概要
長崎県大村市箕島にある空港。国管理空港の一。大村湾に浮かぶ世界初の本格的な海上空港である。オリエンタルエアブリッジがこの空港を拠点としている。騒音公害対策のため、大村湾にあった箕島を埋め立てて拡張して建設されている。
元々、大村市には空港自体は存在し、大村空港として現在の海上自衛隊竹松駐屯地に併設される形で存在していた。旧大村空港の建物は長崎空港開港後も存在していたが現在では取り壊されて跡地程度の名残しかない。
長崎空港が開港後も大村空港側は長崎空港の滑走路として国土交通省が管理していたが、2011年に国土交通省から防衛省に正式に移管されたことで大村飛行場という別の飛行場として独立。海上自衛隊のほか、県警や県の防災ヘリなどが使う行政用の飛行場として現役で使われている。
長崎空港の住所は箕島であるが、住宅地は無く現在は完全に空港施設の住所となっている。
長崎空港のたぬき
長崎空港には「NAGASAKI」の花文字がある花文字山がランドマークとしてあるが、どうやらその辺りをねぐらにしているらしいたぬきが出没する事がある。
昼間はほとんど見かけないが、夜になると滑走路を横断して空港ビルまたは空港駐車場に出没してくる事があった。ただし、空港の運営上滑走路に現れると航空機事故の原因になったりする為に空港職員の悩みの種にもなっている。空港駐車場付近に現れるのは搭乗客らによる餌付けがあった事も原因である為、長崎空港には「タヌキに餌を与えないで!」という注意看板が立っている程であるが、一方でご当地キューピーとして長崎空港たぬきキューピーなるグッズも販売されていた事もある。