超サイヤ人
すーぱーさいやじん
悟空「オレは地球から貴様を斃す為にやって来たサイヤ人………
穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士…
超サイヤ人孫悟空だ!!!!!」
ベジータ「……まるで超サイヤ人のバーゲンセールだな……」
1000年に1人現れる伝説の戦士。
どんな天才戦士も超えられない壁を超えてしまうサイヤ人として伝説に残っていた。
ギニュー曰く「血と戦闘を好む全宇宙最強の戦士」で、フリーザもその存在を探っていた。
サイヤ人自体は異常気象で文明が後退する以前のナメック星にも認知されていた種族で、最長老は超サイヤ人の伝説を知っていたことから、少なくとも異常気象でナメック星が滅亡の危機に瀕する時代では他の星にも超サイヤ人の伝説は伝わっていた模様。
容姿
純血のサイヤ人、もしくはサイヤ人の血を引く人間が変身できる形態。髪、眉毛、髭がある者は髭も金色に変色し、瞳は青色(もしくは緑色)になる。また、肌の黒いものは白へと変わる。
ただし尻尾の色に関しては、そもそも本編で変身するのがことごとく尻尾が切れたサイヤ人であるためかイマイチ描写が安定しておらず、初出の『ドラゴンボールGT』においては金色に変化する描写であった(色が茶色のままのシーンもいくらかあるが、ドラゴンボールGTパーファクトファイルの表紙では金色で描かれているため茶色の方が作画ミスと思われる)。
その後のゲーム作品においても金色に変化するものが多いが、『エピソードオブバーダック』や『ドラゴンボールヒーローズ』シリーズ、『ドラゴンボールファイターズ』においては茶色のままとなっている。
そのため、近年は茶色で統一されたのかと思いきや、『ドッカンバトル』や『ドラゴンボールレジェンズ』においてはの金色の尻尾を持つ描写がされているものもある。特にシャロットにおいては超サイヤ人ゴッドの形態で尻尾が赤色に変化している。
これらの不安定さは「尻尾を持つ超サイヤ人」という存在が少ない(特に原作では存在してない)故に、おそらく明確な資料と設定がないものと思われる。
戦闘力
通常のサイヤ人は、変身型種族なので満月を見ると大猿に変身し、戦闘力を10倍に上昇させる。しかし、超サイヤ人になると体の大きさはそのままに、戦闘力は50倍となる。
この50倍の設定に関しては、初出資料である大全集(鳥山は内容にはほぼ無関与)で決定されたものであるが、作者の鳥山明は連載終了の暫くして後に「当初は50倍という話だったが、ちょっと大袈裟で、実際は10倍ぐらいの気持ちで描いていた」とのこと。
ただしこれだと界王拳が超サイヤ人が初登場する少し前には10倍~20倍で既に描写されていた事、その10倍であれば100倍となるし、通常時の10倍であれば界王拳と変わらない事となってしまう為に、具体的な落とし所として設定された数値だったと思われる。
作中で初めて変身した孫悟空は、界王拳10倍で戦いながらもそれまで50%の力しか解放していないフリーザ相手に苦戦していたが、超サイヤ人になってからは戦局を逆転させた。また、「怒りによって覚醒する」という性質から、変身すると軽い興奮状態になり好戦的な性格がより表に出る。
変身後の悟空が述べた言によれば「穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士」で、フリーザはそれを聞き「ベジータになれなかった訳だ」と納得した様子を見せていた。
条件
連載終了後から2013年の映画『神と神』によって原作者の鳥山明によりリブートされるまでの間、大全集を始めとした資料集では「実際には、充分な戦闘力があるサイヤ人であれば誰でも覚醒することが可能」と設定が記されていたが、後述する"S細胞"の新設定により条件は更に付与されている(完全に昔の設定から変更されたかは、旧条件と新条件が矛盾しない要素もあるため不明)。
旧条件を箇条書きすると
・サイヤ人自体の人数が少ない(種の保存本能が働く)
・一定以上の基礎戦闘力を有する(悟空の例では300万)
・極端な感情変化に苛まれる(怒り・悲しみなど)
となる。
物語が進むうちに変身可能な人物が原作でも「バーゲンセール」と称されるほどに増加。アニメオリジナルで更に増加し、ゲームオリジナルまで含めると一部を除く(パン・ブラなど)すべてのサイヤ人が変身できるまでとなった。
S細胞
2018年頃に鳥山によって新たに起こされた設定。
「超サイヤ人という変身はサイヤ人達の体内に流れるS細胞という特殊な細胞が深く関わっている」と語っている。
この細胞はほぼ全てのサイヤ人達の体内に流れており、それがある量に達した時、怒りなどをきっかけに爆発的に量を伸ばし、肉体に変化をもたらすとされ、その現象こそが超サイヤ人なのだという。
しかし、通常サイヤ人達の体内にそれは微量にしか流れておらず、それを増やすには穏やかな精神を保ち続けなければならないとされている。だが、野蛮な心持ちが多いサイヤ人達にそれを実践することは難しいことから、永く超サイヤ人が現れることはなく、遂には伝説となってしまった。
また、例え穏やかな精神だけを持っていても、その量に達することは不可能であり、高い戦闘力と穏やかな精神を併せ持つことで初めて達し、そこに更に激しい怒りが加わることでS細胞は大幅に数を増やし、超サイヤ人へと覚醒する。
悟天やトランクスなどについては、親である悟空やベジータの戦闘能力とS細胞を多く引き継ぎ、さらに惑星ベジータと比べ穏やかな環境である地球で育った(これは悟空や悟飯が覚醒できた要因でもある)結果、幼少期からS細胞を大量に持ち簡単に覚醒可能になったとされている。
実力は確かながら悟空よりも覚醒が大幅に遅れたベジータが覚醒したのも、地球で暮らし始めてある程度経った後だったというのもこれを裏付ける。
変身のコツは、アニメ版『ドラゴンボール超』によると、背中の辺りをぞわぞわさせ(力を集中させ)、それをイメージして広げていくというもの。悟空達は毎回この要領で変身している他、カリフラはこの方法を真似て超サイヤ人に覚醒している。なお、この設定はアニメ版にしか出てきていないが鳥山明直々の設定である。
恐らく偶然だが、人造人間編で悟飯が超サイヤ人2に覚醒する際も「ぞわっ ぞわぞわ…」という擬音が表記されている。
『超』では、悟空たちが生きる宇宙「第7宇宙」以外の宇宙に存在する別の世界「第6宇宙」のサイヤ人も登場。
こちらのサイヤ人も同様に超サイヤ人に覚醒可能…どころか、上記の「背中の辺りをぞわぞわさせる」という良く分からないようなコツを聞いただけでその場であっさりと覚醒を果たしてしまっている。
これは、第6宇宙のサイヤ人は第7宇宙と違って非常に穏やかな種族であり、覚醒の下地が整っていたためだと思われる。
物語進行に伴い派生・強化形態が出現。原作では超サイヤ人3まで登場している。
その後の未来を描いたアニメオリジナル作品の『ドラゴンボールGT』では超サイヤ人4も登場。
原作者鳥山明氏が直々に手がけた劇場版作品『神と神』『復活の「F」』では全く方向性の異なる進化として「超サイヤ人ゴッド」、「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)」が登場している。
超サイヤ人
超サイヤ人の基本形態。金髪碧眼になり逆立ち、全身から金色のオーラが迸る。「超サイヤ人を超える」という理念の元、その後様々な段階へと派生、分岐していった。
第1段階
高揚(精神的に落ち着かない)状態になり好戦的な性格が特徴で、中でも悟空は一人称が「オレ」に変わり、訛りも消える。
通常時より飛躍的に戦闘力が増大(50倍とされる)し、悟空は20倍の界王拳を使っても苦戦していた50%状態のフリーザを圧倒、100%のフリーザとも互角に渡り合った。また、トランクスはパワーアップしたというメカフリーザを瞬殺するほどの実力を見せつけた。その後、3年間の修行でベジータもこの域に到達する。
しかし、悟空、ベジータ、トランクスともに人造人間17号・人造人間18号、そしてセル(第一形態)には敵わず、さらなるパワーアップの道を模索していくこととなる。
第2・第3段階と比べて総合的なバランスでは一番安定した状態であり、その安定性に目を付けた悟空によってフルパワー(第4段階)へと派生していくことになる。
第2段階
パワーとスピードが第1段階より大幅に増した形態。筋肉が膨れ上がり、逆立った髪の毛が広がる。ただし、体への負担は第1段階以上にかかる。
悟空、ベジータ、未来トランクスが変身。初変身したベジータは、強さへの絶対的自信から自らを「超ベジータ」と呼称している。
17号を吸収しさらにパワーアップしたセル(第2形態)を赤子扱いするほどの強さを見せつけるも、完全体となったセルには全く歯が立たなかった。
第3段階
第2段階よりもさらに筋肉が膨れ上がり、大幅にパワーアップした姿。髪型はより激しく逆立つ。
セル曰く「パワーだけなら(完全体の)自分を完全に超えている」とのことだが、「だけなら」と付け加えられた通り、膨れ上がった筋肉のせいで攻撃力の向上というメリットを帳消しにして余りあるほどにスピードが犠牲になってしまう上、体力も第2段階以上に消耗してしまうという弱点を抱えている。
この形態はトランクスが完全体セルとの戦いで披露したが、前述の弱点のために一切攻撃が当てられず完敗を喫してしまう。トランクスは事前に「俺は父さんを超えてしまった」と語っていたが、この形態のパワーだけを見て勘違いしていたものである。
セルもこの弱点に気づいており、同様の変身を披露したうえで「こんなパワーだけに頼った変身ではそれ以外何も生み出せない」と語り、すぐに変身解除した。しかしその後悟飯との戦いで逆上した際には……。
ゲーム等では、上記のベジータに倣って「超トランクス」と呼ばれる。
一応、悟空とベジータもこの形態への変身が可能ではあるが、こちらの二人は上記の欠点に気付いており、あえてこの変身をしなかった。ただし、悟空は精神と時の部屋でのみ試しに変身している。
なお、この変身をしたトランクスは口調がいつもより少し乱暴になっていた。
第4段階(フルパワー)
超サイヤ人のフルパワー形態。
第2段階、第3段階のような「パワーの引き上げ」に傾倒した強化では、前述の通りデメリットが大きすぎると判断した悟空が、変身時の興奮状態を抑えることや身体の鍛え直しといった徹底した基礎固めに徹した修行を行うことで、超サイヤ人のポテンシャルを余すことなく引き出せるようになった(おそらく形態名の「フルパワー」はここに由来している)、言わば「第1段階の純粋な発展系」。
常に超サイヤ人でいるなどの修行を行うことで第1段階を徹底的に慣らした形態であり、変身段階としては第1段階と変わらない。しかし大全集等の一部資料集では、フリーザとの戦いで悟空が目覚めた形態を第1段階、精神と時の部屋での修行にて悟空と悟飯が会得した形態を「フルパワー(第4段階)」として区別されている。
強さでも第2、第3段階を遥かに上回っており、完全体となったセルにも太刀打ちできる。魔人ブウ編までには、超サイヤ人に変身できる全員(トランクス・孫悟天含む)がこの形態に移行出来ており、加えて厳しい修行を続けた悟空、ベジータにとってセルなど物の数ではない扱いとなっていた。
『神と神』公開後の鳥山氏の発言によると、後述の「超サイヤ人2や3は超サイヤ人の進化のバリエーション」に過ぎず、前述の超サイヤ人を極めた方が強くなれると悟った悟空はもう今後2や3にはならないだろう、とのこと。しかし『超』では小手調べの場合に限って2、3を披露している。
超サイヤ人2
"超サイヤ人を超えた超サイヤ人"。超サイヤ人の第4段階を純粋に強化したような形態。
筋肉の膨張もなく気と身体能力が大幅に強化される。
超サイヤ人からの見た目の変化は少ないが、髪の毛がより細かく逆立ち、悟空、悟飯(少年期)は前髪も変化、オーラにスパークが走る。また、上述の超サイヤ人第4段階への修行で身体を慣らしており平静を保てていた悟飯でも、落ち着きのない状態と好戦的な性格が復活する。
「超サイヤ人2」の名称は魔人ブウ編の悟空の発言より名付けられたもので、それまでの一部書籍では上記の超サイヤ人の派生として「超サイヤ人第5段階」などの名称が用いられた。
戦闘力は前述の超サイヤ人の2倍(通常時の100倍)。
セルに人造人間16号の頭部を踏み潰され、とうとうキレた孫悟飯が初変身。
すべてにおいて超サイヤ人第4段階を上回る強さを見せ、完全体のセルを圧倒した。また、その後サイヤ人の細胞(死の淵から這い上がるとと強さが増す)により強化復活したセルも、同様のスパークを纏った変身(パーフェクトセル)をしている。そして数年後に悟空とベジータも修行を積んでこの形態へ到達。修行による克服か、性格の変化は見られない。
超サイヤ人3
"超サイヤ人を超えた超サイヤ人をさらに超えた超サイヤ人"。髪が大きく伸び、眼窩上隆起が起こり眉毛が無くなる。また、悟空のみ瞳に瞳孔が描かれる。
一部資料では超サイヤ人2の4倍(通常時の400倍)の強さとも言われており、パワー、スピード、タフネス、気の出力いずれに於いても優れた形態だが、エネルギーの消耗が特に激しく、長時間変身し続けることが出来ない。元々はそういった身体への負担の概念がないあの世で悟空が開発した形態である。
天界で修行をした悟空が魔人ブウ(無邪気)を前に披露する。初変身では、変身するだけで地球全体が震えるほどのすさまじいエネルギーを放出していた。魔人ブウ(純粋)とのラストバトルでもこの形態になって戦った。
悟空は超サイヤ人2の魔人ベジータが全く敵わなかった魔人ブウ(無邪気)を倒せる強さを持っており、ゴテンクスに至ってはさらに強い魔人ブウ(悪)を圧倒できる。しかし制限時間のため倒すには至らなかった。
原作では悟空とゴテンクスしか変身できなかったが、原作『ドラゴンボール』における最強の形態であるためか近年のゲーム作品では多くのキャラクターがこの形態に変身し、『ドラゴンバトラーズ』や『レイジングブラスト』ではベジータやブロリーが覚醒し、さらに『ドラゴンボールヒーローズ』では未来トランクスやゴテンクス青年期 など現実的に(多少は)可能性があり得そうなサイヤ人から始まり、サイヤ人なら何でも構わんとばかりに果ては超サイヤ人に変身すらしていなかったラディッツやナッパまでをもこの超サイヤ人3に変身させるに至ってしまった。
「……まるで超サイヤ人3のバーゲンセールだな……」
超サイヤ人4
アニメオリジナルである『ドラゴンボールGT』にて登場。大猿の力がベースの最強の戦士。黄金の大猿に変身して理性を保てた超サイヤ人である悟空とベジータが変身した。超サイヤ人4同士でフュージョンし、ゴジータになることも可能である。
これまでの超サイヤ人とは異なり黒髪(ゴジータは赤)で、体が赤い体毛に覆われているのが特徴。何故か衣服の一部が変化するほか、目の周りが赤く縁取られる。3と異なり眉毛は顕在で、体毛、瞳の色は変身する人間により微妙に差異がある。
なお、ベジータのように尻尾がない場合はサイヤ人を大猿に変化させる「ブルーツ波」を過剰に浴びないと変身できない。尻尾がある『GT』の悟空は自由に超サイヤ人4に変身することができる。
この姿になると子供の姿にされていた悟空が大人へと戻るが、これは「超サイヤ人4の力が悟空を小さくした究極神龍の力を上回ったことを表現したかったから」らしい。
『GT』では悟空、ベジータ、ゴジータのみの形態だが、『ドラゴンボールヒーローズ』シリーズでは、ブロリー、悟飯、バーダックも変身している。
「サイヤパワー」と呼ばれるサイヤ人のみが持つ気を受け取ることで、回復やさらなるパワーアップが可能である。このサイヤパワーがS細胞に起因するものかは不明だが、根本的に『GT』は鳥山が設定に無関係の可能性もある。
超フルパワーサイヤ人4
サイヤパワーを限界以上に吸収するか、ブルーツ波を大量に浴びることで、超サイヤ人4のフルパワーに達した状態。明確に新形態として設定されたものではなく、単にフルパワーに到った悟空がそう名乗っただけであり、一部を除き、その後は殆どの媒体で「超サイヤ人4」で通されている。
外見にこそ変化は見られないが、それまで敵わなかった一星龍を圧倒する強さを持っている。一部資料によると超サイヤ人4となったベジータは悟空と互角であるとされており、変身時点ですでにこの超フルパワーサイヤ人4の状態に当たると推測される。
『ドラゴンボールヒーローズ』ではブロリーが「超サイヤ人4フルパワー」という変身をするが関連性は不明。ブロリーの筋骨隆々の体が更に膨れ上がり青筋が浮き上がっている。
伝説の超サイヤ人
ブロリーが変身する、悟空達とは別進化を遂げた「最も血と殺戮を好む純粋なサイヤ人」。
バーゲンセールになってしまった悟空たちの超サイヤ人とは違い、「1000年に1度生まれる、血と戦闘を好む全宇宙最強の戦士」という、超サイヤ人の伝説通りの姿とされるためこう呼ばれる。
原作には登場しない劇場版アニメシリーズオリジナルの変身。
第3段階の超サイヤ人以上の筋肉の膨張と、白目をむき、黄緑色(映画二作目では金色)の異様なオーラを纏った外見が特徴で、映画を観た多くの子供達(とベジータ)を恐怖に突き落とした。
超サイヤ人第3段階とは異なり、外見に見合ったタフネスを持ちながらスピードが落ちることがない。身体への負担などは不明だが、劇中の様子からするとほとんど負担はかかっていないと思われる。時折パワーを暴走させて気弾を乱射するなどの描写からして、この時のパワーはブロリー本人も制御出来ていないのだろう。
超サイヤ人(暴走)
第6宇宙の女性サイヤ人ケールが変身するブロリーと瓜二つの超サイヤ人。
作中ではブロリーと同様の変身なのかは明言されていないが次回予告で悟空が(しれっと)「伝説の超サイヤ人」と発言したほか、「最強ジャンプ」での公式設定画や漫画版では「伝説の(超)サイヤ人」と表記されいた。メディアとしては「超サイヤ人(暴走)」、ゲームは「ケール(暴走)」「暴走」などの表記がされている。
(既に神の力をモノにしている)超サイヤ人2の悟空を圧倒し、超サイヤ人ブルーのかめはめ波を全身に浴びても一切のダメージを見せない頑丈さを誇る。当初はただひたすらに暴れ回っていたが、後に力はそのままで凶暴性だけを抑えたコントロール状態を会得している。こちらは扱いとしては通常の超サイヤ人や超サイヤ人2と同等だが、暴走状態の面影を残した姿になっている。
超サイヤ人フルパワー
劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー(BROLY)』で、超の時空におけるブロリーが変身した姿。
上記の「伝説の超サイヤ人」に相当する変身だが、本作では旧作の様な名称や設定はなく、単にブロリーのフルパワーの姿として扱われている。ゲームなどの媒体では「超サイヤ人フルパワー」と表記されている。
戦闘力としては孫悟空とベジータのフュージョン、ゴジータとの最終決戦で覚醒し、異次元の中で超サイヤ人のゴジータ相手に優勢になり、彼に超サイヤ人ブルーへの変身を決意させた。
超サイヤ人ブルーのゴジータ相手には敵わず一撃もダメージを与える事が出来なかったが、それでも最後まで彼の動きに付いていき、更に彼からの全力の猛攻を何度食らっても致命傷になる事なく立ち上がるなど尋常じゃない頑丈さを誇った。
戦いの後、悟空から「多分ビルス様より強いぞ」と評価されている。
本作は鳥山明が脚本及びキャラクターデザインを行っているが、この変身は鳥山明の原案には登場せず、作画監督の新谷直大が旧作を意識し独自に追加した姿である。近年の鳥山明の作風に合わせ、大きくなり過ぎない範囲で大きく見えるように調整されている。
超サイヤ人ゴッド
「サイヤ人が神の域に達した姿」であり、赤髪かつ炎のような比較的穏やかで赤いオーラを纏っている。これまでの形態と違って髪型の変化が全くなく多少身体が若返り引き締まる。加えて、瞳が大きく瞳孔のある赤目へと変化する。
超サイヤ人と名のつくものの、その実体は従来のものとは全く異なり、「正しい心を持つサイヤ人に、他5人の同じく正しい心を持つサイヤ人が心を注ぎ込む」事でこの姿となる。
一見いとも容易い条件に思えるが、本来「正しい心を持つサイヤ人」という存在自体が極めて稀であるため、それが6人集まる必要があるというのはかなり難しい条件である。歴史上、過去に一度だけ生まれていた。
原作者である鳥山による原作系列に置ける本当の「伝説の超サイヤ人」。
宇宙に残っている伝説の戦士の多くの情報に関しては凶暴な側面の情報が多い為、通常の超サイヤ人を指していると思われるが、フリーザ軍が調査していた際に超サイヤ人とゴッドを別に調べていた為、フリーザは父コルド辺りから情報を得ていた可能性がある。
戦闘力はこれまでとは比べ物にならない程上昇し、超サイヤ人3で手も足も出なかった宇宙規模の力を持つ破壊神ビルスともある程度戦える。しかし、この変身には厳しい時間制限がある上、悟空曰く「無理して強くなっているため、非常に疲れる」とのこと。ただし一度ゴッドの力を体感することで、その強大な神の気を我が物とし、ゴッドに変身しなくても十分過ぎる強さを手に出来る。
漫画版でこの形態でビルスと戦った際には、余波が界王神界まで届いており宇宙全体が破壊されかねない状態に陥っていた。
破壊神シャンパ編でのヒットとの戦いで悟空が独力で変身して戦っている他、“未来”トランクス編でベジータもこの形態に独力変身している。
その後、アニメ版でも独力で変身可能な設定が取り入れられ、宇宙サバイバル編で第11宇宙のディスポ達との戦いで悟空が変身し、後述の超サイヤ人ブルーと切り替えながら戦った。両者共に独力変身後は超サイヤ人ブルーと比べ身体スペックや火力はやや劣るが、その分スタミナと気の消費が少ないという部分が強調されている。
独力で変身可能になってからは変身後も特別疲れた様子を見せることはなかったが、時間制限が無くなったのかは依然として語られていない。
強さ以外に特筆すべき点として、神の領域に達するため、神族や同じ領域の実力者以外には戦闘力(気)を感じ取れないという点がある。これは、気の質が変化し、クリアで質の高いものになるためだとされている。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人 / 超サイヤ人ブルー
超サイヤ人ゴッドの力を身体に馴染ませ取り込んだ状態から、さらに超サイヤ人に変身すると至る形態。悟空、ベジータ、ベジット、ゴジータが変身可能。
青く穏やかなオーラを纏った青髪の超サイヤ人であり、この青は鳥山明氏曰く「ある限界を超え、強く、そして冷静に戦えるようになった」ことを表しているらしい。
その強さはただでさえ規格外の超サイヤ人ゴッドを遥かに上回り、超サイヤ人ゴッドと同じ神の気を持つが厳しい時間制限などもない。アニメ版「超」では「強さと穏やかな心を併せ持ち、気のコントロールを極めた」変身だと語られ、デメリットは下位の超サイヤ人より気の消耗が多少大きい程度で、悟空は相手の実力を問わずよくこの変身を披露している。
漫画版『超』では、エネルギー消費が非常に激しく連続した変身には向かないと設定され、悟空は同レベル、もしくはそれ以上の相手にしか披露せず、自分以下の場合はギリギリまで披露しなかったり、すぐに変身を解除し下位の形態に切り替えていた。作中ではこの弱点を克服するのが大きな課題となり、悟空とベジータは、ゴッドとの併用や溢れ出る気を体内に抑え込むなど試行錯誤を重ねた。
名称については鳥山明の設定画では「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」、初登場となった『復活の「F」』では「超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人」と呼ばれていた。その後漫画版『超』で、あまりにも言いにくいためウイスが「超サイヤ人ブルー」と改名し、アニメでもベジータがキャベにこの形態を「超サイヤ人ブルー」と説明し、以降は漫画、アニメは共に「超サイヤ人ブルー」で通されている。だが、ゲームやフィギュア、関連資料等では未だに「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」もしくはそれを短縮した「超サイヤ人ゴッドSS」 「SSGSS」と表記されることが多い。
超サイヤ人ロゼ
ゴクウブラックが変身する超サイヤ人。ロゼ(rosé)とはフランス語で「薔薇色の、ピンクがかった」という意味であり、その名の通り髪の色はピンクである。
アニメ版ではその性質は語られなかったが、漫画版では超サイヤ人ブルーと同じ性質の変身とされており、サイヤ人が超サイヤ人ゴッドを超えた場合は青、神族が超サイヤ人ゴッドを超えた場合に淡紅色になるとされている。つまりサイヤ人の肉体を持った界王であるゴクウブラックにしか成り得ない変身となる(サイヤ人が界王になっても恐らくこの形態にはなれず、界王がサイヤ人になるという本来意味不明な状況が発生した場合にのみこの形態が発現する)。
同じ類の変身形態でありながら通常時の戦闘力の違いにより超サイヤ人ブルーを上回る強さを持ち、実際それに変身した悟空とベジータを殺害手前まで蹂躙する実力を披露した。アニメ版では、その後特訓してさらに力を上げたベジータの超サイヤ人ブルーに圧倒される姿を見せたが、その際悟空達の超サイヤ人と同じく怒りの感情を力に変え、さらなるパワーアップを果たしている。
漫画版では独自の設定として超サイヤ人ブルーは気の消耗が非常に激しい形態とされているが、同じ種類の変身である超サイヤ人ロゼはそういった欠点は明示されておらず、戦闘の際には常に変身していた。修行したベジータとの戦いでは、アニメ版と違い彼は大きなパワーアップはしていないものの消費の少ない超サイヤ人ゴッドを併用し、攻撃の際など一瞬に絞って超サイヤ人ブルーの力を発揮し気の消費を抑えるという戦法を身に着け、それにより敗れた。
擬似超サイヤ人
劇場版において、スラッグと戦う悟空が初変身した形態。髪は逆立ち、金色のオーラをまとい、白目をむく。まだ超サイヤ人の正体が明らかになっていない時に覚醒した姿。
あくまで「擬似」であるため、変身の維持が短いうえに非常に不安定な形態であり、長時間の戦闘に向かない。理性も失いやすい欠点もある。しかしながら超サイヤ人の片鱗を感じさせる強さを見せ付け、それまで歯が立たなかったスラッグを圧倒している。
また、あの世一武道会編にてフリーザの命により襲い掛かってきたギニュー特戦隊達を抑える際にも、金色のオーラで黒髪が逆立つというこの形態と似たような姿を披露している。ただし、次回予告では普通の超サイヤ人だったため作画ミスである可能性や、決勝戦のパイクーハンとの戦いの時「パイクーハンが超サイヤ人状態を初めて見る」という展開だったため、その展開にすることを予告時点では決まっていなかったため、放送直前に急遽変更した可能性もある。
超サイヤ人(制御装置付き)
パラガスの制御装置が付いた状態でブロリーが超サイヤ人に変身した姿。超サイヤ人本来の金髪ではなく青色の髪をしている。同じ髪の色だが超サイヤ人ブルーとは一切関係ない。
一部雑誌などでは悟空達の超サイヤ人とは別の進化を遂げた姿と解説されている。なお、この形態ですでに南の銀河を破壊しつくす力と超サイヤ人のベジータの攻撃を受けてもビクともしない屈強な肉体を持っている。続編では制御装置が外れたためか、普通の超サイヤ人になっている。
超界王拳
呼び方は「スーパー界王拳」。超サイヤ人の状態のまま界王拳を用いたアニメオリジナルの形態。あの世一武道会編でパイクーハン相手に悟空が使用した。
作中で倍率を語っていない事から、通常の界王拳を使用したものと思われる。のちに通常の超サイヤ人では体に負担がかかりすぎるため不可能な技と老界王神に指摘されるが、この時はあの世で体に負担がなかったから実現できた形態なのだと推測される。
アニメではほんの一瞬のみの変身で、その後は一切変身していない。
悟空の他、ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』ではベジット:ゼノが使用している。
超サイヤ人ブルー界王拳
アニメ版『ドラゴンボール超』に登場。超サイヤ人ブルー状態のまま、界王拳を用いた悟空固有の形態。身体に変化はないものの、青いオーラに加えて赤いオーラを放つ様になる。
悟空はビルスとの再戦に備えて本形態を開発しており、ヒット戦で初披露し、彼の成長し続ける時飛ばしを打ち破るために発動。匙加減を一歩間違えれば気が暴走して最悪死んでしまうところだったが成功し、完璧にコントロールするに至った。
この時、今まで超サイヤ人と界王拳を併用しなかった説明がされており、老界王神曰く 「身体に無理を強いる超サイヤ人の状態に界王拳を上乗せして使うなんぞ命を捨てる様なものじゃ。だから彼奴は長い間界王拳を封印してきたのじゃろう」 との事。そして悟空は 「でも出来るんじゃねェかと思ってよ 強さと穏やかな心を併せ持ち、気のコントロールを極めた超サイヤ人ブルーならな」 と答えた。
界王拳をブルーに上乗せしたことでさらに力が上昇、超サイヤ人ブルー状態のベジータを圧倒できるヒット(本気ではない)をも上回り、合体ザマスにすらダメージを与えた。ヒット戦では10倍まで使用したが合体ザマスに使った時の倍率は不明。
ビルスでさえ、この姿を見て「あれを、ボクに使おうとしていたのか...!!?」と焦りを覚えていたことから、戦闘力はブルー10倍界王拳の時点で普通のブルーでは到底敵わない破壊神に迫るレベルと思われる。
今のところジレン戦で披露した20倍が最高倍率である。
ジレンにはその20倍ですらダメージを与えることは出来ず、更にこの状態で押し切ろうとした元気玉すらも跳ね返されてしまうが、その元気玉が自らの身体に直撃したことで悟空はその危機的状況から新たな領域である身勝手の極意の力を習得している。
漫画版ではヒット戦では使用せず、ジレン戦で初めてこれに相当するパワーアップを悟空が披露している。ただ悟空本人から界王拳とは明言されておらず、天津飯が「界王拳と同じ原理」と述べるにとどまっている。
評価はあまり良くなく、ウイスからは「力の前借り」「まったくの見当違い」と指摘され、ジレンからは「体に無理をしたパワーアップなど使いこなせる訳がない」と酷評されている。その言葉通りジレンには全く通用しなかったが、悟空はこの時の反省と亀仙人からの教えを受け、身勝手の極意の力に目覚めている。
悟空の他、ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』ではベジットブルーが変身している。こちらの最高倍率は語られていない。
超サイヤ人怒り / 超トランクス
アニメ版『ドラゴンボール超』でトランクスが覚醒した新たな姿。漫画版には登場しない。
髪の色などは従来の超サイヤ人と同じ金色ではあるものの、金色のオーラの内側に超サイヤ人ブルーの様な青色のオーラをまとうようになる。
変身の際には一瞬筋肉が膨張してから通常の超サイヤ人と同じぐらいに収縮する。髪は通常の超サイヤ人のよりも少し長めで、超サイヤ人第3段階の時のように鋭くはねている。覚醒後すぐは白目だったものの、時間が経つにつれ瞳が現れるようになった。
戦闘力は超サイヤ人ロゼのゴクウブラックとある程度戦えるレベルになったが、フルパワーの彼にはまだ及ばない。合体ザマスとの最終決戦では悟空やベジータ、そして地球の人々の元気を吸収し更にパワーアップ。オーラは青一色となり、その気を剣先に集中させた結果、ベジットブルーでも斃しきれなかった合体ザマスを切り裂くまでに至った。
この形態の名称は特に定まっておらず、アプリ『ドッカンバトル』では「超サイヤ人」、公式フィギュアでは「超サイヤ人2」として扱われている一方、ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』では「超サイヤ人怒り」、BDBOX購入特典の「SETTING ART BOOK」では「超トランクス」として区別されている。
超サイヤ人ブルー・完成形
漫画版『ドラゴンボール超』で登場。合体ザマスとの闘いで悟空が初披露した。
漫画版では独自の設定として超サイヤ人ブルーは非常にエネルギー消費が激しい形態とされており、その原因が常に体の外に溢れ出ているオーラにある為、それを体内に完全に押さえこもうとした姿。抑制直後は身体から湯気が舞い、その後は青いオーラを放たなくなる。
この姿になったことでブルーが本来持つ力を全て発揮できる様になり、合体ザマスと互角以上の戦いを繰り広げた。ただし、ぶっつけ本番だったこともあって身体への負担は非常に激しく、抑え込んでいるブルーの力が制御しきれず暴走しかねない状態でもあった。
関係性は語られていないが悟空の場合はこの姿でビルス達破壊神が使用する特殊技「破壊」を使用している。
ザマスとの戦いの後、ベジータも修行によりこの姿を習得し、ビルスとの組手で油断した彼の顔面に一発食らわすことに成功した。だがその後ビルスが怒りを見せると瞬く間に鎮圧され、ベジータ本人も「全く歯が立たなかった」と述べている。
作中では名称は語られていないが、ベジータが「超サイヤ人ブルーの完成形」と言い表している。
なお漫画版のみの変身のため、アニメやゲームなどには登場していない。ただ例外として、ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』では「破壊」を使う悟空のカードが存在する。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・進化 / 超サイヤ人ブルー進化/強化
アニメ版『ドラゴンボール超』の宇宙サバイバル編でベジータが覚醒した新たな姿。
力の大会で勝ち残りキャベ達を生き返らせるため、自身の限界を突破したことで覚醒した。
ブルー特有の青い髪やオーラがより濃い色へと変化し、全身が光り輝く。その他、体型は少し筋肉質になり、瞳が身勝手の極意の時の状態と似たものになる。
悟空が覚醒した身勝手の極意とは別の方法で限界の突破を試みたベジータ独自の変身で「今迄の超サイヤ人ブルーを遥かに凌駕する力を我が身に集約させた」姿だと大神官は解説しており、ピッコロは超サイヤ人ブルーのその先の力だと語っている。
戦闘力はそれまでの超サイヤ人ブルーと互角の実力を持っていたゴールデンフリーザと人造人間17号の2人を相手に圧倒していた破壊神トッポと互角以上の戦いを繰り広げられるレベル。またジレンとの戦いでは超サイヤ人ブルー20倍界王拳の悟空に引けを取らない猛攻を見せ、最低でも彼と同レベル以上の実力であることが窺える。
作中では名称は語られていないが、ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』やDBオフィシャルサイトでは「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・進化」、『ドッカンバトル』では「超サイヤ人ゴッドSSベジータ(進化)」、BDBOX購入特典の「SETTING ART BOOK」では「超サイヤ人ブルー強化」として扱われている。
漫画版では、これと同じ立ち位置の変身が登場。アニメ版ほど大きな変化はなく濃い青色のオーラを纏っているのが特徴的。
覚醒の経緯はアニメ版と似た理由で、戦闘力はジレン曰く身勝手の極意(兆)の悟空の次に強いとのことで、悟空はこの少し前に超サイヤ人ブルー界王拳に相当する変身を披露しており、つまりこのベジータの姿はその時の悟空よりも強い事になる。
こちらも作中で名称が語られず、更に漫画版以外の媒体に登場していないため、正式名称が設定されていないのが現状である。
また、スーパードラゴンボールヒーローズにてゴジータも進化を果たした。
ブロリーゴッド
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「ザ・リアル4-D at超天下一武道」に登場するブロリー固有の形態。長年地獄で悟空への恨みを募らせ、それが遂に神の領域にまで辿り着いた姿。命名は悟空によるもの。
伝説の超サイヤ人と同じく非常に筋肉質な体形をしており、髪型は超サイヤ人3に近い。相違点としてはこちらは眉毛が存在し、髪のボリュームは3以上に増し前髪まで長くなっている。また、ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』にコラボ参戦した際に作られた3Dモデルでは通常のブロリーと比べ、浅黒い肌となっている。
その戦闘力は当時の超サイヤ人ブルーの悟空やベジータを遥かに上回る。
超サイヤ人・暴走
ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場する本作オリジナルの悟空の姿。
悪のサイヤ人・カンバーの悪の気に触れ、侵食・洗脳されたことによって、暴走した状態。浸食される前に超サイヤ人2で戦いを挑んたため、ベースは超サイヤ人2となっている。
カンバーと同じように禍々しい悪の気を放ち、白目をむいている。PRアニメ版では肌の色が通常時に比べ、少し褐色になっている。
ゲーム、アニメ共にゴールデンクウラとなったクウラによって鎮圧化され、元の姿に戻った。
さらに宇宙創成編では超サイヤ人ブルーになったベジータと悟空がこの形態になった。
なお、ケールの変身する超サイヤ人(暴走)とは全く別の形態である。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・暴走
ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場するオリジナル形態。上記の『超サイヤ人・暴走』の超サイヤ人ゴッド超サイヤ人バージョン。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・バリヤー
ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場するオリジナル形態。上記の『超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・暴走』にならない様にカンバーの悪の気を弾くための姿。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・暴走制御
ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場するオリジナル形態。上記の『超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・暴走』を制御したベジータ専用の姿。
超フルパワーサイヤ人4・限界突破
『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場する超フルパワーサイヤ人4の更に上の変身。
従来の超サイヤ人4の状態から更に髪に赤みがかかる。
新たに誕生した強化版ジャネンバに対抗すべく、超サイヤ人4の孫悟空:ゼノとベジータ:ゼノに超サイヤ人ブルーの悟空とベジータ、超サイヤ人ゴッドのトランクス:ゼノ、パン:ゼノの4人の気を与えた事で覚醒した。
それまでだった劣勢だったジャネンバを圧倒し最後は龍拳でとどめを刺した。
神の気を持つ悟空達の気を得て覚醒した点や髪に赤みがかかる事から超サイヤ人ゴッドを彷彿させるが関連性は作中では特に語られていない。またGTでは超サイヤ人4のゴジータの髪色が赤だったが、こちらも現状関連性は特に語られていない。
超サイヤ人ロゼフルパワー
紅き仮面のサイヤ人が変身する超サイヤ人ロゼの強化系。超サイヤ人4と同じく尻尾が生えており、これまた超サイヤ人4と同じく目の周りに縁がある。また、髪型は超サイヤ人ロゼ3と同じだが超サイヤ人ロゼ3と違い眉毛がある。
その他
- オニオ
- ヤモシ
サイヤ人孫悟空の妻で地球人のチチは超サイヤ人を快く思っておらず、「金髪に染める=不良」で片付けてしまっている(厳密には超サイヤ人が「闘うための変身」であることは理解しているため、闘いやそれに備えた修行の中で変身することについては特に難色は示していない)。
ゲーム『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』内におけるキャラクター図鑑ではその描写が顕著。ただし超サイヤ人4だけは悪く考えていないようだ(おそらく黒髪のままのため。ただしベジータに対しては変態呼ばわりしている)。
21世紀に突入し、現在では染髪の敷居が低くなったが、連載当時は髪を染めるのは不良だというのが大人の社会の常識だったのである。
「変身によるパワーアップ」というのは、スーパー戦隊に着想を得たもの。更に言うと、「金髪碧眼になる」という発想の根源は「(黒髪のベタ塗りの必要が無くなって)作画の手間を省けるから」という割と身も蓋もないリアル事情からきているらしい。
元々、鳥山先生はカラーになっても白髪だという認識だったらしいが色塗り担当が金髪に塗っていたことを知り驚いたという。
怒りやパワーアップ状態の分かりやすさから多くのオマージュはもちろん、よくパロディもされている。
現在では、その知名度から超サイヤ人はパワーアップ状態の象徴にもなっているので、他作品のパワーアップ状態のことを差して「いわゆる超サイヤ人状態」と呼ぶことも多い。
自他問わずパロディギャグで普通の人間が超サイヤ人になる事も多く、スッパマンや野原みさえ(スーパーサイヤ母ちゃん)などが変身している。
また、悟空が変身したのが超サイヤ人であるのが判明したのは漫画での第318話。奇しくも318=サイヤという語呂合わせであった。
原作ストックが無くなり、アニオリ回や演出による引き伸ばしが常套手段になっていた『ドラゴンボールZ』時代のアニメでは制作時には「スーパーサイヤ人」のフレーズが定着していなかったのか、アニメ第54話においてフリーザの原作セリフ「超サイヤ人にでもなられたら厄介ですからね…」の箇所をフリーザ役の中尾隆聖は「ちょうサイヤ人に〜」と言ってしまっており、当時の制作環境がいかにカツカツだったかが窺い知れる内容となっている。
リメイク版にあたる『ドラゴンボール改』では当然「スーパーサイヤ人」よみだが、動画配信サービスやソフト版での『ドラゴンボールZ』では当時のまま「ちょうサイヤ人」と発しているので、興味がある方は聞いてみることをお勧めする。
なおその後、タイトルに「超サイヤ人」が使われたZ・66話以降では「スーパーサイヤ人」と言われているので、「ちょうサイヤ人」が聞けるのはおそらくZ・54話のフリーザのみである。
既存サイヤ人の更なる超サイヤ人化
pixivでは、「もしも超サイヤ人になれるキャラが他の形態に変身できたら」「もしも劇中で変身を披露しなかったキャラが超サイヤ人になったら」というコンセプトで、既存キャラのサイヤ人によるオリジナルの超サイヤ人化が描かれることがある。そしてそのうちのいくつかは、主に『ドラゴンボールヒーローズ』で実現しているものがある。
創作超サイヤ人も参照。
他の形態になるパターン
「超サイヤ人4」「超サイヤ人ゴッド」「超サイヤ人ブルー」を中心に、超サイヤ人になれるキャラが他の形態になるパターン。近年ではその多くが、「ドラゴンボールヒーローズ」を中心に公式化している。
初めて変身するパターン
作中で超サイヤ人にならなかったキャラが超サイヤ人に変身するパターン。主に、超サイヤ人になれる悟空やベジータの親族に多い。
コメント
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