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ディディーコングレーシング

でぃでぃーこんぐれーしんぐ

ディディーコングレーシングとは、1997年に任天堂が発売したNINTENDO64専用ゲームソフトである。
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概要編集

レア社開発のレースゲームディディーコング初のタイトル作品だが、主人公は実質的にトラティンバーであり、ディディーコングはゲストキャラとして出演している。


略称は『ディディレシ』、『DKR』。


同じレースゲームでも前年の1996年に発売されていたマリオカートとは異なり、カート・ホバークラフト・飛行機の3種類を使用したよりマニアックなレースゲームとなっている。またコース中に配備されたバルーン(アイテム)が固定されていることもあり、よりプレイヤーの実力に左右されるゲームとなっていることからこのゲームを楽しんでいるプレイヤーはなかなかのゲーマーであることが予想される。あとからマリオカートをプレイしていまいち物足りなさを感じたそこのおまえ、おまえのことだ。


因みに『バンジョーとカズーイの大冒険』の主人公であるバンジョー・同作のティップタップおよび、『Conker's Bad Fur Day』の主人公であるコンカーが初登場した作品でもある。

2007年には、海外で『ディディーコングレーシングDS』が発売された。


続編の構想もあったが、他の作品群に引き継がれた。


ストーリー編集

動物達が暮らすレースが盛んな島・ティンバーアイランドが宇宙一の大悪党ウィズピッグに占領され、島の誇りである16のレースコースもウィズピッグの魔法で封印されてしまった。

島民であるトラのティンバーとその仲間達はウィズピッグを島から追い出す方法を考える。

魔神タージがウィズピッグに対抗出来るチャンピオンレーサーを探している事、島一番のレーサーであるニワトリドラムスティックが行方不明になっている事を考慮した結果、ティンバー達の中でチャンピオンレーサーを決める事となった。

ティンバーは仲間を増やす為、コングカントリーに住む親友のディディーコングに救援の手紙を送った。


暫くしてコングカントリーにある自宅でくつろいでいたディディーの元に伝書鳩のスコークスが手紙を届けに来た。

手紙は親友ティンバーの助けを求める内容で、ディディーは大急ぎで親友のバンジョーリスコンカーにも協力を要請する手紙を送り、ティンバーアイランドへ出発する。

そこへクレムリン族のスパイであるクランチとその相棒が偶然ディディーの姿を見掛けた。

クランチは自分達と戦う為の新たな仲間を呼びに行くのに違いないと思い込み、相棒にボスにそう報告する様伝えディディーの後を追って行く。


こうしてディディーやティンバーら8人のレーサーが集まり、ティンバーアイランドを巡るレーシング・アドベンチャーの幕が開けた!


キャラクター編集

レーサーたち編集

  • ディディーコング:今作の主役。ドンキーコングと並ぶコングカントリーのヒーロー。
  • ティンバー:ティンバーアイランドに住む陽気なトラ。ディディーとは親友。
  • ピプシー:ティンバーの友達であるネズミの女の子。
  • バンパー:ティンバーの友達である夜行性の習性を持たないアナグマ。
  • ティップタップ:ティンバーの友達である亀。
  • バンジョー:青いバックパックがトレードマークの心優しい冒険家の熊。ディディーの親友。
  • コンカー:冒険大好きの元気いっぱいなリス。ディディーの親友。
  • クランチ:コングと敵対しているクレムリン族のスパイ。

ボスキャラたち編集

  • ウィズピッグ:ティンバーアイランドを乗っ取った今作の悪役。宇宙を渡り歩く大悪党。
  • トリケラトプス:ザウルスゾーンのボス。赤いトリケラトプス。原語版での正式名称『トリッキー』。
  • トド:スノーゾーンのボス。蝶ネクタイをした青いトド。原語版での正式名称『ブルーリー』。
  • タコ:トロピカルゾーンのボス。脚の速さに自信がある大ダコ。原語版での正式名称『バブラー』。
  • ドラゴン:ドラゴンゾーンのボス。赤いドラゴン。原語版での正式名称『スモーキー』。

その他編集

  • 魔神タージ:ティンバーアイランドに住む魔神。話しかけるとビークルの変更や腕試しのレースができる。
  • T.T.:レースコースの監督をしているストップウォッチ型のキャラクター。タイムトライアルの役目も持つ。
  • ドラムスティック:ティンバーアイランドで一番優れたレーサーだったがウィズピッグが現れてから忽然と姿を消してしまう。

GET READY...GO!編集

新発売!ねんどろいどれーしんぐ ヒヒヒハハ☆

プレイヤーはまずディディーコング・ティンバー・コンカー・バンパー・ティップタップ・ピプシー・バンジョー・クランチの8名から使用キャラを選ぶ。条件が整えば隠しキャラのドラムスティック・T.T.も選択可能(DS版では版権の都合上、コンカーとバンジョーが削除され、代わりにディクシーコングタイニーコングが加わっている)。


次にビークル(乗り物)をカート、ホバークラフト、飛行機から選択することでコースを選んでいよいよレースが開始される。


レース中は5種類のバルーンを駆使して一位を目指すことになる。バルーンの種類は

赤いバルーンのミサイルバルーン。

青いバルーンのダッシュバルーン。

緑のお邪魔バルーン。

紫のシールドバルーン。

虹色の磁石バルーン。


またこれらのバルーンの効果は使用するか違うバルーンの効果を入手することで失うこととなり、同じバルーンを入手することで効果がより強力になる(3段階まで有効)。


まじっくコード(所謂公式チートコマンド)を解放してバトルステージで10連ミサイルを使用可能にし、CPUと対戦すると…血を見ることになる。

  • 厳密に言うと、CPUはプレイヤーが絶対に真似できない超連射が可能で、10発のミサイルが連結し、食らうと一瞬で塵と化す

LAP 2編集

ここではメインとなる1~2人用の「アドベンチャー」モードを中心に説明する。

中央エリアと呼ばれるフィールドから、特徴が異なる個性的な4つのゾーンに入り、各ゾーンで4つのコースに挑戦する。選択しなかったキャラクターたちがレースの相手となり、その全てで1位を取ることが目的。


4つのコースをクリアすると、そのゾーンのボスともタイマンで対決可能になる。周回しないコースや特殊な妨害手段を避ける要素など、通常のコースより破天荒な展開になるだろう。しかし、ボスに勝った時からがこのゲームの真骨頂である。


本ゲームは見た目に反して難易度が非常に高いことで知られており、その最たるものが「シルバーコインチャレンジ」である。なんとコースに8枚のコインが配置され、全部取りながら1位でゴールするというムチャぶりを平然と要求される。レア社は昔から重箱の隅をつつくような位置にアイテムを配置する事が多く、まずコイン探し自体が一苦労である。

(合わせて、ゾーン限定のバトルゲームを解放するための鍵も、イタズラ心を具現化したような位置に置いてあったりする)

全てのゾーンを制覇すると最終ボスとも戦えるが、それが終われば隠されていた5つ目のゾーンが待ち受ける。それを制圧することでようやくクリアとなるが、エンディングの最後におそらく愕然とさせられる字幕が出現、レースゲームでありながらプレイヤーをさらなる修羅への道に引きずり込む。腕に自信のある方はぜひ。


FINAL LAP編集


まだつづくヨ


遂にウィズピッグとのトンデモレースをも攻略し、クリアを果たしたプレイヤー。そんなプレイヤーをも満足させるべく、「アドベンチャー2」が解放される。


ルールはそれまで通りだが、コースの左右が逆になっており、シルバーコインチャレンジまでして従来のコースに馴れたプレイヤーを混乱させる。が、このゲームの狂気がそんなもので済まされるわけはなく、シルバーコインチャレンジでのコインの配置がアドベンチャーとはまったく異なるものになる。


この配置がなかなかの鬼畜であり、当然のごとくコースアウトしたり果てはコースに登場した妨害用の吊り橋を逆走した先にコインがあるなど、もはや何を言っているのか訳がわからない場所にまでコインが配置されており、当然のごとくこの8枚のコインを集めながら1位でのゴールを要求される。

そんなものクリアできるわけないだろうと思うかもしれないが、それでも上手いプレイヤーなら攻略できるというのだから、このゲームのクリエイターはなかなか狂気的に優れたバランス感覚の持ち主と言える。


ここまで終えたプレイヤー、もとい訓練された修羅は今度こそエンディングでの一文がなかったことで安堵しているかもしれない。が、甘い。

なぜならこのゲームに搭載されたまじっくコードには、「かしこいライバル」というCPUを強化するコードが存在するのだから。


ウワッ ハッ ハッーー!

もういちどオレさまにかてるかな?


かしこいライバル:「TIMETOLOSE」


テレビCM編集

本場

日本版


メディアミックス編集

光文社から本作の4コマアンソロジーが発売されている。

また、『とっとこハム太郎』で知られる河井リツ子氏によるマリオの幼年向けゲームブック『マリオのぼうけんランド』に本作をモチーフにしたストーリーが収録されている(現在は入手困難)。


余談編集

ちなみにこのゲームで登場するザウルスゾーンからドラゴンゾーンまでの4つのコースに登場するボスキャラ、妨害してきたりなどレース中はかなり嫌な印象を抱くのだが、いざ敗北すると「ドンマイ、ドンマイ!」「今度は頑張れよ」など、プレイヤーを普通に励ましてくれる。

ドラゴンは笑っているのだが、「またかかってこい!」と言う辺りそれまでのボスと同じく、そう気にすんなぐらいのニュアンスで笑っているのだろう。ちなみに真エンディングではティンバーを乗せて空を飛ぶなど、ドラゴン自身もなかなかに賑やかしのサービスを行っている。


関連タグ編集

任天堂 NINTENDO64 レア社 レースゲーム

ドンキーコングシリーズ ディディーコング


バンジョーとカズーイの大冒険Conker's Bad Fur Day:本作で初登場したバンジョーとコンカーが主役を務めるゲーム。


ミッキーのレーシングチャレンジUSA:同ハードかつ同社によって開発されたもう1つのレースゲーム。難易度はさらに上らしい。


クラッシュバンディクーレーシングクラッシュ・バンディクーシリーズのレースゲーム。ストーリーの内容など類似点がいくつかある。


外部リンク編集

公式サイト

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