概要
石垣島、西表島、与那国島、竹富島を中心に、新城島や尖閣諸島など無人島やそれに近い状態の島々を合わせた合計32の島々からなる。ただし自然科学、特に生物学、地球科学では尖閣諸島を八重山諸島とは別地域として扱う場合もある。
行政的には石垣市、八重山郡竹富町、八重山郡与那国町に属する。沖縄県政上は県の出先機関が八重山合同庁舎(旧・八重山支庁庁舎)として置かれており、石垣市内を拠点にしている。
「西表国立公園」があり、「石西礁湖」という南西諸島/日本列島における最大のサンゴ礁が存在する。
昔は東アジアにおける最大のジュゴンの生息地であり、新城島ととくに因縁が深いが、現在では日本列島どころか東アジア全体でもジュゴンはほとんど絶滅しているため、ごくわずかな近年の目撃記録しかない。
人口
総人口は約5万4,000人、うち約4万8,000人が石垣市民、約4,300人が竹富町民(さらにこのうち半分以上が西表島民約2,400人)、約1,700人が与那国町民で、沖縄県全体の約4%以下である。
面積
総面積は約590平方km、うち約230平方kmが石垣市(尖閣諸島含む)、約330平方kmが竹富町(うち西表島が約290平方km)、与那国島が約30平方kmで、沖縄県全体の約25%である。
アクセス
空路(2024年現在)
石垣 - 他地域とは羽田、成田、名古屋(中部)、大阪(関西)、福岡、那覇、宮古、多良間、台北(桃園)、香港と、八重山では与那国、波照間との間に定期便がある。
与那国 - 他地域とは那覇、八重山では石垣との間に定期便がある。
波照間 - 八重山では石垣との間に定期便がある。
海路(2024年現在)
近年まで那覇、宮古島平良、台湾基隆との定期航路があったが、現在は他地域との貨客定期海路はない。
八重山諸島内では大半が石垣港と他島を結ぶ航路であるが、竹富町内の離島同士を結ぶ航路もわずかながらある。
西表島船浮地区は地続きではるが他地区と陸路で結ばれていないため西表島白浜からの海路が現実的。変わったものでは由布島は西表島古見から水牛車で渡るのが一般的。有人島でも新城島は他島との定期海路がない。