概要
気味が悪いことや、そのさまを指す。
気味とは
- ある事態や物事から受ける感じ。また、その感じた気持ち。きび。「―が悪い」「総て―のよい、きらびやかな、うつくしい、月は」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
- いくらかその傾向にあること。「かぜの―がある」
- 香りと味。「喉(のど)渇き口損じて、―も皆忘れにけり」〈盛衰記〉
- 物事の趣。味わい。「閑居の―もまた同じ」〈方丈記〉
(goo辞書より)
類語「グロテスク」
「グロ」「グロい」の語源。フランス語「grotesque」からの外来語。
「grotesque」は、15世紀にローマの地下遺構で発見された古代の模様に由来し、イタリア語で「古代遺跡」「洞窟」を意味する「grotta」から「grotteschi」と名付けられ、フランス語に入り「grotesque」となった。
この模様は、動植物や人間などを曲線をあしらった異様な模様で、「グロテスク様式」として、ルネサンス・バロック芸術で好んで取り入れられた。
その後、文化や思想など芸術以外の分野でも「グロテスク」という語が用いられ、異様で不気味な印象を与えるものを指す言葉となっていった。
(語源由来辞典より)