ドンキーコングJr
どんきーこんぐじゅにあ
コンピュータゲームについては『ドンキーコングJR.』(ピリオドあり)の記事を参照。
見た目の特徴としては中肉中背のJと書かれたランニングシャツを着た子供のゴリラで、1983年発売のファミリーコンピュータ用ソフト『ドンキーコングJR.』で初登場。捕まった父親の初代ドンキーコング(現在のクランキーコング)を助けるために敵役のマリオと戦うアクションゲームとなっている。
次に『ドンキーコングJR.の算数遊び』でも主役として出演した(今作では2P側ではピンクのシャツを着たジュニアが登場するが、関係は不明)。
その後出番が少なくなり次にプレイアブルキャラクターとして登場したのは9年後のスーパーファミコン用ソフト『スーパーマリオカート』に登場した、今作では9年の月日が経っているせいか体格も父の初代ドンキーコングと変わらないぐらいに立派に成長しクッパと並び重量級となっていた。
ちなみに説明書にはマリオの元ライバルと書いてある(確かには初登場作品にてマリオと戦ったという意味ではそこまで間違いでもないが……)。
『スーパーマリオコレクション』に収録された『スーパーマリオブラザーズ3』の巨大の国の王様がこの姿に変えられている。このバージョンを元にした『スーパーマリオアドバンス4』でも登場する。
GB版『ドンキーコング』には初代ドンキーコングとともにマリオの邪魔をしている…が、マリオからかつて父親を救出した時の方法を利用されて檻に閉じ込められてしまった。エンディングでは父と共にマリオと和解している。
そしてまたしばらく出番がなくなり、NINTENDO64用ソフト『マリオテニス64』にて再登場、今作では初の3Dモデルで2代目ドンキーコングと共演した。なお、今作では時系列を無視してどちらも初登場時の姿を元にしているため、見た目上の年齢差が2代目と逆転している(2代目ドンキーコングは初代ドンキーコング=クランキーコングの孫なので、初代ドンキーコングの息子であるドンキーコングJr.にとっての子供世代にあたる。なお、ドンキーコングJr.と2代目の関係性が明言されたことは無いので直接の血縁関係があるかどうかは不明)。
『マリオテニス64』以降出番はめっきりなくなり、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』でフィギュアとして、『マリオカート ダブルダッシュ!!』ではワルイージスタジアムにて観客に紛れて観戦していたりとちょい役でしか出演できていない(なお、『ドンキーコング64』では父親クランキーコングの妻であるリンクリーコングが亡くなっており、彼に他に妻がいる、または他に妻がいたという話も無いのでドンキーコングJr.にとっての母親はリンクリーコングではないか?と考えられている)。
2006年にはWii、2012年にはニンテンドー3DS、2013年にはWii Uにてバーチャルコンソール用ソフト『ドンキーコングJR.』が配信されている。ちなみに2007年にはWii、2015年にはWiiUにて『ドンキーコングJR.の算数遊び』が配信されている。
また、2016年にWiiUで配信された『ゲームボーイギャラリー4』は当初日本未発売だったゲームボーイアドバンスソフトの移植であり、ゲーム&ウオッチ版『ドンキーコングJR.』のリメイクが収録されている。
WiiU用ソフト『ドンキーコング トロピカルフリーズ』にてドンキーコングのパートナーが2名発表された後、もう一人いると判明したためドンキーコングJr.が来るかと思われたが、父であるクランキーコング(初代ドンキーコング)に出番を取られてしまった。一応、6-3のステージ背景のオブジェとして父共々ドット絵で登場している。
WiiUで発売された『スーパーマリオメーカー』では、キャラマリオの一つとしてドンキーコングJr.が採用されている。…が、続編の『スーパーマリオメーカー2』ではキャラマリオ自体が廃止。
2019年には「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」にて『ドンキーコングJR.』が配信。
スマートフォン向けアプリ『マリオカートツアー』では、2020年になんと『スーパーマリオカート』当時のドット絵の姿で復活。
黒歴史扱いではないが、現状マリオファミリーでもコングファミリーでもないという中途半端な扱いであり、たまに活躍したとしても「懐かしキャラ」の範疇を出ていない。
既に「ドンキーコング」の名が初代の孫へと世代交代しており、「Jr.」と名のつく彼が現ドンキーコングの父親(かおじさん)というややこしい状況になっていることも原因と思われる。
- ドンキーコングJR.
- ドンキーコングJR.の算数遊び
- スーパーマリオカート
- ドンキーコング(ゲームボーイ版) - 敵として登場。
- マリオズテニス(バーチャルボーイ用ソフト)
- マリオテニス64
- スーパーマリオメーカー - キャラマリオとして登場。
- マリオカートツアー - ドット絵でレーサーとして登場。
旧作の移植で登場
- ゲームボーイギャラリーシリーズ
- どうぶつの森シリーズ(『どうぶつの森』/『どうぶつの森+」/『どうぶつの森e+』) - ファミコン家具として、『どうぶつの森』では『ドンキーコングJR.の算数遊び』、『どうぶつの森+』と『どうぶつの森e+』ではそれに加えて『ドンキーコングJR.』を遊べる。
- ファミコンリミックス
カメオ出演
- パンチアウト!!(アーケード版)…観客として登場。
- スーパーマリオコレクション、スーパーマリオアドバンス4…リメイク版『スーパーマリオブラザーズ3』にて、巨大の国の王様の変化後の姿として登場。
- マリオテニスGB…『マリオテニス64』と連動の後、64データ画面で絵が見られる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ…『大乱闘スマッシュブラザーズDX』ではフィギュア、『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではシール、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリットが登場。
- マリオカート ダブルダッシュ!!…観客として登場。
- まわる メイドインワリオ…プチゲームに登場。
- テトリスDS
- ドンキーコングトロピカルフリーズ…初代ドンキーコングと共に背景に石像として登場。