概要
任天堂のドンキーコングシリーズおよびマリオシリーズに登場するゴリラのキャラクター。
ちなみに現在のドンキーコングは2代目である。本稿では2代目を解説する。
曖昧さ回避
- ゲームシリーズ → ドンキーコングシリーズ
- 初代が悪役 → ドンキーコング初代シリーズ
- 2代目が主役 → スーパードンキーコングシリーズ
2代目ドンキーコング
初出は『スーパードンキーコング』。
現在のドンキーコングであり、クランキーコング(初代ドンキーコング)の孫もしくは息子(後述)。
「2代目」の表記は『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』のキャラクター紹介や、『スーパーマリオくん』14巻のクランキーの発言から。なお、肝心のドンキーコングのゲーム本編内や関連公式サイトにおいて、そういった呼び方を言及されたことはない。
DKアイランドに暮らしており、カールした頭頂部と黄色い「DK」の文字が入った赤いネクタイを着用しているのが特徴。バナナには目がなく、倉庫に数え切れない量を仕舞い込んでいる。
公式サイトでは主に「バナナが好物」「力自慢」「ジャングルの王」といった最低限の紹介で済まされることが殆どであるが、ムービーで筋トレに励んでいたり、冒険時にゲーム機を持ち込んで弄り始めるなど上記の紹介に留まらない一面を見せている。
ジャングル内に自宅を構えており、インテリア、外観共に作品ごとに変化している。『ドンキーコング リターンズ』以降は入口に「KONG」と描かれたパネルを取り付けたデザインをしており、マリオシリーズを含めた場合多くのゲームにこのデザインで登場している。
一人称は「オレ」が最も多く、現在はゲーム以外の媒体含め固定されつつあるが、SFC版の説明書では「オレ様」、アニメ版や『ドンキーコング64』では「ぼく」、『マリオパーティ3』やGBA版の説明書では「オイラ」になっていたりと、非常に安定していない時期が長らく続いていた。
その見た目からパワータイプならではの肉弾戦を得意とする印象を受けるかもしれないが、登場初期の頃は殴る蹴るといった動作は数えるほどしかなかった。時代が進みゲームの表現の幅が広がっていくつれて格闘技を繰り出す機会も増えていき、現在はラッシュによる連続攻撃や空中から両腕を振り下ろすといった動作が定着している。
ローリングアタック(前転攻撃)を基本技としているほか、地面を叩いて小規模の地震を起こすハンドスラップを得意技としており、攻撃以外にも地面に埋まっているアイテムを掘り起こしたり、仕掛けを作動させることもできる。
『スーパードンキーコング』はレア社によって開発されたゲームであり、元々彼は純粋な任天堂キャラクターではなかったが、『マリオカート』や『マリオパーティ』など数々のマリオ作品に出演して以降、マリオファミリーの一員となっている。
2002年にレア社がマイクロソフトに買収された際に、任天堂はドンキーコング関連の版権を所有することになり、名実ともに任天堂のキャラクターとなった。その後は、ディディーコングなど他のコングファミリーやクレムリン軍団もマリオシリーズを初めとした任天堂作品に出演するようになっている。避けられない運命なのか、両方(クランキー、ディクシー、ファンキーを除く)とも2008年を最後に出演が完全に止まってしまった。ドンキー本人とディディーは毎年マリオ作品に出演する。
クランキーコングとの関係
孫?
ちなみに、2代目とは言うもののクランキーコング(=初代ドンキー)の孫とされ、したがって実質的には3代目といったところか。本来2代目にあたる初代ドンキーの息子のドンキーコングJr.とは別人とされていた。
なお、Jr.が彼の父親であるかは謎に包まれたままであるが、「2代目が初代の孫」である限り、Jr.が彼の父か伯父(叔父)かのどちらかなのは確かである。
…と、長らく思われていたのだが。
息子?
2023年公開の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では孫から息子に変更されている。
ちなみに2代目ドンキーコングを息子としたのは映画が初ではなく、本山一城の漫画『スーパーマリオ ドンキーコング』のみ(こちらではJr.と同一人物の設定になっている)そうなっていたり、海外版では既にドンキーを息子と扱っている媒体もあったりなど混乱があったようだ。
さらに、映画独自の設定変更だけならまだしも
上記の「2代目が初代の孫」と解説されていたニンテンドーオンラインマガジンの公式サイトが、映画の日本公開直前の2023年4月26日をもって閉鎖・ページ削除されてしまった。
つまり「2代目=孫」とする記述が任天堂公式から消えてしまったのである。
これにより、今後は変更後の「2代目=息子」が公式となる可能性も出てきてしまった(更に言えば、同じマリオキャラであるコクッパもクッパJr.登場を伴いクッパの子供達からクッパ軍団の大幹部に変更された前例がある)。
映画版の設定はパラレルとはいえ、上記の件もあり任天堂の公式見解が待たれるところである。
仮に「2代目=初代の孫」という前提が崩れてしまったとなった場合、本来の「初代の息子」であったJr.の扱いに関して今後どうなるのかは一切不明のままである。
一部では上記を強引に結びつけて「初代の息子=Jr.=2代目(同一人物)」なのではないかと囁かれることもあるが、こちらもあくまでもただの推測に過ぎず、(孫か息子かも含め)現段階では確定できる情報は何もない。
ドンキーコングシリーズでの活躍
ドンキーコングシリーズ
スーパードンキーコングシリーズ
『スーパードンキーコング』では主役を務めて大活躍。ハンドスラップやドンキーの踏みつけでしか倒せない敵が存在するほか、タルを担ぐ際は頭上まで持ち上げるため空中の敵を倒すことに向いている。
しかし、次作である『スーパードンキーコング2』では一転してキャプテンクルールに捕まって助けを求めるというピーチ姫のような役回りを担う羽目に。時間が掛かりつつも自力で縄を解きキャプテンクルールを殴り飛ばして面目を保ったかと思われたが、その次作である『スーパードンキーコング3』でも再び、それもディディーと共にさらわれてしまう。
なお、『ドンキーコングGBディンキーコング&ディクシーコング』では攫われることは無い代わりに名前のみの登場となった。プレイヤーの見えないところでロストワールド捜索の大競走に参加している模様。
ドンキーコング64
プレイヤーキャラとして久々に復帰。今回はコングクルーのリーダー的存在として扱われており、攫われた仲間達の救出とゴールデンバナナの奪還、そしてクレムリン軍団によるDKアイランド破壊を阻止する為に旅立つ。本来敵側であったクランジーを助け出そうとするなど、ヒーロー然とした一面も見せている。
回収できるアイテムの色は黄色。
新たに「無敵」能力を手に入れた(敵に触れるだけでは倒せないため攻撃する必要はある)。他には意外なことに「専用コースに飛んでいく」「レバーを引いて仕掛けを作動させる」というギミック系の能力が多く、彼が動かないとステージの主要な仕掛けを動かせず攻略がままならないことも。最初から使用できるキャラクターなので、序盤に入手できるゴールデンバナナの条件がチュートリアル的なものが多い。タイトル画面のドンキーパートではジャングルガーデンをただ歩くだけのシーンになっている。
見た目と違ってハデな暴れ方が出来る場面は少ないが(それをやるとチャンキーの立場がなくなるため仕方ない)、要の部分で見せ場が用意されている。
ドンキーがさらわれてクランキーは完全に諦めるなど、コングファミリーからかなり頼りにされている描写も見られる。
ちなみにキングクルール戦で体重が800ポンド(約362.9kg)であることが発覚した。ちなみに現実世界のオスのゴリラの体重は約150~180kgある。
ココナッツ・キャノン
英語表記:Coconut Shooter
ファンキーから購入する。
ライフル銃のような形をしている。ココナッツを弾として発射する。威力は標準的。ディディーやランキーを助けるのに使われる。モンキーラップではクリスタルココナッツの衝撃とともに披露されている。最初に手に入れる武器であり、最後の設計図またはゴールデンバナナを手に入れるのに必要な武器でもある。
余談だが、開発中で武器のデザインがまだ決まってなかった頃、鈍い銃声が鳴り響くリアルなショットガンを仮に持たせていたが、開発チームを視察に来ていた宮本がそれを見た途端に表情を変え、現在のココナッツ・キャノンの元となったいくつかのデザイン案をその場で描いたという裏話がある。
バレルブラスト
英語表記:Baboon Blast
ジャングルガーデンに入った後、クランキーから薬をもらうと習得できる。
ドンキーの顔が描かれたパッドの上でZボタンを押すと上空に飛ばされ、タル状の大砲で大空を飛び回る。DKリングで仕掛けを動かしたり、ゴールデンバナナを回収したりできる。黄色いバナナもある。DKアイランドとハイドアウト以外のステージに必ず1つずつパッドがある。ハイドアウトでは、パッドの代わりにブラストマティックを止めるためのミニゲームやキングクルール戦で大砲に入って攻略する。
ストロングDK
英語表記:Strong Kong
アステカンウインドに入った後、クランキーから薬をもらうと習得できる。
無敵状態になり、通常ではダメージを受ける場所も通過できるようになる。早い時期で習得できるが、使用回数は習得が最も遅いランキーのハンドスプリントより少ない(ドンキーは6か所、ランキーは7か所)。コング全員の能力を使うハイドアウトやキングクルール戦では全く使わない。
ゴリラハンド
英語表記:Gorilla Grab
マッドファクトリーorガリオンとうだいに入った後、クランキーから薬をもらうと習得できる。
レバーの前に立ってBボタンを押すとレバーを引くことができる。同ステージでは、ゴールデンバナナとストーリー進行に必要な「N64コイン」が景品になっているアーケードゲームの稼動や、他のコングが攻略するために必要な機械の作動のために活用される。
ボンゴ・ブラスター
英語表記:Bongo Blast
キャンディーから購入する。楽器とメロディー以外は他のコングと同じ性能。
ドンキーコングリターンズ
ディディーを使用できるのは協力プレイの2P側のみとなっており、後述する『ジャングルクライマー』と同様に基本はドンキーのみを操作するシステムとなっている。本作では2匹揃って初めて発動できる能力として、サーカスの球の様に転がり続ける「コングロール」が追加。
OPでティキ族の洗脳が効かず、返り討ちにするという主人公補正な一面が見られた。
上記以外にもタイムアタックでは必ずドンキーからのスタートとなり、とある隠し要素ではディディーが登場せず単身挑むという上級者向けモードが用意されていたりと主役としての存在感も揺らぐことがなく、まさしく本編の系譜となる作品に真っ当な主人公として帰ってきたとも言えるだろう。そしてバナナに目が無いのは相変わらず。
プレイヤーが何も操作せず放置しておくと3DS(HDではSwitch)で遊び始める。
ドンキーコング トロピカルフリーズ
OPで自身の誕生日を祝っていたが、ザ・スノーマッズに島を氷漬けにされて台無しにされてしまう。
『リターンズ』では海に落ちたら即死という謎のカナヅチ仕様だったが、水中ステージが復活した『トロピカルフリーズ』ではレア社時代同様泳ぐことが出来る。
前作からの追加点はコングロールを発動したまま水面へ落ちることで発動する「水切りジャンプ」や、パートナーを連れている状態ならば画面内のザコキャラをアイテムに変換する「必殺技」が使用可能となった。
Nintendo Switch版では持ち込んでいるゲーム機がNintendo Switchに変わっており、背負っているコングによって待機モーションが異なる。
スピンオフ作品
『リターンズ』までに発売された作品はリメイクを除くと全て外伝にあたり、いずれも主人公として活躍。
ドンキーコンガシリーズ
タルコンガの発見を切っ掛けにミュージシャンとして稼ごうとするが腕はディディー共々荒削り。
『3』ではゲームモードの一つ「タルタルアタック」において、一際丈夫なリズムバナナの木に実ったバナナを落とすためスーパータル大砲の弾代わりとなる。音楽ゲームというジャンルながら思わぬ形でそのパワーを発揮した。
ちなみにスピンオフ系列の中では台詞が用意されているシリーズ。
ドンキーコングジャングルビート
敵味方含めドンキー以外の既存キャラクターは一切登場しないため、本作は特にドンキーへ焦点を当てた作品となっている。
クラップによる攻防兼ね備えた音波攻撃と、かつてない多彩なアクションで敵を薙ぎ倒していく。
パッケージの時点から見せている勇ましい顔付きやラッシュ攻撃等、本作で描かれたドンキーのキャラクター像は後の作品に大きく影響を残している。
ユーザーからも「シリーズ屈指のかっこよさを誇るドンキー」としてもっぱらの評判。
ぶらぶらドンキーシリーズ
ぶらぶらドンキー
ジャングルピック内では全性能3段階とバランスの取れた性能をしており、後の『たるジェットレース』にも受け継がれている。ストーリーモードでは一人旅。
ドンキーコングジャングルクライマー
ファミリー揃ってさんさん島へバカンスに来ていたが、クリスタルバナナを盗まれたバナナ星人に協力し、クルールの野望を阻止するために旅立つ。
ディディーはライフとアクションの増加という形でついてくるため、スーパードンキーコングシリーズと異なり操作できるのは実質ドンキーのみに近い。
ドンキーコングたるジェットレース
前述の通りバランスの取れたキャラとして登場するが、条件を満たせば全性能最大の「ドンキーコング・ネオジェット」を使うことができる。
マリオシリーズでの活躍
『マリオカート64』でマリオシリーズに初登場し、以降はパワータイプor重量級の代表キャラクターとして馴染んでいる。
物語が展開される作品ではマリオパーティシリーズを初め、クッパに立ち向かうマリオファミリーの一員として活躍していく。
作品によって台詞有り。
マリオカートシリーズ
『マリオカート64』からの参入となるが、『スーパーマリオカート』のドンキーコングJr.を含めるなら、一応ドンキーコングとしてはシリーズ皆勤賞でもある。
クッパやワリオと共に、最高速に優れた重量級マシンに乗る。
『マリオカートダブルダッシュ!!』でのスペシャルアイテムや『マリオカートツアー』でのスペシャルスキルは、やはりというべきかジャンボバナナ。
余談だが、『マリオカートツアー』では『マリオカート64』登場キャラの中で唯一、配信開始から約4年以上もの間衣装違いが1つも存在しない状態が続いていた。2023年6月28日開催のナイトツアーよりローマ風の鎧に身を包んだドンキーコング(戦士)が登場した。スペシャルスキルはブーメランフラワー。
また、『マリオカート8デラックス』では人間に近いワリオより軽く、同じく人間近いワルイージと同等の体重になっている。この体格で体重が800ポンド(約362.9kg)なのは無理があると判断されたのだろうか。
マリオパーティシリーズ
第1作から登場する古参キャラであり、『マリオパーティ4』まではプレイヤーキャラとして使用できた。
しかし『マリオパーティ5』からはイベントキャラに降格。その代わりクッパと対を成す存在として登場しており、ドンキーマスに止まったプレイヤーにイベントでコインを増やしてくれたり、クッパマスに止まってもコイン-10枚に留めてくれたりとプレイヤーのサポートに回ることとなった。
ちなみに『マリオパーティ5』の「スーパーデュエルモード」でCPUとして対峙した際にはそこぬけバナーナ号という名のマッシーンを操る、とんでもない強豪として立ちはだかってくる。
『マリオパーティDS』ではクッパに招待されたが、カロンの魔法で石像に変えられてしまったため、マップそのものとなってしまい参加の機会を逃している。いくら容量の低い携帯機とはいえ、もっとマシな扱いはできなかったのだろうか。
そんな彼だったが『マリオパーティ10』で久々にプレイヤーキャラに復帰。以降も『マリオパーティスターラッシュ』で続投し、その後は『スーパーマリオパーティ』『マリオパーティスーパースターズ』『スーパーマリオパーティジャンボリー』でもプレイヤーキャラとして参戦している。
マリオvs.ドンキーコングシリーズ
第1作『マリオvs.ドンキーコング』~第4作『突撃!ミニランド』では敵役として登場(『ミニミニカーニバル』以降はストーリー無し)。
…なのだが、どの作品においても理由が大分しょうもない。
- ミニマリオ目当てにおもちゃ屋に駆け込んだら売り切れ。どうしても欲しかったため工場を襲撃して強奪(『マリオvs.ドンキーコング』)。
- 一目惚れしたポリーンにお手製のミニドンキーを渡したがミニマリオの方を気に入ったため、フラれたと勘違いし彼女を誘拐(『ミニミニ大行進!』)。
- テーマパークのイベントチケットにを買いに来たものの、長時間待たされた挙句、自分の目の前でチケットが売り切れて逆上。会場へ乱入してポリーンを誘拐(『ミニミニ再行進!』)。
- 限定販売グッズのミニポリーンを買いに来たらちょうど自分の直前で売り切れ。そしてポリーンを(ry(『突撃!ミニランド』)
…と、こんな感じでしょうもない理由でマリオの敵として立ちはだかるが、最終的にはどの作品でも仲直りをする。
マリオ&ソニックシリーズ
第2作『バンクーバーオリンピック』から参戦。
ワニのキャラクターと因縁の深いドンキーであるが、ソニックシリーズの登場人物であるベクターとは仲が良く、『ソチオリンピック』ではこの組み合わせで特殊ポーズが用意されている。
また、ビッグ・ザ・キャットとは、どうやら気が合う模様(ちなみに中の人が同じ)。
マリオ+ラビッツ_キングダムバトル
DLCの追加ストーリー「ドンキーコングアドベンチャー」にて主役を務めることとなる。メインウェポンはブーメランとハンドスラップ。
タイムセンタクキの暴走で見知らぬ島に飛ばされ、トロピカルジギーに囲まれたラビッツピーチとビーポに加勢。更にどこからともなく現れたラビッツクランキーも加わり、タイムセンタクキのパーツ集めの旅に同行する。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズ
『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』から参戦しているレギュラーの一角。
パワー、リーチ、スピードを兼ね備えた最重量級ファイター。
体重が非常に重いためふっとびにくく、それでありながら平均以上の運動性能を持っている。
また、たくましい腕を持つために箱やタルやくす玉といった大きなアイテムを軽々と運ぶことができ、担いだままジャンプすることも可能。今こそ重量級ファイターは数あれど、これができるのはドンキーコングだけの特権である。
初代ドンキーの方は『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降ステージ「75m」のやくものとして登場している。
詳しい解説はドンキーコング(ファイター)を参照。
PUNCH-OUT!!(Wii版)
2代目が2周目クリア後のラストスタンド編でランダムで現れる、隠しボス的な存在として登場。
ラストスタンドで戦えなかった場合は、エンディング後に他のモードで戦えるようになる。
いただきストリートDS/Wii
マリオシリーズのキャラクターの一人として初参戦。ランクはDランク。
儲けは大して多くないが、5倍買いに対して積極的な行動をとる。ドラクエ6のハッサンに対抗意識を燃やしている。
Skylanders SuperChargers
プレイアブルとしてゲスト出演。専用の連動フィギュアも発売された。
エースコンバット3Dクロスランブル+
ドンキーをイメージしたスペシャルコラボ機体が2種類登場。通常プレイで手に入る方はドンキーコングそのものを思わせるカラーリングをしており、もう片方のamiiboの読み込みで手に入る機体は『ジャングルビート』のキービジュアルをイメージしたようなデザインの機体が手に入る。耐久度に優れた性能。
登場作品まとめ
パーティゲーム系のマリオシリーズにほぼ毎回出演していることもあって、膨大な登場作品数が存在する。
先述の解説を交えたゲームを含めて彼の登場する作品を簡潔に知りたい人向けに、ここに羅列する。
並び順は主に日本の発売日準拠。
ドンキーコングシリーズ
1994年
1995年
1996年
1999年
2001年
2003年
スーパードンキーコング(GBA)
2004年
スーパードンキーコング2(GBA)
2005年
ドンキーコングジャングルフィーバー
スーパードンキーコング3(GBA)
2006年
ドンキーコングバナナキングダム
2007年
2008年
2010年
2013年
2014年
2018年
ドンキーコングトロピカルフリーズ(Switch)
2025年
マリオシリーズ
1996年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
スーパーマリオメーカー(キャラマリオとして登場)
2016年
2017年
マリオパーティ100ミニゲームコレクション
2018年
2019年
ドクターマリオワールド(追加ドクターとして登場)
2021年
2022年
2024年
マリオvs.ドンキーコング(Switch)
コラボやゲスト出演
1999年
2001年
2005年
2007年
2008年
2009年
パンチアウト(Wii)
2011年
マリオ&ソニックATロンドンオリンピック(Wii)
2012年
マリオ&ソニックATロンドンオリンピック(3DS)
2013年
2014年
大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Nintendo_3DS
2015年
スカイランダーズ SuperChargers(海外限定)
2016年
マリオ&ソニックATリオオリンピック(3DS)
ゲームボーイギャラリー4(VC)
マリオ&ソニックATリオオリンピック(WiiU)
2018年
2019年
マリオ&ソニックAT東京2020オリンピック(Switch)
2020年
マリオ&ソニックAT東京2020オリンピック(アーケード)
媒体別
漫画版
スーパーマリオくん
上記の通り「ワリオランド」編終盤にゲストとして登場。謎のゴリラ仮面を名乗っており、デンプーに苦戦するマリオ達に協力した。
その後「スーパードンキーコング」編にて再登場。ゲスト時とは打って変わり意地悪なキャラとなっており、マリオ達を騙したり卑怯な手を使うことが多い。しかし自分が死んだと思って涙するマリオを見てからはそういう面はなくなった。
その後も「マリオカート64」編や「マリオパーティ」編のなどでしばしば登場するが、「マリオカートアドバンス」の読み切り以降は人語を喋らなくなり、「ウホ」と鳴き声だけで喋るようになる。
例外として「マリオvs.ドンキーコング」編では普通に喋る他、原作通り完全な悪役として登場した。
その他にも下記のアニメ版を元にした特別編では主役を担当することもある。
本山一城版スーパーマリオ
スーパードンキーコング編1巻~2巻に登場。ただし主人公は飽くまでもマリオとなっており絡みも少ない。
ディディーとは兄弟も同然の仲で、キャンディーコングとはラブラブで空気の読まないバカップルぶりを見せる。
1巻では原作通り、船の戦いでマリオとディディーの活躍によってキングクルールをドラム缶に封印した。
続く2巻では、ピーチ姫がキングクルールの封印を解いてしまい、クルール主催のコロシアムで決着を付けることとなる。独自設定としてドンキーたちが住んでいた島は、元々はクレムリンのものだったのだがクランキーたちの先祖が後からやって来たとなっている。
ドンキーは主将だったが、ファンキー、キャンディーと仲間たちが次々と倒され、ディディーが倒されたことで激怒。副将のマリオに代わってとして参加し、クリッターとクラッシャを撃破した。マンキーコングも追い詰めたがうっかりバナナを踏んづけたことで転んで頭を打ってしまい敗北する。
その後、マンキーとクルールはマリオによって倒され、クルールの先祖であるクランキー・クルールからかつての約定に従ってピクロス対決を突き付けられる。敗北した方が地下に入るという条件でクルールVSクランキーの対決となる(クランキー・クルールは静観に徹しており、クルールを操っていた黒幕というわけではない)。
最後の激突もクランキーが制し、こうして島の平和は取り戻された。
ウホウホドンキーくん
同作の主人公として登場。ただしスーパードンキーコング2編からは拉致されてしまうため、原作と同じく主人公ではなくなった。
一人称が「わし」で語尾に「ウホ」を付ける。能天気な食いしん坊で天然だがディディー想いであり、彼がやられた時は信じられないほどのパワーを発揮する。また怒りを表現するためか劇画調のデザインになることも。罠にかかることを除けば実力でドンキーが負けるということは殆どなく、劇中でも最強の実力者である。
アニメ版
ドンキーコング(1999年のアニメ)
CV:山寺宏一(日本語版)
物語の主人公。自他認める間抜けでお人好しでお調子者で楽天家な性格。
ラスボス出身であるキングクルールを差し置いて最強でありクリスタル・ココナッツがコンゴ・ボンゴ島の次の王と示す程。バナナが力の源でありそれが不足すると戦えない。
オツムが弱くドジでおまけに不幸体質なため、よくクルールの策略で仲間からぞんざいに扱われたり、島を追放されたことがある。
まぁ、ドンキー以外のコングファミリーはどこぞの愚民のようにとある一面においてはドンキーよりも遥かにオツムが弱いが。
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
「さあさあトドメだ!ドンキーコング!」
メインキャラの一角として登場。
ジャングル王国とコング軍を率いるクランキーの後継者であり、先述の通り孫ではなく息子。非常にパワフルな戦士でありながら少し子供っぽい一面も持ち合わせている。
目の周りがゲーム版よりも明るめになり、鼻の造形が初代ドンキー(特に『ドンキーコング(GB)』)やジュニアを彷彿とさせる。ニンテンドーダイレクトにて宮本茂氏は「この映画の機会に、初代を思い起こさせる剽軽な性格とデザインに仕上げた」とのこと。
1999年版の山寺の声色に似せつつも、ゲーム版の長嶝の声色を織り混ぜたようなハイブリッドな声色が特徴的。
キノコ王国とジャングル王国の同盟を賭けてマリオの対戦相手として登場。マリオを圧倒したり、ネコマリオに爆笑している。
当初はマリオを見下していたが徐々に親しくなっていく。
その後はクッパ軍団相手にマリオと共闘しており、なんと ファイアフラワーを使ってまさかの変身姿を披露した。ゲームにおいてはマリオカート等でファイアボールを使用する前例はあるが、姿そのものが変わることは史上初である。
体毛の大部分は赤く染まっており、それ以外では頭頂部、手首、足首、そしてお馴染みのネクタイが白色に変化している。
なお、変身時のSEはファミコン版ドンキーコングにてタルを破壊したSEのアレンジ。
声優
ゲーム版
- ケヴィン・ベイリス(『スーパードンキーコング』三部作)
- チャールズ・マーティネー(『マリオカート64』、GC作品までの『マリオパーティ』シリーズ)
- グラント・カークホープ(『ドンキーコング64』、『マリオゴルフファミリーツアー』、『マリオカートダブルダッシュ!!』、『マリオカートアーケードグランプリ』シリーズ)
- 長嶝高士(『マリオテニスGC』(2004年)以降の作品)
アニメ版
- 山寺宏一(1999年アニメ版と一部のCM)
- セス・ローゲン(『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』原語版)
- 武田幸史(『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』特別日本語版)
64時代はチャールズ・マーティネーの加工された音声が使われており、GC作品でもマリオパーティシリーズで引き続き使われていた(「茨城、茨城!」の空耳が有名)。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは声優は起用されず、現実のゴリラを意識したと思われるサウンドエフェクトが当てられている。
ちなみに初代の方も、スーパーゲームボーイのCMで喋っていた(声優は大平透)。
名前の由来
『ドンキーコング』の「ドンキー(donkey)」の由来は「とんま」「まぬけ」の意味で、当時任天堂の広報部に勤めていた本郷好尾が「とんま」という言葉を和英辞典で調べていたら「Donkey」とあり、「語呂がいい」という事で提案したところそのまま正式に採用されたという。
ちなみに「Donkey」という単語自体は元々ロバのことで、その鈍臭いイメージからスラング的に「とんま」という意味合いが派生しているため、英語としてみるとゴリラなのにロバというちょっと不思議な名前になっている。
また、「コング(kong)」の部分は当時の日本では映画『キングコング』の影響で「大型のゴリラ」を指す単語として誤解され広まっており、実は勘違いから採用されている。映画で生まれた由来は「Komodo」+「(ゴリラの生息地である)Congo」で生まれた造語の名前である。
なので実際の英語には「コング」という単語は一部町の地名などを除いて存在しない。当然実際のゴリラやチンパンジーの学名などにコングは一切ついていない。
関連イラスト
関連タグ
落下親父仲間(初代)
クッパ:橋など多数
三島平八:マグマの谷底
以下、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』本編でのネタバレが含まれます。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
活躍
国民は皆彼に憧れており、声援を受けると上機嫌になるが、ことあるごとにアピールしまくる癖をクランキーに呆れられている。コレについては「周囲を楽しませる事を原動力としている」のと「父のクランキーに自分を認めて欲しい」のが理由とされている。
クッパ軍団に立ち向かうため、ジャングル王国と同盟を結ぶべく訪れたマリオ達に対してクランキーが『ドンキーコングを倒す』という条件を提示したため、マリオと対戦することに。
ファイアフラワーに息を吹き付けて無効化にするなどマリオを圧倒するも、マリオがネコマリオに変身したことで形成が逆転。ことごとく攻撃を回避され最終的にボディプレスを食らって敗北。キノコ王国とジャングル王国の同盟を結ぶこととなった。
その後もマリオを見下していたが、カートでレインボーロード経由でキノコ王国に向かう際にはピーチ姫と気兼ねなく会話するマリオをキノピオと共に軽く茶々を入れる程度に距離を縮めており、クッパ軍団奇襲を受けた際にもマリオをサポートする形で活躍する。しかし、ノコノコ将軍の悪あがきでカートを破壊され「お前のせいだ!!」とマリオを怒鳴り付けながら海に落下。その後カートの破片が頭に当たって海に沈みかけた際にマリオに助けられるも、運の悪いことにそこは巨大ウツボのテリトリーであったため、なす術もなく飲み込まれてしまう。
巨大ウツボの体内でクランキーに認められないままウツボに消化されるのを待つだけの最期に嘆いた際にマリオにドンキーと同様父親に認められない悩みを抱えていたことを打ち明けられるも、その過程で口論になり「タンキーコング」呼ばわりされて激怒。その時ちょうど巨大ウツボがゲッソーを飲み込んだため、偶然にも飲み込まれていたカートの残骸を発見。そこに装備されていたロケットバレルに乗ってマリオと共に巨大ウツボの体内から脱出。
キノコ王国にてクッパ軍団を蹴散らしながらクッパ城を目指し、ルイージやクランキー達捕虜を救出。ようやくクランキーに認めてもらった。
しかし、その直後マグナムキラーがワープ土管内で爆発したことで暴走した土管に吸い込まれてブルックリンに飛ばされてしまう。
ピーチ姫と共にクッパに立ち向かうもピーチ姫はノコノコ達に捕まり、自身はクッパにトドメを刺されそうになるも、マリオがやってきたことで助かった。その後マリオとルイージが無敵化した際に、マリオが投げ飛ばしたメガブロスがピーチ姫とキノピオに当たりそうになったため、彼女らを担いで回避した。
全てが終わった後は嬉しさのあまりマリオ達を抱きしめた。
余談
「タンキーコング」の場面は原語版との差異が特に大きい場面で、原語版だと「隅に行っていくつかのものを粉砕してください、スマッシュモンキー」「私は物事を粉砕する男以上のものです」と、英語ならではの掛け合いとなっており、原語字幕版でもその場面には日本語版と似たような字幕が表示されている(原語版をそのまま意訳するなら「あっち行ってガラクタでも壊してろ、壊し猿!」「俺様は壊すしか能の無い奴じゃねぇよ!誰が壊し猿だって?」といった所か)。
また、完全な余談だが、イルミネーションの過去作である『ロラックスおじさんの秘密の種』や『怪盗グルーのミニオン大脱走』にて登場キャラがドンキーコングを引き合いに出すシーンがある。