石垣島
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いしがきじま
八重山諸島の中心的な島である。
近隣の島からなる自治体竹富町の役場も市内に存在する。日本最南端・最西端の市であり、沖縄本島(那覇市)と410kmも離れているのに対し、台湾とは270kmしか離れていない。
沖縄県では沖縄本島・西表島に次ぐ3番目に大きな島。人口は4万5千人と離島の中ではかなり多いほうであり、高等学校も3つあるなど、公共施設は離島の中では比較的整った方である。
沖縄の他の島と同様、たいへん温暖な亜熱帯性気候。冬でも暖かく夏でも猛暑に見舞われることは少なく、四季が不明瞭である。隣接する西表島と同様、豊かな自然に恵まれており、石垣島・西表島とその周辺でしかみられない生物も多い。美しい珊瑚礁の海はダイビングの名所としても知られ、観光客も多い。しかし島の産業は決して恵まれてはおらず、県外から移住して行き詰まる人も後を絶たない。
地震多発地帯にあるため歴史的に何度も大津波に見舞われており、18世紀後半の八重山地震では島内の死者・行方不明者だけでも数千人を出す大被害を受けた。
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すべて見る- 雨の日の美術館
雨の日の美術館 第17話 👈NEW
雨の日の美術館(総集編3、https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18794268)で終わるつもりでしたが、最後の第16話まででオチがついていない部分がありましたので、少し続けます。与那国島、石垣島、宮古島の戦闘は、シリーズ「アニータ少尉のオキナワ作戦」(https://www.pixiv.net/novel/series/9178484)で書きますが、「雨の日の美術館」の登場人物はあまり出てきません。なので、こちらで、彼らのエピソードを。6,997文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
「雨の日の美術館」フィクションを書いていて(時間軸の説明)
これは、私の私見での話で、一般論ではないのですが、常々思っていることは、短編4千字を十編集めて4万字にまとめたとしても、それは長編の4万字にはならないだろうな、と。私が不器用だから、短編のプロットと時間軸、伏線をうまく設定できないからでしょう。私の文章も冗長で、説明くさいから。だから、読まれないのでしょう。仕方がない。2,176文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
雨の日の美術館(総集編1)
尾崎は、遠藤実と共に防衛装備庁航空装備研究所に勤務しているが、彼と遠藤実の研究課題はレールガンの大容量キャパシターを使った蓄電技術、砲身・コイルの素材開発、標的への標準管制技術などを協力会社と共に開発中だった。尾崎はこの分野の中心人物として、チームを指揮していた。 中国も同じく艦船積載用のレールガンを開発してたが、開発は難航していた。国産の機器・素材に問題があるのだ。しかし、先端技術製品である機器・素材は日米欧州からおいそれと輸入できるものではない。彼らお得意の産業スパイを使った技術の模倣にも限界がある。(参考:「雨の日の美術館」 第4話https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18769214#4 レールガンの基本技術は、中国3隻目の空母「福建」の電磁カタパルトにも応用できるが、彼らの電磁カタパルトもレールガンと同様開発が難航していた。米国の最新の原子力空母「ジェラルド・R・フォード」に搭載しテスト中だが、米国でさえ諸問題を抱えていた。 そこで、中国は、手っ取り早く、防備の固い米国ではなく、簡単に人間を拉致できる日本に目を付けた。それが尾崎と遠藤だった。彼らは、まず、尾崎の知り合いの三國優子に目をつけ、彼女が勤務先の東京駅から彼女のアパートのある大井町まで尾行した。その時点では、彼らは尾崎のガールフレンドの比嘉美香の存在を察知していなかったようだ。 この尾行にきづいたのが、尾崎を警備・監視していた公安の富田。尾行していた人間が迂闊にも中国大使館に入ったのだ。富田は自衛隊の諜報部門の紺野三等空佐に連絡した。富田と紺野は、尾崎と尾崎の周辺人物への監視を強化した。 その後、遠藤実の婚約者の早紀江が、北千住の分銅屋からの帰り道で暴漢に襲撃され拉致されそうになった。連絡を受けて急行した紺野。紺野は、尾崎、比嘉、三國優子、遠藤実、早紀江の警護を強化した。しかし、民主国家である日本は、中国の公安警察のような強制的な行動はできない。自衛隊も民事には介入できない。紺野と富田は、数少ない公安警察と標的となっている人物の近隣の警察所轄の人員を組織した。 現在、中国大使館国防武官兼海軍・空軍武官の女性の楊欣怡(ヤン・シンイー)海軍少校(少佐)が赴任していた。 港区元麻布3丁目の中華人民共和国駐日本大使館で、楊少校は、防衛省航空装備研究所の尾崎技官と恋人の比嘉(ひが)美香の拉致の計画をたてた。まず、遠藤の婚約者の早紀江の拉致を目論んで失敗した。しかし、彼らは、三國優子と小林智子の拉致を陽動として、尾崎と比嘉を拉致する計画をたてていた。31,953文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
雨の日の美術館XX
「なんだ?こんな夜遅くに?公美子?吉川?なんだい?独り寝が寂しいから私の声を聞きたいってわけじゃないよな?」 「残念でした。これスピーカーフォンだからね。これを聞いても良い関係者しか周りにいない」 「・・・そう。わかった。話せ」 「尾崎くんの部下の遠藤くんは知っているでしょう?」 「ああ、よく知っているよ。それで?」 「彼が今度婚約したの」 「尾崎関連だから気になって身上調査書は見た。確か同じ苗字の遠藤早紀江だね?」 「さすが諜報。もう自衛隊情報保全隊に回っているのね」 「遠藤が月曜日に提出していたからね。尾崎と違ってちゃんとしてるよ」 「じゃあ、早速。その早紀江ちゃんが今さっき、暴漢に拉致されそうになったの。遠藤くんに頼まれてウチでお料理の仕込みを教えていて、その帰宅途中に」 「・・・ふ~む」 「それで紺野に電話したのは、この拉致未遂が、1)早紀江ちゃんが偶然目をつけられて拉致されようとしたか、2)早紀江ちゃんだから拉致しようとしたか、ということ。警察に通報しても仕方ないでしょ?これは紺野の分野だと思った」と美久さんと私から聞いた状況を説明した。7,714文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
雨の日の美術館XⅨ
彼女が板場の中に来た。「ドッペルゲンガーさん、私は兵藤楓と言います。あなたは?」ドッペルゲンガーさんだって。私の言いそうなフレーズじゃない!「兵藤楓さんというのね。私は遠藤早紀江」私は、楓さんに自己紹介した。 女将さんが私の代わりにザッと私の紹介を楓さんにした。女将さん、私のことを遠藤さんの婚約者だって!婚約者!そうよ!私はミノルの婚約者! 「あれ?早紀江さん、遠藤さんの名字にもう変えちゃったの?」と彼女が板場の中で私の頭から爪先まで観察する。私もそうだけど。目線が同じで、背の高さも同じ?ということは170センチ?ゲゲゲ!のっぽじゃない!2,678文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
雨の日の美術館(総集編2)
尾崎は、遠藤実と共に防衛装備庁航空装備研究所に勤務しているが、彼と遠藤実の研究課題はレールガンの大容量キャパシターを使った蓄電技術、砲身・コイルの素材開発、標的への標準管制技術などを協力会社と共に開発中だった。尾崎はこの分野の中心人物として、チームを指揮していた。 中国も同じく艦船積載用のレールガンを開発してたが、開発は難航していた。国産の機器・素材に問題があるのだ。しかし、先端技術製品である機器・素材は日米欧州からおいそれと輸入できるものではない。彼らお得意の産業スパイを使った技術の模倣にも限界がある。(参考:「雨の日の美術館」 第4話 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18769214#4 レールガンの基本技術は、中国3隻目の空母「福建」の電磁カタパルトにも応用できるが、彼らの電磁カタパルトもレールガンと同様開発が難航していた。米国の最新の原子力空母「ジェラルド・R・フォード」に搭載しテスト中だが、米国でさえ諸問題を抱えていた。 そこで、中国は、手っ取り早く、防備の固い米国ではなく、簡単に人間を拉致できる日本に目を付けた。それが尾崎と遠藤だった。彼らは、まず、尾崎の知り合いの三國優子に目をつけ、彼女が勤務先の東京駅から彼女のアパートのある大井町まで尾行した。その時点では、彼らは尾崎のガールフレンドの比嘉美香の存在を察知していなかったようだ。 この尾行にきづいたのが、尾崎を警備・監視していた公安の富田。尾行していた人間が迂闊にも中国大使館に入ったのだ。富田は自衛隊の諜報部門の紺野三等空佐に連絡した。富田と紺野は、尾崎と尾崎の周辺人物への監視を強化した。 その後、遠藤実の婚約者の早紀江が、北千住の分銅屋からの帰り道で暴漢に襲撃され拉致されそうになった。連絡を受けて急行した紺野。紺野は、尾崎、比嘉、三國優子、遠藤実、早紀江の警護を強化した。しかし、民主国家である日本は、中国の公安警察のような強制的な行動はできない。自衛隊も民事には介入できない。紺野と富田は、数少ない公安警察と標的となっている人物の近隣の警察所轄の人員を組織した。 現在、中国大使館国防武官兼海軍・空軍武官の女性の楊欣怡(ヤン・シンイー)海軍少校(少佐)が赴任していた。 港区元麻布3丁目の中華人民共和国駐日本大使館で、楊少校は、防衛省航空装備研究所の尾崎技官と恋人の比嘉(ひが)美香の拉致の計画をたてた。まず、遠藤の婚約者の早紀江の拉致を目論んで失敗した。しかし、彼らは、三國優子と小林智子の拉致を陽動として、尾崎と比嘉を拉致する計画をたてていた。40,229文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
雨の日の美術館 XⅥ
「ミノル、高そうだよ。大丈夫?」 「平均だと30~39万円って書いてあるね」 「私、おもちゃ屋の指輪でいい!ミノルに悪い!」 「心配しなくても30万円や40万円ってどうってことないから」 「無駄遣いはダメ!貯金するの!大学の学費だって出す出すって言ったんだから!」 「貯金、あるよ」 「公務員でしょ?23歳で入りたての公務員は『はっきゅう』なのよ!」 「薄給?まあそうだけど、心配するな。株で多少儲かってるから。あとでいくら持ってるか説明してあげる。だから、婚約指輪も結婚指輪も学費も結婚式も出せるよ」 「おおお!私の夫は若いのにお金持ちだったの!!」 「お金持ちってほどじゃないけどね」 「私、土曜日の早朝、なぁ~んにも知らないで、結婚してよ、もらってよって言ったけど、実は宝くじの当たり券を引き当てたのね!」 「変な表現!」 「少なくとも宝くじを手に取っても当たり券だとは知らなかったんで、それ目当てじゃなかったけど、実は当たっていた、とっても幸せ、ってことです」 「ぼくも、アンアン感じる女子高校生の婚約者ができたので、とっても幸せです」 「まあ、私に提供できるのはこの感じやすい体だけだもんね」 「でもさあ、考えても見ろよ、早紀江」 「なに?」 「早紀江は18歳。ぼくは23歳だろ?年齢差じゃなくて、現在の年齢での結婚って、早紀江の高校の若手の教師が生徒をたぶらかしたって状態じゃないか?」 「そうだね。そうか!私の高校にも23歳のなりたての数学の先生がいて、同級生がキャーキャー言っているけど、その先生が生徒に手をつけたというのと同じなのか!」 「そう考えると、ちょっと不純だね」 「でも、処女はあげましたが、即、私の両親には了解をもらったので、不純でも何でもありません!」 「忘れないでね?処女をもらったのは11月という嘘で、了解は今月。即じゃなくて、1ヶ月後!」 「あら?」 「教師でなくてよかったよ。教師だったら叩かれるだろうね?炎上するね?」 「変だね、年齢で言えば同じなのにね?」 「そういえば、尾崎先輩は32歳だから美香さんと7歳差なんだよな。2歳、勝ったな!」 「そういう話?」 「ねえ、同棲と婚約と結婚の話、これ私の高校で内緒にしておく?」 「ぼくは身上調査書に書かなきゃいけないし、尾崎先輩もご存知だ。ぼくの職場には公表する。女子高生をたぶらかした不純な公務員と叩かれるだろうけど。でも、早紀江だって、学校に住所変更をしなければいけないだろ?半年前からの付き合いです!って嘘はそのままにして公表すればいいんじゃないか?なんなら愛子おばさんに学校に行ってもらって説明してもらえばいいんじゃないの?」 「ジーーーーーーン」 「今度はなんだ?」 「私の夫はなんと知恵の回るお方でしょうかって、ジーン」 おおお!なんとジグソーパズルが次々とはまっていくことよ!すごいね!これは私にできることを可能な限りサービスしないといけません!起き上がって正座した。 「おっと、今度は?」 「ハイ、旦那様。ここまで次々とジグソーパズルが合わさってしまうとですね、私としてはできうる限りのご奉仕を旦那様にいたしたく」とお辞儀した。「それで、かくなる上は、せめてフェラチオとかシックスナインでご奉仕させていただきたく」 「四十八手は諦めたんじゃないの?」 「いえいえ、ただ愛撫されてアンアンしているだけではマズイと。フェラだったらアンアンしないから、大丈夫でしょ?」 「したことないくせに」 「AVで見ました!簡単そうです!」10,053文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
雨の日の美術館Ⅷ
京都駅を出て5分ほどすると車内販売のワゴンが来た。三國さんがお澄まししてワゴン車を押してくる。パーサーの制服を着ている三國さんは私服姿よりもキレイだ。化粧も多少濃い。「お客様、コーヒーはいかがでしょうか?それともビールはいかがでしょうか?」と他人行儀に聞かれる。 俺は「そうだなあ。東京で待ち合わせをしている美人がいて、酒を飲む約束をしているんだ。だから、ここでアルコールはとりたくない。暖かいお茶をいただけませんか?」と俺も他人行儀で言う。 「まあ、お客様のような方とデートできるなんて幸運な女性ですわね?」とお茶をカップに淹れながら優子。「どうなんだろうな?紙巻きタバコを吸うしお酒も好みが合うんで気があったんだろうね。彼女、東京駅でタバコを吸いにくるかな?」と俺が言うと、 「東京駅の到着は14番・15番ホームですわ。喫煙ルームは11号車付近のプレミアムキオスクの隣りにあります。だけど、その女性は到着ホームですとJR乗務員や同僚などの目もありますから、前回と同じ山形新幹線のホームの喫煙ルームがいいんじゃありませんか?」と三國さんが言う。8,447文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
「雨の日の美術館」 第16話 👈NEW
尾崎は、遠藤実と共に防衛装備庁航空装備研究所に勤務しているが、彼と遠藤実の研究課題はレールガンの大容量キャパシターを使った蓄電技術、砲身・コイルの素材開発、標的への標準管制技術などを協力会社と共に開発中だった。尾崎はこの分野の中心人物として、チームを指揮していた。 中国も同じく艦船積載用のレールガンを開発してたが、開発は難航していた。国産の機器・素材に問題があるのだ。しかし、先端技術製品である機器・素材は日米欧州からおいそれと輸入できるものではない。彼らお得意の産業スパイを使った技術の模倣にも限界がある。(参考:[[jumpuri:「雨の日の美術館」 第4話 > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18769214#4]]) レールガンの基本技術は、中国3隻目の空母「福建」の電磁カタパルトにも応用できるが、彼らの電磁カタパルトもレールガンと同様開発が難航していた。米国の最新の原子力空母「ジェラルド・R・フォード」に搭載しテスト中だが、米国でさえ諸問題を抱えていた。 そこで、中国は、手っ取り早く、防備の固い米国ではなく、簡単に人間を拉致できる日本に目を付けた。それが尾崎と遠藤だった。彼らは、まず、尾崎の知り合いの三國優子に目をつけ、彼女が勤務先の東京駅から彼女のアパートのある大井町まで尾行した。その時点では、彼らは尾崎のガールフレンドの比嘉美香の存在を察知していなかったようだ。 この尾行にきづいたのが、尾崎を警備・監視していた公安の富田。尾行していた人間が迂闊にも中国大使館に入ったのだ。富田は自衛隊の諜報部門の紺野三等空佐に連絡した。富田と紺野は、尾崎と尾崎の周辺人物への監視を強化した。 その後、遠藤実の婚約者の早紀江が、北千住の分銅屋からの帰り道で暴漢に襲撃され拉致されそうになった。連絡を受けて急行した紺野。紺野は、尾崎、比嘉、三國優子、遠藤実、早紀江の警護を強化した。しかし、民主国家である日本は、中国の公安警察のような強制的な行動はできない。自衛隊も民事には介入できない。紺野と富田は、数少ない公安警察と標的となっている人物の近隣の警察所轄の人員を組織した。 現在、中国大使館国防武官兼海軍・空軍武官の女性の楊欣怡(ヤン・シンイー)海軍少校(少佐)が赴任していた。 港区元麻布3丁目の中華人民共和国駐日本大使館で、楊少校は、防衛省航空装備研究所の尾崎技官と恋人の比嘉(ひが)美香の拉致の計画をたてた。まず、遠藤の婚約者の早紀江の拉致を目論んで失敗した。しかし、彼らは、三國優子と小林智子の拉致を陽動として、尾崎と比嘉を拉致する計画をたてていた。5,746文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
雨の日の美術館XⅦ
でもさ、こーこー3年生の女子高校生がですね、何十万円の指輪を見せられてどれがいいか?なんてわかると思う?わかるわけないでしょ? 私なんか、婚約指輪はダイヤだとばっかり思っていたけど、ルビーとかブルーサファイヤだっていいらしいのだ。ほとんどの人はダイヤなんだそうだけど。 さらにだよ、ダイヤだって、ファイブーシーとか等級があって、何カラットとかじゃなく、品質で値段が決まるんだそうだ。そのダイヤもシェイプ!とか言って、円形、オーバル、スクエア、ハート型、なんすか?それ? で、ショップのお姉さんはサイドの飾りの石はどうなさいます?シンプルにストーンひとつだけの方がお若い方にはお似合いですよ?なんて仰っしゃいます。う~ん。 結局、私はミノルにお願いして、今日はどんな種類があるのか、というのは理解した、だけど、今日ここで決められません!女子高校生としてはですね、カタログとかいただいて、じっくり部屋で見て考えまして、決めたいと思います!とショップのお姉さんに言ってもらった。お姉さんは『女子高校生』という私の言葉に反応したのか、私の頭から爪先までじっくり観察された。 お姉さん!女子高校生だって、婚約もすれば結婚もして、毎晩アンアンするんですよ! お姉さんに3センチはありそうなカタログの入ったお店の紙袋を渡された。なんて重いの!同級生とよく行くファッションリングのお店と違うんだね。7,615文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
雨の日の美術館 XI
尾崎の勤務先の後輩の遠藤実は、残業の帰りに偶然、高校3年生の同じ苗字の遠藤早紀江が男に絡まれているのを目撃して、男を追い払う。しかし、終電を逃した早紀江は自分のアパートに帰れなくなった。早紀江は、私は18歳だから犯罪じゃありません!玄関先でもいいから泊めて下さいと言い張った。しかたなく遠藤実は彼女を自宅に泊めることになった。9,232文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
雨の日の美術館Ⅶ
俺は長い廊下を歩いて第三打合せ室に行った。ノックをする。「尾崎です。入ります」と部屋内に入ると、ソファーセットに座った紺野三佐がいた。羽生三佐の元女房で俺と同期で防衛省に所属した。 「おやおや、内閣情報調査室の方がこんな立川まで何の御用で?俺に会いたかったのか?美千留?」 「何言ってんの?身上明細書の提出だろう?」 「よくご存知で。車にはたぶんGPSが仕込まれているだろうし、尾行もついているだろうからな。ああ、新しい交友関係の更新だ。日曜日に会った比嘉(ひが)美香さんと昨日会った三國優子さんだよ。もう知ってるだろう?」 「日曜日のその女の子はまだ報告がない。尾崎が非番だったしね。でも昨日の三國優子は調べた。キミが山形の会社に行っただろ?あの会社も監視対象だからね。それで山形から新幹線で東京駅に戻ってきた。喫煙室で三國優子に出会った。神田のバーに行った」 「なんで美香さんはまだ調べてなくて、優子さんは調べたんだ?」 「それがね、こういう偶然というのはキミみたいな対象者はハニトラを疑うんだけどね。三國優子はシロだよ。安心しな。だが、尾崎を尾行した富田の手下が念のため三國優子を尾行した。彼女、大井町から徒歩6分くらいのマンションに住んでいる。小林智子という同僚と同居している。小林智子もシロだ。しかし、尾崎を山形から尾行していたらしい女がいて、彼女が東京駅からキミの尾行から三國優子に切り替えたんだ。そいつは大井町の三國優子のマンションを確認すると品川方面に歩いていった。品川駅近くでタクシーに乗り込んだ」10,967文字pixiv小説作品 - 雨の日の美術館
「雨の日の美術館」 第13話 👈NEW
「雨の日の拾い者」で遠藤早紀江とミノルが北千住の公園で出会う1週間前の出来事。ミノルの上司の尾崎紀世彦と比嘉(ひが)美香の物語。 雨降る日曜日、俺は上野の森美術館の展覧会を見に出かけた。 俺は展覧会の目玉の作品の前で独り言で絵の評論をつぶやいていた。それを耳にした女性がいた。彼女に「私にいろいろと教えていただけませんか?」と言われ「俺も雨の日曜日に一人で美術館をウロウロするよりも道連れが居たほうがいい」と答えて一緒に絵を見て回った。 男性いない歴、イコール年齢という彼女。 それから、居酒屋で酒を飲んだ。「もっと一緒にいたいです!」と彼女に宣言されて、行きつけの小料理屋に行く羽目に。俺は自分で意識しないで変顔をする女性に興味を持って、お付き合いを申し出た。 問題は俺が国家機密を扱う防衛省の公務員ということ。30,404文字pixiv小説作品