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詳細

アルセウス

あるせうす

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)である。幻のポケモンの一種。
目次[非表示]

「わたしはアルセウス」 
「あなたたち ひとがそうよぶもの」 

「はじまりのはなし」


はじめに あったのは

こんとんの うねり だけだった

すべてが まざりあい

ちゅうしんに タマゴが あらわれた

こぼれおちた タマゴより

さいしょの ものが うまれでた

さいしょの ものは

ふたつの ぶんしんを つくった

じかんが まわりはじめた

くうかんが ひろがりはじめた

さらに じぶんの からだから

みっつの いのちを うみだした

ふたつの ぶんしんが いのると

もの というものが うまれた

みっつの いのちが いのると

こころ というものが うまれた

せかいが つくりだされたので

さいしょのものは ねむりについた

基礎データ

全国図鑑No.0493
ヒスイ図鑑No.238
ぶんるいそうぞうポケモン
タイプノーマル
たかさ3.2m
おもさ320.0kg
とくせいマルチタイプ
タマゴグループタマゴみはっけん


他言語版の名称

英語Arceus
ドイツ語Arceus
フランス語Arceus
スペイン語Arceus
イタリア語Arceus
韓国語아르세우스
中国語阿尔宙斯


概要

ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』で登場した幻のポケモン
2009年7月18日公開の映画『アルセウス 超克の時空へ』を上映する映画館にて配布される形で正式に登場した。

シンオウ伝説


宇宙創造したとされるポケモン。
開発陣の語るコンセプトは「全てを超越した神」であり、その設定の通り純白の体と鬣に、翡翠と思しき緑色の宝石の様なパーツが埋め込まれた後光や翼を思わせる金色の装飾の様な部位を持った、白馬や伝説上の麒麟に似た非常に神々しい姿をしている。

神話においてディアルガパルキアギラティナユクシーアグノムエムリットらを生み出し、世界の全てを創造したと語られている。
そして誕生した世界の欠片に様々な力を与え、以来、この世界に産まれてくるポケモンには欠片の力が分け与えられるようになったという。

LEGENDSアルセウス』で明かされた情報によると、その本体は 時間空間の概念を超越した領域からあらゆる宇宙を観測する、多元宇宙規模の高次元存在であることが示唆されている。
人語を操ることは勿論、時空を超え、生命や物体を自在に創造し、現実にまで干渉するなど、全能の如き力を振るう『神』の概念に近い存在として位置付けられている節がある。

alpha


同時にポケモンの概念に属するアルセウスは高次元の宇宙に座す本体とは別に存在し、本体にとっては下位の分霊(分身)に近い代物であることが示されている。
このため、本質的には人が言うところの『ポケモン』ではなく、本体から分たれた端末がそう認識されているに過ぎない。

創造神としての設定から、研究者よりポケモンの先祖と考えられているミュウとの関係については、長年に渡って注目の的となっていた。
現在は設定公開に伴い、アルセウスは宇宙そのものを作り出した神(ポケモンや人間よりも高次の存在)であり、ミュウがポケモン世界の舞台となる惑星に最初に産まれた始祖のポケモンという解釈が可能となっている。
ポケモンの力=タイプは、アルセウスが宇宙を生み出した際に結晶化したプレートから分け与えられたものとされている点も、この解釈を肯定している。

公式においては「全てを超越した神」というコンセプト通りの位置付けがなされているようで、媒体を問わず別格の存在、特別な存在として遇されることが多い。
本編シリーズのみならず映画作品、派生作品などでも度々「世界を創り出したポケモン」として扱われ、それに相応しい圧倒的な力を持った存在として描かれている。
特に映画『光輪の超魔神フーパ』では、看板ポケモンのフーパや当時大いにフィーチャーされていたメガレックウザゲンシカイキ組とも一線を画する力が描写され、時代に依らない特別待遇が示される形となった。

ちなみに、幻のポケモンで唯一のトリオマスターであり、かつ禁止級伝説』三体を従える唯一のポケモンでもある。
この点は現在でも未だに比肩するものがおらず、こういった要素も別格感を際立たせていると言えるかもしれない。

神々しいデザインや壮大な設定もあってか人気は高く、2016年6月7日に結果発表された「ポケモン総選挙720」では2位に輝いた。

たびたびの配布もあり、神としての威厳と人気を保ってきたアルセウスだったが「ストーリーでの登場がない」という点だけは悩みどころであった。
第7世代ではアルセウスを模したと思われるポケモンライバルの相棒となり、『ウルトラサン・ウルトラムーン』では生み出した子であるディアルガ/パルキアがアカギの手持ちとして主人公を苦しめるも、肝心のアルセウス自体は登場せず。
第8世代になっても状況は変わらず、DLC第2弾「冠の雪原」まで待ってもリストラが解除されないことに困惑の声も上がっていた。

そんな中、2021年2月27日に配信された「Pokémon Presents」にて『ダイヤモンド・パール』のリメイク作『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』と、完全新作にあたるLEGENDSアルセウスが発表。
後者では文字通りタイトルに冠された主役級の存在となり、同時に様々な設定が明らかになった。

作中で示された異名は『全なる神』。
時間の神空間の神海の神光の神など神と呼ばれるポケモンは幾つか確認されているが、「〜なる神」という異名を持つのはアルセウスのみである。

『Pokémon LEGENDS アルセウス』で明らかになった「本体」という概念、そして同作の冒頭でアルセウスとして語りかけてくる存在が眩い光のような代物として描かれていることから、一部ファンの間では「ポケモンとしてのフォルムが従来の姿で、高次元の本体は冒頭で登場した光に満ちた姿をしているのではないか?」という説が実しやかに囁かれている。
この「光」はポケモン1008種類記念映像Pokémon 1008 ENCOUNTERSにおいても885番目のアルセウス紹介直後に登場しており、その光を背景に幻のポケモンが総出演し、続いて全世代のポケモンが一挙紹介されるというシーンがある。

創世神話について

シンオウ神話


冒頭で触れた通り、シンオウ地方(ヒスイ地方)の神話では「宇宙開闢以前に誕生し、時空を生み出して宇宙を創造した」と語られている。
この創世神話についてはスケールがスケールということもあり、概念的な寓話であるとするものから本当に万物を創造したとするものまで様々な説が存在する。

神話は概念的なものとする説では、神話を語り出した人間が宇宙の始まりを目撃できたはずがないことや、ポケモンの伝説や神話の事実関係は今までもどちらかというと否定的な表現がされてきた(伝説ポケモン参照)ことが挙げられることが多い。

また、『プラチナ』ではアルセウスを特定の方法でゲットした場合に発生するイベントにおいて、「世界の始まりとは人にが芽生えた瞬間」「心が生まれて世界を認識した」「心が豊かになるほどに世界が広がっていく神話」とNPCに分析されており、これを以って「人間に心を芽生えさせる=世界の創造」と解釈する説もある。

一方、アルセウスがから何かを創造する力を持つことは本編作中で示されており、多元宇宙規模の存在であれば文字通りの意味での世界の創造が可能ではないかとする見方も強い。
LEGENDSアルセウス』にて断片的ながら世界の再創造のプロセスが語られたことを、この事実の裏付けと見る向きもある。

HGSS』ではアルセウスが時間を司るディアルガ、空間を司るパルキア、反物質を司るギラティナシント遺跡にて実際に創造するイベントが存在することから、これを神話の事実性を裏付けるものとする説もある。
とりわけディアルガ、パルキアはDP作中にて新たな世界(時空)を誕生させる力を持つことが示されており、それらを産み出したアルセウスは、実質的に時空を含む世界を創造した根本原理と解釈できうる。

ともあれ、既述の設定からポケモンの歴史を通しても比類のない存在であることに議論の余地はない。
現状では「事実かどうかは分からないが、実際に万物を生み出していても不思議ではない」という表現が穏当だろうか。

プレート

アルセウスが宇宙を生み出した際に欠片となったとされる石板状の物体。
この世界に生まれるポケモンはプレートの力を分け与えられるとされており、その設定の通り全てのタイプに対応するプレートが存在している(全18+1種類)。

第4世代及び『LEGENDSアルセウス』ではプレートの裏側に書かれた文字を読むことができ、アルセウスとそれに連なる神々の設定が記されている。
その中には「宇宙を創造したアルセウスが巨人たちを倒し、その力をプレートに与えた」と捉えられる内容が存在しており、プレイヤーの間ではその巨人たちの正体についての考察もなされている。

宇宙の始まりの石であり、荒ぶる神を鎮めることができる唯一のボールの素材となる『オリジン鉱石』は、このプレートに類似する性質を持つという。

詳細については専用記事を参照のこと。

名前の由来・モチーフ

名前の由来はおそらくアルティメット究極+「始まり」を意味するα(アルファ)またはアルケーギリシャ語万物の根源、始まりを意味する)+ギリシャ神話の最高神であるゼウス+ラテン語を意味するデウス
また、神秘主義で唱えられた始源の力あるいは生命を統括する力Archeus(アルケウス)も由来に含まれる可能性がある。

現実世界でのモチーフとして考えられるのは、宇宙の始まりとされるビッグバンか。

また、三神を創造した万象の父という特徴から日本神話伊邪那岐命(イザナギノミコト)や、同じく日本神話に於いて原初の神とされる天之御中主神(アメノミナカヌシ)、ギリシャ神話における原初の神であるカオスクトゥルフ神話の神々の王にして宇宙の原初であるアザトース旧約聖書新約聖書等における唯一神にして万物の創造者のYHVHヤハウェなど、各神話体系の創造神を思わせる伝承を持つ。

その他、千本の腕で宇宙を作ったという設定はインド神話を思わせるものであり、特に創造神としての側面を持つ最高神であるヴィシュヌの別名「Sahasra baahuh」には「千手」という意味がある。また、ヴィシュヌブラフマーシヴァの三神は一体の神がそれぞれ創造・維持・破壊を司る側面として表れたものとする「トリムールティ」という概念があり、創造神の特徴を受け継ぐシンオウ三龍との共通点が見られる。

入手方法


配布

今のところは各世代1回ずつ。現在、Lv100以外の配信産アルセウスは存在していない。

初登場となった第四世代では概要の通り、映画公開時のプレゼント企画にて正式に登場した。
このアルセウスは映画内容に因み、三神の専用技『ときのほうこう』『あくうせつだん』『シャドーダイブ』を覚えた特別仕様となっている。
これら専用技を覚えたアルセウスは以降配布されておらず、また自力習得もできないため、三神の技を操るアルセウスはこの映画産のみの特権となっている。
同時期に発売された『HGSS』との連動企画が存在しており、このアルセウスを連れてとあるマップを訪れた場合、『シント遺跡』にて特別なイベントを体験することができる。

第5世代はポケモングローバルリンク(PGL)で行われた人気投票で会いたいポケモンの第1位に輝き、2010年11月1日から2011年1月31日まで期間限定で配信された。
なお、このアルセウスは他の配布とは違い、任意のボールで捕獲可能(ボールに拘らないなら「ドリームボール」を投げるだけ)、もちろんニックネームを付けることも可能。GTS制限もかかっていない。
場合によってはハイリンクを使えるようになった段階でアルセウスを受け取りそのまま冒険するという文字通り規格外のゲームプレイもできた。自分のポケモン扱いになるので言うこともちゃんと聞く。冒険を始めたてなのにLv100の創造神(しかも言うことを聞く)が手持ちにいる主人公に薙ぎ払われるイッシュ地方とは一体。
ちなみに、現在のところNNが付けられる配布アルセウスはこの第五世代の配信産のみである。

第6世代では、2015年の映画前売り券でシリアルコードで配布される事が2月15日放映のポケモンゲットTVで公開。持ち物であるプレート(+シルクのスカーフ)付きがランダムで一匹貰えるというものであった。
受け取りはXY、ORASどちらでも可能という親切仕様なので、XY新規ですぐやめてしまった人でも受け取ることができる。当然この個体もLv100である。

……のだが、このアルセウスには闇があった。
コード入力時に一定確率で色違いが出現する。正規の色違いのアルセウスはこの配布が初となっている。
XY,ORASでの配布の仕様上では色違いを確実に出ないようにする(わかりやすい例が前年のダークライ)か、野生のポケモンと同様の判定が行われるように設定できるはずだが、この配布の場合は何故かプレゼントコードを入力した時点で色違いか否かが決まるよう設定されているため、確実に色違いを手に入れようとするならば、複数枚の前売り券の購入が前提となる
実際に、色違いアルセウスと同時に何十枚も購入した前売り券の画像をTwitterなどで上げている人もおり、プレイヤーの中では「色違いアルセウスガチャ」と揶揄される配信になってしまっている。
ちなみに色違いになる個体は必ずシルクのスカーフを所持しているが、シルクのスカーフ持ちが必ずしも色違いになるというわけではない。プレート全17種含め、色違いを引く確率は単純計算でも1/19、およそ5%という鬼確率。前売りは最低でも800円、20枚で16000円…しかもこれだけ買っても一匹も色違いが出なかったという報告すらある。ここまで来るとソーシャルゲームの領域である。

プラスルと廃課金


もっとも、色違いの入手自体はゲーム的に大きなメリットもなく、プレイヤーの自己責任による部分が大きいのだが。それほどまでに、色違いのアルセウスという存在はプレイヤーにとって魅力的だったのだろう。
なおリアルのアルセウスガチャは一応存在していた(外部リンク)

第7世代では、2018年1月に「コロコロコミック」2月号の付録シリアルコードにて配布。
こちらは親名・ボール・リボンを除けば至って普通(?)のLv100アルセウスで、色違い個体は存在しない。

作中入手

第8世代に当たる『LEGENDSアルセウス』では、遂に本編作中での入手が可能となった(後述)。

そして『LEGENDSアルセウス』との連動で、満を辞して『BDSP』でもVer.1.3.0更新後に入手可能に。
『LEGENDSアルセウス』ですべての「メイン任務」を達成したセーブデータがあるユーザーで『BDSP』を起動し、主人公の家の自室へ行くと『てんかいのふえ』が手に入る。
そしてテンガンざんやりのはしらでてんかいのふえを吹くことで光の階段が現れ、その先にある「始まりの間」にアルセウスが姿を現す。

余談にある通りリメイク元のDPtお蔵入りとなった伝説のイベントであり、その存在が判明してから実に15年もの時を経て、遂に公式実装されることとなった。
なお、『てんかいのふえ』は主人公の自室、それもニンテンドースイッチの横に置かれており、メイン任務を達成してアルセウスと出会ったプレイヤーは色々と想像を膨らませることができる演出となっている。

余談

『LEGENDSアルセウス』と『BDSP』の作品連動で行われたてんかいのふえの公式配布は、その条件や入手までの流れから片方の作品で主人公の活躍を見届けたアルセウスより、もう片方の作品の主人公へ授けられたと解釈できる演出となっている。
これにより、これまで特に触れられていなかった両作品の主人の設定的な繋がりが浮き彫りになるとともに、アルセウスが作品を超えた干渉すらも可能としている可能性が示唆された。

第7世代までの時点でLv100以外のアルセウスは「公式には」存在していない。
だが、実際にはDPtのデータ上には野生のLv80アルセウスが存在する。
DPtにおいてやりのはしらで「てんかいのふえ」というアイテムを使うことで天空への階段が現れるイベントが発生し、その先にLv80のアルセウスが待ち構えているというものである。
ただしDPtでは「てんかいのふえ」はデータ上存在するものの、配信を含めて入手手段が一切存在しないアイテム(いわゆる没アイテム)であった。
従って正規の手段でイベントを発生させることはできず、その存在を知るプレイヤーからはお蔵入りとなった幻のイベントとして語り継がれてきたという経緯がある(イベントの実在自体もチートやバグを用いて解析された結果判明したものである)。

当然、イベント内容そのものも公式的には存在しない扱いであり、言及されることもなかった。
…が、2016年、北米でのアルセウス配布の際、何故かしれっとふしぎなカード上で説明されたため、そちらについてはとりあえず公式のものとなった。
件の文章をざっくり意訳すると、以下の通り。

ポケモン20周年を記念して、アルセウスをプレゼント!
『ダイヤモンド・パール』で特別な笛を吹くと行ける「はじまりのま」が、
初めてアルセウスと出会えた場所だったんだ。

(翻訳にあたって若干の調整を施してはいるものの)本当にこのような文章であったし、確かに没イベントの内容もそんな感じではある。
しかしあくまで没イベントであるにもかかわらず、さも本当に出会うことができたかのような説明になってしまっているあたり、意図して明かしたのかは微妙なところ。


なお、隠しマップにいるダークライシェイミと違い、イベントと戦闘がセットになっているため、DPにおけるいわゆる「なぞのばしょバグ」でも出会うことはできない。

…というのが通説だったのだが。
なんとDP発売から10年経った2017年になって、バグを利用したアルセウスの入手方法が海外ユーザーにより発見された。(Void Glitch - How to Catch Arceus in Pokemon D/P)
その方法は、「特定の手順を踏むことにより、パルパークのメニュー経由で“はじまりのま”でアルセウスと遭遇するスクリプトを実行させる」というものだった。
まさに執念の産物である。
しかもこのバグ、手順がダークライやシェイミより遥かに面倒な代わりに同じ手順を踏めば無限に捕獲可能なのである。ニックネームも勿論任意。
捕獲率は当然凄まじく低いので長期戦は必至。レベル80のはかいこうせんを耐えるのは至難だが、五発撃ち尽くせばあとは攻撃技をみらいよちしか使えなくなる(あとはじこさいせいとリフレッシュの回復技しか持っていない為)ので、それ程の強敵では無い。野生ポケモンなので当然どのボールに入れるのも自由だが、先述の通り長期戦になる事は間違い無いのでタイマーボールを使うのがいいだろう。
尚、はじまりのまのスクリプトを実行したものにもかかわらず、このバグは戦闘前に場所が「なぞのばしょ」に戻る為、「なぞのばしょで捕まえた」となる。
ちなみにこの方法で捕獲したアルセウスは、ダイヤモンド産かつ四世代の中でLv100にした状態で五世代以降に送るとポケモンバンクには弾かれない(理由については割愛する)。
とはいえ、当然ながら公式産のアルセウスではないため、その点は重々留意されたい。

ゲーム上の特徴

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計
120120120120120120720


設定で「全てを超越した神」と謳われるだけあり、能力値はオール120とフルスペック。
種族値合計720は、特殊な形態変化を除くと堂々の全ポケモン中第1位である(前述の設定を考慮すると、このスペックもまた分身体としてのそれに過ぎないようだが)。

素早さ120は伝説・幻ポケモンの中では速い方であり、多くのポケモンに先制できる。また伝説ポケモンの中では耐久の高さも優秀であり、物理特殊共にクレセリア並の耐久力。
種族値が全体的に高いポケモンは「器用貧乏」の烙印を押されることがままあるが、それもここまで来ると種族値の暴力。むしろ「オールマイティ」「器用万能」と呼ぶのが相応しい(ちなみに全てのひでんマシンを習得可能なので豪華秘伝ポケモンとしても運用可能)。

ポケモンレジェンズアルセウス発売記念


また特性「マルチタイプ」という唯一無二のもの。
普段はノーマルタイプだが、「〜プレート」を持たせる事によってタイプが変化(タイプシフト)する。
例えば「ひのたまプレート」ならほのおタイプ、「こわもてプレート」ならあくタイプに変化するため、みずタイプになり雨パなどの専門パーティに投入する、ドラゴンタイプになり広い攻撃範囲を手に入れる、こおりタイプやあくタイプなどの伝説戦に刺さりやすいタイプでパーティの穴を埋めるなど、自分好みのカスタマイズが可能になっている。
余談だが「あおぞらプレート」を持たすことで、HGSSまででは唯一、ひこうタイプ単色になれるポケモンであった。(へんしょくテクスチャーなどのタイプ変化は除く。)

また、隠し効果としてミイラ」「なやみのタネ」「なかまづくり」などの特性に干渉する技を一切受け付けないという特殊な性能を持っており、さらにプレートを持っている時ならば「どろぼう」「トリック」など道具の所有に関わる技も受け付けなくなっている。

専用技は特性同様所持しているプレートによって技のタイプを変える「さばきのつぶてである。この技は特殊技なので、事実上威力100(プレート込みで実質威力120)かつタイプ一致の特殊技を各タイプずつ1つ持っていることになる。
またノーマルタイプの高威力先制技「しんそく」をタイプ一致で使うことができ、その他にも各タイプ物理・特殊の高威力技を満遍なく覚える。
また変化技も豊富であり「つるぎのまい」「めいそう」「コスモパワー」などの積み技に加え「じこさいせい」、各種壁、「ほろびのうた」「じゅうりょく」「おいかぜ」などといった味方のサポートまで行える。

アルセウスの最大の強みは優秀な種族値と前述した多彩な技からなる万能性
剣舞神速・天候パエース・ドラゴンプレート「りゅうせいぐん」・「コスモパワー」「じこさいせい」で耐久・ほろびパの始動役・高い種族値を生かした「じゅうりょく」「おいかぜ」でのダブルサポーターなどなどできることにキリが無く、プレート次第では全く異なるタイプで登場することもあって完全な対策はほぼ不可能。
特に「出てくるまで(場合によっては出てきても)何をしてくるかほぼ分からない」点は脅威の一言であり、高い素早さと積み技の存在から型が分かった時にはもう手遅れ、ということも珍しくない。
幻のポケモンゆえに活躍の場は限られるが、現状でも最強ポケモンの一角と言って差し支えないだろう。
もちろん完全無欠というわけではなく、型の相性や読み合いによっては押し切られたり天候勝負に競り負ける可能性もある。極めて強力なポケモンであることは確かだが、ゲームバランスを崩壊させるほどではない点で上手くバランスが取れていると言えよう。
加えて造物主といえども、ミュウのように可能な限りあらゆる技を覚える特徴を備えているわけではない点もゲームバランスが崩壊しない要因であると思われる。

また、『X・Y』から新アイテム「せいれいプレート」が登場し、フェアリータイプにもなることができるようになった。これにより今まで以上に(主にさばきのつぶての)攻撃の幅が広がり、禁止級に多いドラゴンタイプに対して更に強く出られるようになった。
ちなみに『X・Y』販売前に「アルセウス自身がフェアリータイプに変更」とかいう噂があったが、そんなことはなかった。

2015年の映画の前売り券での入手が可能なアルセウスは「ブラストバーン」・「ハイドロカノン」・「だいちのちから」を覚えており、前2者は各タイプでは「さばきのつぶて」よりも威力が出る。

サン・ムーン』では従来のプレートの他に新たにZクリスタルでもタイプが変わることが「ポケットモンスターサン・ムーン公式ガイドブック」の記載から判明し、プレートと違い素の火力が落ちる代わりに「さばきのつぶて」などをZワザとして使用することが可能になった。
ただし、プレートではないので「さばきのつぶて」はノーマルのまま。アルセウスは多くの特殊技を覚えるのでそれらをZ化する事になるのだが、プレートさばきのつぶての実質威力180に対し、プレートなしシャドーボールは実質120、かえんほうしゃ等の各種特殊威力90技は実質135とZ抜きでの火力が大分低下してしまう点に注意。
Zシャドーボールの実質威力は240、Z90技は約262となるのをどう見るか。
一方、Zブラストバーン/ハイドロカノン/はかいこうせん/ギガインパクトの実質威力は300となるため、この場合の瞬間火力は大幅に増す。
しかし、ムーンフォースマジカルシャインじゃれつくを覚えないため、フェアリーZを持ったとしてもラブリースターインパクトは撃てない。
剣舞神速のストッパーとなるカプ・テテフや上から弱点を突いてくるマーシャドーが登場し、アルセウス側も彼らを意識して動かざるを得なくなったところもある。

ソード・シールド』には残念ながらアルセウス自体は登場しないが、ポケジョブにてその名前を冠した「アルセウス製薬」という製薬会社が登場している(企業ロゴもアルセウスを象ったものになっている)。

LEGENDSアルセウス』ではノーマル版のプレート「まっさらプレート」に加え、「レジェンドプレート」という専用アイテムが登場。
このレジェンドプレートだが、『ソード・シールド』基準で「全タイプの技の威力を1.2倍。更にさばきのつぶて使用時、相手の2倍または4倍弱点を突ける相性有利なタイプへシフトする」という正真正銘の壊れアイテム。
プレートによる1.2倍補正に加えて必ずタイプ一致補正(1.5倍)と弱点補正(2〜4倍)が乗るため、ノーリスクかつPP10のさばきのつぶてが実質威力360〜720というZワザも裸足で逃げ出す威力に変貌することになる。
対戦環境に持ち込まれれば確実に環境が崩壊するレベルの代物であるため、第9世代以降のどのような扱いになるのか注目が集まっている。

なお、本編作品やポケモンホームの図鑑では、本来フォルム名が掲載されるべき場所に『アルセウスのすがた』という記載がなされる。
これはタイプシフトした姿を含めた全形態が一種のフォルムチェンジとして扱われていることによるものらしく、LAではプレートを用いてタイプを変えるとそれに応じた姿が図鑑に記録されていく。

『ソード・シールド』から復活した連れ歩き(フィールドでの触れ合い)機能だが、アルセウスが歩行する際は他のポケモンのような足音ではなく、宝石が煌めくような特殊なSEが発生する仕様が存在する。
細かいながらも別格感を感じさせる演出と言える。

『SV』では2023年5月30日のホーム解禁で本編復帰。プレートを持たせるとタイプが変化する演出が入る。ただし本作のプレートの入手方法は手持ちかボックスにアルセウスを入れた状態でマリナードタウンの競りで必要があり、1つずつしか手に入らないが、500円という格安から始まる上、日付を跨がずとも連続で競りができる特別仕様となっている。

対戦の性能としては、テラスタルを獲得したことにより大幅に強化。
ノーマルテラスによるしんそくの強化、プレートによるタイプの変更からのテラスタルのタイプの変更が可能など、戦術の幅はさらに広がった。

ポケモンカードにおいてはルールを覆す力『アルセウスルール』を持っており、このルールが書かれたアルセウスのカードはデッキに何枚でも入れることが出来る(ただし『アルセウスルール』の効果がカードに書かれてないアルセウスにはこのルールは適応されず、通常通り60枚のスタンダードデッキでは4枚まで、30枚のハーフデッキでは2枚までしか入れられないので注意)。

外伝作品での登場

ポケモンレンジャー光の軌跡

本編には全く絡まなかったが、古代編(通信協力ミッション)で登場。ラスボス(事実上の裏ボス)を務めた。
古代のオブリビア地方で崇められていたと思しきポケモンで、闇の長オーグに唆されたエウロンによって黄金のヨロイカブトで操られていた。
最終的に光の神殿で主人公にキャプチャされてどこかへ消えていった。

その後配信限定のエクストラミッションで現代にも登場。
空中要塞(本編終了後なので実際は海に浮かぶ海上要塞)に出現。過ちを繰り返し続ける人間たちとパープルアイの態度に怒り、裁きを下そうとした。怒りの強さからキャプチャは不可能になっていたが、シンオウ三龍がひかりのかべを解除し、キャプチャが可能になった所をキャプチャされ、怒りを鎮めた。
その後、全く反省していないどころかアルセウスを利用しようとしたパープルアイを(本当に心を入れ替え反省するまでの間)自身の住む異世界に連行する事となった。その後のパープルアイの行方を知る者はいない…。

通信協力ミッションの戦闘でははかいこうせんを様々な方向から撃ってくる。エクストラミッションではりゅうせいぐんシャドーボール、光の柱を使ってくる。なお、ブラウザに登録できるのはエクストラミッションのみ。

ポケモン不思議のダンジョン

空の探検隊』では最難関ダンジョンであるうんめいのとうを99階まで登るとその姿を拝む事ができる…が、本人が直接登場する訳ではなく、像として登場する。アルセウスを仲間にすることは叶わないが、代わりに持たせたポケモンの技の威力が2倍になるチート道具「じくうのオーブ」が手に入る。
また、アルセウスの像にはじくうをこえて こころをひとつにと刻まれている。
また、追加エピソード「あんこくのみらいで」で消滅するはずだった未来世界を修復したディアルガの上位存在としてその存在が示唆されている。

続く『ポケモン超不思議のダンジョン』ではしっかり登場。物語終盤で世界が危機に陥った際に世界にいるすべてのポケモンに呼びかけ、主人公達に協力する。
最終盤にはポケモン達の負の感情の集合体であるダークマターの影響で石化してしまったが、生命の木に転送した主人公達の活躍でダークマターが消滅したことで復活し、世界中のポケモンに事の顛末を伝えた。
そして本作では遂にアルセウスを仲間にすることも可能に。
ただしそこは創造神、会うためにはアルセウスを除く719体全てのポケモン(伝説や幻を含む全国図鑑No719までのポケモン全員)を仲間にする必要がある
見事達成すると依頼が発生。空の探検隊と同じく「うんめいのとう」を99階まで登る事によって仲間にする事が可能。
温和な神らしく丁寧語を用いており、後述する威厳マシマシの映画版アルセウスとのギャップに驚かされたプレイヤー多数。
なお、本作では自身をポケモンに含んでいると解釈できる台詞があり、丁寧な口調こそ似ているが後述の『LEGENDSアルセウス』で登場した御本尊とはやや異なった印象を受ける。

ポケモン+ノブナガの野望


今作のラスボスであるノブナガとの最終決戦にて一時的に仲間に加わる。
使う技はさばきのつぶて(ノーマル固定)。本家ではマルチタイプという特性だったが今回はプレートもなく、代わりに「ぜんちぜんのう」という最強の特性を持つ。
その効果は「すべてのタイプの敵に攻撃が当たる(それも等倍ダメージとなっている)」、「運がよければ敵の攻撃をかわす(ちょっかん、たちさばきと同様の効果)」、「ターン開始時にHPが少量回復(さいせいボディの効果)」、「崖の高さでも上り下りが出来る(みがるの効果)」という性能。素のステータスも非常に優秀で、ほんの少し火力が伸び悩むが耐久素早さが最強クラスで登場するほぼ全てのポケモンを役割対象にできるレベル。
強いて欠点をあげるとすればさばきのつぶてでは特性で与えるダメージが等倍止まりとなるため全員に4倍弱点どころか2倍の弱点すら突けないところだろう。もっとも、ノーマルタイプ固定である以上元々誰の弱点も突けないし、それでも十分強いのだが。

クリア後に主人公のエピソードにて主人公とイーブイ系とのリンクを80%にして主人公をランク3に進化させるとアルセウスがハジメの国に出現する。

そのクリア後の主人公のランク3のブショーパワーが「攻撃が1段階上がり、2回行動できる」というモノである。それの効果がアルセウスに付けば、もはや無双と言っても過言ではない状態になる。
更に背水のお札の効果なんかもこれに付加すれば攻撃・防御数段階アップに移動が5、更に2回行動という、ぶっ壊れポケモンの完成である(2回行動は1ターンのみだが、移動5に攻防アップは脅威)。
その性能は多くの伝説のポケモンを上回り、これとまともに戦えるのがミュウツー(こちらはあくタイプに攻撃が効かないので事実上下位)や色違いのレックウザ(火力では素のアルセウスを上回るが耐久で劣り、ブショーパワーを加味すると撃ち合いで負けうる)、ヨシヒロのブショーパワー(攻撃+3、防御-1)がついた高火力格闘くらいしかいないのがその性能を物語る。

余談だがランセ地方の全体像はアルセウスの形になっている。

アニメ作品での登場

劇場版『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ

CV-美輪明宏

神々の戦い三部作と銘打たれた映画シリーズの最終章を飾る主役として鳴り物入りで登場。
映画公式サイトでは「今までのどんなポケモンよりも強大」と称され、劇中でもその設定に違わぬ圧倒的な強さを見せた。

使用した技は「さばきのつぶて」「はかいこうせん」「たつまき」「ふぶき」。
いずれも伝説のポケモンをものの数発で戦闘不能にする激烈な威力を誇り、余波による環境破壊も甚大そのもの。
また、このうち「はかいこうせん」は他のポケモンのそれとは異なる特殊仕様で、アルセウスが放つものは光線本体が極太化しており、かつ光線の周囲に円状のオーラが発生する(同作に登場するディアルガが放つそれと比較すると一目瞭然)。

監督である湯山邦彦氏からは「世界を作った全知全能の存在という設定、イメージがある」と語られており、物語に登場させるにあたってはそのスケールに苦慮したというエピソードがある。
特に設定の通り「全知全能」として描くとあまりに強すぎてストーリーが面白くならない点は大きな課題になったらしく、苦肉の策として映画オリジナルの解釈を交えつつ、プレートの欠けた不完全な状態にすることでドラマを作り出す、タイムスリップの流れを盛り込み問題解決の説得力を持たせるなどの手法が採られたという。

また、その創造神的なイメージを表現する一環として声優にモロの君で知られる美輪明宏氏を当てるという采配は絶大なインパクトがあったようで、氏の好演も相まってこの映画の公開以降アルセウスの形容として「美輪明宏」「ミワセウス」という呼称が広まった(流石に黙れ小僧は作中では言っていない)。

ゲームにおける16のプレートはアルセウスの一部にしてその命の欠片(命の源とも)とされ、これが完全に揃ったアルセウスは不老不死の存在とされている。
オリジナルの設定として通常は16枚(当時せいれいプレートとまっさらプレートは設定レベルで存在しなかった)のプレートを内包しており、必要に応じて周囲に放射状に展開する。
16のプレートはそれぞれが各タイプの力を持ち、その力によって相手の攻撃を無効化してしまうため、プレートの揃ったアルセウスにポケモンがダメージを与えるのは事実上不可能である。
また、仮に散逸してしまった場合であってもプレートが一つでもアルセウスの中に残されていれば、他のプレートは半ば自動的に本体の元へと還ってくる。

大昔、世界が滅亡するほどの規模とされる巨大隕石を破壊して物語の舞台となる惑星を守ったが、破壊の衝撃で全てのプレートが弾け飛んだことにより瀕死に陥る。だがその光景を目の当たりにした人間のダモスが散逸したプレートの一つをアルセウスの元に還したことで復活を遂げ、その恩に報いるために隕石の余波で傷ついた彼の故郷・ミチーナの復興に力を貸すこととする。

アルセウスは自らの命の源であるプレートのうち、「水・地面・草・雷・竜」の5つを一つに結集して「命の宝玉」を創り出し、命の宝玉の力で荒れ果てたミチーナには瞬く間に緑溢れる自然が戻った。だが、プレートを結晶化した命の宝玉はアルセウスの一部も同然であり、それを失ったアルセウスの命は限りあるものとなるのみならず、失ったプレートに対応する攻撃も通用するようになってしまう。
それゆえ、ダモスは自然が戻ったミチーナを人間の手で完全に復興させ、次の皆既日食の日には命の宝玉をアルセウスへ返すことを約束する。
しかし、命の宝玉を失えばミチーナは荒れ地に戻ってしまうのではないかと危惧したギシンのポケモンのさいみんじゅつによりダモスは操られ、約束通りに命の宝玉を返して貰いに現れたアルセウスはギシンの数十匹以上のポケモン達のだまし討ちによる集中砲火(命の宝玉を作ったことで唯一通用するようになったでんきタイプの攻撃)、更には落石の罠によってダメージを負う。
不老不死を犠牲にして命の一部を授けたにもかかわらず裏切られたアルセウスは激昂し、ダモスが築いた神殿諸共にギシンたちを葬り去ると、傷を癒すために眠りについたのだった。

そして現代、長い眠りについていたアルセウスは今度こそ命の宝玉を取り戻し、更に人間に裁きを下すために覚醒する。
前々作で出会うはずのないディアルガ・パルキアの時空が接触したのは、巨大な力を持つアルセウスの覚醒が近づき、周囲を取り巻く時空が不安定になったため。この事件が尾を引いて前作に繋がることとなったことから、神々の戦い三部作と称された第四世代の映画シリーズ全体の発端とも言える(正確に言えばギシンの裏切りが全ての原因だが)。

命の宝玉を失った不完全な状態にもかかわらずその力は絶大で、人間を守るために現れたディアルガパルキアギラティナの攻撃を全く寄せ付けずに纏めて圧倒するほど。
正攻法では勝ち目がないと見たディアルガは「事情を知る現代の人間を過去に送り、かつてのアルセウスと人間の関係を修復することで現代のアルセウスの怒りを鎮める」という方法に望みを託し、サトシ一行は過去の世界へ飛ばされることとなる。

結果としてサトシ達の介入によりギシンは図らずも「アルセウスの抹殺に失敗して怒りを買い、逆に自らが滅ぼされる結末」を知り、無数のポケモンによる総攻撃に加えて「銀の水」と呼ばれる物質(融解した金属)によるアルセウスの拘束・完全な抹殺を企てる。
この計画を阻止できなかったことで歴史が変わり、サトシ達は歴史に介入しに来た事実諸共消滅しかけたものの、催眠を免れたダモスの必死の説得により和解に成功。命の宝玉を受け取ったことで完全体となったアルセウスは銀の水によって崩壊寸前だった神殿を瞬時に修復、更に無数のポケモン達を操っていた拘束具も解除し、ギシンの策謀に終止符を打つ。
そしてかつてのダモスと同じく己の命を救うため奔走したサトシ・ピカチュウと親交を結ぶが、騒動の中で力を使い果たしたことにより眠りについた。

これにより歴史が変わったことで現代のアルセウスも怒りを収め、更に生きながらえたダモスが人々とともに守り続けた緑溢れるミチーナの地を目の当たりにする。
アルセウスはサトシに「お前達の世界は素晴らしい所だ」と言い、「私もこの世界の一部だということが、今やっとわかった気がする」と語りながら去っていった。

「命の宝玉」は自然を形作る要素である「草・水・地」の力、それらを溶け合わせる「雷」の力、それを高める「竜」の力によって構成されているとされる。
現実的に考えると、「雷」は地面に着弾する事で地中の窒素を固定化して土壌を良くする役割があり、「竜」は地面に流れるエネルギー「龍脈」と関係し、自然の神格化としての側面を持っている。

ちなみに、ゲーム版でもディアルガ、パルキアを縛る道具として登場した『あかいくさり』はアニメ版に登場した際の形状がアルセウスの輪と同じものになっている。

映画『光輪の超魔神フーパ

大昔、アルセウスに自然と通じ合うチカラを授けられたというアルケーの谷の人々が登場。
アルケーの谷の人々は、アルセウスを「千の腕で宇宙を作り出した」という伝説から千宙腕(せんちゅうわん)として信奉し、アルセウスの胴体部の装飾に似たペンダントを身につけている他、そのチカラ(自然の力を用いた超能力)を使うことができる。外界との交流に距離を置きながら、その自然と通じ合う力を大事にし、チカラを使いこなす人々は様々な形でカロスの人々のために貢献してきた。

100年前には、特にその強い力を持つグリスが、デセルの街で暴れているというフーパの噂を聞きつけ、自分の力に溺れ暴れていたフーパを、水・火・土の力から作り出したいましめのツボによりその力の大半を封印、フーパを「いましめられし姿」にするという芸当をなしている。

ちなみに、この映画内ではサトシが上記に書かれてあるペンダントを見て、このマークを何処かで見たことがあると発言。シトロンがアルセウスのものと同じと気づいた際に「そうかアルセウスの…」と言っている(小説版ではシンオウ地方で会ったと言及。なお、凄い体験のはずだが誰も突っ込まなかった)。

アルセウス自身は映画のラストに降臨。
伝説のポケモンを無理に集結させたことで発生してしまった、パルキアでも止められず、集結した伝説のポケモン9匹掛かりの総攻撃でも崩壊を遅らせるのがやっとの空間崩壊を停止させ、フーパが崩壊から脱出するための時間を稼ぎ、そして全てを見届けると何も言わず去っていった。
小説版ではこの空間崩壊は「ポケモンがコントロールできない高次の力」とされており、それを停止させたアルセウスの規格外ぶりがより強調されている。

映画『名探偵ピカチュウ

ライムシティの名士であるハワード・クリフォードの自室(会長室)にディアルガ・パルキアと共にアルセウスの彫像が置かれている(ギラティナの彫像がないのは、神に叛旗を翻した存在とみなされているからだろうか)。
また、別のシーンではピカチュウが「アルセウスの母よ…(Mother of Arceus)」という台詞を述べるシーンもある。これは現実世界における「聖母マリア様(Mother of god)」というスラングの捩りと思われ、あちらの世界でもアルセウス=万物の神といった認識はあるようだ。

外部出演

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』以降の作品で、アイテムのモンスターボールマスターボールから出現するポケモンとして登場。「じゅうりょく」を操り、空中にいる相手を強制的に真下に叩き落す。地面のないところで攻撃を受けると一気に画面外に叩き落されるので要注意。
CVはやはり美輪明宏氏……ではなく、ラティアスと同様に林原めぐみ女史が担当している。

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリットとしても登場する。当然ながらランクは★★★★。能力こそ無いものの、全体的に能力が高く、スロットも3つとかなりの万能性を持ち、ほぼ全てのステージにおいて最適任となり得る。

余談だが、同作でステージに現れたアルセウスは神々しい光を全身から放ち続けるという特殊仕様が存在している(わざのエフェクトとは無関係に常時御光を放つ)。
伝説・幻を含めて類似仕様を持つポケモンはおらず、別格感はスマブラでも健在である。

Pokémon LEGENDS アルセウス




ネタバレ注意!



















「よくきてくれました」

 

「あなたが これからおりたつせかいには」
「ひとがポケモンとよぶ ふしぎないきものたちがいます」

アルセウス




本作のタイトルにも名を冠するアルセウスだが、冒頭より登場し、主人公に全てのポケモンに出会えという使命とアルセウスフォンを託し、ヒスイ地方へと送り出す。

その後、本格的な出番は先述の通り全てのポケモンを捕獲した後(図鑑研究レベル10やアンノーンの姿違い、フィオネダークライまでの幻のポケモンは含まない)。
シンオウ神殿にててんかいのふえを吹くと光の階段が現れ、その先にあるオーロラの様な神秘的な光が輝く宇宙空間のような始まりの間にて主人公を出迎える。
アルセウスを前にしたアルセウスフォンはその形を変え、光り輝くシズメダマに変化。主人公はアルセウスに力を示すべく、最後の試練に挑むことになる。

以下、主な攻撃。

  • さばきのつぶて(ノーマル) - 頭上に出現させた黄金の光から主人公狙いのレーザーを放つ攻撃を6回繰り返す。弾速が速いため、発射音に合わせてタイミングよく回避する必要がある。
  • 波状攻撃+隕石 - アルセウスを中心として波状に広がる巨大な衝撃波を放ちつつ、主人公狙いの隕石を落とす攻撃を6回繰り返す。タイミングさえ合えば隕石が落ちる前にシズメダマを当てられるが、ダメージを受ける危険性もあるので基本的に回避を優先する方がよい。波状攻撃を行う寸前にアルセウスの頭上に紫色のエネルギー体が出現する予備動作がある
  • 瞬間移動+衝撃波 - 距離が離れている場合に使用する特殊攻撃。一瞬で主人公の元にテレポートし、周囲全体を攻撃する衝撃波を放つ。タイミング次第で回避は可能だがシビアなので、基本的にはアルセウスから距離を離しすぎない立ち回りを心掛けたい。
  • ワープ+範囲攻撃 - エリアの一角にワープし、一定時間後にアルセウスの周囲以外の範囲を吹き飛ばす。ワープ後にアルセウスが赤く輝き、エリアを覆う赤いオーラが設置されるので判別は容易。アルセウスの周囲に判定はなく、更に溜め中は隙だらけとなるため絶好の攻撃チャンスとなる。
  • シャドーダイブ - ギラティナの「シャドーダイブ」を模した攻撃。突然姿を消し、一定時間後に時空の壁をぶち割りながらオーラを纏った突進を繰り出す。主人公への狙いが極めて正確で、タイミングよく回避しなければ確定で被弾する。アルセウスが出現した瞬間に回避するのが重要。
  • 分身&範囲攻撃→ときのほうこう - 青いオーラを纏いつつ3体に分身し、うち2体の分身が順番に範囲攻撃を放つ。分身の攻撃が終わると残りの本体が溜めモーションに入り、一定時間後に「ときのほうこう」を放って回避不能の全体攻撃をお見舞いする。まずは分身が放つ範囲攻撃を避け、その後溜めモーション中の本体に4回攻撃を当てることで全体攻撃を阻止しつつポケモンバトルに持ち込める。本体は分身と異なり下を向いた姿勢を取っているため、それで判別しよう。
  • 連続波状攻撃→あくうせつだん - アルセウスを中心として波状に広がる巨大な衝撃波を連続で放ちつつ力を溜め、一定時間後に「あくうせつだん」を放って回避不能の全体攻撃をお見舞いする。こちらも波状攻撃を回避しながら4回攻撃を当てることで全体攻撃を阻止しつつポケモンバトルに持ち込める。焦ると波状攻撃に被弾しがちなので、回避→攻撃を繰り返すことを意識したい。

総じて、本編ラスボスであったディアルガパルキアが可愛く見えるほど熾烈で無駄のない攻撃を仕掛けてくる。無理にしずめだまを当てようとせず、まずは攻撃パターンと回避方法を覚えることを優先すべきだろう。
戦闘BGMはHGSSで用いられたイベント専用BGM「アルセウス」のアレンジ。ゲージが半分になるとテンポアップし、四分の一になると更に激しく曲調が変化して、"ヒト"には理解し難い不協和音に変わってゆく。

それを乗り越え勝利すると、全てのポケモンに出会い、諦めなければ想いは叶うことを時空を超えて示した主人公を称え、分身としてのアルセウスを託してくれる

一枚でわからないレジェンズアルセウス


そして願わくば分身と共に世界を見てほしいというアルセウスの頼みを主人公は笑顔で承諾し、アルセウスからレジェンドプレートを受け取るのだった。

なお、「すべてのポケモンと出会う」という使命に元凶との対峙も織り込み済みだったためか、アルセウスにとっては瑣末事だったためか、主人公(とヒスイの人々)が直面した大きな陰謀については全くのノータッチ
創造神を従えるなどと息巻いていたのに言及すらされなかったがやや哀れである。

上述の顛末から、主人公を転送元の時代に帰還させるといった展開は存在しない。
特に異世界もの(特に転移系)に付いて回る「元の世界への帰還」の流れが描かれることはなかった。
これについては、

  • 試練を経た主人公自身は「分身とともに世界を見て欲しい」というアルセウスの頼みを快諾し、冒険を継続する意思を示している(メタな視点では、プレイヤーのヒスイ地方での冒険=『LEGENDSアルセウス』のプレイが今後も続くことを示しているとも取れる)。
  • 併せて、作中時点においては主人公に元の世界に帰りたいという強い意志が見受けられない。時空の裂け目がなくなれば戻れなくなるのか、という指摘にも真顔で「そうだね」と返答し、続く「居場所はコトブキムラですから」という博士の言も否定しないなど、(少なくとも現段階では)ヒスイへの帰属意識が勝っている事が窺える描写がある。
  • ポケモンの更なる育成や図鑑タスクのコンプリート(「ひかるおまもり」の入手)、アップデートで追加されたエンドコンテンツの存在などを踏まえると、メイン任務達成で現代へ帰還という展開は作品仕様上困難というメタ的な事情がある。
  • 未来への渡航が可能なディアルガ、並行世界を移動可能なパルキア、時空の裂け目を引き起こせるギラティナを事実上仲間とし、最終的には送り主であるアルセウスからの試練も達成した上で自由に謁見が叶う状態となることから、元の世界への帰還自体はいつでも可能な状態と思われる。
といった諸々の状況を踏まえ、現在は元の世界への帰還が作中実現しなかったこと自体については理解を示す見方が多い。
尤も、異世界転生そのものな導入から「最終的には帰れるのではないか」と思っていたユーザーもやはり多かったのか、一部ユーザーからはその点をネタにしたツイートやイラストなども投稿されていたりする。

余談だが、同じく時空を超えてヒスイにやってきたノボリはアルセウスと接触した様子がなく、重度の記憶喪失にも陥っているため、アルセウスによって転送された可能性は低い(ノボリ本人も「時空の裂け目とは無関係」と考察している)。

イベント終了後はシンオウ神殿にてアルセウスフォンを通してアルセウス・ディアルガ・パルキアと再戦できるようになる。手加減抜きということでか、再戦時のポケモンバトルに際しては怒涛のレベル100で降臨するので覚悟して挑もう。

主な出番としてはこれだけだが、振るった力は以前の作品に輪を掛けて途轍もないもので、
なんとさばきのつぶての攻撃前に自動でこちらの弱点のタイプに自身のタイプをシフトさせる。
それも単に弱点を突けるというだけでなく、複数候補がある場合は攻撃後の相性の有利不利まで計算した上でタイプシフトするというトンデモ仕様である。
例を挙げると、ほのおタイプに対しては必ず防御面でも有利なみずorいわタイプに変動した上でさばきのつぶてを繰り出す(弱点が突けるだけのじめんタイプにはシフトしない)。つまりタイプ一致技を選択していた場合、仮にさばきのつぶてを耐えて反撃できたとしてもほぼ確実に半減/無効化される
アクションパートでは初登場時の特別仕様のごとく「ときのほうこう」「あくうせつだん」「シャドーダイブ」といった三神の専用技まで使ってくるなど、創造神らしくやりたい放題を極めている。

託された分身としてのアルセウスはLv75かつモンスターボール入りで、「シンオウ神殿で運命的な出会いをした」という形で手持ちに入る。
上記の通り戦闘が苛烈かつかなりの長丁場になるので、個体厳選は現実的ではない。本作はミントが比較的手軽に手に入るので、後からそれで補正した方が良いだろう。
なお、ボールを一切所持していなかったとしてもモンスターボールに入った状態で入手できるため、どうやらついでに分身を入れるボールも創造しているようである。
この分身体は各種プレートを使うことでタイプを変化させられるほか、上記のレジェンドプレートを使用すると、さばきのつぶて前に相手の弱点のタイプに姿を変える本体の力を主人公も体感することが可能。
今作にはPP最大値を増やすアイテムがないためさばきのつぶてのみで6タテは流石に不可能だが、それを差し引いても公式チート同然の仕様と言える。この後に解禁されることになる夢天連戦でも強力なパートナーとなってくれることだろう。

ヒスイにおける伝承

各地に残る「古いポエム」から、遥か太古のヒスイ地方(カミナギと呼ばれていた)ではアルセウスをシンオウ様と呼ぶ文化が存在していたことが判明している。
人々がポケモンより弱かった時代、シンオウ様は十匹のポケモンに力を与え、彼らを人々に寄り添わせて救った。力を与えられたポケモン達は「古代の英雄」と呼ばれる人物に子孫代々に渡って従い、その過程で人々の間には彼らへの捧げ物の文化や、人とポケモンとの交流を尊ぶ思想が生まれた。
そうしてキング・クイーン達に感謝した古代の人々は、ポケモンと協力して天の山の頂に神殿を作り、そこに神の光を浴びた十のポケモンの姿を刻んだ。

その後、古代の英雄はキング・クイーンと共にシンオウ様に力を示し、人の力を認めたシンオウ様は「どこでもない世界」へと戻っていったという。
※当該ポエムの「深奥」は英語版で「the almighty unknowable(=不可知の全能者)」と英訳されており、アルセウスを指すことがほぼ明確にされている。

時が経ち、シンオウ様を崇めて海を渡ってきた人々がいた。だが彼らはそれぞれ異なったシンオウ様を信仰するに至り、己の正当性を主張するためにカミナギの民を自称するようになったとされる。

シンオウ神殿に残された石像から、十のポケモンとは公式から「不思議な加護を受けた特別なポケモン」と称されるライドポケモンとキング・クイーンを指すようである。

設定について

今作では物語の核となる存在ということもあり、新たな設定が明らかになった。

  • 人間と会話が可能 - 上述の通り。従来の本編作品にも変身することで人語を操ったポケモンはいたが、こちらはポケモンとしての姿のまま対話が可能。
  • 時間空間を超越した高次の宇宙に存在する - 物語冒頭で主人公を招いた際に明らかになった設定。アルセウス自身の台詞で「わたしのうちゅう」と表現されているため、恐らくはアルセウスのみが座す(もしくはアルセウスが支配する)高次の宇宙が存在しているようである。
    • せいれいプレートには「そのもの あらゆるところに いる そのもの あらゆるところに いない」との記載がある。これは本体が時空を超越した宇宙に在るために、この宇宙からは存在するとも、存在しないとも言える状態であることを示していると思しい。
  • 対象を異なる時空間に転送する力を持つ - いつの時代は不明だが、別の時代を生きていた主人公をはるか昔の時代であるヒスイに送っている。ついでとばかりに主人公のスマホをアルセウスフォンに変化させているが、これも十二分にチートである。
    • 人間視点で過去の世界であるヒスイにおいても、アルセウスは主人公が未来から転送された事実やその理由といった万事を把握している。これも時間の概念を超越した存在であることの裏付けと言えるか。
  • 本体と分身という概念 - 主人公への褒美として分身を賜与してくれるが、この分身は文字通り新たに創造された(ポケモンの)アルセウスと言える代物。「ともにせかいをみせてあげてください」という台詞から、この分身体は本体とは独立した下位の分霊に近い存在と推察される。
    • この設定により、「“宇宙を創造した神”という大層な設定を持ちながらボールで捕獲可能」「一個体しかいない筈なのに(配信を含めれば)複数個体入手でき、色違いも存在する」などといった長年の疑問に対し、分霊という概念を用いた間接的な回答がなされることとなった。
    • また、プレイヤーの間では「今までの外伝ゲームアニメ漫画作品など他のメディアに登場したアルセウスも、本体の一片に過ぎない分身体だったのではないか」とする説も浮上した(実際、派生作品などを含めても『LEGENDSアルセウス』で登場した本体に匹敵するスケールを持つ個体は存在しない)。
      • 後に『LEGENDSアルセウス』での任務達成に伴って『BDSP』の主人公に天界の笛が授けられ、これを用いることで同作でアルセウスを入手できるイベントが実施された。『BDSP』で出会えるアルセウスも分身と仮定すると、これは「BDSPの主人公に対する本体からの贈り物」と解釈できる流れとなっている。
  • 夢天連戦』の主催 - 主人公の腕試しの相手として伝説ポケモンを含む様々なポケモンを呼び出し、連勝数に応じた報酬を授与するという擬似的なバトルタワーを戯れに提供している。夢の中の出来事のはずだが、手持ちポケモンの経験値が増え、手持ちポケモンや出現するポケモンが繰り出す技を見た回数や倒した数も図鑑のタスクに記録され、報酬も夢から醒めた主人公の枕元に置かれているほか、50連勝するとセーブ画面の団員証にアルセウスの輪のマークが付与されるなど、夢のみならず現実世界にも干渉しているとしか思えない描写がある。

『世界の創造』に関しては、高次宇宙の存在という点や、「貴方が生きていく宇宙(英語版では宇宙が「Creation=創造物」と訳されている)を祝福する」というアルセウスの台詞、再創世にあたって今ある世界は一瞬にして無に帰すというウォロの言及があることなどから、実際に可能ではないかと解釈できうる内容となっている。
もちろん直接的な描写はないので、あくまでもプレイヤーの想像に委ねるというスタンスなのだろう。

冒頭の台詞の通り、アルセウスは他のポケモンを『人がポケモンと呼ぶ不思議な生き物』と称しており、自身を人ともポケモンとも異なる存在と定義していると思しい。
時空を超えた高次宇宙に座し、時空の神々や自身の分身を創造する力を備え、時に人間に試練を課すその在り方は、まさしく『全てを超越した神』のそれと言えよう。

また、アルセウスに力を示した後に貰えるレジェンドプレートの内容にはこうある。

そのもの あらゆる 宇宙で ポケモンと 人を みる

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関連タグ

ポケモン    シンオウ神話 プレート
全知全能 創造神 創造主 始祖 超越 デウス・エクス・マキナ

0492.シェイミ0493.アルセウス→0494.ビクティニ

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ギラティナ
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エムリット
アグノム
タイプ:ヌル
シルヴァディ


世代各世代最後のポケモン
1ミュウ
2セレビィ
3デオキシス
4アルセウス
5ゲノセクト
6ボルケニオン
7ゼラオラ
8ラブトロス
9ミライドン(暫定)

種族値完全同値仲間

ポケモン種族値(同値)
ヒマナッツ30
バルキー35
メタモン48
ユキワラシ50
パッチール60
ポワルン70
オニゴーリフィオネ80
シルヴァディ95
ミュウセレビィジラーチマナフィシェイミ(ランドフォルム)・ビクティニ100
アルセウス120

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