概要
スウェーデン、デンマーク、ノルウェーが共同運航する航空会社。出資比率はスウェーデンが4、デンマークが3、ノルウェーが3の割合となっている。
3か国それぞれにに本社があるが、実際の本社機能はスウェーデンの首都・ストックホルムに置いているとされる。1946年の設立以来スウェーデン政府が主導権を握っているため、デンマーク政府とノルウェー政府がそれに抵抗する構図が続き、「スウェーデンのためにデンマークとノルウェーが飛ばす」と揶揄されることがある。
1954年に北極圏通過(ポーラールート)アメリカ路線を開設。
それとはやや前後するが、1951年4月に南回りルートで羽田空港に乗り入れて日本路線を開設、1957年には北極圏通過アンカレッジ経由羽田線を開設している。
1959年のタイ国際航空の設立に関わっている。
世界初の航空連合であるスターアライアンスの設立メンバーの1つであったが、2023年10月エールフランス-KLMの傘下に入ることとなった事を機に、スターアライアンスを脱退しスカイチームに加盟する方針が発表され、その後2024年9月1日に正式にスカイチームへと移籍した。
なお航空連合創立メンバーの自発的な連合脱退(及び他連合への移籍)を行ったのはスカンジナビア航空が初めて。創立メンバーの脱退自体は過去にカナディアン航空(2000年にワンワールド脱退、会社消滅)の例があるが、こちらは経営難によりスターアライアンスのエア・カナダに吸収合併されるという形であった。
ちなみに航空連合別でターミナルが分かれるロンドン・ヒースロー空港ではスターアライアンス時代の名残でターミナル2に残留している(スカイチームメンバーはターミナル3、4を使用することが多い)。