概要
沖縄県の県庁所在地である。県名と同じ沖縄市があるのに、那覇市が県庁所在地となっているのは、単純に沖縄市ができたのが割と最近だからである。
沖縄本島南西部に位置し東シナ海に臨む。人口は約31万人だが面積はわずか約41平方km(2024年現在、しかもそのうち約3.3平方kmは那覇空港)で、国内の地方都市としては比較的人口密度が高い。
都道府県庁所在地の面積としては、東京都庁所在地を新宿区(約18平方km)とした場合は小さい方から2位、東京23区とした場合は最も小さく、次の徳島市(約191平方km)を大きく引き離している。
浦添市、豊見城市、南風原町、西原町と隣接している。市街地は控えめに見ても北は宜野湾市、南は豊見城市、東は与那原町まで繋がっていて、意外にも都市圏としては人口70万人以上となり政令指定都市に匹敵する大都市圏である。
本島統一後の琉球王国時代には国王の居城である首里城の外港として発展した。その後薩摩藩による緩やかな支配を受けた後、日本に正式編入する。1879年に沖縄県が設置された際に旧那覇市へ県庁が置かれてから沖縄の政治・経済・文化の中心となった。
第二次世界大戦での空襲とそれに続く地上戦によって大被害を被ったが、米軍の統治下で比較的早く復興した。1954年に首里市と小禄村、1957年に真和志市を編入。2024年現在も市の支所が首里、小禄、真和志に置かれていて旧市村各域を管轄している。
日本への返還後は市内の観光開発と県内観光の入り口として産業政策が行われ、県内最大の商業地となっている。
交通
那覇空港と那覇港が県外・県内各離島への交通の拠点、旭橋にある那覇バスターミナルが沖縄本島内交通の拠点となっている。
空港
鉄道
高速道路
海運
那覇港(那覇埠頭、泊埠頭、新港埠頭、(浦添埠頭:浦添市内))