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概要

大東亜戦争において、台湾原住民により編成された日本軍の部隊であり、フィリピンパプアニューギニアなど密林地帯の戦場に投入するために創設された。

隊員は軍属であり軍人ではないが、戦闘に参加し、戦死者の割合が作戦を共にした軍人よりも多かったといわれている。『高砂義勇軍』とも言われる。


特徴

高砂義勇隊の戦闘力は、同僚の日本人兵士も高い評価をしており、特に敵に向かっていく勇敢さと、徹底した忠誠心は日本兵以上とも言われていた。


素直で純真で責任感があり、ジャングルでは方向感覚に優れ、音を聞き分ける能力もあり、夜目が利き、軍靴などは装着せず素足で足音さえ立てずに暗闇のジャングルを駆け回った。


また、高砂族は言語的にはマレー系と近いため、南方戦線では生活様式や言語がよく似た現地人と接触する機会が多く、日本人兵士との橋渡し役も担っていた。


エピソード

  • 日本兵とは気が合い、日本の歌も一緒に歌うくらいであり、東南アジアで作戦中、食料不足で飢えに苦しんだとき、足腰が強くジャングルに強い高砂族の兵士が遙か後方の基地まで食料を取りに行ったが、何日待っても帰ってくる様子がなく、様子を見に行くと基地に向かった兵士は、なんと部隊まであと少しというところで、両手一杯のを抱えて餓死していた。米を持ちながらの餓死であり、普通なら食料を持って逃げてしまうものだが、食糧には一切手をつけなかった高砂義勇兵の心情を思った日本兵は涙を流した。

  • 戦後日本政府台湾の戦後処理で、高砂義勇隊に対して報いずに放置し、戦時中に高砂義勇隊を部下に持った元日本陸軍少尉は戦後の日本政府の薄情さに怒り、「我々日本人の恥である。戦友として誠に忍びない。国が補償しないなら、俺がする。ほんの気持ちだ」と言って高砂義勇隊の部下20数名に10万円ずつ贈り、これに元高砂義勇隊たちは皆涙し、「この金を戴くわけにはいかない」と言って全額を返した。

関連イラスト

冬コミ新刊「高砂義勇隊」スタンレーの夕日(仮題)


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