概要
山形県東根市に位置する、山形県内陸側の空港。愛称は「おいしい山形空港」。1964年開港。
国内線は日本航空(JAL)、及び日本航空の提携会社であるフジドリームエアラインズ(FDA)のみが就航しており、花巻空港と同じくJALグループの寡占空港になっている。ただし山形県内のもう一つの空港庄内空港がANAの寡占空港であるため、県内に空港が1つしかなく完全にJALの寡占とされている岩手県とは違って事実上の棲み分けという形が取られていると言える。
秋田空港と同様、山形は東北新幹線からは支線という関係となっているため羽田空港路線がJALによって運航されている。
過去に各路線とも需要に苦しむ時期があったことから、県が積極的な運賃助成を行っており、地域自治体との繋がりはかなり密接であると言える。
しかしながら、山形県民の中には隣県の仙台空港の方が利便性が高いという理由で利用する人もかなり多く、空港同士で客の奪い合いとなっている状態である。
国際線は運航されていない。
就航路線(国内線)
2024年9月時点。
余談
- 先述の通り隣県の仙台空港とはライバル関係にあるのだが、2011年3月に発生した東日本大震災で仙台空港が津波を被って壊滅した(加えて損傷が激しかった花巻空港も閉鎖された)際には損傷が一切なかった山形空港に支援のためのヘリコプターや自衛隊輸送機が殺到し、その後は災害支援の拠点として24時間運用する災害対応体制が敷かれた(米軍も本空港を利用した)。花巻空港は早々と運航再開にこぎつけられたものの仙台空港は津波で壊滅していたため、2ヶ月近くは緊急体制で運用が続けられた(本空港に就航していないANAグループが臨時でこの空港を利用するなどしていた)。旅客数は一時的に震災前の10倍を超えるなど、大きな変化が見られたという。