概要
山形県酒田市と鶴岡市にまたがる、山形県沿岸側の空港。愛称は「おいしい庄内空港」。1991年開港。
開港に至るまでに地元の住民からの激しい反対運動に直面したものの、紆余曲折を経てなんとか開港まで漕ぎ着けた。庄内地域は2024年現在でも山形新幹線の恩恵を受けられていない地域で、空港開港までは言わば「陸の孤島(東京・大阪・仙台のような大都市には半日かけないと移動できない状態)」となっていた。そのため、空港を作ることが庄内地域にとっては急務となっていたのである。
国内線は全日本空輸(ANA)の羽田路線のみが一日4往復で就航しており、福島空港や大館能代空港と同じくANAグループの寡占空港になっている。ただし山形県内陸部の空港山形空港がJALグループの寡占空港であるため、県内に空港が1つしかなく完全にANAの寡占とされている福島県とは違って事実上の棲み分けという形が取られていると言える。
先述の通り庄内地域には新幹線が届いていないため、必然的に空路有利となる環境であり、羽田路線は短距離便であるにも関わらず需要はかなり高く、搭乗率や収益はかなり上々のものであるという。
一方この空港は全日本空輸の独占状態となっているため、事前購入割引などの割引率は薄く、その点での恩恵は少なめである。
かつては大阪/伊丹や札幌/新千歳との路線があったが、こちらは採算割れしてしまい2008年までになくなっている。
山形空港と同様、国際線は運航されていない。
就航路線(国内線)
2024年9月時点。
関連タグ
東北地方の空港
岩手県: いわて花巻空港(HNA)
宮城県: 仙台空港(SDJ)
山形県: 山形空港(GAJ)、庄内空港(SYO)
福島県: 福島空港(FKS)