概要
和名 | ゴマダラカミキリ |
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学名 | Anoplophora malasiaca |
分類 | 鞘翅目 多食亜目 ハムシ上科 カミキリムシ科 フトカミキリ亜科 ゴマダラカミキリ属 |
体長 | 2.5~3.5cm |
成虫の出現期 | 6~8月 |
分布域 | 日本(北海道~九州・南西諸島)、台湾、中国大陸 |
市街地でもよく見られ、黒い体に白い斑紋を持つ、日本に生息するカミキリムシの中で最も著名な種。
幼虫は生きた木の内部に穴を掘り、周りを食べて成長する。
成虫は木の葉や枝、樹皮などを食べる。
ミカン類、ヤナギ、クリ、クワ、イチジク、プラタナス、シラカバなどの様々な樹木を食害し、弱らせたり枯らしたりする為、害虫として駆除される事も多い。
捕まえるとキィキィ鳴いて威嚇する。
近縁種
奄美大島、沖縄本島にはオオシマゴマダラカミキリが、徳之島にはトクノシマゴマダラカミキリ、沖縄島、宮古島、石垣島にはタイワンゴマダラカミキリ、与那国島にはヨナグニゴマダラカミキリ、小笠原諸島にはオガサワラゴマダラカミキリが分布する。
近年は中国・朝鮮半島産のツヤハダゴマダラカミキリが一部地域に外来種として定着しつつあり、アキニレなどの街路樹を食害することやゴマダラカミキリへの繁殖干渉影響が懸念されている為、2023年9月に特定外来生物に指定された。
ゴマダラカミキリは首(正確には胸部)に白い斑紋があり、翅の付け根がゴツゴツしているが、ツヤハダゴマダラカミキリの首に模様は無く、翅はツヤがありツルツルしている。