ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

お蔵入り

おくらいり

計画中だった事柄が、何らかの事情により中止となり封印状態になること。一度製作はされたものの、一般に発表・公開されることなく終わった作品のこと。
目次 [非表示]

概要編集

計画こそされていたが、何らかの事情により途中で打ち切りとなり、その使用や発表を見送ること。蔵入れ

特に演劇などの舞台や、映画ドラマなどの映像作品が公開中止になることを指す場合が多い。

基本的にはある程度制作が進んでいた(場合によっては完成していた)にもかかわらず封印されたことを指すため、企画の段階(アイデアが発表された段階)でその後の目処が立たず頓挫した場合は企画倒れなどの表現のほうが正確であるといえる。ただし、企画の内容が一般にある程度公開されており、また企画が頓挫したことが明らかな場合はお蔵入りと言われることが多く、本項ではそのような事例についても一部述べるものとする。


ドラマや映画、小説アニメ漫画ゲームなどエンタメの場においては封印作品に該当するものも多いが、封印作品が「一度は普通に公開され、一般の人も目にすることができた」ものも含むのに対し、お蔵入りは基本的には「一般に公開されることなく封印された」もののことを指す。

一つの例として、ゲームで「製作中」として雑誌などでイメージボードや実際のプレイ画面も公開されていたにも拘らず発売中止となり、開発中だったROMもメーカーにより廃棄されてしまった、ということが挙げられる。

このほかにも、野球などのスポーツで「優勝記念品」として「○○年優勝おめでとう」と印刷して作られた商品が、チームが優勝しなかったことにより出回ることがないままメーカーの倉庫に保管される、などの事例がある。


封印を解く、つまり一般に公開することは「蔵出し」といわれることがある。


いわゆる(不採用)については、その後何らかの形で公開されなければお蔵入りとなる。

pixivにおいては、お蔵入りになってしまった作品を題材としたもののほかに、同人誌などに掲載する予定だったがボツにした作品について、「お蔵入り状態だったものをもったいないので公開」という意味でタグがつけられることがある。


語源は複数の説があり、年貢の米は一度幕府に入るともう二度と農民の元には帰ってこないことに由来する、という説が有名である。

また、江戸時代の舞台用語に由来するという説もあり、これには千秋楽の「楽(らく)」をひっくり返して「くら」とし、公演が中止になることを指すというものや、(台本などを)蔵に仕舞い込んで、二度と日の目を見せない、などもある。


お蔵入りされた企画一覧編集


封印作品大人の事情なども参照のこと。

ここでは主に一定の段階まで制作が進んでいながら中止となり、制作・公開中止の理由が明らかになっている、またその理由や作品に特筆すべき事項があるものを取り上げる。


ドラマ編集

1985年にテレビ朝日系で放送される予定だったが、第1話撮影中に撮影側の車が死亡事故を引き起こした為、そのまま制作中止となった。

故・穂積隆信の実娘(2003年没)の非行を題材にした作品で1985年夏季にTBS系で放送される予定だったが、娘の非行が悪化した事で穂積氏が拒否し、お蔵入りとなる。

「西部警察スペシャル」の続編として、2003年秋季にテレビ朝日系で放送される予定だったが、第1話の運転シーンで観客席に突っ込む事故が起き、製作中止になった。

2005年放送予定として、一度は製作発表もされた。予定していたキャストは、野田恵役はフジテレビ版と同じ上野樹里だが、千秋真一役は岡田准一で、主題歌をV6に、主人公を千秋にするという原作改変について原作者が難色を示した結果お蔵入り。穴埋めとして急遽製作されたのが『花より男子』だとされる。

  • 渡る世間に鬼はなし

2021年に橋田寿賀子の死後にプロットが発見された「渡る世間は鬼ばかり」の完結編。同年秋季特番でTBS系で放送する予定だったが、協議の結果渡る世間は鬼ばかりは2021年のスペシャルを以て終了」となり、幻に終わった。

2024年春季にムロツヨシ主演で日本テレビ系で放送予定だったが、作者の自殺にまで発展した「セクシー田中さん」の原作改変問題の影響でお蔵入りする羽目になった。



特撮編集

  • ジャイガンティス

第2作『ゴジラの逆襲』の海外公開用として、着ぐるみ新造のゴジラアンギラスが日本を離れて海外で暴れる特撮シーンを追加する予定だった作品。

本編も特撮もすべてアメリカ資本によるゴジラは「ゴジラ対デビル」やヤン・デ・ボン監督版も企画されたが、"ちゃんとした"ゴジラは2014年まで待たねばならない。

1964年公開予定だった大映映画。撮影に使うネズミからノミやダニ、シラミなどが大量発生し保健所から指導があったため頓挫。代替として「大怪獣ガメラ」が制作された。

原作者の白土三平が公開された映画の内容に激怒して東映と縁を切ってしまったため、企画されていたテレビシリーズへの展開が頓挫。

製作するつもりで集めたスタッフとキャスト、制作した道具は『仮面の忍者赤影』に転用された。

海底軍艦』に続く非怪獣SF特撮映画として東宝が企画するも頓挫。

登場予定だった戦艦は円谷プロMJ号(『マイティジャック』)とウルトラホーク1号ウルトラホーク3号(『ウルトラセブン』)へそれぞれ流用された。

第8作目として予定されていたが大映倒産により実現しなかった。

1971年初頭にフジテレビに持ち込まれた企画で怪獣との闘いがメインとなっている。ウルトラ警備隊に代わり、ウルトラレンジャーが登場しセブンに変身するのはダンではなく伴長一郎隊員だった。

ミラーマン』の後番組として企画された番組。プロモーションの段階でマジンガーZに敗北し頓挫。

東宝とイギリスのハマープロの合作怪獣映画の予定だったが、ハマープロの資金繰りに失敗して頓挫した。

『嵐』第25~27話は、元々仮面ライダー1号滝和也をゲスト出演させる予定だった。

仮面ライダーBLACKRXの後番組として小林良平を主演に制作されていたが宮崎勤事件や東映吉川進プロデューサーが仮面ノリダーに激怒した影響でお蔵入りになった。

電光超人グリッドマン』の続編。タカラが企画していたが、当時の放送局であるTBSの経営悪化に伴う再建中だった為、放送枠が確保できず制作中止。

  • ウルトラマン-遥かなる夢幻境へ翔べ-

アジア圏への市場拡大を狙った中国との合作企画。当時の会長だった円谷皐の死去やチャイヨー・プロダクションとの海外における版権トラブルが原因で企画倒れに終わる。なお、本作に登場予定だったウルトラマンの顔のみ、パイロット版ウルトラマンネオスの頭部として流用された。

「東映メタルヒーローシリーズ」16作目として企画されていたが、最終的には『ビーロボカブタック』となった為、お蔵入りに。

因みにメンバーは、シーファイターシャーク、シーファイタードルフィン、シーファイターグランパスだったと思われる。

『ウルトラマンゼアス2』の続編として構想されていたが、『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ』の製作が既に決定していた為、没に。そもそもゼアス自体が出光がスポンサーのキャラという特殊な事情があったため、続編が製作されたことが珍しいという話も・・・

厳密には企画倒れ。

放送中からファンが開設した署名サイトなどによる映画化の要望・署名活動が行われ、『超全集』の下巻でも高寺Pとオダギリジョーが映画化を約束するコメントが掲載されていた。しかし放送終了後に立ち上げた新作企画ということで資金繰りやスケジュール調整が難航したらしく、高寺も雑誌等のインタビューで企画自体の存在は仄めかすもののその進行状況に関しては消極的な発言をするようになる。

その後、2006年になって公式サイトで高寺から映画化に至らなかったことの謝罪コメントが発表され、正式に没となった。

東映のプロデューサーが、「マニアックな内容になって新規層を取り込めない」として却下した。

2005年に映画『ULTRAMAN』の続編として公開されるはずだったが、前作の興行収入が惨敗であったこと、また同時期に放送されていた『ウルトラマンネクサス』の打ち切りが決まったことでお蔵入り。

しかし、後に公開した『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』で同企画の一部が転用された。更に、『ウルトラファイトオーブ』に登場するレイバトスが同企画に登場する予定で製作されたスーツの転用であるという説も存在する。

超星神シリーズ」第4弾として放送予定だったが、『超星艦隊セイザーX』の不振でシリーズが終了し、お蔵入り。

仮面ライダーTHENEXTの続編として企画されていたがTHENEXTが興行的に失敗した事でお蔵入りになった。後に『仮面ライダーディケイド』にて本作の為にデザインされたアポロガイストキングダークがデザインを流用されて登場した。

平成ライダー10周年記念として企画されていた仮面ライダー電王の続編。デンライナーでクウガからキバまでの歴代ライダーの時代をめぐるという物語だったが、世界観が違いすぎるという理由で没に。その後世界観を大幅に変更し『仮面ライダーディケイド』となった。

忍風戦隊ハリケンジャーの新作制作にあたり同時期のライダーである龍騎の新作案として東映とニトロプラスの合作で製作予定だったが没に。この舞台案は後に『仮面ライダー斬月』に流用された。

その後龍騎の新作は2019年の『RIDER_TIME_龍騎』として実現した。


アニメ編集

制作中止アニメ一覧も参照のこと。

1964年に製作され、原作掲載誌にはアフレコ風景の写真や放送開始予定日まで掲載されていたが、一旦「延期」とアナウンスされ、その後放送されることはなく消えていった。背景には当時の原子力潜水艦寄港反対運動などがあるとする意見もあるが詳細は不明。

1971年に放送されたテレビアニメ第1作以前に企画されたが、パイロットフィルム制作時点で内容に問題があると判断され中止。

グレートマジンガー』の次番組かつマジンガーシリーズ最終作として企画されるもハードな内容が災いしてか『UFOロボグレンダイザー』にとって代わられた。

1983年に放送予定だった葦プロ製作のカーレースアニメ。当時各アニメ誌と葦プロFCにて公表されていたが、フジテレビもしくはタカトクトイスが難色を示したのか、結局放送されないまま消えていった。本作の代替が『特装機兵ドルバック』である。

  • タイムボカンエクスプレス
  • タイムボカンウォーズサッパリマン

「タイムボカンシリーズ」の8作目および9作目として企画されていたものの、7作目『イタダキマン』が視聴率で苦戦し、シリーズ自体が終了したことに伴いお蔵入り。

内容は「タイムボカンシリーズ」の記事を参照。

  • 舞夢

河森正治監督、美樹本晴彦キャラデザインの長編アニメ映画で、河森作品には珍しい少女を主人公にしたファンタジー物だった。1989年アニメージュ等で製作発表されるも頓挫。

複雑な権利関係の都合でNGとなり、代わりに『ゲッターロボ號』が製作される。

1991年公開当初は続編が絶対作るとまで告知されたが、30年以上経過した現在でも(直接的な)続編は制作されていない。なお1994年に『F91』の登場人物達の10年後を描いた漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の連載が行われている。

厳密にはお蔵入りの可能性が非常に高い状態。

王立宇宙軍 オネアミスの翼』の続編にあたる作品で、ガイナックスが制作を予定していた。山賀博之を中心として、1990年代前半に立ち上げられた企画だが、資金難や主要スタッフの独立、資料の使用にまつわるトラブルなどが影響して数度にわたって凍結・再開を繰り返した。

2018年の再開告知時点では2022年公開予定であったが、2022年時点で公式サイトなどは存在せず、また『王立宇宙軍』の4Kリマスター発売に関して山賀が寄せたコメントでも本作について触れられていないため、再び製作中止になったと見られる。

1992年東映アニメフェアの反響を受け、『SLAM DUNK』と共に『美少女戦士セーラームーン』の後番組を狙うも、『SLAM DUNK』に敗れる。しかし、『美少女戦士セーラームーン』自体が局戦略等でシリーズ延長が決まり、『SLAM DUNK』は半年開始延期の憂き目に遭う。

結局、『ろくでなしBLUES』のアニメ自体1993年の劇場版2作目で終止符を打った。

版権元の角川書店の内紛の影響でOVA版が制作中止。

監督を務めた井内秀治の小説版によれば、『ママは小学4年生』の次番組として導入される予定だったが、1話完成後にスポンサーを予定していたタカラ(後のタカラトミー)がスポンサーを辞退した事と、裏番組にライバル社の『機動戦士Vガンダム』の放送が決まった為、撤退せざるを得なくなり、お蔵入りになったとのこと。

なお、第一話はすでに完成していたが、マスターテープが現存しているかは不明であり、井内が2016年に死去したこともあって閲覧は困難と見られる。

1993年に本作のテレビアニメのリメイク企画が持ち上がり、そのパイロット版を兼ねて劇場版が公開されるも、『クレヨンしんちゃん』が高視聴率だったこともありお蔵入りに。

レッドバロン』の後番組としてアニメ版が企画され、当時のアニメ誌でも特報されたが、日テレのアニメ枠縮小によりお蔵入り。

1995年に東映動画からの発売が告知されるが、製作中止に。原作の流れを忠実に再現した作品になるとされていた。詳しい理由は明かされていないが、テレビシリーズの続行(『セーラースターズ』)でスケジュールが合わなくなったことが原因ではないかという説がある。

2001年放送の「21世紀まんがはじめて物語」高反響を受け、シリーズ化も検討されたが、完成直前にダックスインターナショナルの社長だった丹野雄二が急逝。後任の社長となった未亡人がテレビ番組事業からの撤退を決めた為、自然消滅する事になる。

スタッフ間の評判が良かったため続編の話が持ち上がるも、監督脚本といったメインスタッフが『機動戦士ガンダムSEED』の製作に入ったためお蔵入りに。

シャーマンキング』の後番組の予定でテレビシリーズが制作されていたが、作者の島袋光年が女子高生との援助交際で逮捕されたことを受けて中止。

2003年のC3で発表され、電通代理店・TBS系でリメイクアニメが放送される予定だったが、これまたTBS側の放送枠が確保出来ず、ご破算になる。

2005年に佐藤竜雄監督が「ナデシコと宇宙のステルヴィアの続編が永遠に潰えた」と自身のブログで発表している。

実際の理由は明らかになっていないものの「同時期に放送されていた『機動戦士ガンダムSEED』のキー局であるTBSが、スターチャイルド(キングレコード)に圧力を掛けた」、「制作会社であるXEBECの業績不振などが影響して、スターチャイルドとの間に溝ができた」などの噂がある。

2008年にGONZO制作でTVアニメ化が発表されたが、2010年に同社が上場廃止となったことにより製作中止。

アニメ監督の今敏が『パプリカ』の後に企画した映画作品。2010年に今が急逝したため、丸山正雄プロデュース・板津匡覧監督という形で引き継がれたが2011年に資金的な都合で一旦中断。その後丸山が「企画には今のテイストが非常に大きく、他者が引き継いだところでそれは『今敏の作品』といえるのか?」という疑念を抱き、プロジェクトは凍結している。

原作は『小説家になろう』に掲載されていたWeb小説。2018年5月22日にTVアニメ化が発表され同年10月から放送予定だったものの、主人公の設定が中国のメディアで問題視されたうえ、原作者・まいんがTwitter上で中国・韓国へのヘイトスピーチを投稿していたことが発覚。メインキャストの降板が発表され、ついにはアニメ製作中止が発表された。

企画自体は2014年からあったものの様々な事情により公開の目処が立たずに製作が遅延、企画スタッフの1人である脚本家の山本優の死去によりプロジェクト解散となった。

また、オリジナル版J9シリーズでも、4作目と5作目がシリーズ終了に伴い企画倒れに終わっている。

ガーリッシュナンバー』のスピンオフ作品。2017年4月にアニメ化が発表されるも、その後の大きな動きはなく、2018年11月に製作中止が決定。公式サイトでは「人員不足によるもの」と理由が言及されている。

2017年に実写映画と同時にアニメ映画の構想が発表されるも、アニメの方は音沙汰が無いまま現在に至っている。詳しい理由は不明だが、2013年に公開された実写ドラマ版では大幅な原作改変が行われ、2018年に公開された実写映画版では原作に近い内容になったのに興行的に振るわなかった事で、作者が「映像化」そのものに難色を示しているという噂がある。

2018年に発表されたものの、以後音沙汰無し。同時期に起こっていたガイナックスおよびガイナ福島ガイナックス)と株式会社カラーの権利や作品資料をめぐるトラブルに起因すると見られる。

正式な発表こそなかったものの、インタビューなどで2クール作品であることが仄めかされていた上、1期もシナリオ的に中途半端な所で終わったのだが、以後音沙汰無し。スピンオフ作品の方が先に制作された。


バラエティ番組編集

企画から撮影編集〜放送(とその打ち切り)のスパンが短く、放送前に内容の変化が起こりやすいことから「それまで撮影されていた分」を放送してから企画が打ち切りになったものではなく、あくまで「映像そのものが公開中止となった」ものを中心に紹介。


アメリカ横断ウルトラクイズ』のパロディ企画。石橋貴明が出題者、木梨憲武がリポーターをそれぞれ担当し、番組スタッフやとんねるずの関係者が回答者となって、番組やとんねるず絡みのマニアックなクイズに挑戦するという内容で、本家の『ウルトラクイズ』のルート・クイズ内容・早押しセットなどをほぼ再現した。

予選から準決勝までを4週に渡って放送し、最終週の予告まで流されたのたが、突如最終週がお蔵入りとなり、別企画に差し替えられた。

理由については明かされておらず、別企画で最終週の冒頭のみが放送されたが、結局本編は放送されることなく番組が終了してしまった。


本来は12月に放送予定だったが、本番組のレギュラーでもあったタレントの田代まさしが2001年の同月に覚醒剤取締法違反で逮捕され、そのまま事実上芸能界を引退したことから放送中止となり、お蔵入りが決定。

なお、番組は2002年の正月に改めて放送し直す事が決定し、田代の後任はダチョウ倶楽部が起用された。


  • 匠の教室 - 第9回目

千葉テレビにて月一放送されている新人発掘ワークショップ番組。

該当の第9回目ではあの宮迫博之がゲストとして出演する予定で、放送されれば宮迫にとって実に5年振りの地上波復帰となるはずであった。

そのため宮迫も放送日である2024年6月3日まで後一週間に迫った5月28日に自身のYouTubeチャンネルにて報告及び宣伝を行ったのだが、5月30日に千葉テレビ側が公式サイトにて「ネットニュース等で報道されている宮迫博之氏出演の番組は、そのような通告もなく外部の制作会社によって制作されたものです。よって当番組の放送の予定はありません」と放送を否定し、番組はお蔵入りとなった。

しかし、番組の公式サイトでも宮迫の出演は宣伝されており(現在は削除済み)、千葉テレビの週間番組表にも当該番組が掲載されたことから、もっと深い理由があるのではとも言われているが憶測の域を出ない。


舞台編集

ナインティナイン岡村の初の一人単独舞台作品。

2010年の6月に公演予定だったが、当時岡村は初主演映画の撮影準備や『めちゃ×2イケてるッ!』や『ぐるぐるナインティナイン』、『オールナイトニッポン』等の多数の番組レギュラーを抱える程多忙を極めており、それが原因で体調不良を引き起こし、公演は延期。その後の診断からドクターストップがかかり、無期限休養を発表した事から吉本興業との協議の結果、公演は中止となり、その後再演等も行われていない。


  • 志村魂 - 第15回目公演

志村けんのバカ殿様』の舞台版。2006年から年に一度で舞台化されていた。2020年8月に明治座・御園座・新歌舞伎座にて第15回目の公演が行われる予定で、3月には打ち合わせや舞台稽古準備が執り行われる予定だった。しかし、志村が同月の29日夜に新型コロナウイルス肺炎で急逝(70歳没)したことにより、関係各所で協議の末、5月1日、やむなく公演中止となり、お蔵入りが決定した。


ゲーム編集

開発中止・発売中止ゲーム一覧の記事も参照のこと。

コナミからPlayStationで発売される予定だった恋愛ゲーム。同社のヒット作『ときめきメモリアル』とは異なる大人の恋愛を題材としており、『』のようなキャラの視点によって物語が変化するアドベンチャーものであったようである。

1997年にコナミコンピューターゲームズ青山での開発が告知されていたが、1998年にWindowsへのプラットフォーム変更が発表され、さらにはコナミ内部の再編でスタジオが解散した為お蔵入りとなる。なお、本作の代替企画として『かってに桃天使』が製作・発売されたと言われるが、真偽は不明。

スーパーロボット大戦F』の作業量増加により制作ラインを統一する目的で中止となった。

バンダイナムコゲームスWiiで発売予定であったRPG。当初はWiiのローンチタイトルと告知されていたが延期を繰り返し、2011年に吉積信のインタビューで、数年前にすでに開発中止になっていた(※2008年時点では開発中であることがわかっているため、それ以降と見られる)ことが明かされた。

制作スタッフは同社のテイルズオブシリーズと重なっており、シリーズ全体とは無関係としていたものの、『テイルズオブレジェンディア』との関連が仄めかされていた。

2010年9月にNintendo 3DS用ソフトとして発表。「DASH開発室」としてポータルサイトが立ち上げられ、開発日記や恒例となるプレイヤーからのデザイン・企画の公募が行われるなど盛り上がりを見せていたが、製作発表から約1ヶ月後にシリーズプロデューサーの稲船敬二カプコンダレットを退社。2011年2月に「開発室」にて、実は上層部からの本開発承認を受けずに企画が進められていたこと、さらに承認を求める会議の結果「試作期間の延長」という形となったことが明かされる。

その後体験版としてプロローグが配信予定であり、これの売り上げによって本開発が決まるという告知がなされたが、さまざまな事情によりプロローグ版の配信は延期に。最終的に2011年7月にプロローグ版および本編の発売中止が告知された。

データイーストのレトロゲームを幾つか収録したオムニバスソフトで、セガサターンでの発売が予定されていたが中止に。収録タイトルは、「デコ三大奇ゲー」の異名を持つ『カルノフ』『チェルノブ』『トリオ・ザ・パンチ』にアーケードからの初移植となる『ザ・グレイトラグタイムショー』を加えた計4作品。

発売中止の理由に関しては『チェルノブ』の設定が問題視されたためではないかとする説が有力……だが、『チェルノブ』単体でメガドライブ版の内容をベースにしたバーチャルコンソールなどへの移植は行われており、プロジェクトEGGではアーケード版移植も行われているため、『チェルノブ』だけが問題ではない可能性もある。

1983年に発売予定であったファミリーコンピュータ用知育ゲーム。鍵盤を選んで指示された音を当てるゲームや、コントローラーのマイクを使ったカラオケ機能などが搭載されていたという。

ハドソン桜田名人が2016年に自身のTwitterで、かつてこのソフトがハドソン内に置かれていたことを明かしている。また、桜田名人の友人の元ハドソン社員によれば、開発の参考にサンプルとして持ち込まれたもので、ゲーム自体は使われている楽曲の版権問題がクリアできず発売されなかったとのことである。

ちなみに、ファミコン本体の初期パッケージに写っている10本のソフトのうちの一本がこのソフトではないかという説がある。

セガサターンで発売予定だったソニックシリーズの一つ。3Dアクションゲームとして開発されていた。もともとはスーパー32X向けに開発されていたが、32Xの商業的な失敗もありセガサターンに変更になった。なお、セガサターンのさらに前に、当時セガと密接な関係にあったNVIDIAの技術を利用した次世代機(開発中止)に移行する予定もあったらしい。

開発はアメリカに拠点を置くSEGA Technical Instituteによって行われた。しかし、プラットフォームの移行やメンバーの分散と外部委託による開発チームの内部分裂、技術的な問題など様々な事情が絡み開発は難航。さらにはチームのリーダーが過労で倒れたことで予定されていた発売日に間に合わないと判断され開発中止となった。また、セガサターン版が開発中止となった後もチームから外されたメンバーが独自にPC向けに開発を続けていたが、セガの上層部の判断によりこちらも没となっている。

初期のゲームキューブの説明書に書かれていたゲーム。理由は不明だが開発に挫折して没になってしまったものと思われる。

ブルーアーカイブ』の開発に携わったメンバーが立ち上げた会社、Dynamis Oneとスタジオアラヤが2024年8月に制作を発表した学園活劇ゲーム。

このタイトルは仮のもので後日正式タイトルが公開される予定だったのだが、発表から2週間足らずでプロジェクトの中止が発表された。ブルーアーカイブ開発部との対立などが中止の原因とされている。

詳しくはこちらを参照。


キャラクター、機体など編集

没キャラクター没デザインも参照のこと。

2016年発表されたPVに登場するウマ娘のうち、何人かは現在も実装されておらず、名前も明かされていない。馬名の使用許可が下りていないものだと考えられている。

2024年3月末に実装が告知されたが、実装済の姉妹たちとはキャラデザの方向性が違いすぎるとして炎上し、実装が見送られた(デザインを変えて再登場する可能性が示唆されている)。詳細は個別項目にて。


おもちゃ、ホビー編集

劇中通り3機の飛行機に分離・合体する予定だったポピニカ初の発売中止商品。当然幻のDXポピニカ第一号となった。

商品化の予定があったが発売されず、アニメ本編での使用も徐々に減っていったが要所要所で使用はされている。

バイクロッサーの基地・スターコアとバイクロッサーケンの愛車・ケンローダーも発売予定であったが、玩具売上不振の為、発売中止になった。

トランスフォーマー』シリーズの1つ。『ビーストマシーンズ』の次回作として展開予定だったが、『マシーンズ』の大コケでTFブランドが消滅しかけためお蔵入り。一部はアメコミや限定販売などが展開されている。代替として、アメリカでは『カーロボット』が『Transformers Robots in Disguise』のタイトルで放送された。

いずれもDX玩具には音声が収録されているため、本来は本編や関連作品で登場する予定であったと見られる。詳細はそれぞれの項目を参照のこと。

当初は2016年10月に発売される予定だったが、諸般の事情で発売中止となった。

ガンプラEXPOでも2012年4月に発売予定と明言されていたが、原作となる『機動戦士ガンダムAGE』が不振に終わったためか何の予告もなく発売中止に。その後ガンダムAGE-3のクレイモデルが展示されたこともあったがそちらはあくまで「参考出品」の段階であり、発売予定時期まではっきりさせておきながらお蔵入りしたのは現状ガフラン以外ほぼない。

アーセナルベースの「UNITRIBE SEASON:04」にて収録予定だったプルツーのカード。使用されているイラストが個人のファンアートのいわゆる「トレパク」なのではないか?という指摘があり、運営が調査を行った結果、ファンアートに依拠して制作していた事実を認めて謝罪し、該当カードを欠番にすると発表した。詳しくはこちらを参照。


書籍編集

奈須きのこが竹箒時代に部分的なエピソードのみを書いた短編小説で、現時点におけるTYPE-MOON世界観で時系列上最後にあたる作品とされている。

2006年に発売した「Character material」にて「こっちの話も機会があれば、ちゃんとした一連の流れにそった物語として形にしてあげたいなぁ」というきのこの発言が載っているが、それから約20年、設定の追加はあれど未だに音沙汰がない。『Fate/GrandOrder』のメインストーリーが完結するなどしてきのこの仕事量が落ち着いたら下述の月姫リメイクのように日の目を見るかもしれない。

イラストレーターのブリキのライトノベル『僕は友達が少ない』関連のイラストを収録した画集。2011年の予約開始から延期を繰り返し、2014年に発売日未定と告知されてから長年音沙汰がなかったが、2022年になってMF文庫から正式に発売中止と発表された。

あくまで中止になったのは「初回限定版」のため、限定でない形の発売はあるとも考えられるが、ブリキ本人が2013年頃より体調不良により活動ペースを落としていること、『はがない』本編が消化不良気味な結末を迎えたこともあり(作者と編集との間で方針の食い違い等があったと言及されている)、おそらく不可能である。


音楽編集

活動再開第2弾シングルとして発売予定だったが、発売前にリーダーの小室哲哉が逮捕されたため発売中止に。第1弾予定の『Get_Wild』は2年後発売のベスト盤に収録され日の目を見たが、こちらは完全にお蔵入りになったものと見られる。

バンドの通算7枚目になる予定だったアルバム。すでにレコーディングも完了していたが、マスターテープが何者かによって盗まれてしまい、再録したもののオリジナルとはやはり同じにはならなかったため楽曲ごと没になった。のちに表題曲はライブで披露されている。

  • SMAP『ススメ!GOLD盤』

ビクターエンタテインメントから発売予定だった。アルバム「MIJ~SMAP016」のシングルカットで2004年9月8日に発売が告知され、品番も決まっていた(VICL-35741)段階だったにも拘らず発売中止になった。そのまま続報もなく2016年にSMAPも解散したため真相は闇の中である。

  • WANDS『BURN THE BRIDGE(仮)』

ボーカルが上杉昇だった時代にシングル「Same Side」「WORST CRIME」を入れて制作されるはずだった幻の5thアルバム。詳細は不明だが、上杉・柴崎浩が音楽性の違いなどを理由に脱退したためお蔵入りに。それから約20年後柴崎がビーイングに復帰し、新ボーカル上原大史を迎えて作られた新アルバムは「BURN THE SECRET」と、たまたまなのかこのお蔵入り盤と似たタイトルになっている。

  • 鹿乃『いちごいちえ Celebration』・『so cry tonight』

鹿乃のCDとしては初のスプリットEP『いちごいちえ Celebration / はっぴーらいふ』に収録される予定だったが、発売前に作曲・編曲者の田中秀和が逮捕されたため発売中止に。メガジャケ・両面B2ポスター・缶バッジ・ステッカー等の特典が告知されていた。

『いちごいちえ〜』は『宇崎ちゃんは遊びたい!ω』のOPテーマとして、鹿乃公式YouTubeチャンネルでフルMVが公開されているが、作曲者名は伏せられている。

『so cry tonight』は現状MVの公開もダウンロード販売もされておらず、完全にお蔵入りになっている。

  • ツユ ピアノソロアルバム『TUYU Piano Collection』

「ツユ」のピアノ担当であるmiroが、約2年の歳月をかけて制作したソロアルバム。miroの卒業に先駆けて2024年6月12日に発売予定だったが、発売の約2周間前にメンバーのぷすが殺人未遂の容疑で逮捕されたため中止に。ツユ自体も「ぷす以外が全員脱退」という形で実質的に解散となっている。

海外作品編集

ドラマ編集

タイ王国のチャイヨー・プロダクションが円谷プロに無許可で中国の制作会社と合作し、2006年6月に放映を目指した作品。2005年に円谷プロにタイと中国で提訴されて放映中止になった。本編はほぼ完成しておりタイのテレビ局に収録分が眠っているらしい。

全52話を予定し、キャストも香港、タイ、日本と各国の俳優が集まる予定だった。

正確には北米ローカライズ版。

1993年にセラムンの北米展開の際にパワーレンジャーシリーズを範に取り、当初は独自のローカライズ版の製作が企画され、米・製作プロ「Toon Markers」がパイロットフィルムを製作。変身前は実写で、変身後はアニメキャラになるアニメ・実写併用の作品だった。アメリカの民族的な多様性を考慮し、メンバーも多民族になる予定だったが、ローカライズ版はお蔵入りし、日本のフィルムの吹き替えで対処する事となった。

その後日本での展開終了後の1997年に改めてハリウッドによる完全実写特撮映画が企画され、パイロットフィルムまで作られたが、こちらも諸事情で頓挫。その後の日本実写版を生む原動力となった。因みに北米版は設定年齢が高校生に引き上げられている。


映画編集

制作会社のコンスタンティン・フィルムがMARVELから実写化権を買い取ったが、一定期間制作しないと権利が戻るという契約だったため、それを避けるためにとりあえず作ったとされる映画。スタッフや出演者には劇場公開予定と伝えられていたそうだが結局公開中止となり、正式な形でのソフト化もされなかった。なお、これのおかげで実写化の権利が会社の元に残り、のちに大ヒットとなる2005年版が製作できたという点では悪いことばかりではない。

実写シリーズ「DCEU」の1作品として、撮影も完了していたが、公開または配信日程が発表される前にお蔵入りが決まった。

2003年のカンヌ映画祭で発表されるも、いつの間にか自然消滅していた。製作資金が調達出来ずお蔵入りしたそうである。






日の目を見た一覧編集

特撮編集

再放送にて初放送(本放送時に代替として放送されたのがウルトラマン前夜祭)。同様例にアニメ版『デビルマン最終回がある。

1964年製作だが、スポンサーがなかなかつかず、1968年にようやく放送。

1966年頃の製作だが、テレビ局側の事情でなかなか放送できず、1969年にようやく放送された。

  • 続ウルトラマン

初代『ウルトラマン』から約30年後の地球を舞台に、バン・ヒデキ(晩日出輝)がウルトラマンと一体化して戦うというもの。商品化展開の都合でこの設定は没となり、最終的に別人となって『帰ってきたウルトラマン』(今日でいうウルトラマンジャック)として日の目を見た。

1969年製作だが、スポンサーが付きにくい内容だったためか製作時点では公開されず。円谷プロ10周年の1973年に深夜枠で放送された。

宣弘社が『スーパーロボットレッドバロン』を後番組として放送することを前提に枠を買い取り放送が実現。

  • ウルトラマン怪獣聖書

1982年に佐々木守脚本・実相寺昭雄監督・ATG製作というメンツで所要人物のキャストを総変更して製作する予定だったが、脚本に不謹慎な描写が含まれていたためお蔵入りに。しかし、1990年に本作を基に『ウルトラQザ・ムービー星の伝説』が製作され、登場するはずだったカナンガ星人はワダツジンの原型になった。

電脳警察サイバーコップ』の続編としてタカラが企画した巨大ヒーローもの。この企画書をベースとして『機甲警察メタルジャック』と『電光超人グリッドマン』が制作された。

『グリッドマンⅡ』とは別に円谷プロが企画した『グリッドマン』の続編で、こちらも映像化されなかった幻の企画だったのだが、後にこの企画書をベースとしてアニメ『SSSS.GRIDMAN』がつくられた。

1996年にTVシリーズの放送を予定していたが没に(これの代替があの『ウルトラマンティガ』である)。2000年にオリジナルビデオシリーズとして製作される。

毎日放送ホストTBS土6で「ウルトラマンガイア」の次番組として放送と、テレビ東京系での放送と二度の頓挫を経て、テレビ朝日系「ニチアサキッズタイム」の「仮面ライダークウガ」として実現。但し、当初は1999年10月に別枠で放送する予定だったが、諸事情で開始延期となり、当初目指したライダーとスーパー戦隊の放送期間調整は「仮面ライダーディケイド」経て「仮面ライダーW」迄待たなければならなかった。

ウルトラQ』の前身企画をアレンジ。

日本の円谷プロダクションから独立したスタッフが中国企業と共同で制作していたものの、メイン監督の死去や労使関係のトラブルで製作打ち切りとなった。しかし2014年に完成していた映像フィルムの中から第1話から第3話までを収録したDVDが発売された。


その他実写編集

  • Jimmy~アホみたいなホンマの話~

明石家さんまが企画・プロデュースを担当したオリジナルドラマ。2017年放送予定であったが、出演者の不祥事で中止になる。翌年キャストを変更して放送された。

1980年代に『狸御殿』のリメイクとして監督:鈴木清順 / 脚本:浦沢義雄により企画されていたものを、プロデューサーを変更してほぼそのまま映像化。2005年公開。

13日の金曜日part9』の後に企画された(ラストはそれをにおわせている)ものの、夢の中を行動範囲とするフレディと現実で存在感を発揮するジェイソンをどう共演させるかで中々案が出ず、企画一旦塩漬けとなり、10年後に映画化された。


アニメ編集

  • ぼくと恐竜

1983年葦プロが企画を立てるも、内容とコンセプトがサンライズの「銀河漂流バイファム」と重複していたため、その時点では企画凍結となる。その後1992年イタリアの出資と、翌年から日本テレビ水曜夕方枠での放送を条件に「恐竜冒険記ジュラトリッパー」の題名で採用されるも、日テレ側が平日夕方アニメ廃枠を決めたため、イタリアで先行放送される事となる。日本では最終的に1995年テレビ東京系日曜朝の放送で漸く陽の目を見る事となった。

機甲創世記モスピーダ』の後番組としてフジテレビ系で放送予定だったSFアニメ。

スポンサーを予定していた玩具メーカー・タカトクトイスの経営悪化に伴う倒産が原因で一旦お蔵入りし、企画を練り直しOVA『メガゾーン23』として実現した。

日仏合作の、ルパン3世の子孫が探偵として活躍するSFアニメ。

著作権の問題により途中で制作中止になり、2012年発売の『ルパン三世 Master File』にて、パイロット版の全編と現存5話のダイジェストが収録された。

バブル期に企画が出るもお蔵入りし、1992年のOVAを経て、2001年に深夜アニメとして実現。

  • プロジェクトB

NG騎士ラムネ&40』の後番組として企画されたが、同作の玩具売上不振によりスポンサーがつかず一旦お蔵入りし、企画を練り直してOVA『KO世紀ビースト三獣士』として実現した。

上述の『グリッドマンF』と同じ例。『機動戦士Vガンダム』の後番組として放送予定だったが急遽『機動武闘伝Gガンダム』の制作が決まり制作中止。その後没案になった要素は20年後に『ガンダム Gのレコンギスタ』で取り入れられて日の目を見た。

1997年に放送予定だったが諸事情により制作中止になり、後に長谷川裕一によって漫画化。

1998年に勇者シリーズ第9作として放送予定だったが諸事情により制作中止。2024年にWEBコミック『勇者宇宙ソーグレーダー』にて登場。

2003年7月に計画が発表されたが原案の作家が急死するなどで頓挫した。10年後に仕切り直し、90分の単発アニメとしてようやく放送された。

結界師』の次番組として読売テレビ担当で2007年に放送予定だったが、出演声優のギャラ等の諸事情で一旦はお蔵入りとなる。しかし、2015年に日本テレビ担当の深夜アニメとして実現した。

もともとは作者の人間プラモこと杉谷庄吾が、自身の所属するアニメ会社でミニアニメとして立ち上げた企画だったが頓挫。

その後設定を用いて個人で漫画を制作しpixivで発表したところ反響を呼び、劇場アニメ化に至った(アニメの制作は作者の所属する会社とは別の会社が行っている)。

2012年10月に金子ひらく監督とREMIC制作の布陣で全2話におよぶOVA化が発表されたが頓挫。後に監督や制作会社を変更して、2016年8月にTVアニメ化が発表され、2017年4月に『sin七つの大罪』のタイトルで日の目を見た。

2011年に制作決定の情報が発表され、長らく沈黙が続いたものの5年後の2016年に正式に公開された。

2006年にアニメ雑誌でも劇場版制作決定という触れ込みで表紙を飾ったほどだったが、2008年ごろからは音沙汰がなくなっていた。大河原邦男によると機体のデザインはすでに決定稿が出ていた段階だったとの事。

その後、2016年にシリーズ構成を手がけていた両澤千晶が亡くなったことでお蔵入りが決定的になったと言われていたが、2019年に出演者の1人でもあるT.M.Revolution西川貴教が自身のTwitterで「企画が再始動している」と発言(のちにサンライズからの要請で発言を訂正)。

2021年5月、正式に『機動戦士ガンダムSEED』関連のプロジェクトが再始動しており、アニメの正統続編としての映画も制作中であることが告知された。

そして2023年7月に『機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM』というタイトルが発表、2024年1月26日には上映が開始され、機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』の放送終了から約18年越しの映画公開が実現された





ゲーム編集

任天堂からスーパーファミコン用ソフト『スターフォックス』の続編として同じくスーパーファミコンで1995年2月に発売予定で、開発はほぼ完了していたが、すでに次世代機であるNINTENDO64へ移行している時期であったため、製造コストや需要などを理由に発売中止となり、プロジェクトは『スターフォックス64』に引き継がれた。

その後、20年以上経った2017年に「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」に収録される形で復活した。

  • 時計じかけのアクワリオ

横スクロールアクションゲーム。1992年に製作発表され、実際にゲームセンターでロケテストまでしたが、当時のアーケードゲームは格ゲーが主流だったためロケテの評価が良くなく開発中止に。2021年11月30日にPS4及びニンテンドースイッチに移植されて発売された。

開発開始から発売までの日数28年と81日が最長としてギネスブック登録されている

2011年に発売予定だったが、東日本大震災の影響で他作品共々制作中止。その後制作スタッフが独立したゲーム会社グランゼーラが版権を買い取り、3年後の2014年に発売された。

イナズマイレブン』シリーズの外伝的作品。レベルファイブが運営する携帯電話向けポータルサイト「ROID」で2009年に配信予定だったが、2010年に延期になり、その後何度か延期を繰り返した後ROIDからは名前が削除された。

日野晃博は何らかの形で公開する意思を示していたが、最終的に『イナズマイレブン3 世界への挑戦!!ジ・オーガ』と『劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』にキャラや設定が流用される形で登場した。

ディディーコングレーシング』の続編として計画されていたゲームボーイアドバンス向けソフト。2002年発売予定であった。

任天堂レア社売却の際に『ドンキーコング』関連の版権を引き上げたため一度開発中止となったが、マイクロソフトは「携帯機のみ任天堂ハードでの開発を許可する」とレア社に提示していたため、2005年に海外でのみ『バンジョーパイロット』として『バンジョーとカズーイの大冒険』のキャラクターに差し替えたものが発売された。

レア社の社員によれば開発中止の段階で既に完成に近い状態であったらしい。(参考)

『3』はゲームキューブ向けに開発されたが、『ディディーコングパイロット』と同様にレア社売却の影響で開発中止に。『X』はXBox向けに初代のリメイクとして開発されたが中止となる(※のちにXboxOne向けに再開発されていたが、そちらも中止している)。この2作を下敷きに『バンジョーとカズーイ:ガレージ大作戦』が制作され、無事発売された。

カイザーナックル』をベースにトレーニングモードの追加や技の追加、CPUの弱体化などが施された所謂マイナーバージョンアップ版として開発されていたが、諸事情によりお蔵入りに。2022年3月2日発売のイーグレットツーミニに収録された。

1988年にセガが稼働を開始し日本で最初のテトリスブームを生んだアーケード版の移植作品として1989年4月15日に発売予定だったのだが、セガが取得していたテトリスに関するライセンスが実は家庭用ゲーム版の発売を認めていなかったものであることが発覚。さらに問題の発覚後、正式に家庭用ゲーム版のライセンスを取得したのがライバル会社の任天堂だったため、セガはライセンスの再取得を断念し、MD版は発売中止となってしまった(テトリスのライセンス問題の詳細は当該項目を参照のこと)。

その後、2006年に発売されたPlayStation 2用ソフト『SEGA AGES 2500シリーズ Vol.28 テトリスコレクション』にAC版と共にMD版が発売中止から17年ぶりに収録された。

また、2019年に発売されたメガドライブミニにもテトリスが収録された。ただしこちらは当時のMD版そのままではなく、AC版の完全移植をテーマに改めて1から作り直したものが収録されている。

当初はスーパーファミコンのソフトとして開発されていたが、NINTENDO64DD→NINTENDO64とプラットフォームを移して開発が進められていたが、様々な要因が絡んで開発が長期化した末、一度は開発中止に。

その後、ゲームボーイアドバンス用ソフトとして開発が再開され、ハード末期にようやく発売された。

  • 餓狼伝説MOW2(※厳密には開発中)

餓狼伝説』の続編にあたる『餓狼MOW』の第二作。旧SNK倒産の影響で開発中止となる。版権はSNKプレイモアに引き継がれたが、新SNKへと移行した後も長らく動きはなかった。一方で、SNKに復帰した当時の開発メンバーは続編に意欲を見せていることがインタビュー等で明かされていた。

2022年8月に、餓狼シリーズの新作が開発中であることが発表され、後に『餓狼伝説 City of the Wolf』というタイトルが公開。キャラクターデザインやトレイラーの内容から『MOW2』の内容が引き継がれていると見られる。

  • ポケモンピクロス

ゲームボーイカラー用に開発されたソフト。長らく発売予定ソフト一覧に掲載されていた。後にNintendo 3DSで発売された作品とはタイトルこそ同じだが関係は不明である。

ニンテンドウパワーのスーパーファミコン書き換え専用ソフト『ピクロスNP Vol.1』にポケモン関連の問題が収録されており、こちらに一部流用されたと見られる。

企画自体はTYPE-MOONが企業化した段階から存在していたが『Fateシリーズ』や『魔法使いの夜』の制作にリソースを取られ続けて、こちらの制作は遅々として進まず型月ファンの間では出る出る詐欺扱いされていた。

『FGO』の作業が落ち着いたタイミングでようやく完成し、『月姫Apieceofblueglassmoon』としてリリースされた。

設定を大幅に改訂したことからストーリーも増大しており、後編が存在することが明示されているが、きのこは「オリンピックを待つくらいの気持ちでいてほしい」とコメントしており、2021年時点では開発すら行われていないとのこと。詳細は個別項目を参照。


おもちゃ・ホビー編集

本放送当時のプラモデルは発売中止になったが、2008年発売の上級者向けキットR3で日の目を見る。当時品のパッケージと製品NOでオールドファンを歓喜させた。

本放送当時未発売に終わったが、2002年にダンバインHGで発売された。

本放送当時ジムIIのリデコ品として発売予定であったが発売中止になり、その後HGUCで日の目を見、同じHGUCのジムIIと金型を共用して設計された。

当初『トランスフォーマーG2』で発売予定だったが中止になり、『ビーストウォーズⅡ』にてリカラー版が他の2体共々発売された。

元々玩具オリジナルとして企画されていたが、『SSSS.DYNAZENON』にグリッドナイトが再登場することが決まり、彼の合体形態が登場したため見送られた。

その後、劇場版『グリッドマンユニバース』にも登場する予定はなかったが尺を調整する形で日の目を見、玩具も発売されることとなった。


書籍編集

2015年に書籍化が発表されたあと音沙汰がなく、事実上の発売中止となったが、3年後の2018年に月刊誌での掲載が開始され、後に書籍も発売されている。

  • UFOロボグレンダイザー対鋼鉄ジーグ

1976年の東映まんがまつりの作品として企画されるも、玩具スポンサー同士の意見の違いからお蔵入りに。しかし、48年後の2024年イタリアで、ダイナミックプロ公式のアニメコミック(類例・フィルムコミック等)として復活。


キャラクター、機体など編集

特撮編集

元々はウルトラマン没タイトル。独立したキャラとして制作されることとなった。

お蔵入りになったが、後のシリーズで復活したキャラの例。

使われずにいた着ぐるみが日の目を見た例。

元々は別企画「ザウルバイカー」の主役ヒーローとしてデザインされたもの。企画が没になり、敵キャラとしてデザイン画が転用された。

仮面ライダーストロンガー』に登場する筈だった改造魔人。実際、関連書籍で原作者・石ノ森章太郎によるスケッチが見られる。

後年、村枝賢一の公式二次創作『新仮面ライダーSPIRITS』に登場。

元々はピー・プロダクションがパイロット作品として作るも没となった『ジャガーマン』および『豹マン』の敵キャラだった。マントルゴッドのマット画はそのまま本作に流用された。


アニメ編集

蒼き流星SPTレイズナー』にて終盤の主人公機として登場予定だったが、アニメ本篇には打ち切りにより登場せず。その後ゲーム『新スーパーロボット大戦』にてようやく活躍の場を与えられた。


ゲーム編集

容量の都合で登場しなかったが、前者4種は次作『ドラゴンクエストⅢ』に、デンタザウルスとオクトリーチは『ドラゴンクエストⅤ』に、おおうつぼは『ドラゴンクエストⅥ』に登場。

ファミリーコンピュータ版では容量の都合で(ある特定の場所を除き)出現しなかったが、その後リメイク版では予定されていた場所にちゃんと出現するようになった。

  • バシリスク、バグベアー、マンドレイク、フリアイ、シードラゴン、さまようきんか、ワイバーン、ヒュドラ他、『ファイナルファンタジーⅢ』の一部モンスター

ファミリーコンピュータ版の攻略法には記載されていたものの実際に登場しない仕様になっていたが、リメイク版で出現するようになっている。(ただし多くが期間限定登場な上に出現率は低い。また、未登場モンスターのすべてが登場したわけではない)

スーパーファミコン版では登場予定で元々はブルードラゴンの色違いだったが、ゲームボーイアドバンス版で裏ボスの地位を与えられた上に若干デザインに補正もかかっている。

もともとゲーム版『Fate/staynight』に登場予定だった没キャラで、スタジオディーン制作のテレビアニメ版にオリジナルキャラタチエとして登場予定であったが再び没になる。この時点で「盾のサーヴァント」という設定であった。

その後『Fate/GrandOrder』にてメインヒロインに大抜擢。

ゲーム『Fate/EXTRA-CCC』で没となったがコミカライズにて初登場。キングプロテアは後にFGOに実装されたので、残る2人も待たれるところ。

アーケード版『THE iDOLM@STER』(発表当時は仮称の『アイドルゲーム(仮)』)に登場する予定であったキャラ。それぞれ四条貴音我那覇響としてリファインされ『THE iDOLM@STER SP』から登場することになった。

  • ストーンタートル、アオゲンシュテルン(P.M)、R・ショーブ(P.M)、プトレマイオスなど

もとは『メタルスラッグ5』の没キャラ。ROM内にデータが残っており、スマホアプリ『メタルスラッグアタック』で復活を果たした。

なお、リーゼントサングラス、髭が特徴の男性キャラクターが告知のポスターに描かれており、こちらもデータが残っているため本来は登場予定であったと思われるが、その後登場していない。

没キャラが複数いる理由は不明だが、稼働前のデータ流出があったことが原因という説がある。



関連項目編集

封印 欠番 黒歴史 慣用句

没デザイン 没キャラクター

封印作品 大人の事情 風評被害

開発中止・発売中止ゲーム一覧 制作中止アニメ一覧


劇場版SHIROBAKO:作中でお蔵入り作品が内容に関わることになる。

おくらいり:『妖怪ウォッチ』に登場する妖怪。「完成直前の作品をお蔵入りにさせる」という能力を持つ。

関連記事

親記事

封印 ふういん

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 913166

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました