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CV:野本礼三(Z、GT)/岩永哲哉(Z・青年期)

   田の中勇(ゲーム『ドラゴンボールZ3』~『レイジングブラスト』)

   田中亮一(ゲーム『アルティメットブラスト』、映画『神と神』、改~)


概要編集

現在の界王神から数えて15代前の界王神

区別のため「老界王神様」と呼ばれているが、当初は「大界王神様」「ご先祖様(東の界王神による呼称)」「クソジジイ」など、呼称が一貫されなかった。


非常に痩せ細った体格にチョビヒゲを生やし、かなりの高齢とおもわせる風貌をしている。かつては美青年だったと自称しているが、ある日、魔法使いの老婆(自称プリチーなギャル)がポタラを普通のイヤリングと勘違いして勝手に取り上げ付けたことで合体し、現在の姿になってしまったという。しかし、おかげで老婆の持っていた様々な特殊能力も身に付いたとのこと。なお、この解説は15代前の界王神視点で老婆を非難しているので、人格は彼が主軸になっているようである(キビト界王神も同様に界王神側が主人格になっている)。


その老婆と合体した事で身に付いた特殊能力の中でも「潜在能力を限界以上に引き出す」という常識離れした能力が気に食わないという理由から、約7500万年前に破壊神ビルスによりゼットソードに封印されてしまうが、そのゼットソードを使い修行をしていた悟飯たちのとある勘違いにより奇しくも解放される。


人物編集

外見に違わず、その言動も何処かトボけた印象を受ける老人で、封印されている最中も年齢を重ねていたようで、封印を解かれた時点で残る寿命は1000年程度にまでなってしまったとのこと。解放された直後は、やたらのんびりした口調(例:「あのよ~」)だったが、いつの間にか普通に喋れるようになった。


機嫌を損ねるとへそを曲げてスネるなど大人げないところがある。加えてかなりのスケベでもあり、神眼によって女性の着替えや入浴シーンを覗けると公言している。悟空曰く「亀仙人のじっちゃんと同じタイプ」。


一方で、東の界王神とは違い、長い宇宙の歴史やサイヤ人ドラゴンボールの秘密を知っているなどかなりの知識人でもあり、後年の作品でも解説・司令塔役を務める機会が多い。ドラゴンボールについては「自然の摂理を無視した、いわば反則技みたいなもの。真面目なナメック星人だけに許されたもの」と語っており、頻繁に使用することをあまり好意的に捉えてはいない。

ゴテンクスが精神と時の部屋でブウと戦っている時に、界王神界にいた悟空が、ブウの気が消えた事に疑問を感じていると、老界王神が「時の異次元世界じゃ」と指摘しさらに「ナメック星人がわざわざブウを中に入れたようじゃな」と言っている。それなのに、純粋悪ブウに地球を吹き飛ばされた直後の界王神界での作戦会議中に、地球にドラゴンボールがあった事を知るととても驚いている点が少々チグハグである。ナメック星人がいる事を知っていたならドラゴンボールがある事も容易に想像できるだろうに。仮に想像力が及ばなかったと考えるとしてもピッコロたちの存在を知っていた上であそこまで驚くというのはどうにも説明がつかない。


作中での活躍編集

東の界王神の指示によりゼットソードの素振りで修行を積んでいた悟飯たちは「伝説の剣」の切れ味を試すために、「宇宙一硬い金属」とされるカッチン鋼の塊を使い、さながら野球のバッティングのような構図で試し切りを行うが、硬度に耐えられず逆に折られてしまい、結果的に封印から解放される。


解放されて早々「実力を試そう」とした悟空から不意打ちの気弾をお見舞いされて憤慨するも、悟空から「本物のオッパイや尻触らせてやる」という条件で機嫌を直し、剣を抜いた悟飯に対し「潜在能力解放」の儀式を施す(なお、アニメにおけるこの儀式の際の奇妙な掛け声は担当声優の野本礼三氏がアドリブで演じたもの)。


長時間におよぶ儀式により悟飯は超サイヤ人をも優に上回る戦闘力を引き出し魔人ブウを圧倒する活躍を見せるが、ブウがゴテンクスピッコロを吸収したことにより窮地に立たされる。


吸収により強化されたブウに対抗するためにコチラも合体することを提案し、悟空たちの使うフュージョン以上の強化倍率と永続的な合体が可能となる界王神のイヤリング「ポタラ」を授け、さらに死人であるため下界へ下りられない悟空に自らの命を渡して蘇生させ、そのまま死亡する。その命がけの行為に界王神たちも涙を浮かべたが、元々その場所が生と死が曖昧な界王神界であったため直ぐ様起き上がり「早く行け!」と急かして見せた。以後も頭上に輪が付いた状態で悟空たちの闘いの動向を見守った。


純粋化したブウに対抗するため一策を講じた悟空とベジータが、ナメック星のドラゴンボールを使用しようとすると猛反発するが、地球の神であるデンデの「正しいことに使って何が悪いのですか!!」という言葉を受け入れ使用を承諾。さらにはムーリ長老が来たるべき事態に備えてドラゴンボールを勝手に強化した事にも渋々承諾し、その際、ポルンガへの「魔人ブウの戦いの間に命を落とした人々を生き返らせて欲しい(極悪人を除く)」という願いにより頭上の輪が消え蘇生された。


ブウの一件後も界王神と共に下界を見守っており、『GT』『』などの後年の作品にも度々登場している。


他作品での活躍編集

『GT』では、地球を支配したスーパーベビーに対抗するため、悟空の生えかけの尾っぽを引っ張り出し潜在能力を引き出す方法を考えこれに協力した。


また、ドラゴンボールで願いを叶えるたびに蓄積される「マイナスエネルギー」の存在も知っており、魔人ブウ編でドラゴンボールの使用を躊躇ったのは、マイナスエネルギーが大幅に増加してしまうのを恐れたためとされている。


漫画版『超』においては、ゼットソードを抜いたのがトランクスとなり、試し切りで折られることはなく実戦にて使用される。

ダーブラと交戦中に唾を受けて石化したために砕かれ、その後攻撃の流れ弾が当たってゼットソードは消滅してしまったため、封印から解放されずに死亡してしまった。(アニメ版でも漫画版の設定が遅れて一部反映されている節があるため、この設定がさり気なく反映されていた可能性はあるが、作中では言及がなかったため不明)


ゲーム「真武道会2」では、未来のトランクスの時代のバビディと復活した魔人ブウに対抗すべくZソードの事情を知っていた現代の悟飯が折ることで封印が解けて復活した。

その後、死んでいた未来悟飯を復活させるべく自らの命を託し、潜在能力を解放させ、ポタラを託した。


余談編集

ゼットソードに封印した人物(=ビルス)について、当時の連載ではビルスを含めた破壊神の設定がなかったと思われる為、「やたら強くて悪いヤツがおってよ、いまの魔人ブウほどではないがな」と説明された。(これについては、今の魔人ブウほどではないの部分が悪いヤツにしかかかっていないと考えれば矛盾しないという擁護意見も出ている)


関連タグ編集

ドラゴンボール

界王神 東の界王神 キビト

ゼットソード ポタラ

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