概要
2015年4月18日全国公開の、『ドラゴンボール』シリーズの劇場版アニメ第19作(『Z』名義としては第15作で、現時点では最後の『Z』劇場版である)。
脚本は原作者の鳥山明が担当する。
前作『神と神』の続編であるため、タイトルに「Z」と銘打たれているものの、原作漫画の後日談であることに留意が必要。
その為、地獄でのフリーザの描写などがTVアニメ版Zとは異なっている。
「F」とは、原作において主人公・孫悟空と激闘を繰り広げた名悪役・フリーザの頭文字から。
また、マキシマムザホルモンがそのフリーザをテーマにして作った楽曲『「F」』を鳥山本人が聴き、その表記がかっこいいと気に入って採用したものである。これに留まらず、『「F」』は劇中の挿入歌にも採用されており、プロモーションやコマーシャルでも使用されている。
TVアニメ版放送開始時からブルマを長年演じてきた鶴ひろみは本作公開から約2年後の2017年11月16日に死去した為、本作が劇場作品に於ける鶴ひろみが最後にブルマを演じた作品となった。
あらすじ
『神と神』での破壊神ビルスとの戦いからしばらく経ったある日、ソルベとタゴマという二人の宇宙人が地球に現れる。彼らは、10年以上前に悟空たちにより壊滅させられたはずのフリーザ軍の生き残りであった。
彼らは地球のドラゴンボールに目をつけ、フリーザの復活を目論む。
都合良く、ちょうどドラゴンボール集めを行っていたピラフ一味から6個のボールを横取りし、残り1つも難なく発見し、見事に7つのボールを集めて神龍を呼び出し、フリーザの復活に成功する。
悟空やベジータ、ピッコロ達は、新フリーザ軍1000人の軍勢との壮絶な戦いに挑む。
しかし、かつて超サイヤ人の前に敗れたはずのフリーザは、最終形態のさらに上の変身を会得し、凄まじい力を身につけていた……。
主な登場人物
- 孫悟空(カカロット) (CV:野沢雅子)
- ベジータ (CV:堀川りょう)
- フリーザ(メカフリーザ)→ゴールデンフリーザ (CV:中尾隆聖)
- 破壊神ビルス (CV:山寺宏一)
- ウイス (CV:森田成一)
- ピッコロ (CV:古川登志夫)
- クリリン (CV:田中真弓)
- 孫悟飯 (CV:野沢雅子)
- 亀仙人 (CV:佐藤正治)
- 天津飯 (CV:緑川光)
- トランクス(CV:草尾毅 回想シーン、TV追加パートのみ)
- ソルベ (CV:斎藤志郎)
- タゴマ (CV:中井和哉)
- シサミ (CV:稲田徹)
- ブルマ (CV:鶴ひろみ) 公開から二年半後に鶴が逝去したため鶴演じるブルマが登場する最後の作品となった。
- ジャコ (CV:花江夏樹)
- 人造人間18号 (CV:伊藤美紀)
- ビーデル (CV:皆口裕子)
- ピラフ一味 (CV:千葉繁(ピラフ)、山田栄子(マイ)、玄田哲章(シュウ))
- 予言魚 (CV:中川翔子)
- 地獄の天使 (CV:ももいろクローバーZ)
- 神龍 (CV:大友龍三郎)
- コルド大王(回想シーンのみ。声無し)
- デンデ(TV追加パートのみ。声無し)
関連曲
主題歌
『『Z』の誓い』
作詞:森雪之丞
作曲:NARASAKI
編曲:NARASAKI・ゆよゆっぺ
バトルソング(挿入歌)
『「F」』
作詞・作曲:マキシマムザ亮君
特別編
TVで最初に放送された時期に丁度『ドラゴンボール超』の“未来”トランクス編が放送されていたので、本編開始前に追加パートとして、フリーザとの戦闘開始からトランクスに倒されるまでトランクスの解説と共にダイジェストとして流された。トランクスが廃墟の中に居たり、外の風景から、時系列は、冒頭でトランクスがタイムマシンの燃料を受け取り過去の世界に行く前だと思われる。
関連タグ
プリキュアオールスターズF:プリキュア映画の特報が出た瞬間に『復活の「F」』がトレンド入りした。それどころか公開と同時期のプリキュアに関連するタグもある。⇒復活のF(フローラ)