プロフィール
概要
声優デビューして翌年の1988年に『鎧伝サムライトルーパー』の真田遼を演じ大ブレイク。本作から派生した声優ユニット「NG5」は大人気を博した。声優業と並行して、個人名義での音楽活動にも力を入れている。男性声優の中でも歌唱力には定評があり、主演作では自ら主題歌を歌うことがある。
男らしく凛々しい独特のヒーローボイスが特徴で、『SLAMDUNK』の桜木花道のような熱血主人公や、『ドラゴンボール』のトランクスといった正統派ヒーローキャラを多数演じている。車田正美作品の常連であり、『聖闘士星矢』シリーズでは狼星座の那智(2代目)の他、後年のシリーズ作品にて戸谷公次より引き継いだ山羊座のシュラなど、複数の役柄を担当。この他にも『リングにかけろ』では香取石松を、『聖闘士星矢Ω』では邪武を演じている。
上述のように、熱血キャラや正義漢の剣士を演じることが多いが、真逆のヘタレキャラや、狂気に満ちたキャラなど様々な役柄を演じている。
またハイトーンの音域での少年チックな演技にも定評があり、上述のトランクス等のように同じキャラの少年時代の声を(別の女性声優に委ねることなく)そのまま兼ねて演じたりすることもしばしばある。また、カブタックでは、スーパーチェンジする際に、ノーマルモードからスーパーモードへ声を瞬時に切り替えるという技量を披露している。
音声入りのコメンタリー等でよく「どうも草尾毅でした」と自己紹介を切り出すのがお決まりのフレーズというかギャグとなっている(共演者から「終わっちゃったよ!!」と突っ込まれることも)。スパロボTでオリジナル男性主人公サイゾウ・トキトウを担当したため生配信番組『生スパロボチャンネル』に出演時にも言っている。ちなみに、この時は女性主人公サギリ・サクライ役の庄司宇芽香まで「でした」と言っている。
前述の通り本業は声優だが、同記事にて記載されている『ビーロボカブタック』の36話における国立準一郎役等、顔出し役者としての仕事もある。
声優デビュー以前には、『紅い眼鏡』にて端役で出演しており、現在も時々役者として顔出ししている。
2015年5月20日に同じ事務所の後輩である斉藤佑圭と入籍、2018年には第一子に恵まれた。
CLUBココ&ナッツでの告白
『CLUBココ&ナッツ』の最終回によると、草尾の父は大変な酒乱で、泥酔しては暴れたり言葉の暴力という形で草尾の幼少期に深い傷を負わせてきたという。こういった経験から人間関係に諦観のようなものがあり、表には出さないものの共演者やファンに対して「どんなに楽しい時間を過ごしてもいずれは離れていく。だから本心を見せるのはやめよう」というスタンスで、他人に対して消極的な対応を続けてきたという。
しかし同番組終了間近に私生活で心境が変わる出来事があり(詳しい理由は不明)、父親に本心をぶつけたことで区切りを付け、心機一転しようとなったとのこと。この赤裸々な暴露を草尾は涙ながらに語っており、隣で聞いていた入野自由も当時は未成年ということもあり、その壮絶な告白に半ば絶句し、ほとんどコメントできなかった。
なお同番組中では(女児向け原作なのに)真剣な人生相談のコーナーがあり、送られてくる悩みに対しいつも真面目に意見を呈しており、言わば本編で草尾が演じたココと同じく「頼りになるお兄さん」という立ち位置であった。そのことから、普段の草尾からは考えられないトーンで語った過去のエピソードは、多くのリスナーの心を強く打った。邪推になるが、草尾がやや晩婚だったのはこういった過去の経験があったからかもしれない。
主な出演作
アニメ
以下、逃走中グレートミッション
※1:OVA版も担当している。
牛若天子@ビックリマン | 天児スサノ@祝(ハピ☆ラキ)ビックリマン | ヤマト王子@祝(ハピ☆ラキ)ビックリマン |
OVA
イラスト未確認
リー・ジェンシン@ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
時計屋の親父@デジモンクロスウォーズシリーズ
※2:ゲーム『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ』でも続投。
前作『イースSEVEN』でも非公開で出演しているという噂があるが、同作のキャストが全て続投している為可能性は高い。
ゲーム
イラスト未確認
※3:SFC以外では伊藤健太郎が担当。
※4:元々は『FF2』のキャラクター。『DFFOO』に参戦時にボイスが付いた。
特撮
カブタック@ビーロボカブタック※5 | 魔法猫スモーキー@魔法戦隊マジレンジャー | ピョン・ピョウ@獣拳戦隊ゲキレンジャー |
ウルトラマンエース@ウルトラマンメビウス ゴーストリバース | ジシャクロイド@特命戦隊ゴーバスターズ | プテラードン/ピーたん@騎士竜戦隊リュウソウジャー |
イラスト未確認
※5:上記の通り国立準一郎役で顔出し出演している他、主題歌や挿入歌のボーカルも担当。
吹き替え
ナポレオン・ダイナマイト@バス男※6(右側) | レオナルド・ディカプリオ@作品全般※7 | チャック・バトウスキー@CHUCK※8 |
※6:『バス男』の邦題でDVD化された後、『ナポレオン・ダイナマイト』と改題された。
※7:彼の担当声優。
※8:演者はザッカリー・リーヴァイ