概要
日本語版CV:山口立花子
ホラーゲーム『POPPY_PLAYTIME』に登場するキャラクター。
playtime社のおもちゃ工場内部にある「playcare(プレイケア)」の学校に務める教師。担当は解剖学。
「chapter3」中盤に登場。プレイケアの学校を訪れた主人公にアナウンスを通じて優しく語りかけ、此処は危険だから早く離れるようにと警告してくれるが……。
敵として
※以下、chapter3「Deep Sleep/深い眠り」中盤のネタバレを含みます!
最初は校内を探索中にアナウンスで友好的に話しかけてくるがプレイヤーもとい主人公のことを知っているようであり、退去するよう忠告するがそれに従わないと知ると急に情緒不安定な口調に変わる。どうやらMommyLongLegsのように主人公のことを恨んでいるようだが、加えて自分の言う事を聞かない事に反発しているようで……。
プレイヤーがとある機械を起動した際、ドアを開けてやってくると、機械を破壊。そのままプレイヤーとの戦闘に突入する。プレイヤーの視界に入っている間は動かないが、視界から外れるとかなりの速度で追いかけてくる。必然的にほとんど後ろ歩きのまま各種ギミックを攻略する必要があり、難易度が高い。容姿に関しては道中で見つけられるパネルの頃とは似ても似つかない程に変わり果てており、服はボロボロになり顔面から口に掛けて裂けておりそこから顔の筋肉繊維と歯茎が剥き出しになっているというおぞましい外見に成り果てている。
ただしパネルで確認できる元々の彼女の表情も笑顔ではあるが友好的な笑顔とは程遠くまるで嘲笑っているかのような不快な表情であり、御世辞にも美人とは言い難い。
逃げる際に、シャッターを下ろすとシャッターに押し潰されて絶命する。(顔が完全に潰れていないので曖昧だが)
余談
かなりアレな容姿に反して3/1~3/17に東京ソラマチで行われたポップアップショップのキャラ投票において30キャラ中10位となっている。(過去バージョンではチートを使用して屋根裏に行くと口が裂けていない先生を拝めるのだが、それを見た上で口が裂けている方が可愛いというプレイヤー(あるいは視聴者)も存在する。)
関連タグ
PJPug-A-Pillar:戦闘シーンにてだるまさんが転んだが関連するキャラクター繋がり。
実は彼女はワンオフではなく量産型である事が後で判明(教室にあるミス・ディライトの音声付き看板では「姉妹」の存在を仄めかす発言がある)。また、元々の彼女は心優しく穏やか、子供たちを導くために努力と献身をおさま内、素敵な女性教師だったらい。
現在のような不安定な状態になったのはCatNapにより長期間PlayCareに閉じ込められたのと空腹で次第に狂ってしまった結果であるとのこと。なぜCatNapがディライト達を閉じ込めたのかは理由は不明だが各所で見られる彼女のメモによるとかつては子供達との時間を『楽しい時間』と感じていたらしく他の姉妹達と誰もいなくなった学校で耐え忍ぶように過ごしていた所を突然CatNapに学校の玄関をロックされ監禁されてしまったらしい。この事から、もしかしたら彼女達もポピーやドッグデイ等と同じようにプロトタイプに反感を持っていたのかもしれない。
また、ディライト本人はCatNapに表面上は協力していたが内心では長期間自分を閉じ込めていた彼に憎しみと殺意を抱いていたらしい。
彼女が持つ、大量の色鉛筆を糸玉で折れた定規に括り付けた、モーニングスターのような武器は『Barb(バーブ)』と言い、閉じ込められたばかりでまだ正気だった頃のミス・ディライトが自身を守るために文房具で作ったもの。ちなみBarbは「棘」の意味を持つ。
学校で見つかる手記によると、他の姉妹が校内にあった食料を独占するようになってからは空腹に苦しむ日々を送り、極限状態にまで追い詰められた頃にBarbから声が聞こえるようになり、Barbが動かないでいれば死んだと思い込ませることができるという提案を出し、それを利用して学校にいた者達を捕食したらしい(主人公が見ている間は動かないのはそのため)。それ以来彼女は校内を彷徨いながら空腹を満たすための食料を探し続けることになった。
しかしそれでも正気を保っている部分もあるらしく、ふとした瞬間に元の穏やかで優しい女性教師としての人格を取り戻す事がある。当初、主人公に対して警告し、早く学校を離れるよう促しているのは彼女の正気の部分である。
今となってはもはや救うことのできない恐るべき殺人人形だが、本来の彼女はそんな怪物ではなく、プレイタイム社とプロトタイプの被害者である。
極限状態に追い込まれる中、生き延びるために狂気へ縋るしかなかった彼女を責める事が誰にできるだろう?
怪物となった彼女と相対した主人公、プレイヤーがしてあげられる事は、此処で彼女を止める事くらいしか無いのだ。