概要
ICAOコードはRJTT。3レターではHNDと表記される。
国内各地と東京を結ぶ航空路線のほとんどがこの空港に離発着する。年間発着回数は約33万6,000回。
国内線の離発着増と国際線再就航に伴いさらなる増強工事が行われている。
2010年10月21日に4本目の滑走路(D滑走路)と国際線ターミナルの供用が開始された。
1931年8月25日に開港したが、実は1917年には飛行機の操縦訓練のための施設がここに置かれており、それを発展させた格好で作られたようなものだったりする。
ターミナル
本空港には3つのターミナル施設が存在し、「第1ターミナル、第2ターミナル、第3ターミナル」とそれぞれ名付けられている。
全日本空輸が第2ターミナルに国際線移管を行う前は「第1ターミナル、第2ターミナル、国際線ターミナル」と呼ばれていた。
第1ターミナル(Terminal 1)
1993年9月に供用開始された、羽田に現存するものでは最古のターミナル。
国内線のみ発着する。
最寄り駅は東京モノレールの羽田空港第1ターミナル駅及び京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅。
日本航空(国内線)、スカイマーク、スターフライヤーの3社が本ターミナルから発着する。
第2ターミナル(Terminal 2)
2004年12月に供用開始されたターミナル。
国内線の発着が中心だが、2020年に全日本空輸の一部国際線が移管されて国際化した。コロナ明けの2023年からは本格的な移管が進み、最終的に全日空の羽田発着便は内際問わずこのターミナルに集約される予定。
最寄り駅は東京モノレールの羽田空港第2ターミナル駅及び京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅。
全日本空輸(国内線・一部の国際線)、エア・ドゥ、ソラシドエアの3社が本ターミナルから発着する。
第3ターミナル(Terminal 3)
2010年10月に供用開始されたターミナル。旧称「国際線ターミナル」。
国際線のみ発着する。ただし2024年時点で全日本空輸の一部路線は既に第2ターミナルに移管されているため、それ以外の全ての国際線が発着しているということである(日本航空の国際線は全て第3ターミナル発着である)。
最寄り駅は東京モノレール及び京急の羽田空港第3ターミナル駅。
合計39社もの航空会社が本ターミナルから発着する。
国内線就航路線
2024年7月現在。
本空港を拠点とする航空会社は太字表記。△印は季節便。
Terminal 1(北ウイング)
Terminal 1(南ウイング)
Terminal 2
- 全日本空輸(ANA) ※3
- 新千歳空港(北海道)
- 稚内空港(北海道)
- 紋別空港(北海道)
- 中標津空港(北海道)
- 釧路空港(北海道)
- 函館空港(北海道)
- 大館能代空港(秋田県)
- 秋田空港(秋田県)
- 庄内空港(山形県)
- 八丈島空港(東京都)
- 富山空港(富山県)
- 小松空港(石川県)
- 能登空港(石川県)
- 中部国際空港(愛知県)
- 関西国際空港(大阪府)
- 大阪国際空港(大阪府)
- 神戸空港(兵庫県)
- 鳥取空港(鳥取県)
- 米子空港(鳥取県)
- 石見空港(島根県)
- 岡山空港(岡山県)
- 広島空港(広島県)
- 岩国空港(山口県)
- 山口宇部空港(山口県)
- 高松空港(香川県)
- 徳島空港(徳島県)
- 松山空港(愛媛県)
- 高知空港(高知県)
- 福岡空港(福岡県)
- 佐賀空港(佐賀県)
- 長崎空港(長崎県)
- 大分空港(大分県)
- 熊本空港(熊本県)
- 宮崎空港(宮崎県)
- 鹿児島空港(徳島県)
- 那覇空港(沖縄県)
- 宮古空港(沖縄県)
- 新石垣空港(沖縄県)
- エア・ドゥ(ADO)
- ソラシドエア(SNJ)
※1: 日本トランスオーシャン航空及びジェイエアの運航便も含む。
※2: 羽田→久米島→那覇→羽田のルートで運航。
※3: ANAウイングスの運航便を含む。
地名「大田区羽田空港」(東京都)
羽田空港(東京国際空港)および周辺は「東京都大田区羽田空港(一丁目~三丁目)」という町名となっている。施設名を町名に採用している。"名古屋市中村区名駅"のようなものである。
地勢としては東京都の沿岸部であり、大田区の蒲田地区の東端に位置し、大森地区と北で接する。歴史的には東京府荏原郡羽田村であり、東京都蒲田区に編入後に同区の合併によって大田区となった。同じ地域には同じく羽田村を由来とする大田区羽田や羽田旭町があり、かつて空港は羽田穴守町であったが、1967年に「羽田空港一丁目」として分割された。
町内の学区は大田区立羽田小学校および大田区立羽田中学校である。
フィクションでの扱い
大怪獣バランではバランの、サンダ対ガイラではガイラの襲撃を受けた。また、ゴジラvsデストロイアでは、ゴジラとデストロイアが戦っている。