概要
山野浩一(バビル2世)に従う「三つのしもべ」の1体である巨大な怪鳥。しかし生物ではなくロボットである。
主に移動手段として用いられ、バビル2世はその首に跨り、あるいは口の中に入る事で移動していた(一般人をバベルの塔に連れて行く時などは、その口の中に入れている)。
戦闘能力も充実しており、超音速で空を飛び、口から放つ破壊音波とロケット弾、足の鉤爪といった攻撃手段も有している。その翼の羽ばたきによる強風も強力。
情報収集能力を有し、周囲の映像を「記憶」する事で、バベルの塔に持ち帰る事が可能。劇中ではこの能力を用い情報を収集、バベルの塔のコンピューターがその映像を分析する事で、データ収集と作戦立案などを行っていた。
また、映像記憶は超能力による幻影の影響を受け付けない。このため、基地を破壊したと思い込んでいたバビル2世も、後になってロプロスの映像を見て、自分が幻影により騙された事を知った。
全身は極めて頑健で、高射砲やミサイルを山ほど喰らってもダメージを全く負わなかった。
当初登場した時には、メイン画像の様な、生物的な表皮を有していた。
しかしヨミの組織が開発した爆撃機「V号」の超高熱線を受け、その表皮を焼失。ロボット然としたその姿を露わにする。
常に浩一の命令に従うが、ヨミに操られたことも何度かある。
また、「V号」を用いた「ロプロス計画」により、バラビア共和国およびサルダン国といった、バベルの塔の周辺国家の首都を襲撃したものと思われ、一時期攻撃対象にされていた。
終盤にてヨミ一味の発射した水爆ミサイルから浩一を護るため、自ら犠牲になり核爆発の中に散っていった。
アニメでは最終回まで生き残っている。
また、「その名は101」の終盤に登場した際には、表皮が再生した状態で再登場した。
ロプロスがどのように命名されたは不明だが、ファンの間ではマックス・エルンストのコラージュ絵物語「百頭女」に登場する「鳥の王ロプロプ」が元ではないかと予想されている。