概要
TVアニメ『ドラゴンボール超』に登場する第6宇宙の女性サイヤ人カリフラとケールが界王神フワのポタラで合体した姿。宇宙サバイバル編の力の大会にて登場。
結った後ろ髪やトップス、両手首のブレスレットはケール、四方に飛び散った前髪や顔つきの大部分はカリフラの要素が強く受け継がれている。ズボンはケールの黒のスパッツとカリフラの紫色のボンタンズボンを合わせた紫色のスパッツを着用し、靴もケールの黄色いブーツとカリフラの黒いシューズが交わったものになっている。
性格面は今までの融合戦士達と同じく高めのテンションで、元のカリフラの性格に近い。
合体の経緯は力の大会内で超サイヤ人ゴッドに変身した悟空相手に追い詰められていた二人が、大会前にシャンパから最後の手段として手渡されていたフワのポタラを使用した事で誕生した。
ちなみに『超』の中では合体ザマス、ベジットブルーに続く三人目のポタラ合体で生まれた戦士であり、また女性キャラ同士がポタラを使用するのは原作やゲームを含めても初のケースである。
戦闘力
老界王神が言っていたポタラの効果通りの非常に高い戦闘力を誇り、ノーマル時で超サイヤ人ゴッドの悟空を圧倒している。その余りにも大きな気は悟空でも上限を読むことが出来ず、ベジータもその戦闘力に大きさに驚いている。本人曰く「体の奥底から無限に力が湧き上がってくる。」
超サイヤ人に変身すると肉体の大きさはそのままで黄緑色の髪と筋肉質な体型へと変化し、カリフラの超サイヤ人とケールの伝説の超サイヤ人が混ざったかの様なこれまでの超サイヤ人にはない特殊な変身となっている。
その戦闘力は通常の超サイヤ人の状態で超サイヤ人ブルーの悟空と互角の肉弾戦やエネルギー弾の撃ち合い展開する程で、超サイヤ人ブルー界王拳の悟空相手には苦戦する場面も見られたが急所である首筋を狙う事でダウンを奪っている。
またサイヤ人の中でも特に成長が早かった2人が融合した事で、より成長性が増し、身勝手の極意”兆”に覚醒した悟空との戦いではお互いに相手の強さに刺激され、超サイヤ人2の状態で「先程までだったら孫を超えているかも知れん」とピッコロに言わしめるレベルにまで力を上げていた。
なお、悟空は体力を消耗しており、シャンパも「ジレンとの戦いから体力が戻ってない」と発言している。さらに超サイヤ人3を継続する気も残っていないことから、あくまで消耗状態のゴッドやブルーより上というだけで、悟空が全開なら悟空が勝利するかもしれない(とは言え、”兆”状態でも一方的にやられる事は無かったので十分神の領域には入っているかもしれない)。
気の色は黄緑色で、エネルギー弾は黄緑色や赤色など2人それぞれの気の色のものを使用する。
必殺技は上記の二色が螺旋状に交わった超高火力のエネルギー波や、水圧カッターの様なエネルギーの斬撃波を数多の高火力エネルギー弾やビームと合わせて全方位へ何本も放射する技がある。
漫画版ではアニメ以上に仕上げたアルティメット悟飯と相打ちになっている。
反面、『ヒーローズ』では異様に扱いが悪く、合体ザマスと闘って渾身の蹴りをかますがザマスはノーガードで無傷。その後まったく手も足も出ないで完敗。
ゲームでの活躍
スーパードラゴンボールヒーローズ
アニメに初登場してから僅か4日で参戦。レアリティは最高のシークレット。
CAAの「合体のカウンターラッシュ」はパーフェクトラッシュ時に攻撃した敵のパワーとガードを3000ダウンさせる。通常アビリティの「第6宇宙の合体戦士」は、ラウンド終了時自分の気力回復時、ヒーローエナジーを1個増やす。ドミグラ魔人形態のアビリティの単独版だが、相手チームに悟空が居れば効果がアップする。
また、同年のVジャンプの付録でケールのCAAが合体になっており、合体するにはカリフラが必要になるので、ロボアプリの召喚アプリでカリフラを使うのがいいだろう。合体時の効果は「攻撃時、敵に与えるダメージ+2000&敵のヒーローエナジー1個破壊」と強力である。
ドラゴンボールZドッカンバトル
ピックアップガシャに『超サイヤ人ケフラ』として登場。
その後は恒常でレアガシャから排出される体属性SSRとして実装。
リーダーとして編成すると発動するリーダースキルは「ポタラカテゴリ(ベジットや界王神、ゴクウブラックなどポタラを身につけているキャラクター)の気力とステータスを超大幅上昇させる」というもの。
3周年記念フェスガシャから排出されるLR超ベジットが出るまでは同カテゴリリーダーは唯一無二だった。
キャラ固有のパッシブスキルは「知気玉を体気玉に変換させ、体気玉1個取得ごとにATKとDEF10%UP。中確率で攻撃を回避、必ず追加攻撃して中確率で必殺技に変化」というもの。
攻撃前に取得する気玉は属性に合ったものを取得すると必殺技を撃つために必要な気力メーターを通常の2倍上昇させるため、自らの体属性用気玉を生成しつつそれを取得することで強化できるスキルと、攻撃を回避し追加攻撃という強力な複合スキル。
性能としてはHPが低めだがATKとDEFは高く、限定ガシャであるフェス限定の戦士で無いながらもそれに準ずる強さを持った強力な戦士。
ドラゴンボールゼノバース2
超サイヤ人の形態がプレイアブルキャラクターとして登場。
ストーリーには登場しないがパラレルクエストにて敵として登場する。
ケフラの「目」
初の女サイヤ人、初の女性同士の合体、悟空(漫画版では悟飯)とタイマンが張れる強さ、と満を持して登場し、スタッフの狙い通り(特に海外のファン達の心を掻っ攫うほどの)人気キャラクターとなったケフラ。もちろんファンアートも大量に描かれることになったが、同時に視聴者が困惑する事態となった。それはケフラの目の形。通常の状態では18号のようなツリ目なのだが、超サイヤ人になるとブルマのようなカマボコ型になるのである。確かにサイヤ人に変身すると顔つきが変わる事はあるのだが、ケフラはそれでは説明できない違和感しか無いのである。故に一体どういう事なのかと頭を抱えるファンが発生してしまったのである。
この違和感を解く鍵は、とよたろう氏の描く漫画版と数少ない鳥山明先生のカリフラの設定イラスト。アニメではキツいツリ目で描かれたカリフラの目。しかし漫画版と設定イラストをよく見ると、実はツリ目ではなくカマボコ型。正確に言えばツリ目とカマボコ型の中間の形なのである。逆にケールの目の形はしっかりツリ目。つまり粗暴で短気で姉御肌のカリフラはツリ目に近い一重のカマボコ型、内気で大人しいケールは伏し目がちな二重のツリ目なのだ。これなら、顔のベースがほぼカリフラなケフラが、超サイヤ人になった際カマボコ型になるのにも納得がいく。と、言うより本来の変身していないケフラの目の形もかなり変わると思われる。
なぜ、ここまでデザインが変わってしまったのか?おそらく2人の性格の差によるイメージ、今までのドラゴンボールの女性キャラの顔パターンの思い込み、過密なスケジュールなどの要素により、アニメスタッフと鳥山先生のデザインの齟齬が出た結果なのだろう。その証拠に漫画6巻のおまけにある鳥山先生による直筆修正のコーナーでは、よく見るとカリフラの目の形が直されている。
もしケフラのイラストを描く時、どうしても違和感が拭えなかった場合、カリフラの目の形の認識を改めた方がいいかもしれない。
関連動画
ドラゴンボール超 第114話予告 「鬼気せまる!新たな超戦士の爆誕!!」(2017年10月28日公開)
※東映アニメーション公式YouTubeチャンネルより転載
「ドラゴンボール ファイターズ」 ケフラ/キャラクター PV(2020年2月25日公開)
※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル『876TV』より転載
【究極の聖戦】vsケフラ 【ドラゴンボール超】(ニコニコ動画より転載)