概要
正式タイトルは、『ドラゴンボールZ 神と神(BATTLE OF GODS)』。公開は2013年3月30日。
『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開作第18作(『Z』名義としては第14作)にして、劇場作品としては前作の『最強への道』から実に17年ぶりとなる新作アニメ映画。
キャラクターデザインの仕事以外はほぼ隠居状態だった原作者の漫画家鳥山明が、初めて原作・ストーリー・キャラクターデザインを担当した、劇場版『ドラゴンボール』アニメ作品。鳥山がコミックの原作と違わぬほど書き込んだ台詞入りプロットの中から90%以上のストーリーと台詞を採用されており、次回作『復活のF』では鳥山自身が脚本を手掛ける体制の前段となった。
鳥山曰く2009年公開のハリウッド実写版映画の「すごい」出来に対抗しようと重い腰を上げたらしい(詳しくは『ドラゴンボールエボリューション』の項を参照)。
企画が上がったのは東日本大震災直後。子どもたちに、元気な笑顔を取り戻してほしいという思いから作られた。
その為ドラゴンボールでは珍しく敵・味方サイド共に誰一人死ぬことがないという全体的に爽やかな結末となっている。また市街地での戦闘でも街の破壊描写が皆無になっているのも同じ理由によるもの。
原作517話の魔人ブウ戦終結から、518話につながる空白の10年間に起こったエピソードが描かれる(正確には魔人ブウ編の4年後、第26回天下一武道会が開催された年である)。
これまでの劇場作品とは異なり、鳥山自身が製作に大きく関与している為、パラレルワールドではない純粋に原作とのストーリーのリンクを感じさせる作品になっている。これは鳥山自身、劇場版『Z』やアニオリに関してはほぼ内容を知らず、本作の制作に当たっても自身の原作を読み返しそこから繋げているため。
後述の『ドラゴンボール超』で再構築されたので若干食い違いも出たものの流れ自体は概ね同じとなる。
2014年3月22日にて、劇場版でカットされた20分以上もの未公開シーンを追加した『神と神・特別版』として地上波で放送された。
そして2015年、劇場版のみでは表現しきれなかった前日譚、後日談、同時に起きていた出来事も含めた物語を描いた「ドラゴンボール超」がTV放映された。
ブルマの誕生日パーティが自宅から豪華客船上に変更点されているなどの差異が見られる。
あらすじ
魔人ブウとの戦いから4年後のある日。39年の眠りから目覚めた破壊神ビルスは、付き人であるウイスからフリーザを倒したサイヤ人の生き残りの話を聞き、予知夢で見た超サイヤ人ゴッドを探し、界王星で修行していた孫悟空の元に現れる…。
主な登場人物
関連曲
主題歌、劇中歌共にFLOWが担当する。
主題歌
『CHA-LA HEAD-CHA-LA』
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲・歌 - FLOW
劇中歌
『HERO 〜希望の歌〜』
作詞・歌 - FLOW / 作曲 - 浅川岳史 / 編曲 - FLOW・本間昭光
関連イラスト
関連タグ
ドラゴンボール DRAGONBALL DB ドラゴンボールZ DBZ 劇場版