ピクシブ百科事典

大辞泉

だいじせん

『小学館』が出版する国語辞典の一つ。書籍の最新版は第二版(2012年)。「デジタル大辞泉」は現在も年3回おきに更新。
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「大辞泉」とは?

広辞苑」「大辞林」と同じく、現代語や古語のみならず、百科項目を多く収録している。ネットスラングの収録数はスーパー大辞林に劣るが、固有名詞・専門用語・IT関連の用語の収録数は比較的勝っている。語義では現代の用法を先に掲げてあり、用例も豊富に掲げてある。「国語に関する世論調査」の統計・調査等の結果も取り入れられている。大辞泉では、類義語の用法の違いが、用例も多く掲げながら詳細に書いてある。

品詞の表示では、小型の大半の国語辞典なら示してある自動詞・他動詞の区別は、大辞泉では示されていない。類書では広辞苑になら示されてある。

既存の語義の追加はやや慎重であり、まだ解説に不足がある。例えば、「別に」の感動詞的な用法や(『どうかされましたか』『別に』)、「弾幕」「普通」にそれぞれ「動画上に流れるコメント」「『普通にかわいい』など、客観的にその言葉で評価してもおかしくないと言えるさま」といった意味は載っていない。これからのアップデートが期待される。
漢字の使い分けの解説もあまり詳細ではない。「柔らかい・軟らかい」「香る・薫る」「使う・遣う」「世・代」「一人・独り」「蔵・倉」「川・河」「突く・衝く・撞く」など。

大辞泉では示されていない「異字同訓(2014年)」の漢字の使い分け(ver.201804現在)


★がついている語は、広辞苑第七版では使い分けが示してあり、●がついている語は、スーパー大辞林では使い分けが示してある。
漢字テスト(特に漢検)では、同じ訓読みの使い分けに関する問題も出題されることがあるので、インターネットやアプリなどで調べる際に、やはり使い分けの解説がないと不便であろう。漢字の使い分けの解説は小型の辞典のほうが詳しく書いてあることが多いので、それでまかなうことを推奨する。

受ける・請ける★●
生まれる・産まれる★
憂える・愁える
下ろす・降ろす★●
換わる・替わる★●
香り・薫り
香る・薫る
掛ける・懸ける●
極まる・窮まる●
請う・乞う
使う・遣う★●
止まる・留まる★●
止める・留める★●
尊い・貴い★
尊ぶ・貴ぶ★
捕らえる・捉える★
柔らか(い)・軟らか(い)★
家・屋★
世・代●

生きている国語辞典

データベースを用いた編集システムを駆使して365日新語を採録し、年に3回、辞書データの更新が施されている。既存の語も、更新ごとに語義や情報の追加などが施される。辞書データは「デジタル大辞泉」と称し、無料でコトバンク・goo辞書や、有料でJapanKnowledge・電子辞書・Windowsやスマートフォンのアプリなどの形態で提供されている。

また、デジタル大辞泉とは別に、固有名詞が収録されている『大辞泉プラス』というのがあり、人物・企業・商品をはじめ、文学・映画といった作品や作中の人物、さらには観光スポットなどが幅広く収録してある。こちらも『デジタル大辞泉』と同様に年3回に更新される。
大辞泉プラスは、コトバンク・JapanKnowledgeに提供されている。また、iPhone・iPadアプリ『大辞泉』の専用追加コンテンツとしても利用できる。

書籍版の特徴

広辞苑や大辞林とは違い、見出し項目も含めて、赤と青の2分冊になっており、25万語を4,000ページで収録。極限まで薄さを追求しつつ、文字の裏抜けは許さないという相反する難題を克服するために、通常の書籍では用いない、特殊な「辞典用紙」が使用されている。その用紙を使っても日本の機械製本技術では1冊3,000ページが限界のため、『大辞泉』では2分冊というスタイルが採用された。
収録語の中で、表記欄に英語を含む語は約4万語。また、外国語や外来語などを多く掲げるゆえに、それに対応するために横組みのレイアウトを採用している。解説には数式や化学式も多数記載されてある。活字は大きく読みやすい。
また、Windowsで利用できるDVD-ROMが付属してあり、DVD-ROMのデータは無償で2015年までに更新された。

あなたの言葉を辞書に載せよう。

年に一回、大辞泉に掲載する語釈を募集している。採用されたら、デジタル版の大辞泉に掲載される。現在48語(2013~2017年分)にその語釈が掲載されている。

【例】「愛」の語釈

◆無条件に受け入れられる、存在そのもの。
しーずーさんの投稿
◆人である原点。
MeSiYaさんの投稿
◆人を美しくもし、醜くもする矛盾にあふれたもの。
潮騒のメモリーズさんの投稿
◆人を天国にも地獄にも突き落とす制御不能な感情。
HIROAKIさんの投稿
◆不自由になることが自然と我慢できる状態。
KO-すけさんの投稿
◆相手の痛みを自分の痛みのように感じられる瞬間。
KTさんの投稿
◆恋では補えないもの。感情に勝る思い。距離や時間を隔てても朽ちないもの。
Natsuさんの投稿
◆目に見えずかけがえのないもの。知らず知らずのうち育ち、壊れるはかない存在のため、多くの人が見ようと努力するもの。
JINJINさんの投稿
◆未だ科学では解明されていないエネルギーの一種。行動力、思考力、及び幸福感に変換可能。
nakanoさんの投稿
◆自分に関する記憶や思いや遺伝子を、相手に刻みたいという思い。
L&Pさんの投稿
◆二人なのに一人のような感じ。
希望岬さんの投稿
◆ほんまにあかん人やなぁ…と思いながらも見守りたい、生きる助けになりたいと思う気持ち。
山崎響さんの投稿
◆「独占欲」を綺麗な言葉で言い換えたもの。
ayumiさんの投稿
◆絶え間ない努力の結晶。
あじさいさんの投稿
◆心のコタツ。
rikakumiさんの投稿
◆若者は肌を重ね、年配者は言葉を重ねる。
越乃屋さんの投稿
◆ケーキに書き込むメッセージを注文しているときの感情。
cable_carさんの投稿

【例】「萌え」の語釈

◆マンガやアニメに登場する人物の特徴(眼鏡や髪型等)や仕草に対する嗜好の発露。「眼鏡―」「ツインテール―」
yo_goさんの投稿
◆特定の偶像に接したときに心の中で芽生える慈しみの感情。
しょんさんの投稿
◆未完成・未成熟な存在に対して沸き起こる情念。完成・成熟した存在には、尊敬・憧憬(しょうけい)となる。
カンパリ=フレアさんの投稿
◆1 冬枯れの地に春草が生えてくるように、寂々とした心に芽生える未成熟な愛情。2 好きになりそう、好ましいの意味を持つ話し言葉。語尾を伸ばして強調して使われる。
radio_beさんの投稿
◆性的欲求を伴わない興奮。理由無く心を掴まれるもの。対象そのものではなく特定の要素・要因に対して興奮すること。主に観賞における嗜好の発露。
mi-uさんの投稿
◆憧れと性的興奮を合わせた感情を、応援する気持ちで美化したもの。男性が女性アイドルに対して感じる事例が多く、現存の人間へも仮想的な対象へも使われる。秋葉原等ではこの感情を利用した産業が成立しつつある。
自称たけしさんの投稿
◆平成期に形成された美意識で、アニメ・漫画などにおける美的理念の一。愛くるしいものから匂い零れる魅惑、その息吹きに触れた心のわななき。また、それを感じたときに発する語。→侘(わ)び →寂(さび) →物の哀(あわ)れ ⇔萎(な)え。
∞寿限無∞さんの投稿
◆胸の高鳴りは止められないが、明らかに愛とか恋とはいえないと自ら判っている状態。もしくは、愛したり恋したりすることができない非現実に対して、そのような感情を持った場合を指す。
たっつんさんの投稿
◆背徳感を伴う心のむずがゆさ。
Rena Reinaさんの投稿
◆可愛すぎて身悶える、小さきもの、はかなげなもの。
Ryuichi HFさんの投稿
◆狂おしいまでの庇護(ひご)欲。
deejiさんの投稿
◆産毛をなでるようなそわそわした感覚。
よしおさんの投稿

【2013】

●愛
●自由
●失敗
●大人
●友だち
●カワイイ
●萌え
●SNS

【2014】

●結婚
●青春
●社長
●お金
●涙
●家族
●言葉
●戦争
●前
●イケメン

【2015】

●人生
●仕事
●心
●学校
●旅
●アイドル
●天才
●馬鹿
●スマホ
●ヤバい

【2016】

●夢
●宇宙
●歌
●個性
●子育て
●上司
●昭和
●情報
●癒やし
●コンビニ

【2017】

●平等
●女らしい
●男らしい
●普通
●歴史
●嫉妬
●酒
●国家
●幸せ
●オヤジ

【2018】募集中。ver.201904に掲載予定。

●恋愛
●平成
●母
●父
●同窓会
●不倫
●老い
●偽善
●ヤンキー
●時(とき)

デジタル大辞泉 最新収録語数

293,800語〔2018年04月更新〕

【参考】
500,000語〔日本国語大辞典〕
300,000語〔精選版日本国語大辞典〕
293,800語〔★デジタル大辞泉ver.201804〕
265,800語〔スーパー大辞林(2017年更新)〕
250,000語〔広辞苑第七版〕

2018年中には、精選版日本国語大辞典の語数を抜くと見られる。

早速「大辞泉」で言葉を引いてみよう!


↓この2つのHPで、デジタル大辞泉を使って言葉の意味を調べることができる。コトバンクは大辞林の検索結果も出現するので、大辞泉で意味を確認したい場合は、goo辞書で見ることを勧める。
goo辞書(大辞泉)★おすすめ
コトバンク(大辞泉・大辞林)

↓大辞泉で内容が不適切な箇所、疑問に思うこと、要望したいことなどがあったら、小学館に問い合わせてみるとよい。「問い合わせたい商品名・サイト名など」には「大辞泉」と記入すべし。
小学館 問い合わせフォーム

●ちなみに「檄を飛ばす」は…


檄(げき)を飛(と)ば・す
自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める。また、それによって人々に決起を促す。飛檄。
◆誤用が定着して「がんばれと励ます」「激励する文書を送る」という意味でも用いられる。文化庁が発表した平成19年度「国語に関する世論調査」では、「自分の主張や考えを、広く人々に知らせて同意を求めること」で使う人が19.3パーセント、「元気のない者に刺激を与えて活気づけること」で使う人が72.9パーセントという結果が出ている。

●「絶対領域」とは…


ぜったい‐りょういき【絶対領域】
俗に、ショートパンツ・ミニスカートと、ひざ上までの長さのあるソックス(サイハイソックス)との間から露出する太ももの部分のこと。

●さらに、こんな項目も…


しぇえ
《赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」の登場人物「イヤミ」のギャグから。「シェー」と書くことが多い》驚いたときに発する声。
◆立ったまま片方の足を直角に曲げて軸足の膝に重ね、曲げた足と同じ側の腕をまっすぐ上に伸ばして手首を体側に曲げ、もう一方の腕は肘を曲げて胸の前で横に伸ばしたポーズをとりながら発する。

●「pixiv」も載ってる!?


ピクシブ【pixiv】
インターネットを利用したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の一。各人がイラストを投稿し、互いに評価やコメントをつけあうことで他の参加者と交流する。

●Twitterの用語ではこんな言葉も…


ぱくーツイ
「ぱくりツイート」の略。

ぱくりーツイート
俗に、ツイッターで、他人の投稿(ツイート)を盗用すること。他人が投稿した文章や画像を、自分のもののように見せかけて再投稿すること。また、その投稿。ぱくツイ。

●「課金」の本来の意味は?


か‐きん【課金】クワ‐
[名](スル)支払を課すること。料金、費用を引き受けさせること。「通信料が―される」
◆近年、「今月はオンラインゲームに課金しすぎた」のように、料金などを支払う意で用いられることがある。

●「とんでもない」には詳しい説明が…


とんでも‐な・い
[形]《「とでもない」の音変化》
1] 思いもかけない。意外である。「―・い人にばったり出会う」「―・い発明」
2] もってのほかである。「―・い悪さをする」
3] まったくそうではない。滅相もない。相手の言葉を強く否定していう。「―・い、私は無関係だ」
◆ 「とんでも」に「ない」の付いた形だが、「とんでも」が単独で使われた例はなく、「とんでもない」で一語と見るのがよい。とすれば、「ない」を切り離して「ありません」「ございません」と置き換えて丁寧表現とするのは不適切で、丁寧に言うなら「とんでもないことです」「とんでもないことでございます」「とんでものうございます」と言わなければならない。しかし、最近は「とんでもありません」「とんでもございません」と言う人が多くなっている。
平成19年(2007)2月文化審議会答申の『敬語の指針』では、相手からのほめ言葉に対して謙遜しながら軽く打ち消す表現として「とんでもございません(とんでもありません)」を使っても、現在では問題ないとしている。
なお、「とんでもない」には「もってのほかだ」と強く否定する意味もあり、「とんでもないことでございます」を使う場合は注意が必要と『指針』は述べている。

●今、話題の「インスタ映え」


インスタ‐ばえ【インスタ映え】
《「インスタ」は「インスタグラム」の略》インスタグラムに投稿した写真や動画が、際だって鮮やかに見えること。また、それに向いている被写体・素材であること。「インスタ映えのするスイーツ」

●「2.5次元」とは?


にてんご‐じげん【二・五次元】
(主にアニメーションファンの間で)二次元2の立体化したものや、逆に三次元2を平面化したもののこと。前者はアニメなどのキャラクターのフィギュアやコスプレーヤー、実写化・舞台化作品、後者は実在の人物をアニメ化したキャラクターなど。また声優を指すこともある。
◆数学や物理学などの用語ではない。

●「誤爆」には最近の用法も…


ご‐ばく【誤爆】
[名](スル)
1 誤った目標を爆撃または爆破すること。
2 取り扱い方法をまちがえたために爆発すること。「誤爆しないよう細心の注意を払う」
3 1から転じて、俗に、電子掲示板やメッセンジャーアプリなどインターネットを通じたやりとりで、送信先をまちがえたり、書くべきではないことをうっかり書いたりすること。「デートの誘いを父のアドレスに誤爆する」

出典:デジタル大辞泉

オフラインでも大辞泉をたくさん使おう!

アプリをインストールし、辞書データをインストールすると、オフラインでいつでも見られるようになる。価格はいずれも2,000円。
大辞泉 iOS版
大辞泉 Android版
大辞泉 Windows版


書籍情報〔第二版〕

【項目数】

〔書籍版〕250,000語〔第一版より+30,000語〕
●DVD-ROM版は、257,400語〔2015年の最終更新で、278,400語〕

【監修・編集者】

●松村明
●小学館国語辞典編集部
▼編集委員》池上秋彦・金田弘・杉崎一雄・鈴木丹士郎・中嶋尚・林巨樹・飛田良文
▼編集協力》田中牧郎・曽根脩

【発行日】

2012年11月02日発行
●1995年12月01日 初版発行
●1998年11月20日 増補・新装版発行

【ページ・価格】〔税抜き〕

二分冊 3,968ページ
B5判(DVD-ROM付き) 15,000円
※DVD-ROMの対応OSは、Windows7・Vista・XP

外部リンク

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