日本国尊厳維持局
にほんこくそんげんいじきょく
日本国が敵対勢力に対しいかなる事由を以って攻防を行おうとも
絶望的な状態に陥った時にのみ
政府の全権をもって すべての機関でこのフィルムを放映することを許可する
日本国尊厳維持局のいう「有事」とは、日本が戦争等で膨大な被害を受けそうになった場合を指す。被害が及ぶ前に全国民に向けて自決を迫るフィルムを数枚所持しており、日本国が滅亡の危機にあり政府から「最重篤的絶望事態宣言」が発令された際には、それらのフィルム映像が全テレビ局で放送される協定がなされている。
フィルムには（実際に有事の際に流れるとみられる）蛍の光と夕陽をバックに流れる「政府有事宣言時フィルム」、（おそらく公式紹介映像とみられる）バルビツール酸系睡眠剤の配布について解説する「自殺のしかた」などが存在する。2016年頃これらの映像が何者かによりインターネット上にリークされ、その不気味から検索してはいけない言葉として知られることになった。
なお後述のフィルム映像から、フィルム映像は1972年3月には廃棄される予定だったと説明されているが、本当に現在運用されていないのかは不明である。
全文
「政府有事宣言時フィルム」とみられるもの
音楽は「蛍の光」が流れる。
社団法人 日本国尊厳維持局
有事の際に使用
[1972/03/64]以降は使用しないこと
日本国が敵対勢力に対しいかなる事由をもって攻防を行おうとも
絶望的な状態に陥った時のみ
政府の全権をもって すべての機関でこのフィルムを放映することを許可する
日本国はいまいかなる交渉攻防を行おうとも
平和的終結の見込みの無い状況に陥りました。
わたくしたちの、領土、家族、財産
すべてを侵されようとも
わたくしたちの魂までは決して侵されません。
さあ、いまです。行動を起こしましょう
その時が訪れる前に....
楽な方法で行なってください
この映像を直視してください
いかなる場合でも目を逸らしてはいけません
それがあなたの"最高の勝利への方法"です
「自殺のしかた」とみられるフィルム
音楽は「パッヘルベルのカノン」「海行かば」の2パターンが存在。
このフィルムは、日本国と諸外国との間で有事の事態が発生し
いかなる交渉攻防を行おうとも、情勢悪化を回避できず
なおかつ、平和的終結が著しく見込めない場合におけるとき
政府から発令される「最重篤的事態宣言」布告による、
全日本国民の最後の行動を
示唆するものであります。
「最重篤的事態宣言」
が布告された場合
「最重篤的事態宣言」が布告された時
各自治体により、速やかに
バルビツール酸系の睡眠剤が
国内全世帯に送付される
取り決めになっています
バルビツール酸系睡眠剤
これは、非常に強力な睡眠剤です
わずか10ccの服用で
3分で昏睡状態に陥り
5分で心臓がとまり
一切の身体的苦痛を伴うことなく
極めて穏やかに死に至ります
睡眠剤の配備について
わが国にはこのような有事の際に備えて
各自治体単位で「睡眠剤」の配備がされており
布告の際は各世帯への送付が可能になっています。
社団法人「日本国尊厳維持局」は
昭和36年4月に発足した
”人間の尊厳を尊重する”ことを念頭に
「想像し難い重篤な危機的状況」に陥った場合
あなたの人生、誇り、魂、そして
”日本人”として生きてきた事を留意し
いかなる勢力にも屈することなく―
その時が訪れる前に.....
日本国民がともに行動を起こせるよう
設立された団体であります。
ネタバレ注意！
まあ、日本がそんな事態に陥っていない事や、フィルム使用期限の日付が「1972/3/64」となっている事で分かる通り、フェイク映像である。完成度の高さから検索してはいけない言葉の一つとして数えられる。
元動画は2016年10月にニコニコ動画に投稿された「テレビ下北沢の一日2016秋」。
…勘のいい人か、その界隈の人物はお気づきであろう。
あの伝説のホモビデオ、「真夏の夜の淫夢」のパロディ映像である。
ホモガキのくせによぉ、上手いぞ動画作り(空気)
ほんへも面白いのでホラ、364364
