概要
和名 | ルリボシカミキリ |
---|---|
学名 | Rosalia batesi |
分類 | 鞘翅目 多食亜目 ハムシ上科 カミキリムシ科 カミキリ亜科 ルリボシカミキリ族 ルリボシカミキリ属 ルリボシカミキリ亜属 |
体長 | 1.6~3.0cm |
成虫の出現期 | 6~8月 |
分布域 | 日本(北海道、本州、四国、九州、隠岐諸島、屋久島) |
美しい水色の外皮を彩る黒斑紋が特徴的なカミキリムシ。しかし、死ぬと色が赤褐色にくすんでしまう。
日本固有種で、日本を代表する昆虫の一種とされる。
南西諸島・小笠原諸島以外の日本全土に分布するが、西日本では産地が局所的。
ゴマダラカミキリと共に知名度が高い種で、美しい体色から切手や書籍などに度々登場し、グッズも多い。
種小名のbatesiは、イギリスの昆虫学者ヘンリー・ウォルター・ベイツへの献名である。
成虫は果物や昆虫ゼリーで飼育が可能。
対馬には近縁種のコエレスティスルリボシカミキリが分布する。
生態
成虫は昼行性で主に山地のブナ帯や低山地~平地の雑木林などに生息し、樹液や花、果実に集まる。
ブナ科(ブナ類、ナラ類)、楓、クルミ科、ヤナギ科、コブシなどの立枯木や倒木に繁殖の為に集まる為、採集の際は倒木や貯木場を探すと見つけやすい。
オスは木の幹に縄張りを張り、産卵の為に飛来するメスを待つ。
メスは交尾後朽ちた枯木や伐採木の樹皮の隙間に産卵、孵化した幼虫は材内部を食べて成長する。
幼虫期間は1~3年。