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概要

テッポウムシ漢字表記:鉄砲虫〈※a〉)は、カミキリムシ(カマキリムシ科昆虫)の幼虫日本語通称芋虫の一種。

その名は、木のの中に侵入して、状に食害した様子を鉄砲弾丸に見立てたもの。

表記揺れ等

  テッポウムシtag1,tag2)(作品総数: 1|イラスト部分検索数: 0)… 本項

  鉄砲虫(tag1,tag2)(作品総数: 0|イラスト部分検索数: 0)

特徴

幹に穴を開けて周囲に木くずと糞を残すので、見つけたらすぐに駆除しないと食害された樹木は枯死して倒伏してしまう。

なお、日本では地方名で「トッコムシ」や「ゴトウムシ」とも呼ばれ、薪の中などから採取されたものが重要な動物性タンパク質としてたき火などで炙られて食料とされていたという歴史があり、その味はとても美味であるといわれている。

また、古くはローマ帝国ではコッコスと呼ばれ、食用として小麦粉を餌に養殖されていたとプリニウスの『博物誌』に記述されており、森林と共に生きる民族にとっても重要な食料であった。

現在ではオーストラリアの先住民アボリジニの、ウィチェッティ・グラブといわれる伝統食としても有名である。

脚注

  • 出典等

※a1 「鉄砲虫コトバンク小学館『精選版 日本国語大辞典

※a2 「鉄砲虫」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉

※a3 「鉄砲虫」 コトバンク > ブリタニカ・ジャパン『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』

※b 「テッポウムシ」 コトバンク > 平凡社日本大百科全書(ニッポニカ)』、中根猛彦

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