曖昧さ回避
- 山野 浩一(やまの こういち、1939年11月27日 - 2017年7月20日)は、日本の競馬評論家、小説家、脚本家、漫画原作者、鉄道趣味者。自身が原作を手掛けた『戦え!オスパー』や、『鉄腕アトム』、『ビッグX』、『快獣ブースカ』といったテレビアニメ、特撮の脚本家としても活動した。
- 『バビル2世』の主人公、バビル2世の本名。本記事で解説。
概要
この名前は原作漫画における名前であり、アニメでは昭和版において「古見浩一」、平成版では「神谷浩一」(恐らく古見浩一を演じた声優・神谷明へのリスペクト)に変更されている。
5000年前に地球に漂着した宇宙人「バビル1世」の末裔であり、宿敵ヨミと同じく「もっともその血を深く継ぐ者」である。
勿論、生まれた時は普通の子供として育っていたのだが、中学時代に自分のルーツを知り、3つのしもべの1体ロプロスによって砂の嵐に隠されたバビルの塔へと連れて来られる。そして、バビル1世の遺産と名を継ぎバビル2世となった。
以降は人が変わったかの如く冷静沈着かつ正義感溢れる性格へと変貌を遂げ、世界征服を企むヨミとの戦いに生涯を費やす。
しかし、第1部中盤から3つのしもべがヨミの命令にも従うことが判明したために、いざという時にしもべに頼ることがほぼ不可能となった。また、超能力を連続して使用した場合に極度の疲労に陥るという弱点を突かれ追い詰められることも増えた。
このように、いくらバビル2世が最強の超能力者といえどもヨミの策略や組織力の前では無敵とは言えず、それ故に彼も全知全能をかけてヨミに立ち向かっていくことになるのである。
ヨミの手下であれば割と平気で殺害するために一見すると冷徹な印象が拭えないが、ヨミとバビル2世は生きるか死ぬかのギリギリの戦いを繰り広げているのでこうもなろう。
彼の目的は弱き者や未来ある者を守ることにあり、人々を蹂躙する悪人には断固として立ち向かう正義の人である。覚醒前は普通に感情豊かな少年だったのだが、覚醒後は己が人にあらざる者であることを自覚したためか、だんだん表情が乏しくなり、敵を倒した時くらいにしか笑わなくなっていった。
3つのしもべのことも大事にしており、ロプロスが核爆発から身を挺して自分を護った時には深く嘆き悲しんでいた。
最終学歴は中学校中退だが、いつも学ランを着用している。
なお、「山野」という苗字は続編の『その名は101』で明らかになったものだが、『101』の設定は本編と異なる部分が多く、ある種のパラレルワールド展開と言えるものになっている。
能力
バビル2世は超能力のデパートと言えるほど多彩な能力を使いこなす劇中最強の超能力者である。
箇条書きにすると
- 相手の思考を読み取るテレパシー
- 念力で物体を動かすテレキネシス
- 体から高熱の炎を発するパイロキネシス
- 事前に危険を察知する第六感
- 顔面の筋肉を自在に動かして人相を真似る変装能力
- ビルを飛び越え、鎖を握り潰し、コンクリートの壁をぶち破るほどの怪力
- 目を合わせた相手を操る催眠術
- 超高速の物体を見据えられる超動体視力
- あらゆる物体を見透かせる透視能力
- 瀕死の重傷を負っても一晩休めば回復してしまうほどの再生能力
- 自分のエネルギーを相手に直接叩き付けるエネルギー衝撃波
- 敵のエネルギー衝撃波を自分のエネルギーにしてしまうエネルギー吸収能力
たった1人でこれだけの能力が使えるのである。これに彼自身の優れた戦術立案力や冷静沈着な判断力、図太い神経と凄まじい闘志が合わさった結果、宿敵ヨミから「怪物」と恐れられる存在となったのであった。
ただし、この超能力にも弱点がある。それは使えば使うほど生命力を急激に消費してしまうため、限界を超えると極度の疲労で卒倒してしまうことである。ヨミ曰く「超能力とは普通の人間が何十年もかけて出せるか出せないかという代物であり、自分やバビル2世はそれを一瞬で使っているだけのこと。」とのことで、あまり過度に使用すれば弊害は疲労だけにとどまらず、最終的に肉体を老化させてしまうことになる諸刃の剣なのだ。劇中でもバビル2世を治療した医師が彼の身体データを見て驚愕する場面があったことから、バビル2世にもその予兆が見られたということになる。
どうしてこうなった
善良な心を持った浩一が人々を守る為に文字通り命懸けで戦うバビル2世の物語は、「平凡な少年が特異な力を有してしまい、迷いながらも戦い成長していく話」であるのは確かである。
が、覚醒後のバビル2世はありえないほど強い超能力者であり、莫大な軍事力と人員を有するヨミとも終始互角どころかヨミの方がだいたい劣勢というチート野郎になっており、それに加えてバビルの塔のコンピューターと3つのしもべが常に守ってくれる展開から、読者の多くが浩一よりも悪の秘密結社のボスであるヨミの方に判官贔屓してしまうことだろう。
その影響なのか、後のロボット作品「ジャイアントロボ 地球が静止する日」では、ヨミがモデルとなったキャラクターであるライセが国際警察機構という正義の組織の一員となり、浩一がモデルとなったキャラクターであるビッグファイアはBF団という悪の組織の首魁になるという善悪が真逆となった展開になっている。
ザ・リターナーでは事もあろうにアメリカに宣戦布告し、世界を相手に戦う事となるが、そのアメリカと101部隊やアメリカと結託した異星人に苦戦する羽目になる。そして、40年以上前と変わらぬ容姿で老けもしなかった。