概要
64版(初代)に続く二作目のどうぶつの森。対応機種はゲームキューブ。
その後、アッパー版(三作目)にどうぶつの森e+が発売された。
マイデザインもこの作品から登場した。
カードeとの連動
当時の周辺機器『カードe(+)』や『カードeリーダー(+)』を買い揃えることで、今作をより楽しむことができる。
各キャラクターのデータが掲載されている「キャラクターカード」、スキャンするとGBA音源のとたけけのミュージックが流れる「村メロカード」、手持ちのカードeでゲームが遊べる「ゲームカード」の3種類が生産された。
キャラクターカード
- 名称はカードeのパックに付属されている説明書やゲームカードの裏面より。「どうぶつカード」(ゲームカード「ハッケミィの占い」・「相性チェック」や『e+』の公式サイトより)とも呼ばれている。
- カードeに書かれているプロフィール(フレーバーテキスト)は、後に『街へいこうよ』の公式サイトの「住民大集合!」や『ポケットキャンプ』のプロフィールに流用されることもある。
- カードeには「星座」というステータスが書かれており、後の作品で細かく設定されている誕生日はこれが基になっている。
- みずがめ座(2/7)生まれのやぎ座やかに座(6/26)生まれのふたご座やしし座(7/24)生まれのおとめ座のように、星座と誕生日が全く一致しないキャラクターもいる。
- カードeに書かれている合言葉(あいことば)、及びカードeをカードeリーダーにスキャンした時に出力される合言葉を『+』の手紙に入力して郵送すると、そのキャラクター特有の手紙をもらうことができる。後者の場合はプレゼントが同封される。
- カードeリーダーにて出力される合言葉は2種類存在し、ランダムで現れる。出力中はGBA音源の『+』のBGMも楽しめる。
- 入力方法は公式サイトのこちらとこちら、及びパックに付属の説明書を参照。
- プロフィールや合言葉で手に入る手紙、『e+』の「カードe+レターサービス」で手に入る専用の手紙には、後の作品でも採用されていないマイナーな情報……を通り越して、後の作品と比較すると違和感や矛盾が発生する情報も見かけられる(せんせいになりたいバスガイド志望、芸能人になりたい声優志望、プロレスラーになりたいバスケ選手志望、姉を欲しがっている次女)。
- 村に住んでいる住民の合言葉を入力すると、固有の手紙の代わりに汎用的な大当たりのメッセージが届き、ファミコン家具がもらえる。「ファミコンがもらえて嬉しい」と思うか「ファミコンより固有の手紙の方が欲しかった」と思うかは時と場合によるだろう。
- キャラクターカードとは別に、1枚のカードにeコードが2体分収録されている「兄弟カード」や「コンビカード」というカードが存在する。
- 兄弟カードは「ラケットさん&リセットさん」「あさみ&きぬよ」「ぺりみ&ぺりこ」「まめきち&つぶきち」の4種類。
- コンビカードは「村の交番(おまわりさんA&おまわりさんB)」の1種類。
- 右上に番号ではなく「PR」と書かれたカードeも存在する。パック売りではなく、GC版発売当時のゲーム雑誌や専用のカードファイル、フィギュアの付録として封入されている。
村メロカード
- カードeリーダーにスキャンすると、GBA音源のとたけけのミュージックを聞くことができる。
- 今作で描かれたイラストは、基本的に『とびだせ』のミュージックのジャケットとして引き継がれている。大幅に異なっているイラストは、「祈っているとたけけ」から「オルガンを演奏するとたけけ」に変更された「けけさんびか」と、運動会のグラが削られた「けけせんせい」。
ゲームカード
人間(むらびと)が描かれている。用意されているゲームは以下の8種類。
種類 | 必要枚数 | イラスト |
---|---|---|
どうぶつリレー | 3 | 男の子1,2 |
ハッケミィの占い | 1 | 女の子1,2 |
二人三脚 | 1 | 男の子3,4 |
相性チェック | 2 | 女の子3,4 |
つなひき | 3 | 男の子5,6 |
花火コンテスト | 1 | 女の子5,6 |
犯人は誰だ! | 1~5 | 男の子7,8 |
なわとび | 3 | 女の子7,8 |
- 基本的には、ゲームをクリアすると『+』と『e+』の手紙に入力して使える合言葉が出力される。
- ただし、「ハッケミィの占い」ではもらえない。
- 相性チェックは2体の仲が最高だとクリアである。
- 「相性チェック」では、『とびだせ』の相性システムのように、あらゆるキャラクターの相性を調べることができる。評価は5段階(ハートの電光が1/4ずつ光る&全く光らない)。
- 『とびだせ』にない要素として、「島住民含む、『とびだせ』と性格が異なっている住民」や「施設やイベントに登場するキャラクター」の相性も調べられる。
- 相性の診断方法は『とびだせ』と異なっており、例えば『とびだせ』では最悪の組み合わせの一つである「マッスル×ブレンダ(おひつじ座×さそり座・オイラ系×アタシ系・ゴリラ×イヌ)」は相性チェックだと5点満点である。
- スキャンした2体の星座と性格をまめつぶ兄弟が読み上げてから診断が始まるが、他のデータも参照しているのか、同じ星座・性格(・種族)でも結果が異なることがある(かぶきち×ラザニア、バンタム×ラザニアで確認)。
- 同性の相性を調べることはできない上に、『e+』に発売されたカードe+の住民には対応していない。
- 当時のみしらぬネコの星座はトップシークレットであり(カードeには「?」と書かれている)、この相性チェックを使わないとみずがめ座であることが判明しなかった。
- 「犯人は誰だ!」は、男の子7だとおまわりさんA、男の子8だとおまわりさんBが登場し、おまわりさんが挙げた犯人(住民)の特徴を元に犯人を推理し、お手持ちの犯人のカードeをスキャンして告発するというミニゲーム。
- 「使うカードは最大5枚」というお手軽そうな謳い文句だがとんでもない。200体強にも渡る住民の特徴を把握し、カードを所持していないとまるで歯が立たないゲーム内容となっている。