蔡英文
さいえいぶん
1956年8月31日の台湾屏東県枋山郷に生まれ、客家の旧家の出身である。父の蔡潔生はビジネスで成功した人物で、四人とも五人とも言われる複数の女性と家庭を持ち十一人の子をもうけた。蔡英文はその末子である。祖母は台湾原住民のパイワン族の出身で、蔡英文の原住民名は「Tjuku」であるという。
台湾トップの名門大学である国立台湾大学法学部を卒業しており、卒業後はアメリカのコーネル大学ロースクールに留学して法学修士を、イギリスのロンドン・スクル・オブ・エコノミクスで法学博士の資格を取得した。
帰国後に国立政治大学及び東呉大学の教授となり、専門は国際経済法である。
政治的には穏健独立派とみられており、反原発や再分配重視、同性愛者の権利擁護など内政面ではリベラルな社会政策を主張している。一方で中国大陸からの圧力に抵抗するため、外交面では日米両国との関係強化と国防力増強を主張しており、リベラルなタカ派とも表現されるスタンスである。
2012年の総統選挙では、中国国民党の馬英九候補に敗れ、一時党首を辞任するも、2014年に復帰。
2016年1月16日、2016年総統選で与党・中国国民党の朱立倫主席と野党・親民党の宋楚瑜主席を破り、大量リードで初当選を果たした。
2020年1月11日、2020年総統選で再選された。
初の女性総統でもある。
民進党の宣伝活動のなかで堅いイメージを払拭するため、蔡英文氏が萌えキャラ化された(トップ画像)。
ニコニコ動画の民進党公式アカウントから動画が投稿され話題を呼んでいる。
輝き(萌えver)台湾総統選立候補蔡英文(英ちゃん)選挙キャンペーン曲
ちなみに本人はこのキャラについて自虐ネタを交えながらもわかりやすさを絶賛しているそうである。(参考)
また、このキャラクターがDMMのオンラインゲーム『艦隊これくしょん(艦これ)』に登場する霧島にそっくりだと話題になった。