくでん」「ひらいしん」が追加され、でんきが効かない相手が増えてしまった。
「ちくでん」はでんきタイプ自身が持っている特性なのでそこまで大きな被害は出なかったが、「ひらいしん」はじめんタイプが主に持つようになり、そいつがいるだけで機能停止に陥ることが多かった。
そして、特性「ちくでん」によってサンダースや前作に登場したランターンがでんき無効となり、使い勝手が飛躍的に上昇した。
この他既存組ではライコウが「めいそう」を手に入れ、でんきタイプで初めてとくこうを挙げる手段を持ったことで大幅に強化された。
しかし、同時にライコウ自身の入手が非常に困難になったせいで活躍の場は狭められてしまった。

第4世代

れんとらあ
ジバコイル
Electivire - The Thunder Ogre


新規追加ポケモンはレントラー系統とアイドル枠のパチリス、初代組のレアコイルとエレブーがまさかの進化を遂げたジバコイルエレキブルが登場した。
ジバコイルは高いとくこうからの高威力技を、エレキブルは高いこうげきからの多彩な技、更には特性「でんきエンジン」を生かして活躍した。

ロトムだいすき


また、初のゴーストタイプ複合であるロトムが登場。
特性「ふゆう」でじめん技を無効化するのが最大の特徴で、当初は耐性のみが売りだったが、『プラチナ』以降5種のフォルムチェンジを獲得し、フォルム専用技と共に高耐久かつ弱点を突かれにくいポケモンとして名を馳せた。

パチリスの日


毎作の電気ネズミ枠はパチリス
攻撃力は物理特殊共に低いがそこそこの耐久力と優秀な削り技「いかりのまえば」を持つ。
だが特性が戦闘向きでなく「ものひろい」での財産運用が中心だった。
……この頃までは。

既存組では漸くライコウの入手条件が緩和されたが、徘徊する関係で再び性格厳選が困難という事態に陥った。
かたやサンダーはHGSSで性格厳選が可能となり数を増やしたが、まさか生息地から追い出されるとは誰が想像したか。

この世代では、それまで特殊だけだった技のタイプが物理と特殊に分かれた。
だが、「10まんボルト」を始めとする主要な技はほとんど特殊に分類された。
物理のまともな技といえば先の「ボルテッカー」くらいで、その下は威力わずか75の「かみなりパンチであった。
その上、手がないでんきタイプはこの技すら覚えられないため、最強物理技が「かみなりのキバ」や「スパーク」(どちらも威力65)になることもざらであった。
このため、せっかく「こうげき」の高いでんきタイプとして登場したエレキブルやレントラーは物理でんき技より特殊技「10まんボルト」の方がダメージが大きいという悲しみを背負うことになった。
……何度ピチュー系統が嫉妬の眼差しで見られたことか。

第5世代

【原型】デンチュラ
カミツレ&ゼブライカ
マッギョ


新規勢では、独自のタイプと無駄の無い種族値を持つデンチュラや、ジムリーダーのエースであるゼブライカ、個性的な見た目をしたマッギョが追加された。

シビルドン


また、特性「ふゆう」によって念願の弱点がないでんきタイプとなったシビルドンも登場。
多彩な技を覚えることでも話題になった。

Rainbow berries


おなじみネズミ枠はエモンガ
今世代以降から、単タイプではなく複合タイプとして独自性を出していくことになる。
特性とタイプで2つの属性に「アンコール」の圧力をかけていけるのが強みで、でんきタイプの中でも隠れた実力者。

ボルトロス
ボルトロス れいじゅうフォルム


反則級の特性「いたずらごころを持つ伝説のポケモンボルトロスも登場。
先制「いばる」「でんじは」で多くのポケモンを機能停止に追い込んだほか、『BW2』では新たにれいじゅうフォルムも獲得し、特性が「ちくでん」となったため全く別の戦法を展開できるようになった。
しかしこのポケモンも徘徊型で、厳選はかなりの困難を伴うことになった。

ゼクロム


そしてでんきタイプ初の禁止級伝説であるゼクロムが登場。
こちらも物理攻撃の方が得意だが、なんと専用物理でんき技を「クロスサンダー」「らいげき」と2つも持つというとんでもない贅沢ぶりだったが、特殊耐久が低いせいでそこそこの活躍に留まった。
後の世代では、禁止級で唯一まひの一貫性を切れることや、環境の変化により少しずつ数を増やしていった。

既存ポケモンでは、フォルムチェンジロトムからゴーストタイプが取れ、専用技それぞれのタイプになった。

害悪洗濯機


これによってみずタイプ複合となったウォッシュロトムは何と弱点がくさタイプのみとなり、多くの耐性も獲得したことで一躍メジャーポケモンとなった。
隠れ特性が導入され、パチリスに「ちくでん」が加わったことで「このゆびとまれ」と合わせたでんき吸収コンボが開発され始めた。

技方面では威力90の物理でんき技ワイルドボルト」が技マシンで登場した。
やっとまともな威力の物理技が来た……と思いきや反動技で、追加効果も特にないので「ボルテッカー」の廉価版である。
とはいえ、今までろくな技がなかった物理電気には朗報といえるだろう。
更にこの世代から、特性「ひらいしん」にでんき技を無効化し、かつとくこうが1.5倍になる効果が追加された。
そしてライボルトのみだったでんきタイプの「ひらいしん」の所有者が隠れ特性の影響で一気に増加した。
……でんき技の無効化合戦がでんきタイプ同士で始まってしまったのである。

第6世代

エレザードカワイイヨエレザード


この世代の追加組は少ないが、初のノーマルタイプ複合で多彩な技を覚えるエレザードは天候に依存する特性を持ち、その中でも特性「サンパワーによって高火力を放てることで知られるようになった。

ンネ!


お馴染み電気ネズミ枠では今世代で追加されたフェアリータイプを持つデデンネが登場。
だが「特殊方面の能力が強い癖に何故かフェアリー技が物理技『じゃれつく』しかない」「『すばやさ』種族値がガブリアスギリギリ1負ける」などが重なりバトルでは目立ていなかった。
かたやアニメでは大活躍を果たした。
……作画崩壊? なんのことだそれは?

もこもこもふもふ


既存組では、2世代にわたって着実に強化がなされ、今作でメガシンカまで獲得したライボルトがダブルバトルで活躍するようになった。
他にはデンリュウもメガシンカを獲得し、ゼクロムと同じドラゴン複合となった。
ポケモンの徘徊が廃止されたため、ライコウ、ボルトロスが登場以来初めて地に足をつけて戦ってくれるようになり、性格厳選も容易になったことで数を大きく増やした。

技方面では「10まんボルト」「かみなり」の威力が下がり、また「めざめるパワー」の威力も60に固定され、火力が大きく削がれることになってしまった。
だが同時に「まひ」への耐性を手に入れたことで、より動きやすくなった反面、第5世代以上に「でんきタイプの最大の天敵はでんきタイプ」という事態にも繋がったのだが。

この世代から新しいタイプとしてフェアリータイプが追加されたが、新しいタイプが追加されても、影響が少なかった。(強いて言うなら、攻撃を受ける時、効果が今ひとつになるはがねタイプの需要が上がったことか。)

このゆびとーまれ!


そして2014年夏、新技「ほっぺすりすり、技「このゆびとまれ」「いかりのまえば」、特性「ちくでん」を活かしたパチリスが世界を制したのであった。

第7世代

⚡️ぱちぱちあーず⚡️


この世代ではむし複合で「ふゆう」持ちのクワガノンや、優秀な特性と豊富な補助技を生かしたサポートを得意とするトゲデマル、4種のフォルムのうちの1体オドリドリ(ぱちぱちスタイル)、準伝説ではフェアリー複合で「エレキフィールド」を張るカプ・コケコ特攻173の超高火力ウルトラビーストデンジュモクが登場した。
リージョンフォームはライチュウがエスパータイプ複合となり、いわタイプの代表格イシツブテ系統がまさかのでんき複合になった。

ポケモンイラスト・ゼラオラ


更に幻のポケモンとして2018年にゼラオラが追加された。
何気にでんきタイプでは初めての幻のポケモンである。

禁忌の雷
デンジュモク


対戦では、カプ・コケコが持ち前の特性エレキメイカーを活かして大活躍を果たした。
デンジュモクはZさいみんじゅつとのコンボが多く使われ、特性「ビーストブースト」や「ほたるび」でさらに高い特攻を上げることも可能。

電気ネズミ枠は、第4世代のジバコイル以来となるはがね複合のトゲデマル
アイドル枠としては初めての純物理ポケモンで、USUMではクワガノンに代わるぬしポケモンの一体として登場。
一致技両方の高い怯み率を活用したり優秀な補助技と「がんじょう」の生存力の高さでダブルバトルに新しい風を吹かした。

Surfing!
ゴローニャ(アローラの姿)


アローラライチュウは専用Zワザのライトニングサーフライドを持ち、専用特性「サーフテール」は場が「エレキフィールド」の時に素早さが2倍になる。
進化前のピカチュウも専用Zワザを持つが、専用アイテムを持てないというデメリットがあるため実戦で使用するのは困難だった。
アローラゴローニャは専用特性「エレキスキン」を持ち、「だいばくはつ」をスキル補正込みでタイプ一致の最大火力を叩きだせるポケモンとなった。
メガオニゴーリと違って持ち物が自由だが、やはりじめんタイプに無効にされるのはご愛嬌。

一方で「でんじは」が命中率90、「まひ」状態の「すばやさ」減少率が1/2に修正という弱体化を受けた。
加えて「いばる」「こんらん」までも弱体化し、かつ「いたずらごころ」を含めた先制技も無効化手段が大幅に増えたことでボルトロス(化身)が痛手を被ることに。
霊獣フォルムにはない「すばやさ」を活かした立ち回りは不可能ではないが、以前のような「いばる」連打による場荒らしはかなり難しくなった。
このためボルトロスはフォルムの使用率が逆転している。
ただ、ボルトロス自身は数こそ減ったものの霊獣フォルムの使用率が高かったため、第6世代と合わせるとボルトロスは2つのフォルムが両方とも対戦環境に食い込んだことになる。

また「ひらいしん」を持つガラガラがあろうことかほのお・ゴーストの複合になったせいででんき・ノーマル無効、めざパ候補筆頭のこおり・くさ半減という、でんきタイプにとっては大変に頭の痛い存在になってしまったのがマイナス要素だった。

第8世代

新たにワンパチ系統、エレズン系統、バチンウニ、アイドル枠のモルペコカセキメラであるパッチラゴンパッチルドンが追加。
さらにDLCで新たなレジ系としてレジエレキが登場する事となった。
ダイマックス技の「ダイサンダー」はエレキフィールドを展開する。
キョダイマックス持ちはピカチュウのみだったが、後にストリンダーも獲得している。

今世代ではメガシンカとZワザ廃止に加え、使えるポケモンも制限され、段階を経て増えていくという方針を採っているため、同世代内でも段階によってでんきタイプの地位は絶妙に変化している。

ポケモン剣盾

そ~れがっちゃんこ


新規勢ではパッチラゴンが独自のタイプ構成とダイマックスとの相性の良さ、強力な専用技のでんげきくちばしでロトムに次ぐ第2のでんきタイプ枠として数を増やしている他、ストリンダーが独自のタイプと特性を持っており、話題となっている。
ストリンダー専用のキョダイマックス技「キョダイカンデン」は相手をまひかどく状態にする追加効果を持っており、まひ無効のでんきタイプでもどくの状態異常を与えることができる。

ソードシールドの推しのバチンウニ
パルスワンくんのしっぽはかっこいい


他にもバチンウニが特性エレキメイカーを持っており、カプ・コケコ以上に起点作りの期待がかけられていたり、ほっぺすりすり最速を更新したパルスワンなど、非常に個性が強いポケモンが多い。

モルペコ!!!!


電気袋組初のあくタイプ複合であり、アイドル枠では初のフォルムチェンジをするモルペコ
ダメージと同時に自分の素早さを上げる破格の性能の専用技オーラぐるまをもつ。

Rotom


既存勢ではロトムが再び対戦環境に食い込んでおり、初期環境では頭一つ抜けた使用率を誇った。
ウォッシュロトムヒートロトムともに環境の最上位に位置しており、パーティにはいずれかのフォルム一種類しか入れられないという性質を考慮すれば対戦で最も多く見かける種族はロトムと言っても過言ではなかったほど。
更に今まで対戦で数が少なかったカットロトムフロストロトムや特性との相性が悪いスピンロトムまでもが対戦に顔を出すようになり、これまでで最もロトムが活躍している世代とも言える
ピカチュウのキョダイマックス技「キョダイバンライ」は、相手をまひ状態にする追加効果を持つ。
前作の専用Zワザとは違いでんきだまとの両立も可能で、低い耐久もダイマックスである程度カバーできるのも強み。
一部の個体限定だった「なみのり」も進化前のピチューを含め、技レコードで覚えられるようになった。
一方、でんきタイプを引っ張ってきたの不在、ライボルトはメガシンカ没収、サンダースはめざめるパワーの消滅により大きく弱体化した。

マックスレイドバトルでレイドボスとして現れた場合、弱点が少ない故に星5であれば少なくともソロでは撃破が極めて困難でレイドボスでは「単ノーマルタイプ単でんきタイプ=最強クラス」であることが証明された。
期間限定であるレイドボスで登場したゼラオラは種族値も高いとはいえ、特に猛威を振るった。

鎧の孤島

「鎧の孤島」ではコイル系統、コリンク系統、エモンガ、デデンネが復帰。
DLC解禁に前後して、ポケモンHOMEの解禁でアローラライチュウも剣盾に連れて行けるようになった。
追加された教え技「ライジングボルト」は、自分ではなく相手エレキフィールドの恩恵を受けられるときに威力が2倍になるという、かなり特殊な技である。
このため、自身がエレキフィールドの恩恵を受けられないロトムなどであっても威力2倍の効果を出すことができるが、弱点を突けるタイプのうちひこうタイプに対しては、場が「じゅうりょく」状態などでない限り威力2倍にならない。

使用可能なポケモンが増えた一方で、フィールドを潰す上に超火力先制技をぶっ放す奴が現れてしまい、でんきが今一つになることからかなり苦しい立場に立たされていた。
一応ジバコイルが帰ってきたが、4倍弱点を突かれる可能性があるため油断は禁物。
更に、ランクバトルのシリーズ6で出禁かつシリーズ7まで使用不可という、復帰したジバコイルにとってはあまりにも踏んだり蹴ったりな結果となってしまった。

パッチラゴン


その一方でたまたま当時11位にいたパッチラゴン(とウーラオス)がこの禁止措置をギリギリで免れており、パッチラゴンが苦手としていた相手が軒並み出禁となったことが追い風となり、なんとエースバーンに代わってシングルバトル使用率1位の座に鎮座した。

冠の雪原

「冠の雪原」ではエレキッド系統、前世代までのメジャーどころだった原種サンダーやカプ・コケコ、ボルトロスなどの準伝説組が復帰。

新顔のレジエレキ長らく全ポケモン最速を維持していたデオキシス(スピードフォルム)を上回り、全ポケモン最速の200を更新した
誰にも先制させない素早さと専用特性によりSM時代のコケコ以上の火力のでんき技で上から圧力を掛ける事を得意とする。

既存勢ではエレキフィールド補正の低下+新技未習得、瞬間火力を前述のレジエレキに取って代われる形となったカプ・コケコが大きく使用率を落とす形に。
デンジュモクに関してはアイデンティティであったほたるびが削除され大きく弱体化した。
ボルトロスはめざめるパワー削除が痛く、れいじゅうフォルムは一気に数を減らしたが、一方でけしんフォルムの方はダイマックスによる能力低下が恒常化したことで何とまけんき型が流行した。
ライコウに関しては配布個体限定だった「しんそく」「はどうだん」が全個体に解禁され、なんと「ねっとう」を新たに習得した為、苦手なじめんタイプにも止まらなくなった。
更に原種サンダーは「どくどく」こそ削除されたものの、「ぼうふう」を習得し、アタッカーとしての活躍が増えた。
また、「とくせいパッチ」が登場した事で、隠れ特性が厳選しやすくなった為、耐久型も健在。
その結果シングルバトル使用率1位に輝いた。
ダイマックス禁止のシリーズ10ではザシアンに譲る形となったものの、それでもトップメタの一角として猛威を振るった。
また、ランクバトルの竜王戦ルールではゼクロムが使用可能となった。

一部の準伝説ポケモンは弱体化も目立っていたが、なんだかんだで全員まだまだ現役である。


タイプ相性と特性

タイプ相性

攻撃側タイプ
抜群(2倍)みず、ひこう
今ひとつ(0.5倍)でんき、くさ、ドラゴン
効果なし(無効)じめん
防御側タイプ
抜群(2倍)じめん
今ひとつ(0.5倍)でんき、ひこう、はがね
効果なし(無効)-


タイプ特性


タイプ相性考察

みず/ひこうタイプに強いのは前者は電気をよく通す物質だからであり、後者は高所にある存在だから(雷は一般的に高いものに落ちるというイメージをされる。)だと解釈される事が多い。

一方で電気に電気を与えた所で強さを増すだけであり、植物性の製品は絶縁体である為、電気は全く通さない。に至っては雷を落とす側なので、でんき/くさ/ドラゴンの3タイプに半減されるのも納得である。
じめんに落雷を落とした所で電気を逃がされるだけなので、じめんタイプには効果がないのだろう。

はがねタイプを半減してしまうのは、金属が電気を通す=でんきタイプに有利な環境を作ってしまうからであろう。

でんきタイプのポケモン一覧

※剣盾(ポケモン剣盾に登場するか否か)が◎になっているものは追加DLCで出現しポケモンホームを通じて剣盾に送れるもの、△になっているものは今後のDLCで登場予定となっていることを表します。
伝説のポケモン幻のポケモン太字で記載。

第1世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
025ピカチュウ026ライチュウ
081コイル082レアコイル
100ビリリダマ101マルマイン--
125エレブー
135サンダース--
145サンダー----


第2世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
170チョンチー171ランターン--
172ピチュー
179メリープ180モココ181デンリュウ
239エレキッド
243ライコウ----


第3世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
309ラクライ310ライボルト--
311プラスル----
312マイナン----


第4世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
403コリンク404ルクシオ405レントラー
417パチリス----
462ジバコイル
466エレキブル
479ロトム----


第5世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
522シママ523ゼブライカ--
587エモンガ----
595バチュル596デンチュラ--
602シビシラス603シビビール604 シビルドン
618マッギョ----
642ボルトロス----
644ゼクロム----


第6世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
694エリキテル695エレザード--
702デデンネ----


第7世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
737デンヂムシ738クワガノン
777トゲデマル----
785カプ・コケコ----
796デンジュモク----
807ゼラオラ----


第8世代

No.初期No.中間No.最終
835ワンパチ836パルスワン--
848エレズン849ストリンダー--
871バチンウニ----
877モルペコ----
880パッチラゴン----
881パッチルドン----
894レジエレキ----


メガシンカポケモン

ポケモン
メガデンリュウ
メガライボルト


リージョンフォーム

ポケモンタイプ(変化前)タイプ(変化後)
アローラライチュウでんきでんき・エスパー
アローライシツブテいわ・じめんいわでんき
アローラゴローンいわ・じめんいわ・でんき
アローラゴローニャいわ・じめんいわ・でんき
ヒスイビリリダマでんきでんき・くさ
ヒスイマルマインでんきでんき・くさ


フォルムチェンジ

No.ポケモンフォルムチェンジ
493アルセウスいかずちプレート
741オドリドリぱちぱちスタイル
773シルヴァディエレクトロメモリ



でんきタイプポケモンの主な使い手

軍事マスターマチス
【1000人記念:テッセン】
マチステッセン
ジムリーダー(カントー)ジムリーダー(ホウエン)
ジムリーダー・デンジ
ダブルカミツレ
デンジカミツレ
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