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あつまれどうぶつの森

あつまれどうぶつのもり

『どうぶつの森』シリーズの第7弾にあたるNintendo Switch用ゲームソフト。2020年3月20日に発売された。
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「何もないから、なんでもできる」


商品情報編集

機種Nintendo Switch
ジャンルコミュニケーション
発売日2020年3月20日(金)
価格5,980円+税
販売元任天堂
CEROA(全年齢対象)

概要編集

任天堂のゲーム『どうぶつの森』シリーズにおいて、初のNintendo Switch用のソフト。

これまでのシリーズと違い、村ではなく無人島で生活することになる。

日用品や家具をクラフトでDIYし、自分だけの島ライフを楽しむことができる。

略称は『あつ森』で、英語版タイトルは『Animal Crossing New Horizons』(ACNH)。


2018年9月14日、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』へのしずえ参戦発表ムービーのラストにて、「NintendoSwitch版どうぶつの森が開発中」と明かされたのが情報の初出となった。

当初は2019年に発売予定だったが、「よりよい形でお届けするためにもう少し開発の時間をいただく」という理由で2019年6月12日配信の「Nintendo Direct E3 2019」において延期が告知された。

おいでよどうぶつの森』『街へいこうよどうぶつの森』『とびだせどうぶつの森』はそれぞれ11月に発売されたため、11月以外に発売されるのは『どうぶつの森e+』以来17年ぶりである。


人気の高いシリーズの最新作ということで発売前から非常に話題となっていたが、今回は世界情勢による「おうち需要」の高まりの影響もあり、DL版を含めれば6月の時点で715万本を売り上げなんとあの『スーパーマリオブラザーズ』(681万本)の国内セールスを抜いてしまったほどである。

そして12月には919万本に達し、ついに『ポケットモンスター 赤・緑』の822万本を抜いて日本一売れたゲームになってしまった。

さらに2021年末にはとうとう大台の1000万本にまで至っており、前人未踏の地を進み続けている。


前作と比べてグラフィックも向上しており、どうぶつの森の世界観やデザインを崩さない形で建物や道具の細かいところで非常にリアルな造形に近付いている。生き物(住民ではなく、ムシやサカナなど)はかなり現実に近い描写になっているほか、展示される博物館も細部まで作り込まれていると話題になり、5月には一級建築士による開設記事まで発表されたほどであった


ハードの特性を活かし『初代(+・e+)』・『街へいこうよ』の据え置き型ゲーム機のプレイと『おいでよ』『とびだせ(amiibo+)』のような携帯ゲーム機のプレイの両方が可能(Switch Liteは携帯モードのみ対応)となっている。


内容編集

不動産業を営むたぬきちが始めた新事業『たぬき開発』。プレイヤーはたぬき開発によって提案された『無人島移住パッケージプラン』に参加することとなった。

ツアー参加者のなかにはおなじみの住民たちもおり、プレイヤーは住民たちとたぬきち、たぬきちの弟子であるまめきちつぶきちと共に、島での生活をスタートさせる。

「無人島」の言葉通り、初めからある程度開拓された村ではなく、文字通り人の手がほとんど入っていない樹木と雑草だらけの無人島(簡素に作られた広場と島の入口である飛行場を除く)を一から開拓していく。

おそらくは『とびだせどうぶつの森』の村の約3~4倍近い規模の島を舞台にしている。

北半球南半球を設定することが可能で、北半球は3〜5月が春、6〜8月が夏、9月〜11月が秋、12〜2月が冬というように進行するが、南半球はこの流れが逆となる。


序盤の流れ編集

初日は操作やシステムのチュートリアル的なものであり、大体の島では最初から橋すらない川に阻まれて島の約1/4ぐらいのところまでしか行けないが、移動用の道具の入手で段階的に行ける範囲が拡がるのは翌日以降となる。高台も整備されておらず、坂も階段もない崖に阻まれるので道具がないと移動はできない(なお、既に始めているプレイヤーから道具を受け取った場合は異なる)。


案内所(これまでの作品でいう役場)ができるまでは島メロによる定時による時報も発生せず、本来なら1時間ごとに切り替わる島内BGMが、日中・夕方・夜の三種類しか流れない。

そのため、初期配布のテントで暮らしているあいだはこれまでの「村」という感覚ではなく、人工物が飛行場と広場以外ほぼ存在しない「未開の地」にいることがひしひしと感じるものとなる。細かいところでは、これまでの村と異なり、たまに風が強く吹くことがあり、内地ではなく海風が吹く海に浮かぶ島であることを否応なく感じることであろう。


プレイヤーはDIYで作った道具を使って、無人島を開拓していくことが序盤の主な目的となる。

オノで木を切り倒したり、雑草を抜いたりといった前作までもあった整地作業に加え、はしごで崖を登ったり、高跳び棒で川を越えたりといった、広い範囲での移動が可能となっているのも本作の特徴といえる。

島の開拓を進め、新たな住民も増え、「無人島」から「村」へと変化していく中、たぬきちからチュートリアルの最後の課題が明かされる。

それはとたけけを島に招いてライブを行う」ことである。

島の評価が☆3になることで準備が整い、このとたけけのライブを境にようやくこれまでのどうぶつの森のスタートラインに立つような形となり、プレイヤーの自由気ままなクリエイトあふれる島ライフが本格的に始まるのである。


「はじめに」で述べた通り、今作では大型アップデート(後述)が段階的に行われ最初は存在しなかった要素やイベントが追加される。


システム編集

あつまれ!


今作の最大のセールスポイントは、島の地形すらもプレイヤーが変えるほどのクリエイティブあふれる遊びである。

家の外に家具を置けるだけでなく、住人の借用地や地形、水路までプレイヤーが干渉できるという驚異的な自由度が持ち味。『とびだせ』では公共事業だった灯台なども家具として自由に置くことが出来る。

逆に干渉できないのは砂浜の形(面積)や河口、案内所の場所ぐらい。案内所前の広場には物を置く事すらできない。やろうと思えば、「平地だけの島」「水場が大半の島」「川も池もない島」といったものも作れる。

なお、地形に関しては元々の平地を0として三段階まで高くできる(ただし、三段目ははしごで昇ることができないため事実上飾りである)。また、あまり物を密集して置き過ぎると通常よりも移動する時に処理落ちが起きやすくなったり、花を植えすぎると他の島から来訪できる人数に制限がかかったりといった表現上の限界も存在する。その為、あまり凝りすぎるのも注意が必要である。


ちなみに島の地形に干渉できるのは島に最初に来たプレイヤー(前作でいう村長)のみである。二人目以降のプレイヤーは住民扱いとなる。


DIYと道具編集

基本的に、日用品は島にある素材を使ったDIY(クラフト)で入手することになる。これまで厄介なゴミでしかなかった「空き缶」「古タイヤ」「ボロの長靴」さえも素材として扱われており、雑草すらも有用な素材として扱われる(ただし、腐ったカブやイベントで失敗したことで無効になったアイテムはゴミとなる)。また、島の外から流れ着くレシピを入手したり、ほかの住民に教えてもらうことでクラフト可能なものが増えていく。ときには拾った素材で閃くことでクラフトできるものが増えることも。


レシピは覚えていても何らかの形でまた手に入るが、その場合はほかの(まだレシピ取得していない)プレイヤーにあげることもできる。

知っている場合は「このDIYレシピは もう知ってるや」と独り言を発する。

季節限定の素材もあるので、場合によってはその時点では素材が入手できず作成できないこともある。レシピによっては別のレシピで作ったものをさらに材料にするものがあるため、元のレシピが抜けていると作れないものが先に手に入ることもしばしばある。


スコップ・斧・虫取り網などの道具は金の道具も含めすべて消耗品扱いになり、一定回数使用すると消失してしまう(ただし、島内で川や高台への移動に必要となる高跳び棒やハシゴは詰み防止の為壊れない)。そのため、DIYで作るための素材の確保はつねに必須となる。一応最低限のレベルの道具を店で買うことはできるほか、商店が拡張すればまた違ったデザインの道具も買えるが、壊れたりDIYできることを考えると割高に感じるかもしれない(ただし、金の道具でなければリメイクできる。それをすると道具の寿命がリセットされるのでこれも1つの手だろう)。

離島では持ち込みのほか、後述のマイルで道具を購入できるが、「さぎょうだい」(DIYをする設備)が設置されており、材料も大量に落ちていることがほとんどのため無理に購入する必要もない。

なお、前作までは店で購入するしかなかった「おくすり」もDIYで入手することが可能となっている。


家具やスマホなどのリメイク編集

前作でできたリメイク(家具の色替え)はカイゾーの力を借りなくてもできるようになった。その代わりにリメイクに必要なアイテムが「リメイクキット」として販売されることとなった。

リメイクできるアイテムか否かは、DIYで作成できるアイテムについてはレシピ画面で確認できるほか、店での販売品でもリメイクできるものが存在する。ちなみにスマホ(実際には「スマホカバー」として)や一部の道具(あみやつりざおなど)もリメイクでき、道具はリメイクすると耐久度が回復する。

なお、リメイクキットの必要数はその家具の価値に比例しているようで、道具やゴミを利用した家具は大体1個なのに対し、価値の高い「ほしのかけら」を使う家具などは7個ほど使うことも。

本作でも最強クラスの作成難度を誇る「ヒーローロボ」に至ってはなんと50個必要(キット合計価格で30000ベル)。またスマホやごく一部の家具はリメイクキット以外のものが必要になる。例として、「ハロウィン家具」のリメイクはリメイクする色に応じたカボチャを使うことになる。


島で集められるもの編集

島で集められる素材が新たに追加されたほか、効果や使い道が変更されたものもある。


過去作の岩は一日のうち複数ある岩をどれかひとつをスコップで突くとベルまたは宝石が出てくるものであったが、今作では一日においてひとつだけベルが出る岩のほかはすべて「粘土」「石」「鉄鉱石」が飛び出すものになり、確率が低いが「金鉱石」が大体一個出ることがあるハズレのない岩になっている。石などが出るのは一日一回だが、ベルは島に住むプレイヤーごとに一日一回どこかの岩から出るようになっている。

4種類の内、飛び出す比率としては「石」「粘土」「鉄鉱石」「金鉱石」の順から、

100%の割合から50:25.5:24:0.5、大体「石」が出やすいようになっている。

ただし離島にある岩はまた島と違ってくる。


木は切り倒す・揺することで何か落ちてくることがある要素がこれまでと同様にあるが、今作では「いしのオノ」で叩くことで切り倒さずに「三種の木材(柔らかい・普通・固い)」を入手できるようになっている。木材は一本につき1日に3個まで、揺すると出る「きのえだ」は無尽蔵に出る。また、時期によっては木を揺することで、どんぐりのような季節の素材を入手することが可能である。

木材の出現率は普通が多く、固い、柔らかいは普通より低め。比率は大体4:3:3か。

ただし、普通と固いはDIYの材料として使うことも多く、DIYレシピでの材料があまり種類が多くない柔らかい木材の方が余るケースが多いらしい。

前作から登場した「竹」もあり、たけのこを植えると生えてくる。

育ちきれば木材同様に竹を叩くとバンブーを入手できる。

また、春限定で「はるのわかたけ」が手に入る。(バンブーより黄緑かかっている、春の期間のみ25%の確率)


フルーツの仕様も変更となった。

これまで、フルーツは集めて売る物であり、食べても特別な効果はなくあくまでおまけに過ぎなかったが、今作では(一度に最大10個までの制限付きで)食べることでスタミナがストックされ、1回ごとに「スゴい力」を発揮できるようになった。

この「スゴい力」は、スコップで木を丸ごと地面から掘って別のところに移植可能になったり、岩を一撃で破壊できたりと、ただでさえ超人だった「むらびと」の更なる力を発揮できるようになった。フルーツを食べることで開拓をよりスムーズに進められるようになる。

なお、岩は破壊しても後日にどこかに復活するので岩からの素材入手が不可能になる事態にはならない(複数破壊した場合は翌日以降一日につき一個復活する)。ただし、ゲーム最序盤でいきなり岩を破壊してしまうとその時点では行けない川を挟んだ対岸の地や高台に復活してしまい素材がない、マイルもないので離島にも行けない…… とゲーム進行が遅れる可能性もある。

なお、フルーツを食べてストックした「スゴい力」は木を丸ごと引っこ抜くか岩を割る以外にも消費(キャンセル)することが可能で、「トイレ(洋式)」に座ってスッキリすることで消費可能。

余談だが、むらびとの食べ方は前作のように相変わらず唾液を撒き散らして豪快に食べるが、

食べている音がかなり小さくなっている。食べる音が耳障りになる程不快だったのだろうか、

もしくは「スゴい力」を使うための配慮なのかもしれない。


一日に一回、光が地面から漏れているところがあり掘ると1000ベルが出てくる「埋蔵金」がどこかに現れるが、このとき光る穴にさらにベルを埋めると、数日で埋めた額の約3倍(フルーツのように3つ成るため)のベル袋がなる「ベルのなる木」に育つ。「とびだせ」にも「ベルのなる木」は存在したが、「あつまれ」では育成がより簡単になった。特定のタイミングや金額で埋めることで、お得になることもある。オススメなのは30000ベルで埋める事である。こうすると成功すると3倍の90000ベルになり、3倍にならなくとも1袋10000ベルが三つになってそのまま返ってくる為に損をするリスクがほぼ無い。



たぬきマイレージ編集

ミッション要素である「たぬきマイレージ」が追加され、島で生活していくなかでたぬきマイレージのミッションをこなしていくとベルとは別の要素の『マイル』が貯まり、そのマイルを使って離島へおでかけできる「マイルりょこうけん」やDIYレシピや家具などを交換できるようになる。


なお、案内所の「タヌポート」では7日間毎日アクセスすると最大300ポイントまで貰える(ただし、1日でもアクセスしないと連続はリセットされる)。たぬきちのテントから案内所建設期間もしくは大晦日に限り、案内所には入れない為タヌポートすら利用不可能だが、継続が維持されていると翌日でもリセットされずにポイントは貰える。


ステッキ編集

衣装一式を「○○のステッキ(○○は素材名)」というアイテムを作ることによって8つまで登録できるようになった。まず「ステッキ」のレシピを入手して必要な素材を使って作成し、なおかつ自宅に「クローゼット」を設置し家具やアイテムを保管するメニューに登録候補の「服・帽子・ボトムス・靴下・靴・バッグ・アクセサリー」を入れておき「クローゼット」から「ステッキ」に登録するコーディネートを設定すること。「ステッキ」は所持しておき装備すると、Aボタンで変更したいコーデを選ぶと魔法少女のようにステッキを回すアクションをして瞬時に切り替わる。これにより、イベントやおでかけ、写真撮影などでコーディネートを決めるのがより簡単になった。

ただし、変身した状態で「ステッキ」を所持アイテム一覧から外すと解除されてしまう。なお、現在着ているコーディネートを「ステッキ」に登録すると、解除した際には何も服を着ていない肌着状態になるので注意。

ステッキをアイテム欄から外す以外に変身を解除する場合は、ふたたび選択中のコーデを選ぶとよい。


多人数プレイ、通信プレイ編集

おすそわけプレイにより、同じ島にいるプレイヤーと最大4人、オンライン通信で最大8人同時プレイが可能。

本作の文字入力機能はひらがな・カタカナ・英数字のみ対応であるが、オンライン接続に限り、スマートフォンアプリ「ニンテンドースイッチオンライン」の「タヌポータル」で漢字が使えるチャットが可能になる。ゲーム内のキーボードよりはるかに早いスピードで入力できるため、オンラインでの交流を求めるプレイヤーなら使って損はないだろう。


現段階ではほかの島に行くにはローカル通信のほかにインターネット接続では「フレンドのみ」「パスワード」を利用した方法がある。また、島を荒らされるのを防ぐためにプレイヤーが「ベストフレンド」にならないと「スコップ」「斧」といった地形に影響を与えるものはロックされる。ただし、それでも花を散らしたり、木の実を落としたり、モノを拾ったりすることはできるため、通信の前に進入してほしくない場所には柵を立ておくのがいい。

なお、これはどちらかといえばアイテム交換やカブのやりとりなどで不特定多数の人を迎えることに対する対策のため、「ベストフレンド」にもなるような見知った仲であれば神経質に対応する必要はないともいえる。


なお、相手の島に影響を与えない形の訪問方法として、「ゆめみ」が存在(前作の「夢見の館」に相当)し、自宅のベッドで夢を見ることで夢経由で行くことも可能となっている。(後述)


イベント編集

今作でも過去作同様本体の時間変更によるタイ厶リープは可能だが、イベントなどは現実の開始時間にデータを更新しないとプレイすることは不可能となっている。(ただし、恐らく設定ミスで2020年夏のイベントなどは「フライング」でのプレイが可能になっていた)

例えば、11月26日に開催された「サンクスビギングデー」の場合、現実の時間は11月20日で、本体の時間は11月26日に設定されているような時はイベントをプレイすることはできず、現実の時間が11月26日になったタイミングで初めてイベントをプレイすることが可能になる。


また、大型アップデートにより、今後もさまざまな要素が順次追加されていく予定である。


2020年12月現在実装されているイベントは以下の通りである。

定期的に複数回開催されるイベント

イベント期間
ゲストの来訪不定期
釣り大会1、4、7、10月の第二土曜日
虫捕り大会6〜9月の第四土曜日(北半球)、10〜1月の第三土曜日(南半球)

ゲストの来訪はとたけけウリのような決まった曜日に定期的にくる場合と、つねきちシャンクのような不定期でくる行商人などのパターンに分かれる。

なお、釣り大会及び虫捕り大会は前作までと内容が変わり、制限時間内に魚・虫をできるだけ多く捕るというものになっている。


季節のイベント

情報が出ていないものは前作までの開催期間を参照した。また、年度によって日付が変更になる場合があるため、いずれも2020年度の開催日となる。

イベント期間
元旦1月1日
節分2月3日
バレンタインデー2月14日
カーニバル2月15日
ひなまつり3月3日
エイプリルフール4月1日
イースター4月1日~13日
アースデー4月23〜5月4日
メーデー5月1日〜7日
国際ミュージアムデー5月18日~31日
ジューンブライド6月1日〜30日
夏至6月21日
七夕7月7日
花火大会8月全週の日曜日
お盆8月15日
草むしりの日9月3日
お月見10月1日
ハロウィン10月31日
サンクスビギングデー11月26日
冬至12月21日
クリスマス・イブ12月24日
カウントダウン12月31日

このほか、季節限定の素材(どんぐり、きのこなど)が入手できる期間が存在する。

また、母の日父の日などのイベントに合わせてアイテムが商店で販売されたり、「タヌポート」を利用して期間限定で商品が販売されたりする。


カウントダウンイベントはこれまでのシリーズに存在したが、前作「とびだせ」よりもパワーアップしており、現段階ではシリーズで最も新年に突入時の演出がゴージャスになっている。




マイデザイン編集

マイデザインは前作までと同様ゲーム内で作成できるほか、スマートフォンのニンテンドースイッチオンラインアプリを経由して「とびだせ」のマイデザインもQRコードをスマホカメラで読み取ることで持ち込むことができる。ただし、顔出し看板のマイデザインは対応していない。

また、今作で作成したマイデザインはQRコードではなくエイブルシスターズでの店内の端末からネットワーク接続してコード生成する必要がある。逆にほかのユーザーのマイデザインを入手するにもネットワーク接続が必要。

2020年7月30日のアップデートで、エイブルシスターズの店の端末から「名前」でマイデザインが検索できるようになった。

ドットの表現が変更となっており、実際にマイデザインを利用したグッズだとアンチエイリアスがかかってドット同士が繋がったような形に自動で補正される(デザイン作成中はドット単位で表現)。

また、一部の家具はリメイクにマイデザインを適用することが可能である。


2024年12月配信のスマートフォンアプリ『どうぶつの森ポケットキャンプコンプリート』では、本作のマイデザインをID検索して持ち込むことが可能となっている。



博物館編集

当シリーズでは、捕獲した虫や魚、発掘した化石、購入した美術品を博物館に寄贈してその展示物を眺めるのが特徴となっていたが、本作では、博物館の展示室のグラフィックとレイアウトが大幅に向上しており、虫フロアではおしゃれな植物園生物学研究所を、魚フロアでは海遊館名古屋港水族館のような観賞に特化した水族館を、化石フロアでは現代の新しい自然史博物館を思わせるような造りとなっている。のちにアップデートで美術館も追加された。

今作の美術品も贋作(がんさく)があり、購入前に調べることができるのだが、「とびだせ」と違う箇所が弄られているものもあるので一筋縄ではいかない。ちなみに美術品は本物を博物館に寄贈後も再び本物が入手できる事がある。


住民編集

今作では現在最大10人のどうぶつ住民と島でくらす事ができる。

前作までは住民同士の相性があり、仲のいい住民と仲の悪い住民がいたが、本作では相性設定は撤廃されており、「好きな住民と暮らそう」と攻略本で言及されている。むしろ、今作ではリアクションはししょーではなく共に暮らす住民が教えてくれること、また、性格ごとに教えてもらえるリアクション、DIYレシピが違うため、暮らしたいキャラクターが一性格に偏る場合でもリアクションをコンプリートしたい場合、一度は全性格を揃えて暮らす事が推奨される。(なお、ある程度気の合う住民同士は存在する)

住民たちの性格の系統は男女(実際には見た目上と一人称による区別に過ぎず、明確な性別描写はない)それぞれ4パターンで、一人称で分けられる。

男子

  • ぼんやり(ボク系A)
  • ハキハキ(オイラ系)
  • コワイ(オレ系)
  • キザ(ボク系B)

女子

  • ふつう(わたし系)
  • げんき(アタイ系)
  • オトナ(アタシ系)
  • アネキ(ウチ系)

住民たちは性格ごとに決められた生活パターン通りに起床・就寝するが、たまに夜更かしや早起きをするようになった。たとえば、早い時間に就寝するぼんやり系が深夜まで活動していたり、遅い時間に起きてくるアネキ系が早起きしていたりといった姿が見られる。また、条例がなくなった関係でデフォルトの活動時間が「とびだせ」より長くなっている。


住民のアクションのバリエーションはかなり増えている。

たまに広場などで何かを歌っている住民もいるが、その近くでラジカセなどのオーディオ家具を起動させて設置すると流れている曲を歌い出す。ほかにも筋トレや体操やヨガをしていたり、広場を掃除してたりと前作よりも村での生活の行動パターンが増えている。むらびとにはできないが、住人は地べたに座っていたりする(後述のアップデートで住人がしていたアクションが追加された)。ほかにはサソリやタランチュラ、ハチに遭遇すると驚きの表情を見せる。

しかし、「おいでよ」以前同様、呼ばれ方に男女の区別はなくなり、男の子でも「ちゃん」呼びされるし、女の子でも「クン」呼びされる。

また、「ポケットキャンプ」に続いて住人にアクセサリーをつけることができる。そのほか細かい部分では「ポケットキャンプ」までは袖あり服やドレス・ワンピース状の服を住民に着せてもノースリーブのトップスになっていたが、本作では服の元の形状が反映されるようになり、ヒツジ系住民が服を着るようになった(「ポケットキャンプ」までは服が自動的にマフラーにされていた)。


また、住民は前作以上にファッションにこだわるようになったようで、外出している時は結構気に入った服やアクセサリーを組み合わせていたりする。例えば運動をしている時はスポーティな格好をしていたり、誕生日やカウントダウンイベントではおめかししている。

なお、ボトムスや靴関係は一部の被り物は今作でも着用しない


今作の新規追加の住民は各性格1人ずつの計8人。住民でない新規登場のどうぶつは飛行場の受付モーリー&ロドリー。カブを売ってくれるウリ、魚を高額で買い取ってくれるジャスティン、虫を高額で買い取ってくれるレックスとなっている。海賊J…?それってジョ……新しいどうぶつですね。

ジャスティン・レックスは前作まで出演していたあるキャラクターたちとの関係を窺わせる発言が随所に見られる。また、この二人は魚や虫の精密な模型を作ってくれる。


離島編集

先述の「マイルりょこうけん」を消費して行けるどこかの無人島。プレイヤーの住む無人島よりは小さいが、ランダムで地形が異なってたりそこでキャンプしているどうぶつを勧誘することが可能。ただし、自分の島に分譲地がない・すでにいる住人の上限が達している場合は誰も出てこない。季節は住んでいる島の季節が反映される。

この島を探索するには川や崖がある島が大半であるので「たかとび棒」と「ハシゴ」は基本的に必須。DIYする作業台も設置してあるため、万が一道具が壊れても作ることができる(素材さえあれば)。

一応ロドリーから最低限の道具をマイルで購入することもできるが、自作した方が安上がりである。ただし、離島のうち「竹やぶの島」は道具を作るのに必要な素材を生み出す樹木がないので注意。素材を持ち込んでいなければロドリーから買い付けるしかない。


「とびだせ」のベルを払って行けるコトブキアイランドと異なり、離島へは「マイルりょこうけん」がないと行けないために(これまでプレイヤー間の対価としてベル等が使われていたのに対して)今作では「マイルりょこうけん」が対価やお礼として使われていることが多い。「マイルりょこうけん」は1枚2000マイル必要となり、タヌキマイレージのデイリーミッションひとつのポイント入手量(せいぜい数百程度)からすると結構高額であるという理由から。ただし、対価やお礼を求めたり払ったりする風習を嫌う人もいるため、訪問先の人とはよく相談しよう。


フルーツの木もあるが、後述のレアな島を除けば基本的に自分の島で最初から自生しているフルーツの木かヤシの木しか出現しない。今作のヤシの実(木)や竹(の株)の入手手段は離島のみ(たけのこはカブ購入のお礼で入手できる場合がある)。


レアな離島もあり、「捕まえるには反撃のリスクが伴う危険なムシが無限にわく島」、「背びれがある魚影の魚しか出ない島」、「島にある岩はすべてベルが出る岩の島」、「交配でしか手に入らない花が咲く島」、「特産物とは違うフルーツが実っている島(種類はデータごとに決まっている)」……など、さまざまな種類が登場する。変わったものでは「竹しか生えていない島」「ゴミしか釣れない島」というものがある。離島には一個だけ化石が埋まっていることもあったり、砂浜にメッセージボトルが漂着していたりすることもある。ごくまれに、天候に関係なくシーラカンスが釣れる島が存在する。

なお、一部の島についてはゲームバランスの調整のため、アップデートで削除・出現率の大幅な低下などの変更が入ったと見られている。


「危険なムシが無限にわく島」(通称タランチュラ島、サソリ島)は、確かに「むしとりアミ」を構えると反撃されるリスクが高いタランチュラのみもしくはサソリのみが出てくるのだが、反撃のリスクは「むらびとが失神してスタート地点に戻される」だけなのでリスクが小さく、「金策として重要な島」と歓迎される傾向にある。ただし、複数匹いきなり出現するので捕獲には1対1を常に心掛けておかないと一匹を狙っているあいだにほかのタランチュラもしくはサソリに襲われることもしばしば。

タランチュラ島は1種、サソリ島は2種あり、そのうちサソリ島の1種には中央に大きな池があって、真ん中にある小島にひとつだけある岩を叩くと出てくるのが全て「金鉱石」という素材的にも助かる島がある(もう1種はベルが出る)。この離島では売価が高いムシと金鉱石が沢山手に入るため、得るものは大きい。それゆえに出現自体が非常にレアな扱いとなっている。


余談だが、サソリに関しては有名な毒針の尻尾ではなく襲撃の瞬間をよく見るとなんとハサミでプレイヤーを殴ってK.Oしている。…どれほどのパンチ力があるんだろうか。


一応、通常の島でも花を摘む、木を切り倒して切り株も取り除く、岩も砕いておくなどのほかの虫が沸く条件を潰すことをすれば、タランチュラやサソリが沸きやすくなる島を作ることが可能。ただし、2020年4月下旬にアップデートでタランチュラやサソリを含む高価な虫の出現率が軒並み下げられてしまった(しかも告知無し)。このおかげでタランチュラやサソリだけを狙って離島を更地にすると時間だけがかかってかえって旨味が無くなってしまうため、今の月に出現するほかの高級な虫(ヨナグニサンルリボシカミキリなど)をあらかじめ調べておき、それらが沸く木や切り株をいくつか残して離島を訪問する回数を増やした方がいい場合もある。通常の島でガッカリしがちだが意外と早計なケースがあり、例を挙げれば釣りにおいても高級な淡水魚が多く出現する・タガメが次から次に発生といった特定の魚・虫の出現確率が高くなっていることもあるので、最初は平凡すぎてガッカリでも気付けば思わぬ掘り出し物な島だった事も多々ある。もちろん、サメやピラルクなどの大型の魚が釣れる月やジャスティンが来訪しているときは魚を優先するといいだろう。


アップデートで追加された主な機能編集

海開き(素潜り)編集

当初は前作「とびだせどうぶつの森」にあった「素潜り」が実装されていなかったが、2020年7月3日午前10時に行われた大型アップデート「海開き」で解禁された。これで採取した海の幸は新たに博物館の魚フロアに追加され、水槽が賑やかになった。海藻も展示物扱いになる。ホタテを採ったら現れるラコスケもふたたび登場するが、その日最初のホタテで必ず現れていた「とびだせ」とは違い、ランダムで現れるようになった。また、ラコスケからは新アイテム「しんじゅ」を貰えることがある。


前作同様に「マリンスーツ」を着用すると砂浜・岩礁・桟橋から海に入ることが可能となる。なお、「マリンスーツ」は衣装と言うよりは着用する道具扱いであるため、エイブルシスターズではなくたぬき商店で道具として購入するか、マイレージで交換する必要がある。その性質から「ステッキ」のコーディネート登録の対象外であることに注意。今作ではアイテム欄を海の上でも開くことはできるが、使用・整理はできず、空きスペースの確認のみができるようになった。また、今作では海面からは泡しか見えないので、泡を目印に潜水して影を追うことになる。


このアップデートによって島の外周をぐるりと泳ぐことができ、海から島を見れるようになった。なお、泳げるのはブイとブイで繋がってる防護ネットに囲まれているところまでである(ネット内にサメやつねきちの船が侵入しているが……)。

また、上記の離島でもマリンスーツさえ持ち込めば泳げるようになった。ご丁寧に離島一つ一つにわざわざ防護ネットが設置されている。海の幸はいちばん安いものでも500ベル(ブラックバスやスズキより100ベル高い)なので、サカナやムシの実入りが良くないときは海へ繰り出してみよう。


「とびだせ」では追い回してるうちに海の幸が防護ネット外に逃げてしまうことがあり、とくに素早く逃げるものがネットの外に出てしまったらあきらめるしかなかったが、今回は防護ネット内だけを逃げ回るようになった。ただし、なかでも素早く逃げる「ダイオウグソクムシ」や「オオシャコガイ」は追いかけるのも一苦労であり(まずむらびとの泳ぐ速さより上で、追い回し続けてると潜水時の息が続かない)、とくに夜は見失わないように注意。また、素材として「しんじゅ」がたまに見つかることがある。


同アップデートで追加された海賊Jのイベントでは、海に潜って失った通信機を探さなければいけない。(通信機の場所はパターンさえ見分ければ見つけるのは容易)


ゆめみ編集

2020年7月30日のアップデートで追加。

前作(とびだせ)での「夢見の館」とほぼ同様のシステムとして、館の主であった「ゆめみ」が自宅のベッドで寝ることで夢の一歩手前の「夢と現実の狭間」に登場する。まず、夢と現実の狭間に行くことになり「システムの説明・設定」や「島の夢番地の登録」などが行われる。前作同様に「一日一回」だけ更新が可能。前作との違いは「島の名前や代表の名前の検索がない」「パジャマとナイトキャップを着用した就寝スタイルではなく眠った時点での容姿で夢に行く」点である。そのため、ほかの島の夢へ行くには夢番地のコードを事前に知った上で手入力する必要がある。夢番地の更新をすると後日、ゆめみから謝礼として「ゆめのベル交換チケット(5000ベルに換金できる)」が送られてくる。


2020年11月19日まではランダムで他の島の夢に行けなかったが、同日のアップデートでランダムにどこかのユーザーの島へ行けるようになった。


注意点としては、今回はほかの島に行くインターネット経由の訪問同様に「NINTENDO SWITCH ONLINE」の利用プランに加入しないとこの機能を利用できない。また、夢にも通報システムが用意されている。むやみやたらな通報は自分が処罰の対象となりかねないため、本当にその島の夢が問題あるものだった場合にのみ使うことを推奨する。

なお、「緊急脱出サービス」が使えるため、迷ったり戻るのが面倒だった場合は使ってみよう。


夢番地はパスポート・島のマップでも表示されるが、設定で非表示も可能。スマホ版の「Nintendo Online」で島に来た人数の確認ができる。


夢からほかの島に行く場合は前作同様に道具を何ひとつ持たない状態になっている。また、マイデザインを公開している場合は専用端末から貰うことができる。夢であるため、マイデザイン以外のアイテム類は一切持ち帰りできず、レシピを覚えることもできない。


夢の滞在時間によっては目覚めた時の寝相のパターンが異なる。


ハロウィン(と事前準備)編集

2020年9月30日のアップデートで追加。

ハロウィンのイベントの前の準備としてハロウィン家具の材料となる「カボチャ」の苗からの育成、プレイヤーの肌の色や目の色をメイクやカラコンとして新色が追加された。なお、前作と異なりイベントで必要な「アメ」は一日一個しか買えない為、イベント当日までに毎日買い溜めしていこう。一応、ハロウィンイベント中は家にいる住人にハロウィン仮装をして会うと「アメ」はもらえる。大抵のリアクションを覚えていた場合、リストに何を覚えるのか不明な空欄が二つあったがハロウィンで二つ追加された。

なお、「カボチャ」はイベント終了後も引き続き育てて素材にしたり売ったりできる。


サンクスギビングデーとクリスマスイブと新規要素編集

2020年11月19日のアップデートで追加。サンクスギビングデー(前作のハーベストフェスティバルとほぼ同じ)ならびにクリスマスイブ関連の追加。

さらに細かい部分で新リアクションの追加(地べたに座る・体操など)や新規髪型の追加、自宅の収納量の拡張(全部屋の追加・拡張が完了している条件が必要だが最大2400になる)等が行われる。

サンクスギビングデーで入手できる家具のレシピはイベント終了後でも期間限定で後からタヌキ商店で購入可能。

クリスマスイブはトナカイのジングルからプレゼントの詰まった「ふくろ」を借り受けて住人達を回ってプレゼントを配るのは前作と同じだが、今作では事前に住人が欲しいプレゼントを聞いておく必要がない。また、それとは別に住人からプレゼント交換を持ちかけられるようになった。場合によってはプレイヤーがサンタになる事で住人からプレゼントを貰える事がある。その為、住人からはプレゼントが二回(サンタのお礼・交換)で貰える事も。プレゼント交換の際はラッピングする必要があるので注意。


冬季限定の雪だるま作りも今作でも健在。前作と異なり「ゆきだるま」だけになった。完璧に作るとゆきだるまからレシピ(一種につき一回)と素材(一日一回、ゆきだるまが存在している場合)が貰える。

完璧なゆきだるま以外では何ももらえない。


最後の大型アップデート編集

2021年10月15日の「どうぶつの森ダイレクト」において、アップデートで「喫茶ハトの巣」が博物館の二階に追加される事が発表された。既にダイレクトの予告で喫茶ハトの巣が来るのは予想されていたが、これだけではなかった。


おおまかに言うと…


  • 「喫茶ハトの巣」
  • 「かっぺいのボートツアー(新離島+新植物)」
  • 「ハニワ」の追加
  • 「ハッケミィ」などの行商人を誘致できる広場
  • 「ラジオ体操」と「複数の条例」
  • 料理/天井家具/常設型はしごのDIYレシピ
  • 収納が最大5000個に
  • 「タヌポータル」のアップデート
  • 夢の検索が「島の名前」で検索可能に

…と、まさかのボリュームの追加要素が発表されたのである。


これであつまれどうぶつの森の大型アップデートは一区切りとなるとの事。


しかし、さらなる新情報までもが飛び出した。「ハッピーホームデザイナー」のあつまれどうぶつの森版と言うべき「あつまれどうぶつの森 ハッピーホームパラダイス」が発表された。これは有料追加DLCであり、プレイには「あつまれ」本編が必要となる。

なお、ニンテンドースイッチオンラインの新プランに加入すると「ハッピーホームパラダイス」自体を購入せずとも利用できる(ただし、追加パックプランを加入している間が条件で、通常プランでは購入する必要がある)。


…が、当初告知されていた2021年11月5日の前日である11月4日に最後のアップデートが配信される珍事が発生した。

何故、前倒ししての配信に至ったのかは不明であり(公式アカウントからも全く触れられていない)、概ねプレイヤーからはサプライズとして受け取られていた。

なお、「ハッピーホームパラダイス」は当初発表されていた日にならないと行く事ができないようになっていたが。


セーブデータ復元サービス編集

ニンテンドースイッチオンラインに加入していれば設定することでスリープ中などに自動でオンラインバックアップされる。復元が紛失時などにしか行えない等、細かい注意点があるので公式サイトなどを確認していただきたい。


セーブデータお引越し編集

いわゆるむらびとを他の島への引越しする事や島ごと他のスイッチ本体に引越しさせる機能。引越し元と引越し先のスイッチ本体(Liteを含む)の両方が必要となる。復元サービス同様に細かい注意点があるので公式サイトなどを確認していただきたい。


その他編集

HD振動編集

今作ではジョイコンのHD振動にも対応しており(スイッチLite本体は除く)、とくに釣りの際に引いた時のテグスの振動といったものがややリアル。慣れた人は振動で何が釣れたか大体把握できる。ちなみに岩を叩く衝撃と木を叩く衝撃も微妙に異なる(前者はカツッとしており、後者はボクッとした感じ)。


サウンド関連編集

今作では環境音を特に重視しているらしく、風の吹く音や波の音が結構聞こえやすい。家具のオーディオ類を屋外に設置すると、設定した曲がその周辺だけ流れるようになっている(しばらくその場にいると島BGMとシームレスに切り替わる)。オーディオ家具は音量調整ができるようになった上に、曲リストがジャケット表示になっている。

外に配置したオーディオは最初はすべて同じ音楽が鳴るようになっていたが、2020年4月下旬ごろにアップデートで個別に音楽が設定できるようになった。


時報は前作「とびだせ」ではどこにいても(室内除く)同じ音量だったが、今作では案内所から離れている場所では遠くから聞こえる音量になっている。


日照時間編集

今作では季節によっては細かく日照時間が異なっている様子。一例として夏場だと19:00でもまだ夕空だが、秋から晩秋にかけては18:00あたりから急に暗くなる。


外出自粛の影響下で編集

2020年の新型肺炎騒動では、外出自粛の煽りで自宅から不要不急の外出がはばかられることから、これまでの作品よりもプレイする者が多く(事実、それまでスイッチソフトで上位にあった『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の初週売上本数を越えた)、島と島の交流が活発化した。また、実在のブランドショップが販売している服のデザインをマイデザインとして公開したりと(注:いわゆる企業間公式コラボではない)いった出来事があったり、博物館・水族館といった施設がロックダウン(都市封鎖)の影響で閉鎖した際には、今作を用いてバーチャルガイドを行った職員も出てきた程であった。

これらの出来事もあり、コミュニケーションゲームであるシリーズのなかでももっともコミュニケーションツールとして活発化・活用されたことが浮き彫りになった例である。ただし、話題になったばっかりにスイッチ本体もこの影響で生産が追いつかずにソフトはあるのに本体がどこにも売ってない事態も起きてしまっていた。


また、2020の夏コミケ(C98)が中止となりエアコミケがTwitterで行われた際は、島でコミケ会場を再現するユーザーやマイデザインを駆使してコスプレを行うユーザーが何人か現れた。

コミケ会場については、実際のコミケ会場の特徴を再現していたことでも話題となっていた。


サブカル文化にも理解の深い農林水産省は、外局の林野庁が職員視点で作った「レクリエーションの森」を同省YouTubeチャンネル「BUZZMAFF」で公開している



花の交配は学術的なシステム!?編集

青バラの交配での発生確率は攻略本等では1%とされていたが、ある複雑な育成手順を踏むと発生確率が上がり25%になる事が発見された。外部リンク なお、2020年5月現在で海外も含めさらに効率のよい交配方法が研究されている模様。

これは実際の遺伝学(複対立遺伝子)を採り入れているらしく、「完全に生物」「ゲームであり教育」「これでレポートが書けるレベル」とその分野の人間から見ると交配システムの正体がわかるものだったらしい。


ギミック付きの生き物編集

本作では家具のみならず一部の生き物にも触った時のギミックが存在する。

例えば海の幸であるシャコを飾る場合、触るとなんとシャコパンチで水槽にヒビを入れてくるのである。→参考リンク

しばらくするとヒビは直ってしまうが、シャコのパンチがフータの解説通り強烈である事が観察できるのである。

それ以外にもシャンハイガニは水槽からハサミを出してピースしたり、ノミ虫かごではなく逆さまのコップに入れられており、触ると中で動いたりする。中でもカミツキガメカブトガニタカアシガニの3匹は水槽の中に入らずそのまま出てくるという前代未聞の飾り方になる。また、タカアシガニ以外にはギミック付き。

それ以外にもナナフシメンダコといった生き物にもギミックがあるので探してみよう。


カウントダウンイベント編集

シリーズ恒例の大晦日のカウントダウンイベントは今作でも行われる。しかも新年に突入した瞬間はこれまでのシリーズで最もド派手になった。新年突入後のBGMもビッグバンドとなっている。

案内所前の広場に会場設営される為、大晦日は案内所には入れないのでタヌポートは一切使えない。その為一日一回のタヌポートで貰えるマイルはその日貰えないが、翌日にお詫びと共にいつもより多めに貰える。継続ボーナスは維持していれば途切れない。通販はむらびとのスマホに入っているアプリが出現していれば可能だが、ATMはパニーの島まで行く必要がある(もしくは条件を満たすと家具として入手できる)ので注意。


小ネタ編集

博物館は結構小ネタが潜んでおり、化石フロアには展示物としてさりげなく説明こそ用意されていないが「ジャイアントインパクト」の展示モデルがある。つまり「人類滅亡シリーズ」でお馴染みのアレである。

これは比較的展示物としては気付きやすいが、実はもうひとつ存在しており同じフロアのある場所に立たないと見る事のできない(不穏な音とともにカメラ視点が自動で変わる)巨大隕石の展示モデルが天井近くにある。スタンプラリーでテーマとして「滅びの予感」と題されている。床を見ていればさり気ないヒントがあるが、意外と気付かなかった人も多い。


ちなみに、この恐竜の化石が展示しているフロアは想像以上に現実の博物館よりも天井が高い。現実の博物館に勤める学芸員も「あつまれどうぶつの森に展示されているブラキオサウルスの化石を現実の博物館で同じように組もうとしたら、大型恐竜であるがゆえに決まっている天井の高さがネックになってそのまま展示できない。これができてしまう博物館は羨ましい」とコメントしたとのこと。


また、化石フロアの最奥は恐竜滅亡後の生物の進化の系譜が展示してあるが、どうやらどうぶつの森の世界では鳥類からむらびとに至るまで我々ヒトのように進化の果てに動物の特徴そのままに知能が発達して二足歩行するように進化した存在の類と読み取れてしまう。

ここでこの世界の謎が出てくる。獣人の存在となったサルの住人とむらびと(ヒト)は共通の祖先をもっているが、何故この世界のヒトは獣人となったサルでとどまらずヒトに分化して進化したのだろうか?

なお、この進化の系譜では一番右端にヒトが位置しており、実際にむらびとが立つとスポットライトが点灯する。ちなみに左端の鳥から数えると「18番目」である。この世界でもヒトは18番目なのか…。


……と、開発スタッフは花の交配といい博物館へのこだわりといい化石の造形の細さといい、生物学などに詳しいスタッフがいるんじゃないのかと思うほどに力を入れていたのである。


ムシも前作から一転して、それぞれの生息環境に合わせたエリアやケージで飼育されており、セミの抜け殻を展示するとバッタを飼育しているケージにセミの幼虫が現れたり、大樹で甲虫たちが樹液をめぐって相撲を繰り広げたり(種類はランダム)、メダカカエルなどの魚・水生生物を展示するとムシの展示室にも出現するようになるなど、展示が増えるに連れて変化が現れるようになる。

ちなみに、スズメバチアシナガバチに取って代わられており(前作同様に表記はハチ)、事実上のリストラとなっている。


なお、前作までに存在していた解説プレートはなくなっており、代わりにフータの蘊蓄(うんちく)が復活している(美術館については、前作同様に解説を読むことができる)。


そして講談社の「動く図鑑MOVEシリーズ」のラインナップとして「あつまれどうぶつの森 島の生き物図鑑」が2022年7月29日に発売される事が決定。島の博物館の「魚類」「虫」「化石」をベースに解説する図鑑である。


企業・団体へのお知らせの発表編集

2020年11月19日に「あつまれどうぶつの森」に関して「あつまれどうぶつの森を利用される企業・団体の関係者のみなさまへのお知らせ」が発表された。→リンク

ざっくり言うと、企業や団体が利用するのは問題ないが「公序良俗に反する表現や政治的主張の利用」「任天堂と直接許諾を得たわけでもないのに許諾を得ているような紛らわしい表記」等をお断りする旨のお知らせである。詳しくはリンク先を参照。


余談編集

島で暮らすどうぶつ達のうち一緒に入島する最初の二名はランダムである為、お気に入りの住民が出るまでリセマラを行い、厳選をするプレイヤーが結構いた。確かに飛行場から島に入るまでは可能なのだが、正直な話中々島の生活が始まらないし、住民を厳選したところで開拓には影響を及ぼさない。


少々イレギュラーな話だが、今作が島そのものに干渉できるのは「とびだせ」にあった「村そのものをチートツールやバグで構造を変えるケース」があったのも影響を及ぼしている可能性もある。ただそれだと通信等を行うと他の村(ユーザー)に不具合を起こす危険もあった。

また、住民の家の場所をプレイヤーが決めれるのも「とびだせ」では引っ越してきた住民の家の場所がランダムだった事で凝った村を作ったのに台無しになる事が多々あったのも影響しているとされる。


今までのどうぶつの森シリーズでは伝統だったシリーズ家具(あおいシリーズ、ラブリーシリーズ等)だが、本作では殆どが削除されるという憂き目に遭っている。

理由は不明だが、この事には不満の声も少なくない。その上、後のアップデートでも中々追加されず(辛うじて素潜りが追加された際にマーメイドシリーズが全て復活した)、最終アップデートではだらしないシリーズやカントリーシリーズ等のシリーズ家具が再登場したものの、全て復活とまでは行かなかった。

また、マリオコラボとサンリオコラボ以外のコラボ家具も全て削除されてしまった。この為、「とびだせ」で初登場したコラボ住人「アイルー」「7ごう」等も登場していない。


北半球で雪解けし季節が春に変わる日は相変わらず2月25日(南半球は8月25日)だが、しずえの服装は冬のままとなっている。尚、衣替えしたのは3月20日(南半球は9月20日)である。

芝生の色も急に緑色にはなっておらず、徐々に日が経つごとに緑かかってくるようになっている。


歩くと芝生が消失するけもの道システムは不評だったらしく、今作では廃止されている。その代わりにプレイヤーの手で自由に道を作る事はできる。


関連イラスト編集

どうぶつの森どう森まとめ

あつ森1周年よき無人島ライフを


関連動画編集

E3 2019 出展映像(2019年6月)


ニンテンドーダイレクト はじめての無人島生活(2019年9月)


ニンテンドーダイレクト 無人島生活をくわしくご紹介(2020年2月)


無料アップデートのお知らせ(2020年4月)


夏の無料アップデート(2020年7月)


夏の無料アップデート 第2弾(2020年7月)


秋の無料アップデート(2020年9月)


冬の無料アップデート(2020年11月)


あつまれどうぶつの森×スーパーマリオブラザーズ35周年(2021年2月)


あつまれどうぶつの森ダイレクト2021.10.15編集

関連タグ編集

総合どうぶつの森 あつ森
ゲームハード・周辺機器Nintendo Switch amiibo
キーワード無人島 開発(開拓) DIY無人島ダイアリー

その他編集

  • ザ!鉄腕!DASH!!DASH島 - ある意味リアルあつまれどうぶつの森。しかもスポンサーに任天堂も連ねている。
  • よゐこの無人島0円生活 - 一番「あつまれ」に近い性格のバラエティ番組の企画。前作(とびだせどうぶつの森)では素潜りがあったが、「あつ森」では最初は実装されていなかった(2020年7月のアップデートで実装)。ニンテンドーDSで架空の無人島でサバイバル生活をするソフトが発売されたこともある。
  • Minecraft - ゲーム世界のクリエイトでは世界的に有名な作品。こういったワールドクリエイトの要素もあつまれどうぶつの森で導入したと考えられる。ちなみにスマブラSPのファイターパス2においてむらびと・しずえとスティーブ・アレックスが競演する事態に。
  • ランペイジバルカン-仮面ライダーゼロワンに登場する形態で、十種類の生物の力を集約した形態と登場時期の近さからあつまれどうぶつの森と言われた。
  • JAL - 作品中に登場する架空の航空会社「ドードーエアラインズ(DAL)」の元ネタと思われる。
  • 週刊コロコロコミック - 本作の漫画版の「あつまれどうぶつの森 ~無人島Diary~」が連載中。以前は月刊コロコロコミックでも連載していた。しかし、ファンから怒られかねない展開があるため、購読にはご注意を。
  • 龍が如く8 - ドンドコ島なんかどっかで見たシステムなんだが。

外部リンク編集

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