新選国語辞典とは?
最も歴史・伝統のある本格派国語辞典。古語や固有名詞も収録されてあり、最新版ではアクセントも示されてある(九版では大見出しのみに示されていたが、十版ではアクセントの表示の変更により、複合語にも示されるようになった)。第十版では約4,000語が増補され、ページ数も増えたが用紙の工夫により軽量化された。
和語と漢語と外来語は、見出しにおいてそれぞれ違った書体で区別して示してある。巻末には品詞別の語数が掲載されている。語釈は短く、用例は比較的少ない。単なる言い換えや堂々巡りしている語釈も散見される。敬語の解説は比較的詳しい。
最新版は2022年発行だが、2023年の重版ではウクライナやカザフスタンの首都の地名がキーウ、アスタナに変更されたことが反映された。
書籍情報〔第十版〕
項目数
93,910語〔第九版より3,590語追加〕
- そのうち造語成分 2,452語
- そのうち漢字字母 3,602語
- 漢字字母は、巻末に「漢字一覧」として、常用漢字・第一水準漢字・人名用漢字はすべて収録してあり、音訓と熟語例が簡潔に示してある。
編者
金田一京助・佐伯梅友・大石初太郎・野村雅昭・木村義之
発行日
2022年2月21日発行
- 1959年11月01日 初版
- 1962年03月10日 改訂版
- 1966年01月10日 改訂新版
- 1974年02月01日 新版
- 1982年01月20日 「常用」新版
- 1987年01月20日 第六版
- 1994年01月01日 第七版
- 2002年01月01日 第八版
- 2011年1月26日 第九版
ページ・判型
1,650ページ
B6判・B6変型版
関連タグ
同出版社の小型国語辞典