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台湾

たいわん

東アジアの島国。美称として美麗島、もしくはフォルモサ(ポルトガル語:Formosa、麗しの島)。 
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概要

東アジアにある。東シナ海・南シナ海・太平洋に挟まれ、ユーラシア大陸とは海峡で隔たれている。

また、同島を実効支配する国家「中華民国」を指していうこともある。
中華人民共和国と正当な中国政府の座を争っており、中華人民共和国としては台湾省という扱い。
それに対して、中華民国側は現在の中華人民共和国のほぼ全土(チベット東トルキスタンウイグル〉、南モンゴル内蒙古〉を含む)が領土であるとしている(少し前まではモンゴル<北モンゴル、外蒙古>も自国領だとしていた)。
ただし、かつて中華民国が主張した「大陸反攻」は事実上不可能となっており、李登輝政権以降の台湾では、大陸との統一に反対し、名実ともに独立した「台灣國」としての道を歩むべき、と主張する動きも活発である(台湾独立運動)。

台北市が台湾の中心都市であり、事実上の首都

国家の詳細は『中華民国』の項も参照のこと。

歴史

明朝以前は原住民が住む未開の島だったが、17世紀にオランダの植民地になる。明を滅ぼした清朝に追われた鄭成功がオランダを追い出し、明皇帝の末裔を擁立して初の独立政権を築く。

その後清が鄭氏政権を倒し200年以上も支配、大陸の中国人が大量移住した。
この際平地に住んでいた原住民を混血・同化し、現在の台湾人(本省人)につながる人的集団が形成される。
山岳地帯に住んでいた原住民は同化せずに独自の文化・風習を保ち続け、「高山族」と言われるようになった。

1895年、日清戦争に勝利した日本が統治権を奪取。抵抗する現地住民と戦闘となるも(乙未戦争、台湾征討)、日本陸軍により鎮圧され、1915年の霧社事件を最後に抗日勢力の組織的抵抗は終了した。台湾に統治機関として置かれた台湾総督府は中央集権式の統治を行い、交通や水利、教育などの整備で急速に近代化を遂げ、台湾社会を変容させた。それまでの台湾住人には「台湾人」という概念が存在しなかったが、近代国民国家である大日本帝国の統治によって台湾に国民の概念が浸透した。そして内地出身者である「内地人」に対する台湾出身者の「本島人」という区分が現在につながる「台湾人」というアイデンティティを生み出した。

1945年日本の終戦で、当時中国大陸の代表政権だった国民党の中華民国の統治に移ったが、国民党は国共内戦で中国共産党に敗れて台湾に拠点を置き、大陸側を支配した共産党の中華人民共和国と領有権主張や敗戦処理の帰属の有無やらで対峙。

台湾では国民党の独裁政権下、大陸系(外省人)と台湾系(本省人)の間で軋轢が続いたが、中台の分離状態が固定化するなかで外省人も徐々に土着化が進んでいった。90年代初めの民主的総統選挙と憲法改正がなされ、国民党一党支配は民主進歩党(民進党)との二大政党制へと変わり、今の政体となった。

大ざっぱに言えば国民党は保守・中国志向・親米かつ親中的で、民進党はリベラル・独立志向・親米かつ親日的。だが反共・保守を掲げる国民党が中国共産党との関係強化に熱心、という奇妙な「ねじれ」がある(既に中国共産党は事実上財界優先の保守政党と化しているから、同様に財界優先の中国国民党と仲が良いのは別におかしくないとも言えるが...)。ちなみに、日本やアメリカの親台派の政治家や知識人はほとんどが保守派であり、親中的な国民党は親米派でもあるのでアメリカとの関係上、中国との統合を明確に主張するのは避けている。また、民進党も中国との経済関係への配慮から「台湾独立」を明確に主張するのを避けている。事実上「中国と統合するでもなく、独立するでもない」現状を肯定する空気が台湾の主流を占めているといってよい。

近年

2014年3月18日に、中国とのサービス分野の市場開放を目指す「サービス貿易協定」を批准に向ける、『国民党』の馬英九総統と委員会に反発した300名を超える学生のデモ参加者が、立法院(日本の国会にあたる)議場内に進入し、立法院を占拠した。

中華民国および台湾の歴史上、民衆によって議場が占拠されたのは憲政史上初めてのことである。立法院の外でも、学生たちを支持する市民が数千から数万人ほど集まり、デモを開いており、抗議活動には学生や市民の他にも、台湾最大野党の『民主進歩党』なども学生と歩調を合わせて抗議活動を拡大させている。

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文化

発展がめまぐるしく、首都台北に建っている超高層ビル「台北101」は2004年から2007年まで世界一の高さを誇っていた。

山岳地帯には様々な原住民(日本では「高砂族」と呼んだ方が通じやすいかもしれないが)の独特な文化が残り、温泉も多い。大陸側では文化大革命などで消えてしまった文化や風習があるが、大陸側の影響をほとんど受けなかった台湾では今でも残っている文化や風習がある。

公用語は中国語(北京語)。土着の台湾語は方言の扱い。使われる漢字は大陸の簡体字と異なり、画数の多い繁体字が用いられる。日本の旧字体とほとんど同じであるが、全く同じではない。そのためあちらでは「臺灣」や「台灣」と書かれる。また、日本統治時代にもたらされた日本語が、台湾原住民の異なる部族の間での共通語として用いられることがある。

また、台湾で日本語がよく使われる理由は諸説あるが、国共内戦後台湾島に逃れてきた国民政府軍は島北部を勢力圏とし、島北部では土着の台湾語は禁じられ、北京語を話すように教育を受けた。

国民政府の影響が比較的薄かった島の南部では引き続き台湾語が話されたが、島の南部と北部で言語が異なるため意思疎通に不都合が生じ、じゃあお互い知ってる言語である日本語で話そうか、と言う風になったとか。これは壮年世代以上の場合で、若年層世代はビジネスの為に学んだりすることが多いとか。

旧正月を「春節」といい、花火を使った派手なお祭りが行われる。これは大陸にも残っている習慣だが、台湾のそれは全土で国を挙げての大騒ぎとなり、その大規模なことで世界に知られる。一般の通りを火のついたロケット花火爆竹が乱舞するため、慣れない観光客は好奇心程度では参加しないほうがいい。実際に行っている現地人でさえ、毎年死者まで出ている。
ちなみに「春節」祭のことを、日本のメディアが「世界一危険なお祭り」として報道したところ、すれ違いで台湾でも「世界一危険な祭り」が報道された。日本の岸和田だんじり祭である


代表的な大企業

鴻海精密工業(Foxconn)、ASUSエイサーBenQ、AU Optronics (AUO)、GIGABYTE、クアンタ・コンピュータ、Micro-Star International (MSI)、HTC、裕隆汽車、SYM (三陽機車)、KYMCO(光陽機車)、ジャイアント・マニュファクチャリング、台湾銀行、エバーグリーン・グループ、長栄海運、エバー航空、立栄航空、チャイナエアライン(元中華航空)、マンダリン航空、國泰人壽、新光人壽、新光三越、統一企業グループ、統一超商 (7-eleven)、Formosa Plastics Group

日本との関わり

日本による植民地統治の過去もあるが基本的に親日国であり、親日家も非常に多い。人によっては日本語が通じたりもする。(理由は上述の通り。)
日本統治時代を通して台湾にもたらされた日本文化のいくつかは台湾にも定着しており、また若い世代には日本のアニメ漫画音楽などの人気も高い。
また、野球プロ野球リーグが存在するほどに盛んであり、80年代後半から90年代にかけて、日本プロ野球で活躍した呂明賜、二郭一荘(郭泰源郭源治荘勝雄の三人の事)など日本でも有名な選手は多い。
近年の日本プロ野球の主な台湾出身選手は阪神林威助オリックス許銘傑など、
現在では日本ハム陽岱鋼ロッテチェン・グァンユウ西武郭俊麟などがいる。

日本政府は1970年代に中華人民共和国と国交を結んだ際に中華民国との国交を断交、現在まで中華民国を国家として承認していないものの、官民問わず政治・経済的な交流は続いており、台湾を訪れる日本人観光客も多い。日本の新幹線の信号・車両技術を導入した台湾高速鉄道(台湾新幹線)も台北~左営間に運行中である。車両のモデルは、JR東海JR西日本700系

長期にわたって政権党の位置にあった中国国民党はやや反日だが、多くの国民は非常に親日で、日本語がそのまま通じる場所も多い。1980年代に民主化運動が盛んになるまでは国民党の独裁統治(白色テロ)が敷かれ、政府による住民虐殺事件もたびたび起こり、日本統治時代からの住民(本省人)と国民党とともに大陸から移住してきた人々(外省人)との対立が激しかったが、現在では世代を経て融和が進んでおり、今では外省人でも台湾独立を支持する人は多い。

なお、台湾が「親日」である理由として「日清戦争後に日本に割譲され、台湾の近代化に貢献した」と言われることがあり、これも間違いではないが、それはあくまでも一面的である点に注意が必要。統治下では「外地人(本島人)」として内地人とは厳密に区別され、戦中の皇民化政策で同化に転じたら転じたで台湾の文化が非常に抑圧された事実もあり、第二次世界大戦後に「亡命政権」を樹立した国民党政権の失政により本来なら強烈な反日になる所が相対的に日本統治時代の評価が上がっている面も考慮する必要がある。

教科書等には日本統治時代初期の六三法に代表される武断統治とそれに対する台湾人の武力蜂起や、戦中の日本人への同化と戦争へ動員する「皇民化政策」などへの批判も記されており、必ずしも日本の統治を全肯定しているわけではない(保守論壇の黄文雄氏や金美齢氏など、日本の台湾統治を高評価する有名な台湾出身者がいるため誤解されることもあるが)。

本来台湾の独立派(台湾の独自性を主張する人々)の主流はリベラル派が多く、『オランダから清朝、日本、そして国民党の支配を乗り越えてきた』という歴史観に立っており、中国だけでなく日本など過去の宗主国への反発が強くなっても不思議ではない。それにもかかわらず台湾独立派が考え方の近い日本の左派ではなく、保守・右派と結びつけて語られることが多いのは、一つには李登輝(彼が率いる台湾団結連盟は台湾独立派の中では異端とも言える保守派・日本の植民地統治肯定派の政党である)の存在があり、今一つは、日本共産党が台湾・香港・チベットなどの独立に反対する中国共産党の「一つの中国」論を支持しているからである。

pixiv的台湾

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台湾のユーザー(taiwan、台湾、台灣、臺灣)

タグが示すものの一例

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  • キャラクター名を示すタグ(例:『AxisPowersヘタリア』の台湾さん⇒ただし「気苦労娘」タグのほうが普及)
  • パーソナルタグの代わり(投稿者が台湾のユーザーであることを示すもの)


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