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コードデータ

  • 航空会社名: 全日本空輸(All Nippon Airways)
  • 2レター/3レターコード: NH/ANA ※1
  • コールサイン: ALL NIPPON(オール・ニッポン)

※1 「NH」は後述する「日本ヘリコプター輸送(Nippon Helicopter)」に由来。

概要

全日本空輸(All Nippon Airways、ぜんにっぽんくうゆ)は、日本航空(JAL)と並び国内大手二社と称される大手航空会社の一つである。シンボルカラーは青。

略称としては英名由来の「ANA(エーエヌエー)」、和名由来の「全日空(ぜんにっくう)」などがあり、会社は公式には「全日本空輸」ではなく「ANA(エーエヌエー)」という名称を使用している。

現在、経営規模は日本国内のキャリアで1位である。歴史的な経緯で日本のフラッグ・キャリアとされるのは日本航空であることが多いが、機体数や海外の就航都市数などではJALを圧倒している。かつては「45/47体制」という政府の方針によりJALの後塵を拝することを強制された立場であったが、JALの経営破綻以降はANAが逆転し、その後も経営規模を拡大させている。

1999年10月に航空連合「スターアライアンス(STAR ALLIANCE)」に加盟した。

「ANA」の読みは一時期「アナ」だった事があるものの、「穴に落ちる」などの連想につながってしまい縁起が悪い事と、あまりいい響きではないという理由で現在の公式な読みは「エーエヌエー」となっている。

またこれは俗説でしかないものの、「全日空」という名称に関しても国際線進出後に中国語で「毎日空席だらけ(ガラガラ)」という意味になってしまったために使われなくなったとも言われている。

歴史

1952年に設立された日本ヘリコプター輸送極東航空の航空会社2社が前身。1958年にこの2社が合併する形で全日本空輸となった。しかし、合併からわずか5か月後に墜落事故を起こしたこともあって経営不振に陥り、JALの援助を受けることとなる。

高度経済成長の時期になると急速に成長を遂げ、当時最新の機材も数多く導入する。とりわけJALとのスピード競争はすさまじかった。全日空にとっては、路線面でも補助金でも優遇されているJALは民間だけでやっている全日空にとって追い越すべきライバルだったのである。

運輸省が間に入る形で両社ともボーイング727を導入したが、全日空は自社発注とは別にリースした機体を路線に先行投入した。もちろんJALからは「運輸省の協定を踏みにじるものだ」と非難されたが、「国際線用に政府から融資してもらったCV880を羽田―札幌線にいれていたJALには言われたくない」と反論している。727による羽田―大阪の所要時間は26分と驚異的なものだった(もちろん全日空の速度も機体の性能として問題のない飛行速度ではあったが、JALはさらに安全に配慮してやや遅めの飛行速度としていた)が、スピードにこだわりすぎたために1966年、727の1機が羽田沖に墜落する事故を起こしたために、この方針は撤回されることになる。1966年だけで2回も墜落事故を起こしたため、安全管理の徹底に力がそそがれることとなった。

1970年代に入るとL-1011ボーイング747を導入し、1986年から国際線にも進出、1999年にはスターアライアンスに加盟した。

2000年代には同時多発テロやSARSの流行で一時的に業績が悪化したが短期間で回復し、2014年には旅客キロでJALを追い抜いている。

2019年5月からは国内初となるエアバスA380-800の「FLYING HONU(フライングホヌ)」を成田〜ホノルル線に投入した。

余談だが、旧ロゴには、レオナルド・ダ・ヴィンチヘリコプターが意匠として使われている。また、旧塗装は機体頭頂部にも薄青のラインが入っていることから「モヒカン塗装」と呼ばれた。なお、旧ロゴは、直系の前身である日本ヘリコプター輸送(通称日ペリ航空、1952年12月に設立)から引き継いだもの。因みに日本ヘリコプター輸送は、その名の通りヘリコプターオペレーターとして設立されており、固定翼機(いわゆる普通の飛行機)による定期航空輸送会社に転換し、さらには大阪市に本社をかまえていた極東航空(こちらも1952年12月に設立)を吸収合併、「全日空」に改名してからもヘリコプターの運用を行っていたが、1986年2月に「オールニッポンヘリコプター」として分離、2011年にそのオールニッポンヘリコプターを手放した。

主な運航機材

  • YS-11:1965年就航~1996年退役。
  • ボーイング727:1964年就航~1990年退役。-100型及び-200型を運航。全日空初のジェット旅客機
  • ボーイング737-200:1969年就航~1992年退役(エアーニッポンに移管)。
  • ボーイング737-500:1995年就航~2020年退役(当初はエアーニッポンが運航し、退役時点ではANAウイングスに完全移管)。「スーパードルフィン」の愛称が付与され、エンジンカウルにイルカ(ドルフィン)のイラストが描かれていた。
  • ボーイング737NGシリーズ:2005年就航。-700/700ER型及び-800型を運航。このうち-700ER型は全日空のみが「ANAビジネスジェット」の名称で2機のみ導入したもので、ビジネス需要にスポットを当てた長距離国際線用機材として運航された。2016年に-700ER型が、2021年に-700型がそれぞれ退役。
  • ロッキードL-1011トライスター:1974年就航~1995年退役。全日空初のワイドボディ機にして国際線機材
  • ボーイング747クラシック:1978年就航~2006年退役。当初は国内線向けのSR-100型を運航した後、国際線進出開始後は中古機も含む多くの-200B型も導入した。
  • ボーイング767:1983年就航。-200型の他、-300/300ER型を運航。2004年に-200型退役、2020年に-300型が退役。
  • ボーイング747-400:1990年就航。国内線仕様の-400D型も運航した。2011年に-400型退役、2014年に-400D型退役。
  • エアバスA320シリーズ:1991年就航(A321は1998年就航~2008年一時退役、2016年再就航)。A320及びA321、そしてそれぞれの第2世代型ともいえるA320neo及びA321neoを運航。
  • ボーイング777:1995年就航。-200型及び300型(ER型含む)を運航している他、次期主力機として-9の導入を決定。なお-200型/-300型はボーイング787によって代替され退役予定。
  • ボーイング787:2011年就航。全日空がローンチカスタマーとなった機体で、-8/9/10型全てのタイプを導入している。
  • エアバスA380-800:2019年就航。

提携航空会社

2025年5月現在。

太字は共同事業(JV)を実施中。

◎印はマイレージ提携・コードシェアを共に実施中。

△印はマイレージ提携のみ実施中。

無印はコードシェアのみ実施中。

国内線

国際線・スターアライアンス(STAR ALLIANCE)メンバー

国際線・その他

国内線就航路線

2025年9月現在。太字は拠点空港。コードシェア便は除く。

北海道地方

北海道

東北地方

青森県

秋田県

山形県

宮城県

福島県

関東地方

千葉県

東京都

中部地方

新潟県

富山県

石川県

静岡県

愛知県

関西地方

大阪府

兵庫県

中国・四国地方

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

香川県

徳島県

愛媛県

高知県

九州地方

福岡県

佐賀県

長崎県

大分県

熊本県

宮崎県

鹿児島県

沖縄地方

沖縄県

2025年9月時点で、日本において定期便を持つ民間空港がある36都道府県のうち全国32都道府県(うち1県は季節便)に路線網を持ち、30都道府県に路線を持つ日本航空を上回っている。※1※2

JALと比較して特に強みを持つ地域は、中国・四国地方(特に鳥取県)、北陸地方(富山県・石川県能登地方など)、東京都島嶼部、長崎県島嶼部などである。ただし鹿児島県・沖縄県の離島では地域航空会社を持つJALに完敗している。

例として富山空港は、ANA中興の祖とされる元運輸次官の若狭得治(わかさ とくじ)氏の出身地という御縁で歴史的にANA一強体制が築かれているという経緯がある。

※1 なお、日本国内において定期便を持つ民間空港が存在しないのは11府県(栃木、群馬、埼玉、神奈川、山梨、岐阜、福井、滋賀、三重、京都、奈良)である。

※2 民間空港が存在しながらもANAグループ自社便が進出できていないのは、岩手、茨城、長野、和歌山の4県。このうち岩手・長野・和歌山はJALグループの寡占、茨城はスカイマークの寡占となる。

国際線就航路線

2025年7月現在。※印は季節運航。

日本国内では東京国際空港(羽田)、成田国際空港(成田)、関西国際空港(関空)の3空港から海外との発着路線がある。ただし、関空発着路線は新型コロナウイルス感染症で大幅にカットされており、現在は子会社のPeach Aviationに関空路線を任せている部分が大きい(加えて元々は中部国際空港からも路線を持っていたがこれもコロナ禍で消滅した)。

首都圏デュアルハブモデル」と称した国際線の東京(羽田・成田)一極集中策を取っており、大阪・名古屋からも路線網を伸ばす日本航空とは対照的といえる。

空港名国名羽田成田関空
ソウル(金浦)大韓民国(韓国)
台北(松山)中華民国(台湾)
北京(首都)中華人民共和国
上海(浦東)中華人民共和国
上海(虹橋)中華人民共和国
青島中華人民共和国
広州中華人民共和国
深圳中華人民共和国
大連中華人民共和国
杭州中華人民共和国
香港香港
マニラフィリピン
ホーチミンシティベトナム
ハノイベトナム
バンコク(スワンナプーム)タイ王国
クアラルンプール(国際)マレーシア
シンガポール(チャンギ)シンガポール
ジャカルタ(スカルノ・ハッタ)インドネシア
デリーインド
ムンバイインド
イスタンブールトルコ
ロンドン(ヒースロー)イギリス
パリ(シャルル・ド・ゴール)フランス
フランクフルトドイツ
ミュンヘンドイツ
ミラノ(マルペンサ)イタリア
ウィーンオーストリア
ストックホルム(アーランダ)スウェーデン
ブリュッセルベルギー
ニューヨーク(ケネディ)アメリカ合衆国
ワシントン(ダレス)アメリカ合衆国
シカゴ(オヘア)アメリカ合衆国
ヒューストン(IC)アメリカ合衆国
シアトルアメリカ合衆国
ロサンゼルスアメリカ合衆国
サンフランシスコアメリカ合衆国
ホノルルアメリカ合衆国
バンクーバーカナダ
メキシコシティメキシコ
シドニーオーストラリア
パースオーストラリア

ANAコレ

2005年にANA子会社の全日空商事はANAの制服変更にあわせて海洋堂制作の各時代の乗務員制服のフィギュアシリーズ「ANAユニフォームコレクション」を販売した。当初はインスタントスープのおまけとして発売したが後にローソンの食玩としても販売するようになった。

センシティブな作品

サッカー

かつて全日空はJリーグチーム「横浜フリューゲルス」を所有していたが1998年に共同経営先の佐藤工業の経営危機と全日空本体の赤字を理由にマリノスに吸収合併された。その後も全日空は横浜F・マリノスを応援しているとされる。

関連イラスト

関連タグ

飛行機 旅客機

全日本空輸 ANA JAL

スターアライアンス ボーイング787

藤田航空

オリエンタルエアブリッジ

名古屋鉄道・・・親会社のANAホールディングスの筆頭株主。

朝日新聞・・・日本ヘリコプター輸送は朝日新聞航空部出身者が中心となって設立した。その縁かは不明だが、テレビ朝日のニュース系列はANNとこれまた一字違い。

羽生結弦福原愛瀬戸大也・・・ANA所属のスポーツ選手。

反町康治・・・社員でありながら全日空横浜サッカークラブ(⇒横浜フリューゲルス)の選手だった。(退社後にプロ契約でベルマーレ平塚に移籍。)

因みにプロ野球選手でも広池浩司投手が一時期社員として在籍した。(1999~2010年まで広島東洋カープ所属、現:埼玉西武ライオンズ職員)

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    フラッグキャリアとしての生を謳歌する日本航空は、あるとき自らの「落日」を幻視する。 「成田の空へ」中の一編、「オーロラの彼方へ」の別視点ですが、読んでいなくてもお楽しみいただけるかと思います。
  • 娘を嫁に、出すような。

    NCAのプレスリリースのうち、2005年の「ANAが持っていた株を全部NYKが引き受ける」辺りのが、なんか妙に切なさがあって、でも凛とした別れの感じがして……みたいな妄想を繰り広げているうちにこんな作品が出来上がりました。ANAさんからNCAさんへの思いってどんなんだろうね、というどうしようもない妄想の産物です。 擬人化さんなら開放前のデッキにだって入っても怒られないはず。という謎理論の展開をお許しください…!

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