歴史
前身はイギリス・レスターシャー州に創業された「アルティメット・プレイゲーム(Ultimate Play the Game)」で、1982年10月29日に、元々アーケードゲーム開発に携わっていたティム・スタンパーとクリス・スタンパーの兄弟により設立された。当初はZXスペクトラム、アムストラッドCPC、コモドール64、MSXなどのパソコン用ソフトを開発していた。
1985年、「U.S.ゴールド」社に権利を売却した後に「レア(Rare Ltd.)」社に社号変更し、1988年にU.S.ゴールド社から権利を買い戻した。
1994年に3DCGをスーパーファミコンで描写させる技術を任天堂に買われ、セカンドパーティとしてスーパードンキーコングとそのシリーズ作品を開発。その後も任天堂のセカンドパーティとしてバンジョーとカズーイの大冒険やゴールデンアイ007などを開発。
しかし、2000年頃から開発の遅れが目立つようになり、2002年に任天堂がレア社の株を「マイクロソフト」に売却。これによってレア社はマイクロソフト社の完全子会社となり、以後の作品はXboxで出ることとなった。しかしながら任天堂のプラットフォームに一切ゲームが出ていないわけではなく、マイクロソフトが未進出の携帯ゲーム機ではレア社開発のゲームが出ていることがある。
なお、ドンキーコング関連の版権だけは任天堂が所有することとなったため、ドンキーコングシリーズは引き続き任天堂ハードで出ている。また、これによってディディーコングなど他のコングファミリーやクレムリン軍団もマリオシリーズを初めとした任天堂作品に登場するようになった。
レア社だから仕方なし
レア社が開発を手掛けたソフトは独自のぶっ飛んだセンスのある世界観が多く、メタ発言をさせれば手加減無用の超展開をたやすく量産する。
まあ、そのへんは英国系企業だから仕方がないとも言えそうだが。
このためか、ソフトではなくレア社そのものへの固定ファンも多い。
開発ゲーム一覧
- Jetpac
- 伝説の騎士エルロンド
- バトルトード
- スーパードンキーコング / 2 / 3
- キラーインスティンクト
- ブラストドーザー
- ゴールデンアイ007
- ディディーコングレーシング
- バンジョーとカズーイの大冒険 / 2 / グランティの復讐 / ガレージ大作戦
- スターツインズ
- ドンキーコング64
- パーフェクトダーク
- ミッキーのレーシングチャレンジUSA
- Conker's Pocket Tales
- Conker's Twelve Tales(発売中止)
- Conker's Bad Fur Day
- スターフォックスアドベンチャー
- グーリーズ
- Conker:LiveandReloaded
- カメオ:エレメンツオブパワー
- あつまれ!ピニャータ
- SeaofThieves
プロモーションビデオ
2002年にマイクロソフト社に買収された時のもの。バンジョーのセリフはネイティブでも聞き取りが難しかったらしい。
関連タグ
TNT - TNTバレルをはじめとして多くの作品で登場する爆発物。