ピクシブ百科事典

でんきタイプ

でんきたいぷ

でんきタイプ(Electric Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
目次[非表示]

概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。

でんきタイプのカテゴリーに分類される特徴としては、自身で電気を生成できるポケモンが入れられる。
また、全体的に外見の配色が黄色のものが多い傾向がある。
容姿はコイルのような工業系から、ピカチュウのような可愛らしいポケモンまで様々。
だが全体の総数は多くなく、珍しいタイプと言える。

しびれちゃう!
電気タイプ!



でんきタイプのポケモンは、高速で流れる電気のイメージから基本的に「とくこう」と「すばやさ」が高く、「ぼうぎょ」と「HP」が低めに設定されている。
耐久力が低いポケモンが多いので目立ちにくいが、弱点が一つしかないのに耐性は複数あり、状態異常も一つ無効にできる為、中々に優秀な防御性能も持っている。
初代~第3世代までのでんきタイプの分類が特殊だったためか、「こうげき」が高いポケモンでもある程度の「とくこう」を備えている。その名残なのか今現在でも「こうげき」に極端に偏ったでんきタイプは存在しない。「とくこう」に極端に偏ったやつならいるが。

また、高威力技である10まんボルトかみなりがわざマシンで習得可能なので、遺伝や教え技に頼らずとも増強が容易い面も非常に便利で優れている。
みずタイプひこうタイプの絶対数が多く、比較的半減、無効化されにくいこともあって攻撃属性としても中々に優秀。
加えてXYからは「まひ」状態にならなくなったことで、「すばやさ」が落ちにくくなったのも強み。
反面、自身のタイプ以外の攻撃技をあまり覚えないポケモンが多く、でんき技(ともう1つのタイプの技)が通らない相手にはとことん不利になるポケモンが多い。物理・特殊問わず「めざめるパワー」やノーマルタイプの攻撃技すら候補に上がるのはくさタイプに似ている。
苦手であるじめんタイプに対しては、こいつとか一部のポケモンを除いて弱点を突かれる以前にこちらからの有効打を与える手段に乏しい。
これはでんき技を無効化する特性持ちに対しても言え、「ちくでん」「ひらいしん」「でんきエンジン」を持っているポケモン相手に何もできないことがしばしば。

また、天候「あめ」の時に「かみなり」が必中になる。その為みずタイプと一緒に雨パの一員としてパーティに入ることが多い。
どちらもくさタイプに半減されてしまうので、同じく必中になる「ぼうふう」もパーティ内に入れておきたい。

変化技は、相手を「まひ」状態にするでんじはが命中率が高く「まひ」の効果も優秀なので大変使い勝手がよい。多くの世代でわざマシンにもなっており、でんきタイプ以外の使用者も多数。ただしじめんタイプには効かない。
またでんじふゆうは5ターンの間じめんタイプの技を無効化する。相手より素早ければじめんタイプに対して一泡吹かせることもできる。
だがそれ以外の技は場面を選ぶものが多く、でんきタイプ内でも習得者が限られるため使い勝手は今一つ。

残念な点としては、唯一の弱点であるじめんタイプが非常に突かれやすく、また「ぼうぎょ」も低いため耐久面での不安を抱えていることである。
弱点自体は一つしかないが、当の弱点であるじめんタイプ技の「じしん」がこれまた多くの種族が容易にわざマシンで習得可能な為、思った以上に突かれやすい。
じめんタイプに優秀な種族が多いのも難点。こいつとかこいつとかこいつとか。

だが、逆にいえばタイプや特性でじめん弱点を打ち消しているでんきタイプは非常に優秀ということでもある。
例えば特性「ふゆう」を持っているシビルドンは実質弱点なし。同じ特性のロトムもでんきタイプとしての弱点はない。
ひこうタイプがついているサンダーボルトロスエモンガはじめん無効、かつひこうタイプとしてもでんき弱点を打ち消しているとあって、かなり優秀なタイプの組み合わせである。
その他「ふうせん」を持たせたり「でんじふゆう」などを使用して弱点を消す手段もあるが、大抵のでんきタイプはじめんタイプを強引に倒しきるだけの技を持っていない場合が多いので無理は禁物。

更に近年では「でんき技無効の特性をでんきタイプ自身が多く持つ」という現象も起きている。
でんきタイプの天敵は実はじめんタイプではなく同じでんきタイプなのかもしれない。

世代別の特徴

第1世代

でんきタイプの出現場所は「むじんはつでんしょ」とその周辺にほとんどが集中しており、それと合わせて工業系イメージのポケモンが多かった。
だがシナリオで必ず行くような場所ではなく、伴って普通にストーリーを進めていると中々手に入らない珍しいタイプだった。
そんな中唯一序盤の「トキワのもり」に出現していたピカチュウが一躍有名になったことで、一気に認知度が上昇。第2世代以降可愛いデザインが増えるようになった。
ただし、当時「10まんボルト」の技マシンは貴重品であり、これ以外にろくなでんき技を覚えないポケモンが多数を占めていたことから、誰に覚えさせるかでシナリオの進行が止まることがしばしばあった。
ピカチュウバージョンでピカチュウが自力で覚えるようにはなったが、それでも改善されたとは言い難かった。
対戦では「すばやさ」と「とくしゅ」の高さを売りにしたサンダース、爆発仕事人で初代最速のマルマインが圧倒的人気を誇っていた。

第2世代

あろうことか「10まんボルト」の技マシンが消滅する。代わりに「かみなりパンチ」が技マシン化するが、そもそも手のあるでんきタイプの方が少ないので救済になっていなかった。
特にこの当時登場した伝説のポケモンであるライコウは、タイプ一致の攻撃技が「かみなり」「スパーク」「でんきショック」のみという有様。
だがすぐ「クリスタル」で教え技として復活し、事なきを得た。
対戦ではじめんタイプのガラガラが超強化され、その攻撃を受け付けないサンダーが人気に。後期には多彩な技を覚えられるエレブーも人気になった。
加えて、この世代で「めざめるパワー」が登場、個体値によってタイプや威力が変わるこの技は、この世代からでんきタイプのよきサブウェポンとして採用されることになった。
また、この頃からピカチュウに似せたアイドル的なでんきタイプが登場し始めた。この世代ではピチューがそれにあたる。

第3世代

ダブルバトルが始まったことで、でんきタイプの需要は更に拡大した。
「すばやさ」が重視されること、「でんじは」で相手の「すばやさ」を落とせることが主だった理由である。「10まんボルト」も晴れて技マシンに復活し、より一層強さに磨きをかけた。
反面特性「ちくでん」「ひらいしん」が追加され、でんきが効かない相手が増えてしまった。
「ちくでん」はでんきタイプ自身が持っている特性なのでそこまで大きな被害は出なかったが、「ひらいしん」はじめんタイプが主に持つようになり、そいつがいるだけで機能停止に陥ることが多かった。
そして、特性「ちくでん」によってサンダースや前作に登場したランターンがでんき無効となり、使い勝手が飛躍的に上昇した。
なお、ピチュー系統に専用技「ボルテッカー」が来たのもこの世代。
そしてアイドル枠はプラスルマイナン。前にも後にも二匹で登場したのはこの世代だけ。ダブルバトルで一緒に出してあげると強くなる、というコンセプトだった。

第4世代

それまで特殊だけだった技のタイプが物理と特殊に分かれた。だが、「10まんボルト」を始めとする主要な技はほとんど特殊に分類された。
物理のまともな技といえば先の「ボルテッカー」くらいで、その下は威力わずか75の「かみなりパンチであった。
その上、手がないでんきタイプはこの技すら覚えられないため、最強物理技が「かみなりのキバ」や「スパーク」(どちらも威力65)になることもざらであった。
このため、せっかく「こうげき」の高いでんきタイプとして登場したエレキブルレントラー物理でんき技より特殊技「10まんボルト」の方がダメージが大きいという悲しみを背負うことになった。
……何度ライチュウが嫉妬の眼差しで見られたことか。
ポケモンでは、初代組のレアコイルとエレブーがまさかの進化を遂げてジバコイルエレキブルになり、前者は高いとくこうからの高威力技を、後者は高いこうげきからの多彩な技、更には特性「でんきエンジン」を生かして活躍した。
また、初のゴーストタイプ複合であるロトムが登場。
特性「ふゆう」でじめん技を無効化するのが最大の特徴で、当初は耐性のみが売りだったが、『プラチナ』以降5種のフォルムチェンジを獲得し、フォルム専用技と共に高耐久かつ弱点を突かれにくいポケモンとして名を馳せた。
毎作の電気ネズミ枠はパチリス。攻撃力は物理特殊共に低いがそこそこの耐久力と優秀な削り技「いかりのまえば」を持つ。第6世代では・・・。

第5世代

待望の威力90の物理でんき技ワイルドボルト」が技マシンで登場した。
やっとまともな威力の物理技が来た……と思いきや反動技で、追加効果も特にないので「ボルテッカー」の廉価版である。とはいえ、今までろくな技がなかった物理電気には朗報といえるだろう。
また、でんきタイプ初の禁止級伝説であるゼクロムが登場。
こちらも物理攻撃の方が得意だが、なんと専用物理でんき技を「クロスサンダー」「らいげき」と2つも持つというとんでもない贅沢ぶりだった。だが特殊耐久が低いせいで活躍の場面を選ばざるを得なかった。
この他新ポケモンでは、反則級の特性「いたずらごころを持つ伝説のポケモンボルトロスが登場。
先制「いばる」「でんじは」で多くのポケモンを機能停止に追い込んだほか、『BW2』では新たに霊獣フォルムも獲得し、特性が「ちくでん」となった為全く別の戦法を展開できるようになった。
また、特性「ふゆう」によって念願の弱点がないでんきタイプとなったシビルドンも登場、多彩な技を覚えることでも話題になった。
既存ポケモンでは、フォルムチェンジロトムからゴーストタイプが取れ、専用技それぞれのタイプになった。
これによってみずタイプ複合となったウォッシュロトムは何と弱点がくさタイプのみとなり、多くの耐性も獲得したことで一躍メジャーポケモンとなった。
なおこの世代から、特性「ひらいしん」にでんき技を無効化し、かつとくこうが1.5倍になる効果が追加された。
そして隠れ特性の登場で、ライボルトのみだったでんきタイプの「ひらいしん」の所有者が一気に増加した。
……でんき技の無効化合戦がでんきタイプ同士で始まってしまったのである。
おなじみネズミ枠はエモンガ。今世代以降単純な電気タイプではなく複合タイプとして独自性を出していくことになる。特性とタイプで2つの属性にアンコールの圧力をかけていけるのが強み。

第6世代

「10まんボルト」「かみなり」の威力が下がり、また「めざめるパワー」の威力も60に固定され、火力が大きく削がれることになってしまった。
だが同時に「まひ」への耐性を手に入れたことで、より動きやすくなった。
反面第5世代以上に「でんきタイプの最大の天敵はでんきタイプ」という事態にも繋がったのだが。
追加組は少ないが、初のノーマルタイプ複合で多彩な技を覚えるエレザードは天候に依存する特性を持ち、その中でも特性「サンパワーによって高火力を放てることで知られるようになった。
同じくフェアリータイプを持つデデンネも登場したが何故か「じゃれつく」しかフェアリー技がないせいでバトルでは目立てていない。一方でアニメでは大活躍を果たした。
既存組では、2世代にわたって着実に強化がなされ、今作遂にメガシンカまで獲得したライボルトがダブルバトルで活躍するようになった。
そして2014年夏、新技「ほっぺすりすり、技「このゆびとまれ」「いかりのまえば」、特性「ちくでん」を活かしたパチリスが世界を制したのであった。

第7世代

この世代ではむし複合で「ふゆう」持ちのクワガノンや、優秀な特性と豊富な補助技を生かしたサポートを得意とするトゲデマル、4種のフォルムのうちの1体オドリドリ(ぱちぱちスタイル)、準伝説ではフェアリー複合で「エレキフィールド」を張るカプ・コケコや、そのコケコとのシナジーが強烈な超高火力ウルトラビーストデンジュモクが登場。
更に幻のポケモンとして2018年にゼラオラが追加された。何気にでんきタイプでは初めての幻のポケモンである。
リージョンフォームではおなじみライチュウがエスパー複合となり、いわタイプの代表格イシツブテ系統がまさかのでんき複合になった。
技の面では「でんじは」が命中率90、「まひ」も「すばやさ」減少率1/2に修正という弱体化を受けてしまった。

目下カプ・コケコが持ち前の特性エレキメイカーを活かして大活躍を果たしている。
一方で「でんじは」「まひ」に加え「いばる」「こんらん」までも弱体化し、かつ「いたずらごころ」含めた先制技も無効化手段が大幅に増えたことでボルトロス(化身)が痛手を被った。
霊獣フォルムにはない「すばやさ」を活かした立ち回りは不可能ではないが、以前のような「いばる」連打による場荒らしはかなり難しくなった。このためボルトロスはフォルムの使用率が逆転している。
また、「ひらいしん」を持つガラガラがあろうことかほのお・ゴーストタイプになったせいででんき・ノーマル無効、めざパ候補筆頭のこおり・くさ半減という、でんきタイプにとっては大変に頭の痛い存在になってしまった。
ネズミは第4世代以来のでんき・はがねの複合タイプのトゲデマル。電気ネズミ始まって以来初めての純物理ポケモン。一致技両方の高い怯み率を活用したり優秀な補助技と「がんじょう」の生存力の高さでダブルバトルに新しい風を吹かす。

他のタイプとの相性

でんきタイプの技を相手に与えた場合

  • みず・ひこうタイプのポケモンには、効果が抜群になる。
  • でんき・くさ・ドラゴンタイプのポケモンには、効果が今一つになる。
  • じめんタイプのポケモンには、効果が無しになる。


他のタイプの技をでんきタイプに与えた場合

  • じめんタイプの技は、効果が抜群になる。
  • ひこう・でんき・はがねタイプの技は、効果が今一つになる。


タイプ特性

  • 「まひ」状態にならない。(第6世代から)


でんきタイプのポケモン一覧

第1世代(『赤緑』)

No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)   感電部位
025 ピカチュウ 026 ライチュウ ほっぺ
081 コイル 082 レアコイル -
100 ビリリダマ 101 マルマイン - - -
125 エレブー 触覚
135 サンダース - - -
145 サンダー - - - - 頭、翼の先端

第2世代(『金銀』)
No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)   感電部位
170 チョンチー 171 ランターン - - -
172 ピチュー ほっぺ
179 メリープ 180 モココ 181 デンリュウ 毛、玉
239 エレキッド
243 ライコウ - - - - -

第3世代(『RS』)
この世代のでんきタイプのポケモンに感電部位はありません。
No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)  
309 ラクライ 310 ライボルト - -
311 プラスル - - - -
312 マイナン - - - -

第4世代(『DP』)
No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)   感電部位
403 コリンク 404 ルクシオ 405 レントラー 尻尾の先端
417 パチリス - - - - -
462 ジバコイル -
466 エレキブル 触覚
479 ロトム - - - -

第5世代(『BW』)
No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)   感電部位
522 シママ 523 ゼブライカ - -
587 エモンガ - - - - ほっぺ
595 バチュル 596 デンチュラ - - -
602 シビシラス 603 シビビール 604 シビルドン 黄色い部分
618 マッギョ - - - - -
642 ボルトロス - - - - -
644 ゼクロム - - - - -

第6世代(『XY』)
No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   感電部位
694 エリキテル 695 エレザード -
702 デデンネ - - ほっぺ

第7世代(『SM』)
No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)   感電部位
026 アローラライチュウほっぺ
074 アローライシツブテ075 アローラゴローン076 アローラゴローニャ黒岩部分→頭上黄色
- - 737 デンヂムシ 738 クワガノン -
741 オドリドリ(ぱちぱちスタイル)- - - - -
777 トゲデマル - - - - -
785 カプ・コケコ - - - - -
796 デンジュモク - - - - -
807 ゼラオラ - - - - -

メガシンカポケモン

特殊な条件で追加・変化

でんきタイプポケモンの主な使い手

10万ボルトって知ってる?
お兄ちゃん!キープよ、キープ!!


マーくん



その他のタイプ


関連タグ

ポケモン一覧 ポケモン技絵
赤緑 金銀 RSE FRLG DPt HGSS ポケモンBW
ポケモンXY ポケモンSM
でんきやのオヤジ でんきグループ
電気袋組……ピカチュウに似せたでんきタイプの総称タグ

関連記事

親記事

ポケモンのタイプ一覧 ぽけもんのたいぷいちらん

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「でんきタイプ」のイラストを見る

関連商品

関連商品をもっと見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1263368

コメント